ベトナム株を買う理由!ベトナムは高度経済成長時の日本に似ている

中野貴利人
監修中野貴利人
株式会社ネットピコ 代表取締役

ベトナム株を買う理由!ベトナムは高度経済成長時の日本に似ている

  1. 成長する新興国の経済に投資する
  2. ベトナム経済が好調な5つの理由
  3. 1970年代の日本と同じ状態である
  4. ベトナムに進出した日本企業に投資
  5. 日本人でも購入できるベトナム株

成長する新興国の経済に投資する

ブラジルやロシアなどの新興5カ国の総称である「BRICs」への投資が2004~2008年にブームとなりました。いずれも国土が大きく、資源が豊富にあり、人口は5カ国合計で世界の40%以上に達しています。

しかし、ブラジルは財政赤字が解消できず、2011~2018年のGDP成長率も3%以下が続いており、景気はよくありません。ロシアはエネルギー依存が高く、原油価格の値下がりが直撃、さらに欧米による経済制裁が響きます。

インドは国民の50%以上は貧困層であり、経済大国になるのは2030年以降と時間がかかりそうです。中国は株価や不動産価格のバブルが収束して、国民所得や人件費も増加、今後はソフトランディングで経済が落ち着きます。

南アフリカは政治と経済の混乱が続き、難民も流入していて治安が悪化しているなど課題が多い国です。その結果、個人がこれからBRICsに投資をしても、かつてのように5~10倍にもなる収益を確保することは難しいです。

そこでBRICsの次に注目される国が、ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチンによる「VISTA」です。2006年に提唱された造語ですが、現在も株は割安を維持していて、大きな利幅に期待できます。

ただし、南アフリカはBRICsに含まれている通り、経済成長率も3%未満が10年続いています。アルゼンチンも2012年から景気が急速に悪化しており、過去に何度もデフォルトしていることから、信用力がありません。

インドネシアとトルコは若い人口も増え続けており、将来も有望です。ただ、それよりも注目したい国こそがベトナムです。ベトナムは30歳未満の人口が50%を超えており、勤勉な国民性で労働力や生産性が高いです。

主人公
主人公
経済が伸びる国の特徴は何だろ?
貧乏神
貧乏神
1番は人口増加率だぬ。そういう意味では日本は厳しいだぬ。

ベトナム経済が好調な5つの理由

新興国が高成長を実現するためにはいくつかの条件がありますが、ベトナム株は若い人口の増加、エネルギー資源の確保、政治への高い信頼感」などの条件をクリアしている狙い目の市場です。

  1. 若い人口が増加することが経済成長の鍵です。2015年時点のベトナムの平均年齢は31歳であり、日本の47歳とは労働力の質が違います。
  2. ベトナムは農林水産業と鉱業が豊かな国です。経済成長に必要なエネルギー資源を自国で供給できて、開発に支障をきたすことがありません。
  3. 経済の発展には政情の安定は不可欠です。ベトナムは社会主義国でありながら市場原理の導入には積極的であり、政治への信頼感も高いです。
  4. 高水準で成長を持続させるためには、海外からの直接投資が不可欠ですが、ベトナムは外資を積極的に導入しています。
  5. 中国のように高成長の恩恵を受けて、庶民の暮らしが豊かになると予測されます。購買力のある中産階級が台頭して、内需が拡大しています。

1970年代の日本と同じ状態である

ベトナムへの投資を目的として、日本国内の旅行代理店は「ベトナムビジネスセミナー、ベトナム視察ツアー、ベトナム口座開設ツアー」を開催しており、他の新興国に劣らない人気を博しています。

仮に1970年代の日本に投資できるなら、間違いなく日本企業の株を買いあさります。株式は企業が資金を集める目的で存在しており、その資金で需要がある商品を開発し続けて、日本経済は高度経済成長となりました。

しかし、現在の日本経済は充分に熟しています。成熟は安定でありながら、急成長は見込めません。今後は長期的な視点で優良株に持ち続ける、もしくは環境などの新しい技術に期待することです。

ただ、未確定な分野よりも1970年代の日本と同じ状態の国に投資するほうが稼げる可能性は高くなります。つまり、これから経済が伸びるであろうベトナムなどの新興国への投資が効率的です。

ベトナムに進出した日本企業に投資

以下は海外進出、主にベトナムで成功を収めている企業で、すべて東証1部に上場しています。私たちはベトナム株を直接買わなくても、ベトナム関連銘柄に投資することで利益を得ることもできます。

銘柄コード説明
ヤクルト本社
2267
2007年9月にいち早くベトナムに参入しました。5本パック103円で売られているヤクルトは、認知度が急上昇している商品です。
クボタ
6326
人口が増え続ける国では農業も発展していきます。クボタは農業機械工場を2009年からベトナムで操業しており、ベトナムの農業発展に寄与しています。
ハウス食品グループ本社
2810
アジアに日本食文化を普及するために、拠点の拡大をしています。ベトナムには2012年に現地法人を設立しました。特に日本式のカレーなどが人気です。
サッポロHD
2501
初めてベトナムにビール工場を建設したビールメーカーです。ベトナムを製造拠点にして、アジアに日本のビールを届けます。
資生堂
4911
中国進出に成功した資生堂ですが、実はベトナムでは1997年より販売を開始しています。若い女性が多く、ベトナムでは高品質なイメージを確立しています。

情報取得日 2018年3月時点

日本人でも購入できるベトナム株

ベトナム株は2008年時点で上場数が約200社と小さかったのですが、2014年には300社以上に増え、2018年3月時点では354社になりました。成長の伸びしろが大きい分、今後も新規上場が控えています。

現在は株式投資をするベトナム人が少なく、株式市場における外国人投資家の割合は50%と大きいです。今後は裕福になったベトナム市民が株式市場に参入することで、売買の活発化から値上がりが期待できます。

ベトナム政府は国営企業を順に民営化し、株式を公開しています。日本であれば、NTT、JR、日本郵便のような優良株です。国のインフラを支える企業はリスクが少なく、安定的なリターンを望めるでしょう。

例えば「2年前にベトナム株に1,000万円投資したら、5,000万円になって戻ってきた」人もいます。副業で国内株を短期売買する人が多いですが、分散投資としてベトナム株に数年預けておくこともありです。

2007年にWTOに正式加盟したベトナムは豊富な天然資源と人材資源に恵まれていて、中国のような経済発展が予測されています。知的財産においても、成人識字率94%という発展途上国でも1歩抜き出た高水準国です。

ベトナム株が購入できる証券会社は、以前は一部の証券会社のみでしたが、現在はSBI証券などのネット証券でも気軽に買えるようになりました。

SBI証券

また、手数料が割安な現地の証券会社に口座を開設したい場合も、ベトナムに行かなくて大丈夫です。一部の投資会社はベトナムのタンベト証券、ホーチミン市証券、サコムバンク証券などの口座開設をサポートしてくれます。

もしくは直接、ベトナム株に投資するのではなく、ベトナム株を組み入れた投資信託も手数料が安くておすすめです。ベトナム関連の投資信託であれば、楽天証券マネックス証券などの人気の証券会社ですぐに買えます。

楽天証券

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公開日公開日 2014.09.10
更新日更新日 2018.11.10

著作・制作など

中野貴利人
監修・執筆・編集
株式会社ネットピコ代表/フクポン編集長/副業プランナー。新卒で副業開始、26歳で法人化、11期目。副業関連の著書4冊。2児の父。過去の取材や講演はメディア掲載履歴で紹介。