FX会社の公式サイトや契約書にある6つの注意事項を解説

中野貴利人
監修中野貴利人
株式会社ネットピコ 代表取締役

FX会社の公式サイトや契約書にある6つの注意事項を解説

  1. ①投資元本が保証されない
  2. ②元本以上に損する可能性がある
  3. ③取引額の4%の資金が必要である
  4. ④資金が不足すると強制決済となる
  5. ⑤スプレッドで手数料を支払う
  6. ⑥価格差や価格のズレが起きる

①投資元本が保証されない

当社の外国為替証拠金取引(FX)では、取引対象である通貨の価格変動や金利変動で、お客様が損失を被るリスクがあり、投資元本が保証されるものではありません。

価格変動とは米ドルやユーロといった為替レートが変わること、金利変動とは1~2カ月間隔で各国の政策金利が変わり、得られる金利が増減することを意味します。これにより私たちの資金が減少することがあります。

ただし、FXの元本割れは一般的なリスクの1つであり、公式サイトや契約書、新聞広告にも形式的に「投資元本が保証されない」ことが明記されているだけです。定期預金以外でリスクがない金融商品はありません。

FX特有の現象としては、低金利の国の通貨で高金利の国の通貨を買うと毎日スワップポイントが貰え、逆に高金利の国の通貨で低金利の国の通貨を買うと毎日スワップポイントを支払うことに注意です。

兄
日本円でユーロを買ったらどうなる?
弟
2018年10月時点では1日10~50円を支払い続けることになる。

②元本以上に損する可能性がある

②元本以上に損する可能性がある

取引金額が預託する証拠金額に比べて大きいときは、マーケットの変動率より投資元本の損益変動率が大きくなり、状況によっては損失が預託した証拠金額を上回ることがあります。

元手よりも多くの金額を取引できるレバレッジの説明です。レバレッジが高いほどハイリスク・ハイリターンになり、レバレッジを使わないほどローリスク・ローリターンであることを意味しています。

預託する証拠金額とはFX会社の口座に預けた自己資金、マーケットの変動率とは為替レートが動くこと、投資元本の損益変動率とは自己資金の利益と損失のことです。

為替レートが1%変動したとき、レバレッジが5倍なら自己資金は「1%×5倍=5%」変動することを注意しており、自己資金以上に売買したときには元本以上に損する可能性を指摘しています。

兄
レバレッジはリスク大だね。
弟
初心者は1~3倍、もしくは一切使わなくていい。

③取引額の4%の資金が必要である

当社では取引通貨の為替レートに応じた取引額に対して、4%以上(ZAR/JPYとHKD/JPYでは8%)の証拠金率で当社が定める金額の証拠金が必要となります。ただし、相場の急激な変動などの事由が発生した場合には当社の判断により変更することがあります。

ZAR/JPYは南アフリカランド/円、HKD/JPYは香港ドル/円のことであり、通貨ペアによって必要な自己資金の割合が異なるという意味です。

ただし、4%や8%は原則であり、相場の急変で為替レートが大きく動いたときは、必要な証拠金が突発的に増えて、証拠金が足りないときはロスカットされることがあります。

④資金が不足すると強制決済となる

資金不足で決済される

当社では損失が一定比率以上になった場合に自動的に反対売買により、決済されるロスカットルールが設けられています。ロスカット時には手数料が1万通貨あたり500円(税込)が発生します。ロスカット時には元本を超える損失が発生する場合がございます。

反対売買とは私たちが買いから入ったときは売り戻され、売りから入ったときは買い戻されることです。FX会社がその資金を回収するわけではなく、保持している外貨を市場で売買することを指しています。

ロスカットルールは「損切りする+ルール」のことです。一般的に「自己資金÷必要な証拠金」で計算されて、自己資金が50%や100%など一定水準を切ったときに強制的に決済される仕組みです。

⑤スプレッドで手数料を支払う

当社では取引手数料はかかりません。通貨ペアごとのオファー(ASK)価格とビッド(BID)価格を同時に提示します。これらにはスプレッドがあり、オファー価格はビッド価格よりも高くなっています。

オファー価格とは私たちが通貨を買うときに提示された買値、ビッド価格とは私たちが通貨を売るときに提示された売値です。スプレッドは売値と買値の価格差を意味します。

スプレッドはFX会社に私たちが負担する実質的な手数料ですが、ほとんどのFX会社でそのことに言及せず、むしろ取引手数料の0円アピールとスプレッドの存在を説明するに留まっています。

⑥価格差や価格のズレが起きる

相場急変時や指標発表時にはスプレッドが拡大する場合がございます。スリッページが発生することにより、発注時点に比べて不利な価格で約定する場合がございます。また、市場の流動性が低下したことで注文がリジェクトされる場合がございます。

失業率や貿易収支など経済に影響する数値が発表されたとき、為替レートが急変動することがあります。その際は売り手が大多数を占めるなど、売り手と買い手のバランスが崩れて、売値と買値の価格差であるスプレッドが開きます。

例えば、通常は「売値=100.000円、買値=100.003円」でも100.000円の売値で買いたい人がほとんどいないため、売値のみが99円や98円に下がってしまうイメージです。

また、スリッページとは価格がすべり、注文時の価格よりも若干高く買わされたり、安く売らされることです。リジェクトとは注文が拒否されることです。

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公開日公開日 2010.03.11
更新日更新日 2018.10.15

著作・制作など

中野貴利人
監修・執筆・編集
株式会社ネットピコ代表取締役。著書にど素人でも稼げるネット副業の本など。過去の取材はメディア掲載履歴で紹介。