【漫画】第47話「暗号資産FXとは?知識ゼロから始める手順」

中野貴利人
監修中野貴利人 ネットピコ代表
2019/05/31 更新

「暗号資産は電子マネー?」

ん? ‥‥ 暗号資産FXで2,000万円を稼ぎました 暗号資産FXって知ってる!? 暗号資産をスマホで売買するんだよね ‥‥ 暗号資産って電子マネー? えっ!? 全然違う!! 電子マネーは1,000円を入金したら1,000円分使えるが 暗号資産は1,000円分購入してもそのときで価値が変わる 暗号資産は通貨そのものだ だから特徴や利用法も米ドルなどの外貨に似ている

「暗号資産を買う手順」

暗号資産を手に入れるにはどうしたらいいんだ? スマホで簡単にできる 手順①アカウント作成 暗号資産の取引所でアカウントを作成して本人確認を済ます 取引所は数十社あるが 金融庁に登録済みの業者は16社のみだ 手順②暗号資産を買う 日本円を入金すると暗号資産が買えるようになる 買った暗号資産はウォレットに保管される ウォレットとは電子財布だ ウォレットアプリをスマホにインストールすれば 暗号資産を持ち運びできる ウォレット内の暗号資産はいろいろな店舗で使えるし 値上がるまで保持してもいい 店舗で使うときはスマホをかざせばOK

「暗号資産FXの3大特徴」

暗号資産の価格は波のように上下に動いていて投資するチャンスがある そこで外貨を売買するFXを模して 暗号資産FXが作られた 特徴①通貨に種類がある 暗号資産は外貨と同じく100種類以上ある 1番有名な暗号資産がビットコインだ 特徴②売りから入れる FXだから売りから入って買い戻す取引もできる 下落トレンドや暴落時にも稼ぐチャンスがある 100円で売る 110円で買い戻すと 10円の損失 90円で買い戻すと10円の利益 特徴③レバレッジが使える 資金不足でも元手の25倍まで取引可能なレバレッジが使える レバレッジを大きくするほどハイリスク ・ ハイリターンの投資ができる

「1日で17万円に!?」

ビットコインを10万円分買ってみたら‥‥ たった1日で17万円になっちゃった 買い物に行ってこよ~!! そんなことあるの? 偶発的に急騰しただけだ ゲーム 腕時計 ワイン いろいろ買っちゃった お客様‥‥ ビットコインの残高が足りないようです もう急落したのかよ!! 暗号資産は激しい値動きに注意だ
  1. 暗号資産FXの7つのメリット
  2. 7つのリスクに対策する
  3. 暗号資産7種を比較
  4. 大手9社の信用力や手数料を比較

暗号資産FXの7つのメリット

暗号資産の時価総額は2017年1月時点に2兆円でしたが、2018年1月時点に60兆円になりました。わずか1年間で市場は30倍に急拡大し、価格もビットコインは14倍、イーサリアムは86倍、リップルは273倍に達しています。

暗号資産の価格は単に上昇するだけではなく、何度も波のように上下に動くため、投資するチャンスが幾度もあります。そこで取引所で外貨を売買するFXを模して、取引所で暗号資産を売買する暗号資産FXができました。

今までは販売所や交換所で暗号資産を両替するだけでしたが、取引所を介すことで、暗号資産を買いたい人と売りたい人をマッチングができて、取引が格段に活発になりました。それ以外にも以下のメリットがあります。

  1. ビットコイン以外の暗号資産を気軽に選べる。
  2. 新規注文を売りから入り、下落時もチャンスがある。
  3. レバレッジでハイリスク・ハイリターンな投資ができる。
  4. 取引所の中で取引が完結するため、売買手数料が無料になる。
  5. 販売所よりも取引所のほうが、スプレッドも1/10以下になる。
  6. 高機能アプリやツールで取引できる。
  7. マージンコールやロスカットが利用できる。

DeNAトラベルによると、暗号資産を持っている人の割合は2017年6月時点で15%程度しかいません。世間的には認知されながらも実用的な流通量は少ないため、2019年1月時点では投機筋による盛り上がりが強いです。

7つのリスクに対策する

暗号資産には主に7個のリスクが存在します。株やFXも含めた多くの金融商品にもリスクがありますが、暗号資産の場合はリスクが高めです。ただし、初心者でもリスクの原因を知ることで、十分に対策ができます。

