ワイン投資 - 大手ファンドの破産で人気急落!本来は有望な投資

ワイン投資 - 大手ファンドの破産で人気急落!本来は有望な投資

  1. ワイン投資の基本データ
  2. 極上のワインで配当を狙う投資
  3. 副業でワイン投資を始める手順
  4. 資金がワインに変わる流れ
  5. トスカーナ州のワイナリーを視察
  6. 詐欺だったワインファンド
  7. ワイン投資の体験談

ワイン投資の基本データ

総合 2.8
評価
収入投資額の-100~150%
時間1~7年
日程
平日
土日
連休
早朝
日中
夕方
深夜
特徴
短期
固定
成果
資格
定年
始め方 クラウドファウンディング

極上のワインで配当を狙う投資

集めた資金で利益を得る投資ファンド

投資ファンドとは多数の出資者から資金を集めて、運営会社がその資金でビジネスを始めたり、商品の買い付けなどをする機関です。その結果、得られた利益の一部が出資者への配当として支払われます。

投資対象が株式や債券のときは商品ファンド、未公開株のときはベンチャーファンド、映画製作やアートのときは現物ファンドなどと分類されます。今回のワイン投資は現物ファンドの一種です。

小規模なワイン投資は年1~3%の償還率

ワインファンドは規模で大別できます。生産者が資金を募集する小口のワインファンドは、投資額が1口数万~数十万円で、リターンは年1%程度であり、それとは別に1口あたり毎年1本のワインが貰えます。

例えば、越後ワインファンド、下北ワインファンド、秩父ルージュワインファンドなど、国内にはいくつも小規模なワインファンドがあり、これらに私たちが個別に投資していきます。

大規模なワイン投資は年1~15%が目安

生産者、仲買人、輸出業者、卸業者、販売者などが絡む大口のワインファンドは1口数百万円単位で投資します。リターンは年15%になることもあり、その場合は数年で投資額の倍に達したりします。

また、ワインの原材料であるぶどうが不作だったり、予想よりも出来が悪くて販売価格が下がるとリターンが減少します。ワイン投資は元本保証ではないため、ある程度の損失が発生することもあります。

副業でワイン投資を始める手順

欧州では一般的なワインファンドですが、日本国内における購入窓口は限定的です。ただ、ワインファンドはクラウドファウンディングによる募集が定期的にあり、現在は手軽に購入できるようにもなりました。

  1. 小規模ではセキュリテなどのクラウドファウンディングによるワインファンドが始めやすいです。
  2. 大規模では欧州のワインファンドに直接申し込みます。
  3. ワインファンドではないですが、楽天証券マネックス証券などは多数の投資ファンドを揃えています。
  4. 会員登録するとウェブ上で出資の手続きが完結できます。
  5. その場合は必要書類に記入し、指定口座へ送金することで、申し込みが完了します。
  6. 後日、契約成立のと顧客番号の案内、契約締結時交付書面が届きます。
  7. また、ワイン投資ではクローズドのファンドを個別に探したり、知人から紹介してもらうケースもあります。

新聞や雑誌で取り上げられたりする大手のワインファンドでさえ、国内の証券会社や金融機関ではなかなか取り扱っていません。ワインファンドの公式サイトで申し込みをする流れが一般的です。

資金がワインに変わる流れ

投資ファンドを決めるときに「出資者の資金で商品を運用している」程度の理解では、いつかは騙されてしまいます。最低限、投資ファンドが商品を買い付けるときの現金と物品の流れや組織図は把握しましょう。

特に大規模なワイン投資ファンドの場合は、ワイン造りとワイン販売で多数の人物が関係します。そのすべてに投資家の資金が流れますので、一連の工程は理解しておきたいです。

まず、出資者が出資したマネーは、匿名組合が経由して、ワインファンドを運営する会社の資金となります。その資金を売買交渉や銘柄選別で業務提携しているネゴシアン(輸出業者)に渡して、業務の指示を出します。

ネゴシアンは例えば、フランスのプリムール市場でクルティエ(仲買人)からボルドーをまとめて買い付けます。クリティエに渡った代金はワインを生産するシャトー(生産者)に支払われます。

資金の流れをまとめると「投資家、匿名組合、ファンド運営会社、ネゴシアン、クルティエ、シャトー」となります。どの工程でも信用できる人物に託す必要がありますが、中でも有能なネゴシアンとの業務提携が不可欠です。

ワインファンドにとっては銘柄選びが投資のリターンを左右します。そのため、現地でワインを試飲して、人気銘柄はその年の完成度、それ以外は品質の向上やポテンシャルを選別できるネゴシアンが必要になるわけです。

トスカーナ州のワイナリーを視察

トスカーナ州のワイナリーを視察

出資者は出資するだけで構いませんが、出資者の一部はワインファンドの信頼性を確かめるために、実際にイタリアのトスカーナ州のワイナリーを視察してみました。

買い付けたあとのワインは瓶詰めされて、契約した倉庫業者にワインの保存を委託します。その後、決められた時期に出荷をして、売却時に高値で売れると利益になるわけです。

このような背景があり、大規模なワインファンドの償還期間は1年や2年ではなく、ワインが熟成する7年などに決まっていることが多く、支払手数料も運営費で年1~3%、成功報酬で20%などに設定されています。

