若い世代に支持される副業!20代は肉体労働もできる

ネット系だけではなく飲食業や接客業も人気

ネット系だけではなく飲食業や接客業も人気

20~30代を中心とした副業事情について知りたいです。過去に若い世代をターゲットとした調査などは行われているでしょうか?

若い世代の副業について、過去(2012年8月時点)に20代限定で調査した例などがないので、正確なデータはわかりません。

ただ、私のところに来る副業に関するメール、また、このような取材を通しての情報交換、セミナーに参加して意見を聞くなどから、総合的に判断することはできます。

さらに副業に関するサイトをいくつも運営しているので、訪問者を解析して人気のページなどの随時調査もしています。

また、2007年や2009年、2011年もそうですが、例えばDODAさんやソフトバンクキャピタルさんが、副業に対しての総合的なアンケートを定期的に採っています。

それらのアンケートの結果はどうでしょうか?

2007~2008年あたりまでは年齢に関係なく、FXや株などの投資が1位であり、続いてネット系が2~5位までを独占していました。現在の20~30代の若い人たちが興味を持つ副業は、それに近いです。

しかし、2011年の統計では少し変化してきまして、1位が飲食業や接客業になりました。これはリーマンショックの影響で「投資が少し怖い」という人が増え、抵抗感を持ち始めたという背景があります。

加えて、ネット系がだんだん落ち着いてきて、一時的な急成長から安定期に入っていますし、本業に匹敵するほどの金額よりも「もう少し確実に稼ぎたい」というニーズが高まってきています。

ただし、FXなどの投資やネット系の副業需要が落ちてきているかというとそんなこともなくて、皆さん、興味はすごくありますし、実際成功されている方もたくさんいらっしゃいます。

むしろ、副業のニーズが大きくなり、ネット系だけではなく一般的なアルバイトにまでダブルワークが広がるほど、副業が浸透したということです。

以上は20~30代ではなく、副業の全体像だと思いますが、若い世代の副業事情というところでは、20代と30代で副業において決定的に違う部分はありますか?

20代と30代で何が違ってくるかと言いますと、まず肉体労働系の副業をする人が、30代になるとかなり少なくなってきます。

これは体力の問題です。ガテン系や運動系は10代の頃、私もやったことがありますけれども、あれはコツもありますが、もう体力やスタミナ勝負です。これが20代では問題なくても、30代に入ってくると、やはり、体力の衰えを感じて、肉体労働のバイトなどは避けたくなります。

あと、時給も原因の1つです。10代の頃は「時給1,200円や時給1,500円」はかなり高単価ですごく魅力的ですが、20代を過ぎて30代になってくると給料も徐々に上がっていくので、自分の本業の労働単価が「1時間あたり2,000円」などになるわけです。

日本人の平均としては、例えば月160時間働いて時給2,000円だったら、月32万円ぐらい貰っている人も多いです。そうなると副業で引っ越しや工事現場を選んでも、むしろ「時給が低い」という感じてしまうでしょう。

ガテン系は「お金重視」で働いていた傾向が強いですが、それがなくなってしまい「時給1,500円でも労働に対する対価が低い」となれば、わざわざキツい仕事を選ぶ必要はなくなり、30代になるとガテン系への応募が減ってくる傾向があります。

逆に30代になると頭を使う副業ができるようになります。自分に知識と経験があるので、例えばセミナー講師のように人に教えることができるようになり、ガテン系に頼らなくても高い時給を獲得することができます。

確かに時給がいくら高くても、30代で長時間の力仕事はやりがいを見いだせないかもしれません。体力を副業で消費してしまうと、本業で何かと問題になりそうです。知識や技能を使う副業も魅力的です。

また、20代に好まれる副業としては、元バイト先があります。まだ辞めてから時間が経っていないこと、あとは「バイト先が懐かしい」や「あの頃は楽しかった」という思い出が強いためです。

例えば、飲食店やコンビニでもいいですし、やはり「気軽に働ける場所で働く」ことで精神面での負担が少なくなるメリットがあります。

これは30代と違うところです。30代になると「学生と一緒には楽しめない」や「学生と働くことは抵抗を感じる」といった考え方がありますし、さらに「今さら元バイト先に行っても知人が働いていない」といった現状もあります。

知っている人がいるからこそ、バイト先は楽しいといった感覚はあると思います。

はい。若い世代が副業で勘違いしやすいのですが、意外と社会人になってから元バイト先で働いても、全く面白くなかったりするわけです。

やはり「同じ世代の同じ価値観を共有できる仲間がいた」という要因があって、実はバイトが楽しかったのではなくて、そこでコミュニケーションが取れることが楽しかっただけかもしれません。

もし今、私が元バイト先に行っても「楽しい」と感じないと想像できます。もちろん、これは全般的な話であり、本当に「楽しい」と感じている人もいます。私の元バイト先にも30~50代の人たちが働いていて、彼らも「下の世代と一緒にバイトすると楽しい」と話していました。

ちなみにどんなアルバイトをしていたのでしょうか?

いろいろやっていましたが、今話したバイト先はレストランです。24時間営業のイタリアン系のレストランですが、そこで3年間ぐらいキッチンとホールの両方ともやっていました。

その頃、ある有名デパートのマネージャーや近所のステーキ屋さんのシェフ、あとはIT系やCGデザイナーの人、もう45歳ぐらいのオジサンも全員「副業」という形で、特に金曜や土曜の夜に働いていました。

24時間でイタリアンレストランですので、会社員も時間の都合がつきやすいです。この店はチェーン店と言えばチェーン店ですけど、アルコールに力を入れていて、バーの雰囲気もあるのでファミレスではありません。深夜になると客層も変わってきます。

ちなみに当時のバイト先で出会った会社員たちは時給重視ではなくて、働くことが楽しいという理由で働いているようでした。バイトしたあとにそのままバイト先のテーブルで、お客として飲んでいる人たちもいました。

もちろん「副収入を稼ぐ」ことが目的のベースにあり、やはり「お金が欲しい」ということは間違いないでしょうが、そのバイト先が「働きやすくて楽しい」ということは、副業を続ける条件の1つであることがわかります。

20代よりも30代になると「元バイト先では副業をしたくない」という意見がより多くなりますが、もし、本人が「元バイト先のほうが楽しく働けそうだ」と思えるのであれば、選択肢としては間違っていません。

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公開日公開日 2014.07.15
更新日更新日 2015.03.31
執筆者Kirito Nakano

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NAKANO KIRITO
株式会社ネットピコ代表取締役。著書にど素人でも稼げるネット副業の本など。過去の取材はメディア掲載履歴で紹介。

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