1

価格変動リスク

暗号資産は大きな値幅による利益が魅力的ですが、その反面、予想とは逆に動いて、大きな損失を出す可能性もあります。上昇傾向の強くても、初心者が勝ち続けることはビギナーズラックに他なりません。

継続的に利益を得るためには、ビギナーから投資家になることです。常に情報収集を欠かさず、冷静に市場を分析するためのスキルを得ましょう。

また、暗号資産の価格変動は24時間続き、突発的なニュースによる急変動もあります。それらをすべて予測することは不可能であるため、上昇と下落は表裏一体と捉え、余剰資金の中で投資することが望ましいです。

2

レバレッジリスク

レバレッジは少額の証拠金を預けるだけで、その証拠金の最大5~25倍までの金額が取引できます。その結果、レバレッジに比例してハイリスク・ハイリターンとなり、証拠金以上の利益や損失が発生する可能性があります。

外貨のFXにレバレッジが存在する理由は、外貨の価格変動が株価よりも小さく、元本に対する利益率が小さいことから導入されました。しかし、暗号資産の価格変動は大きいため、レバレッジの必要性は薄れています。

兄
暗号資産でもレバレッジが使えるんだ。
弟
ただしメリットは乏しく、リスクが上がる。
3

強制決済リスク

レバレッジを使わなければ、強制決済リスクはありません。単に保有中の暗号資産の価格が下がってしまっただけで、強制決済はされないです。

しかし、レバレッジを1倍よりも高くして、保有中の暗号資産の価格が一定水準よりも下がってしまった場合、私たちは暗号資産取引所に預けている証拠金では資産が足りず、強制決済させられることがあります。

4

流動性リスク

外貨では米ドル、ユーロ、日本円など、世界中で1日に数百兆円分が出回っているため、売買相手がすぐに見つかり、いつでも取引できます。

しかし、ビットコインを含めたすべての暗号資産において、外貨よりも流通量がないため、売りたくても売る相手がいない状況が発生しやすいです。その場合はロスカットもできず、想定以上に損失が膨らむ可能性があります。

5

電子取引リスク

パスワードの忘れてしまって取引所にログインできない場合は、取引所の対応次第では数日かけて復旧できます。

しかし、パスワードを第三者に見破られて、暗号資産を送金されると、基本的には取り戻すことができません。ログインするときはスマホを経由する2段階認証を必ずかけて、セキュリティを強固にしましょう。

誤操作による売買や送金も同様です。暗号資産は1度動かしたら元に戻せないシステムになっています。匿名性も高いために資金の保有量もわかりませんし、管理者が不在であるため、画面操作には慎重さが求められます。

また、回線や通信機器のパンク、サーバーがダウンするなど、電子機器の不具合で取引できないこともあります。2017年12月や2018年1月にも一部の暗号資産取引所で取引ができない事象がありました。

兄
FXと違って、このリスクは高めだね。
弟
市場価格と乖離した価格が表示されるトラブルなどもある。
6

カウンターパーティリスク

取引所そのものが倒産する可能性があります。過去の破綻理由には「企業として債務不履行による経営破綻、ハッカーによる攻撃で資金が流出、経営者による資金の横領」などがありました。

2014年に倒産した暗号資産取引所の「マウントゴックス」は株主による横領が原因であり、2018年1月時点でも債権者との裁判が続いています。

ただし、現在はDMMグループのDMM BitcoinやGMOグループのGMOコインといったFX会社としても実績がある大手が参入しているため、それらを選ぶことでカウンターパーティリスクはほぼなくなります。

DMM Bitcoin

7

法律改正リスク

法改正がされると暗号資産の価格は下がりやすいです。2017年1月は中国政府が規制を強めて30%下落、2017年9月は中国政府が取引所の停止を発表して35%急落、2018年1月は中国政府が規制が本格化して40%暴落しました。

中国は暗号資産の流通が盛んであるため、中国の動向に一喜一憂してきたわけです。日本でも法整備が進んでいますが、暗号資産が規制されたり、不利な税制になると、内容次第では価格が下落する可能性があります。