また、ワイン投資を始める際にはリスクも認識します。ワインファンドではワインの現物取引を行っているため、価格変動、政治情勢、経済、天候、流動性、関連業者の倒産、為替変動などがリスクになりえます。

詐欺だったワインファンド

国内大手のワインファンドだったヴァンネット(VIN-NET)では、ワイン投資の魅力を「優れた銘柄選定で値上がりが期待できる、中国人の爆買いで価格が上昇中、ユーロ建てのために円安が追い風」と説明してきました。

有名な資産運用の専門家や著名人にも推奨され、ヴァンネットの「年7~16%の含み益」という実績が知れ渡ると、資金が次々と集まります。投資家を集めたワインパーティーも開かれて、横のつながりも増えました。

しかし、ヴァンネットの実態はずさんでした。買い付けは最初の1~2年のみ、その後はあらゆる数字を不正操作、中国の不況が始まってワイン特需も陰り、ユーロの急落で為替変動リスクも直撃します。

結局、2008年以降のヴァンネットは損失を出しても、出資者にはワインファンドが順調であるように報告し、2016年に自転車操業の資金が底を突いたところで破綻しました。

出資者は523名、還ってきていない出資金の総額は36億7,372万1,900円、それに対してヴァンネットにある資産と負債を合わせるとマイナスになり、出資者が投資したマネーはまったく戻ってこない結末となりました。

悪質な投資ファンドが破綻した事例では、2008年にエビ養殖ファンドのワールドオーシャンファームが負債額850億円、2011年に和牛ファンドの安愚楽牧場が負債額4,330億円など、数万人以上が損失を被っています。

今回のヴァンネットの破綻は規模としては小さいですが、1人あたり平均700万円の損失を考えると、個人の人生設計を狂わせるほどの事件であり、これは投資ではなく「犯罪に巻き込まれた」と捉えたいです。

本来、ワイン投資ファンドは世界中に存在しており、確かに損失や破綻をしたファンドもありますが、今も着々と利益を上げています。そのため「ワインファンド=詐欺」のような図式ではないことは認識したいです。

Liv-ex Fine Wine 100という高級ワインの売買価格を指数化したグラフを見ても、2014年7月の234ポイントが2017年7月に304ポイントとなり、3年間で30%も上がっています。ワイン投資ファンドは銘柄を厳選したり、投資時期をずらすことでさらに利益は増えるでしょう。

国内で出資できる多くの投資ファンドも、証券会社で買える株などの投資ファンドから、うなぎを養殖するファンド、スマホアプリを開発するファンド、森を育てるためのファンドなど、数千種類以上あって魅力的です。

投資ファンドには社会貢献に重きを置いたタイプもあります。出資者がいるから事業が始められ、規模の拡大で平均コストが下がり、潤沢な資金のおかげでビジネスが貫徹するわけです。

ワイン投資の体験談

1口5万円で2年後に5%増
2017.06.03
20代 男性 ワイン投資歴4年

ワイン投資では青森県や埼玉県の小規模農家に出資したことがあります。1口5万円でした。特典で1口あたり現地のオリジナルワインが1本貰えます。

結果、毎年無料でワインが送られてきますし、2年後には分配金が元本よりも5%増えて戻ってきました。予定では8%でしたが、少し下がったことも想定の範囲内で満足できる内容です。

小規模な投資ファンドは手軽ですし、スイーツや酒、革靴など、郷土品に投資すると、嬉しい特典が貰えるために毎年続けています。

ファンドの裏側を理解したい
2017.03.11
50代 男性 ワイン投資歴3年

ワイン投資に限らず、ファンドを利用した投資を始めるときは最初にリターンとリスクを確認します。基本的に高いリターンが得られる金融商品は、ほぼ同等のリスクも潜んでいるためです。

例えば「年間の平均利益が10%以上」とアピールするワインファンドがあったとき、私たちは「どのような仕組みで10%以上の利益になるか?」と同時に「どのようなケースで5%以上の損失を被るか?」も調べます。

ヴァンネットで数百万円の損
2016.04.21
30代 男性 ワイン投資歴2年

当時、国内で唯一のワインファンドだったヴァンネットはただの詐欺でした。ワイン価格の下落で損失を出したなら納得できますが、そもそも買い付けも行わずに、虚偽の利回りでさらなる出資金を集めていたわけです。

しかも、出資金の一部はまったく別の投資ファンドの穴埋めに使われたため、はじめから騙すつもりでワインファンドを設立したとしか思えません。

破産手続きが始まってからも「2000年の設立当時から数値を算出することは不可能」とのことで、私たちの出資金がどこに使われたかも行方不明です。

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公開日公開日 2016.04.21
更新日更新日 2017.11.06
執筆者Kirito Nakano

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中野貴利人
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株式会社ネットピコ代表取締役。著書にど素人でも稼げるネット副業の本など。過去の取材はメディア掲載履歴で紹介。

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