エステの勧誘の断り方!お試し体験のあとの高額契約を拒否する

2021/11/20 更新
お試し体験後の勧誘を断る3つのコツ
脱毛エステや痩身エステを提供するサロンの数はかなり多く、顧客獲得のためにさまざまなキャンペーンを実施しています。これは初回にお得なキャンペーンを利用して、その効果を実感してもらうためです。
キャンペーンではお試し体験として、初回利用者を対象に「スネ脱毛が50本1000円で体験」や「部分痩せを40分3000円で体験」など、通常よりも1/5~1/10の格安料金を設定しているエステサロンがほとんどです。
ただ、こうしたお試し体験を利用すると、施術後に必ず通常のエステコースの契約を迫る勧誘があります。エステサロンの勧誘はしつこいことで知られており、過去には「契約するまで密室に2時間閉じ込められて、延々と説得される」事例も問題になりました。
こうした悪質な勧誘行為に対しての罰則が強化されたこともあり、現在では以前ほど強引なケースは少なくなりましたが、営業活動の一環としての勧誘行為はなくなっていません。そのため、エステサロンの勧誘を断るときに上手にコミュニケーションを取りたいです。

必要以上の話しはしない
エステサロンではカウンセリングの過程でさまざまな情報を利用者から引き出します。例えば「エステの経験があるか、家族構成はどうか、仕事は何をしているか」など、勧誘の際に必要な情報を収集されます。
真剣にエステを利用しようと考えて、体験コースの試している人以外は、カウンセリング中であっても必要以上の情報を口にしないことが重要です。
仮に「安定した企業に勤務中」や「実家暮らし」のような内容を伝えた場合は、エステティシャンは「余剰資金がある」と見なし、優良顧客として積極的に勧誘しようと接してきます。
そのため、独身でも「結婚している」ことにして、説明時に「実はこれほど料金がかかるとは知りませんでした。1度、妻(主人)に相談します」とつなげたり、始めから失業中やアルバイトにしておいたほうが無難です。

お金がないとは言わない
エステ側も多数の客に対して勧誘を行なっているプロですから「こう言われたときはこう切り返す」というマニュアルが周知されています。
例えば「お金がない」などは間違った断り方です。お金がない人向けのローンの説明が始まります。エステではローンを使ってこそ、高額なコースに流すことができますので、勧誘時に「お金がない」は禁句です。
基本的には何も理由は言わずに「思っていた内容と違う」など、単に断ることがベターです。理由を言えばそれに対しての新たな勧誘方法で迫られますから、余計なことは話さずに「契約しません」としっかり断りましょう。
それだけでは気が引ける場合、エステのメリットや魅力を伝えて、和やかな雰囲気を作ってから「1度検討したいので持ち帰らせてください。必要であれば再度連絡します」とはっきりと言うことが大事です。

値引き価格に騙されない
勧誘の際によくある売り文句が「今だけのお得なコースです。この場で契約してもらえる人だけのチャンスで、大幅な値引きが利きます」という内容です。とにかくエステティシャンたちはその場での契約を迫ってきます。
引っ越しの見積もりや中古車の売却などと同様で、消費者の心理をついたよくある手法です。少しでもそのエステに興味がある人でしたら、この話にうっかり乗せられてしまうでしょう。
ただ、そこでも冷静に判断して、その場での契約は避けましょう。上手に勧誘を断ったあとにスタッフは「本日中にご連絡いただけましたら、割引料金を適用いたします」と言いますが、あとは無視します。
逆に内容に自信がある本物のエステサロンでは、お試し体験のあとに勧誘をせず、あえて「お客様ご自身でご判断ください」と声をかけてくれます。こういった優良なエステサロンを選びたいです。
よくある4つの質問と模範解答
エステサロンのお試し体験後にはスタッフが次々と登場し、エステコースや美容グッズを勧められてしまうこともあります。この強引な勧誘を断れずに、高額なコースや商品を購入する女性も少なくありません。
すべてのエステサロンがそうではありませんし、優良なエステによるお試し体験のほうが多いですが、スタッフの言葉巧みな誘いで契約せざるを得ない雰囲気が作られてしまい、消費者は対応に苦慮しています。
このようなエステサロンの押しに負けないように、よくある質問と断るための模範解答を知っておきましょう。エステの契約内容に納得がいかない人は今後通う必要もないですし、取り扱い商品を購入するメリットもありません。
エステ経験


ここで「あります」と答えてしまったら「昔行ったことのあるエステはどうでしたか?」や「それに対して当店はいかがでしたか?」となり、話が膨らんでしまいます。
基本的には「いいえ」と答えて、エステのメリットを強調されたときも「そう思います」くらいに軽く流します。私たちが何か言い訳を述べるたびに、それに対応する営業トークでうまくエステの申し込みへ誘導されてします。
さらにこのあともいくつかの質問が来て、何度も「なぜでしょう?」と聞かれることがあります。そこでその際は「何となく」というように曖昧な回答に留めておくことで、相手もどう攻めたらいいかわからなくなります。
仕事内容


普通に「会社員をしています」では安定した収入があり、自由に使えるお金が多いと判断されるため、カモにされやすいです。
他にも「正社員、大手企業、独身、実家暮らし」などの言葉はローンが組めるかどうかを狙っています。逆に「アルバイト、フリーター、専業主婦、失業中、無職」などはローンが組みにくいため、対象外になりやすいです。
家族構成


ここで「いいえ」としてしまうと「配偶者には内緒でエステをしても大丈夫な人」と思われます。あえて「はい」としながら「値段が高額であるために妻(主人)に相談させてください」と言っておきましょう。
逆にそのエステサロンで契約したくなっても、必ず時間をおきます。冷静に判断した結果であれば満足できます。また、悪質な勧誘行為があった場合は「消費者相談センターに電話します」と話せば、相手は萎縮します。
連絡確認


エステサロンにて勧誘がしつこいときは「いいえ」と言い続けましょう。断る理由を話すとそれを足がかりに相手の勧誘が続いてしまいます。
例えば「お金がない」と答えると「ローンを組めます」と言われますし、適当に「忙しい」と答えても「1回の施術時間は短いですし、来ていただく回数が少なくても効果があります」と返してきます。
そのため、基本的には「いいえ」のスタンスを崩さずに、エステサロンからの電話に関しても「エステをしたいと思ったときにこちらからかけ直します」と伝えればOKです。
エステの勧誘を断った体験談や口コミ


エステ歴2年
エステの勧誘を断る方法は相手のトークを鵜呑みにしないことです。エステサロンの中にはノルマが厳しく、スタッフが必死になることもあります。私はきっぱりと断りながら、逃げるように店を出ました。
相手のことを尊重しつつ、丁寧に断るには「他のサロンも試してみたいため今日は契約しません」と言います。エステはするつもりでも比較を必ずしたいと伝えることが大切です。
例えば「じっくり検討をしたいので、料金表と見積書を持って帰ります」と契約に慎重な姿勢を見せれば、エステサロンのスタッフも引かざるを得ません。


エステ歴1年
街中で美容関係者を名乗りながら髪型のことを話してきたため、美容室のスタッフと思っていましたが、本当はエステサロンのスタッフであり、街頭インタビューも勧誘行為の一環でした。
ただ、相手がエステサロンのスタッフとわかったときに、私は「あなたもエステを受けているんですか?」と聞きました。そのスタッフは否定せずに「もちろん」と答えます。
そのあとは「あなたの肌はそこまでではない」と返すと、相手の勧誘意欲は衰えてます。ここまで強気になる必要はありませんが、これくらいの気構えはあってもいいと思います。