暗号資産7種を比較

ビットコイン

数百種類はある暗号資産の中で、取引量が最も多い通貨です。世界中で使われている米ドルのような位置付けであり、日本国内でもビックカメラやANAなどをはじめ、利用機会が増えています。ちなみにビットコイン以外の暗号資産はアルトコイン(代替通貨)と呼ばれています。

イーサリアム

三菱UFJやJPモルガンなどの有名企業が出資していて、時価総額も2019年1月時点で第2位となっています。ビットコインの決済や送金は10分単位で行われますが、イーサリアムはリアルアイムで承認されます。さまざまなプラットフォームで動くため、汎用性が高いことも魅力の1つです。

リップル

本来、国際送金を低コストで行うために生成された暗号資産です。2018年1月時点では100社以上の金融機関と提携が完了しました。ただ、価格が急変動する原因となる個人間売買もできるようになったことで、価格変動リスクが高まって金融機関取引における需要は細っています。

ビットコインキャッシュ

ビットコインが分裂をしてできた暗号資産です。ビットコインは流通量が想定以上に増えてしまい、送金スピードと処理速度が遅い状態が続いています。ただ、暗号資産は1度作ると根本的なシステムの改修ができません。そこで取引量を大きくしたビットコインキャッシュができました。

兄
暗号資産は分裂するのか。
弟
別の暗号資産に作り換えることをハードフォークと呼ぶんだ
ライトコイン

元Googleのエンジニアが作成した暗号資産です。利便性を重視して開発されているため、ビットコインより発行できる上限量は4倍、承認に必要な時間は1/4に短縮されています。ただし、暗号資産の価値は実用性が問われるため、利用機会が増えることが価格上昇のポイントです。

ダッシュ

ビットコインは誰から誰に取引されたかをある程度追跡することができますが、ダッシュは取引時に第三者をプールしてから資金が動くために、匿名性を高まり、一切追跡ができない仕様になっています。ただし、マネーロンダリング(資金洗浄)への使用が危険視されています。

イーサリアムクラシック

ビットコインキャッシュ同様に、イーサリアムがハードフォークして誕生した暗号資産です。イーサリアムよりもセキュリティや安定性が向上していますが、ほとんど同じ機能であるため、イーサリアムと価格が連動しやすいです。

大手9社の信用力や手数料を比較

暗号資産を手に入れる方法は「①取引所でアカウントを作成後に本人確認を済ます、②日本円を入金する」の2ステップです。本人確認もスマホで運転免許証を撮影して、スマホ上でそのままアップすれば完了します。

暗号資産の取引所は国内に数十社がありますが、過去には出金できないトラブルやハッキング被害があったため、現在はDMM BitcoinGMOコインといった金融庁が認可した暗号資産交換業者のみを強く推奨しています。

名称信用力手数料通貨数
DMM Bitcoin
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A評価
0.1
B評価
500円
B評価
7
GMOコイン
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A評価
17.58
C評価
1,900円
B評価
6
Liquid
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B評価
41
A評価
30円
B評価
8
ビットバンクトレード
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B評価
20
A評価
30円
B評価
6
bitFlyer
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E評価
41
D評価
16,000円
B評価
6
BITPOINT
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B評価
44.3
C評価
2,000円
C評価
5
ビットトレード
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B評価
1
B評価
300円
B評価
8
Coincheck
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C評価
0.9
D評価
18,000円
A評価
13
Zaif
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C評価
8.3
D評価
10,000円
B評価
7

情報取得日 2019年2月時点

上記における信用力は「資本金、もしくは親会社の資本金」であり、単位は億円です。さらに「親会社が上場」や「業界トップの実績」などで評価が上がり、過去3年間に「トラブルがあった」ときは評価が下がります。

手数料は「ビットコイン/日本円のスプレッド」であり、小さいほうがお得です。ただし、スプレッドは流動性で変動するため、2019年2月時点の実測値を掲載しています。通貨数は「取り扱い中の暗号資産の数」です。

兄
いろいろトラブルがあるから信用力は重視したい。
弟
FX会社なら実績と資本があるから安心だ。
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中野貴利人
監修・原作・執筆・編集
株式会社ネットピコ代表取締役。著書にど素人でも稼げるネット副業の本など。過去の取材はメディア掲載履歴で紹介。
コダイラショウヘイ
作画
東京都小平市出身の漫画家兼イラストレーター。4コマから似顔絵まで、笑えるモノを描きまくってます。