FX会社の評価方法 - 統計調査やアンケートを元に5段階で算出

総合評価は8項目の平均値で計算
フクポンに掲載中のFX会社は「①手数料、②スワップ、③ツール、④学習環境、⑤口座数、⑥預り金、⑦取引高、⑧信頼性」にそれぞれ1~5点で点数を付けています。総合評価はその8項目の平均値です。
また、FX会社に対する総合評価の分布は以下のとおりです。
ただし、ユーザーによって求めるスペックや水準が異なりますし、アプリやツールの好みも分かれるため、絶対的な優劣を表しているわけではありません。
8項目の点数の付け方

手数料
手数料はスプレッドの合計値です。ほとんどのFX会社で売買手数料が0円のため、現在はスプレッドが実質的な手数料となりました。
米ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円のスプレッドを合算した値を「1.5銭以下、1.6~2銭、2.1~6銭、6.1~9.9銭、10銭以上」の5段階で評価しており、金額が低いほどお得です。情報を開示していないFX会社は、一律で下から2番目の評価にしています。
加えて「スプレッド以外に売買手数料が存在する、スプレッドの提供時間が限定されている、スプレッドが取引量で変化する」など、手数料に不利な条件が設定されている場合は評価が、1~2段階下がります。
A | B | C | D | E |
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1.5銭以下 | 1.6~2銭 | 2.1~6銭 | 6.1~9.9銭 | 10銭以上 |

スワップ(スワップ金利)
スワップは「豪ドル/円、ニュージーランド/円、南アフリカランド/円」のスワップポイントを合算した値を「45円以上、44~35円、34~25円、24~10円、9円以下」の5段階で評価しています。
情報取得日は2020年1月時点です。また、情報を開示していないFX会社は、一律で下から2番目の評価にしています。
A | B | C | D | E |
---|---|---|---|---|
45円以上 | 44~35円 | 34~25円 | 24~10円 | 9円以下 |

ツール(アプリ)
ツールは「スマホアプリの提供、デスクトップ版の提供、ブラウザ版の提供、自動売買ツールの提供、特殊ツールの提供、総合的なツールの使いやすさ」の6部門に分けられます。
その結果「5部門以上、4部門、3部門、2部門、1部門以下」の5段階で評価しています。ただし、システムが不安定であったり、著しくツールやアプリの操作性が悪い場合は、評価が1~2段階下がります。
A | B | C | D | E |
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5部門 | 4部門 | 3部門 | 2部門 | 1部門以下 |

学習環境
学習環境は「初心者向けの基礎コンテンツ、金融アナリストや経済評論家が執筆するレポート、FXトレーダーなどによるブログやコラム、金融のプロによる動画配信、無料セミナー、投資スクール、速報レビューやtwitterによる情報発信」の7部門に分けられます。
その結果「6部門以上、5部門、4~3部門、2~1部門、なし」の5段階で評価しています。ただし、更新頻度や情報量が少なく、ユーザーが不利益を被る場合は、評価が1~2段階下がります。
A | B | C | D | E |
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7~6部門 | 5部門 | 4~3部門 | 2~1部門 | なし |
セミナーは「オンラインセミナー、会場セミナー、初級者向け、中上級者向け、著名人による特別講義、投資スクール」の6種類に分けられます。
その結果「5種類以上、4種類、3種類、2~1種類、なし」の5段階で評価しています。ただし、不定期開催や月1回以下の開催の場合は、評価が1~2段階下がります。
A | B | C | D | E |
---|---|---|---|---|
6~5種類 | 4種類 | 3種類 | 2~1種類 | なし |
ニュースは「FXi24などの為替ニュース、フィスコなどの投資ニュース、ロイターやダウ・ジョーズなどの経済ニュース、FX会社が配信している独自ニュース」の4種類に分けられます。
その結果「4種類、3種類、2種類、1種類、なし」の5段階で評価しています。ただし、取得したニュースの内容がチープであったり、情報取得が遅延する場合は、評価が1~2段階下がります。
A | B | C | D | E |
---|---|---|---|---|
4種類 | 3種類 | 2種類 | 1種類 | なし |

口座数
口座数は「45万以上、44.9万~20万、19.9万~5万、4.9万~1万、0.9万以下」の5段階で評価しています。
桁数は0.1万未満で切り捨てています。また、情報を開示していないFX会社は、一律で下から2番目の評価にしています。
A | B | C | D | E |
---|---|---|---|---|
45.0万以上 | 44.9万~20万 | 19.9万~5万 | 4.9万~1万 | 0.9万以下 |
データは矢野経済研究所の2019年11月の「有力FX企業16社の月間データランキング」などを参照しています。
- DMM FXと外為ジャパンは同じ会社のため、合算しています。
- 外為オンラインは公式サイトにある2017年度の口座数です。

預かり金(預かり残高)
預かり金は「10万以上、9.9万~5万、4.9万~1万、0.9万~0.5万、0.4万以下」の5段階で評価しています。単位は100万円です。
桁数は0.1万未満で切り捨てています。また、情報を開示していないFX会社は、一律で下から2番目の評価にしています。
A | B | C | D | E |
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10万以上 | 9.9万~5万 | 4.9万~1万 | 0.9万~0.5万 | 0.4万以下 |
データは矢野経済研究所の2019年11月の「有力FX企業16社の月間データランキング」などを参照しています。
- DMM FXと外為ジャパンは同じ会社のため、合算しています。
- 外為オンラインは公式サイトにある2017年度の預かり証拠金残高です。

取引高
取引高は「40兆以上、39.9兆~10兆、9.9兆~2兆、1.9兆~1兆、0.9兆以下」の5段階で評価しています。単位は日本円、対象期間は1カ月です。
桁数は0.1兆未満で切り捨てています。また、情報を開示していないFX会社は、一律で下から2番目の評価にしています。
A | B | C | D | E |
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40兆以上 | 39.9兆~10兆 | 9.9兆~2兆 | 1.9兆~1兆 | 0.9兆以下 |
データは矢野経済研究所の2019年8月の「有力FX企業16社の月間データランキング」などを参照しています。
- DMM FXと外為ジャパンは同じ会社のため、合算しています。
- 外為オンラインは公式サイトにある2017年度の年間取引高を12カ月で割っています。

信頼性
信頼性は「証拠金残高100億円以上、資本金3億円以上、自己資本規制率200%以上、信託銀行、上場企業、もしくは上場企業に準ずる実績」の5部門に分けられます。
その結果「5部門以上、4部門、3部門、2部門、1部門以下」の5段階で評価しています。ただし、過去数年間に行政処分、システムトラブル、個人情報流出などを起こした場合は、評価が1~2段階下がります。
A | B | C | D | E |
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5部門 | 4部門 | 3部門 | 2部門 | 1部門以下 |