パパ向け知識!妊娠6カ月は胎動が激しく男女差もはっきりする

2020/09/18 更新
妊娠6カ月は激しく動いて胎動を感じる
足の骨と筋肉が成長して胎動が起きる
妊娠6カ月頃の胎児は平均身長が30cmを超えて、平均体重も600~700gになります。特に足の骨と筋肉が成長することで激しく動けるようになるため、ほぼ全員の妊婦さんが胎動を感じます。
初期の胎動は小さくても、出産が近づくこと痛みが強くなります。これはお腹の赤ちゃんが元気な証拠であるため、過度の心配は必要ありません。ただ、胎動が激しすぎて夜に眠れない人もいます。
胎児の動きそのものを静めることはできないため、一般的な安眠法と同じように、寝る前には部屋を暗くしてスマホなどを見ないようにしたり、マッサージやハーブティーなどでリラックスを心がけましょう。
ママは骨盤や筋肉の負担を考慮したい
ママはお腹に赤ちゃんを抱えながら、通常よりも血液や羊水などを循環させているため、徐々に体重が増えていく状態です。何もしていなくても骨盤や筋肉にダメージが蓄積されていき、体に負担がかかりやすくなります。
そのため、重心が前よりになって腰に悪い姿勢になりがちです。それを意識的に改善しながらも、寝る前にストレッチやエクササイズを行なったり、腰周辺のコリをほぐすマタニティマッサージを行うと効果的です。
妊娠6カ月の逆子では戻る割合が多い
6カ月を過ぎたころから胎動が活発になって、だんだんと赤ちゃんを出産するという実感が湧いてきます。この時期によくある相談が「定期検診のエコーで逆子が判明しましたが、出産に問題ないでしょうか」です。
基本的には妊娠中期で逆子になっていても、出産時に正しい位置に戻っている割合はかなり多いです。この時期はお腹の中で胎児が回転をして、逆子になることはよくあるため、あまり心配する必要はありません。
ただし、お腹の赤ちゃんの動きを毎日把握しておくことが大切です。この動きが急にとまるなど、胎動の感じ方が急に変わるようなことがある場合は、早めに専門医を受診します。

胎教を始める前に知りたい2つのこと

耳が聞こえても音が伝わらない環境
5カ月の頃から耳が聞こえ始めますが、6カ月を超えると周囲の音をはっきりと感知できるようになっています。
ただし、私たちが聞いている音や音楽が聞こえるかというと、実はほぼ聞こえていません。赤ちゃんがいる子宮は羊水で満たされているため、空気が振動せずに音が伝わりにくいからです。
さらにその周りには皮膚や脂肪が付いていて、音を直接ガードしますし、ママの心音や血流が響いているため、静かな環境でもありません。

ママのリラックスした声が胎教になる
胎教のためにクラシック音楽や英会話教材を流す人たちもいますが、基本的には赤ちゃんには聞こえていません。つまり、胎教で生まれてくる赤ちゃんの知能がアップすることは、医学的には証明されていないわけです。
ただし、妊娠6カ月目の赤ちゃんは耳が聞こえていて、ママの声であればお腹の中に響きますし、お腹を優しく叩く音も聞こえています。
ママが音楽を聴きながら歌ってあげることが、本当に聞こえる胎教になります。そのときは口を開けて歌うと声が外に漏れてしまうため、口を閉じて鼻歌のように歌うことが大切です。
ちまたには「胎教に適した音楽」のような商品が溢れていて、ママも気になる時期ではありますが、論理的ではない教育は避けても構いません。
ママのリラックスした声が1番の胎教ですし、ママが赤ちゃんに語りかけてあげるだけでも胎教になります。妊娠6カ月目の赤ちゃんはママの声を認識できますので、胎教を始めるには適した時期です。

妊娠6カ月(20~23週)まとめ
- 身長30cm、体重600gが平均です。
- 活発で胎動を感じる人が増えます。
- 手がスムーズに動くようになります。
- 目をこすったり指をしゃぶります。
- 外性器の発達で男女差が明確です。
- 乳房が大きく張ります。
- 乳頭ケアで母乳の出をよくします。
- 骨盤や皮膚に痛む人がいます。
- 足がつりやすくなります。
- ふくらはぎに負担がかかります。
- 歯科健診を受けて、完治させます。
- 赤ちゃんの名前を決め始めます。
- ベビーグッズを購入します。
