【漫画】予防接種のスケジュールを計算!14種類の予定を調整する

ふんわりパパ
監修ふんわりパパ
2020/09/18 更新

「乳幼児の予防接種とは?」

1カ月検診は何も問題なし! 全然違う!ワクチンで防げる病気は14種類以上 数字は回数よ う~む

「ヒブや水痘がわからない」

ヒブって何だ?水痘やMRも‥‥ 予防接種って無料だよね? 予防接種って大変だね それにたくさんの注射を打つなんてかわいそう
  1. 予防接種の日付を自動計算する
  2. 日本小児科学会のスケジュール
  3. 同時接種や接種間隔を確認する
  4. 防げる病気と副反応の一覧
  5. ロタリックスとロタテックの違い

予防接種の日付を自動計算する

予防接種の日付を自動計算する

子供の予防接種は定期接種と任意接種を合わせて、14種類存在します。しかし、1回の接種で済むワクチンはBCGのみであり、合計30本以上の予防接種を受けることになります。

来院そのものは同時接種することで13回程度で済みますが、同時接種ができないワクチンや数カ月間隔を調整すべきワクチンなどがあるため、スケジュールを立てることは一苦労です。

そこで生年月日を入力すると、予防接種の推奨時期を自動で計算できるようにしました。重症化しやすい病気を優先しながら、来院する回数を減らした効率的なスケジュールです。

生まれ年
誕生日
性別男の子 女の子

年齢 予防接種名 接種可能日
2カ月 ①ロタ1価
①B型肝炎(HBV)
①ヒブ
①肺炎球菌(PCV13)
3カ月 ②ロタ1価
②B型肝炎(HBV)
②ヒブ
②肺炎球菌(PCV13)
①4種混合(DPT-IPV)
4カ月 ③ヒブ
③肺炎球菌(PCV13)
②4種混合(DPT-IPV)
5カ月 ③4種混合(DPT-IPV)
①BCG
7カ月 ③B型肝炎(HBV)
1歳 ④ヒブ
④肺炎球菌(PCV13)
④4種混合(DPT-IPV)
①水痘(水ぼうそう)
①MR(はしか・風疹)
①おたふく
1歳6カ月 ②水痘(水ぼうそう)
3歳 ①日本脳炎
3歳2週 ②日本脳炎
4歳 ③日本脳炎
6歳 ⑤4種混合(DPT-IPV)
②MR(はしか・風疹)
②おたふく
9歳 ④日本脳炎
11歳 ①2種混合(DT)

情報取得日 2020年1月時点

予防接種の間隔は1カ月単位ではなく、4週間単位(28日間)であるため、毎月同じ日にはなりません。ただし、曜日は一緒です。また、年齢については出生日を1日目とし、誕生日の前日24時に年齢が1つ加算されます。

日本小児科学会のスケジュール

日本小児科学会では毎年1回以上「日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール」を更新しています。それをもとに適切な接種時期がわかる表を以下に掲載しました。

日本小児科学会

○+数字は「定期接種・任意接種の推奨期間」であり、①であれば1回目、②であれば2回目を意味します。△は「定期接種・任意接種の接種可能期間」、-は「定期接種・任意接種の非推奨期間」です。

数字が付いている月に受けると効率的に予防接種が進められますが、体調が優れない場合や病院の混み具合によって、柔軟にスケジュールを変えることも一般的です。接種間隔がずれても免疫がゼロになることはありません。あくまで参考例にとどめて、専門医と相談しながら進めていきましょう。

名称生直後6週2カ月3カ月4カ月5カ月
ロタ1価
B型肝炎
ヒブ
肺炎球菌
4種混合
BCG
名称6カ月7カ月8カ月9カ月10カ月11カ月
B型肝炎
ヒブ
肺炎球菌
4種混合
BCG
日本脳炎
名称1歳1歳3カ月1歳4カ月1歳5カ月1歳6カ月2歳
B型肝炎
ヒブ
肺炎球菌
4種混合
BCG
水痘
MR
おたふく
名称3歳4歳5歳6歳9歳10歳以上
B型肝炎
ヒブ
肺炎球菌
4種混合
BCG
水痘
MR
おたふく
日本脳炎

情報取得日 2020年1月時点

  • ロタウイルスには2回接種の1価ワクチンと3回接種の5価ワクチンがあり、1価ワクチンを採用しています。
  • B型肝炎は母親以外の家族にキャリアがいる場合は、2カ月前の接種が望ましいです。
  • 4種混合の5回目以降は、3種混合かポリオワクチンの接種を用います。
  • MRの2回目は年長の4~6月がおすすめです。
  • インフルエンザは生後6カ月を過ぎたら、毎年10~11月頃に接種します。

同時接種や接種間隔を確認する

予防接種のスケジュールの作り方

複数回接種をしなければならないロタ、B型肝炎、ヒブ、肺炎球菌、4種混合を早期に完了するには、生後2~5カ月で同時接種を受けることが効率的です。

次に1歳の誕生日を迎えたらヒブ、肺炎球菌、4種混合、水痘、MR、おたふくの6本を同時接種します。そのあとはスケジュールが落ち着きますが、3歳と4歳の日本脳炎、6歳の4種混合、MR、おたふくは忘れないようにしましょう。

生後3カ月と1歳の予防接種を分割する

先ほどの自動計算やスケジュール表では、生後3カ月に5本、1歳に6本の予防接種を同時接種しています。それでは赤ちゃんへの負担を気にするパパとママもいるため、例えば「3本+2本」と2分割しても大丈夫です。

ただし、すでに4種混合はジフテリア、百日咳、破傷風、小児麻痺のワクチンが混ざっているため、4種混合だけで実質4種類のワクチンを同時接種しています。

また、欧米ではヒブも混ぜた5種混合やB型肝炎を混ぜた6種混合などが基本であり、すでに接種回数を減らしています。過去の実績から同時接種でも問題ありません。

日本国内で同時接種が浸透しない理由

4種混合などの混合ワクチンは単にワクチンを混ぜているわけではなく、同時に接種しても単体で接種したときと同じ効果が得られるように、添加物が必要になります。

その添加物の種類や量が日本国内のルールでは基準を超えてしまうケースがあり、5種混合や6種混合では開発の前段階で足踏みしていました。

しかし、この状態を放置すると、将来的に海外からの輸入ワクチンに依存せざるを得ないことが懸念されるため、法改正を経て、2020年1月時点では5種混合の臨床試験を行っている段階です。

生ワクチンと不活化ワクチンで間隔が異なる

予防接種は正確には「生後○カ月」ではなく「生後○カ月以上で前回の接種より4週間後」と計算します。何日後ではなく何週間後であるために、曜日はいつも同じでわかりやすいですが、毎月の日付はずれていきます。

予防接種に使うワクチンには生ワクチンと不活化ワクチンがあり、毒性を弱めた病原体を打つ生ワクチンは27日間以上の間隔、病原体の成分のみを打つ不活化ワクチンは6日間以上の間隔が必要です。

基本的にロタ、BCG、水痘、MR、おたふくは生ワクチン、B型肝炎、ヒブ、肺炎球菌、4種混合、日本脳炎、インフルエンザは不活化ワクチンを使います。

正確なスケジュールは医師や看護師と相談

予防接種のスケジュールは立て方の参考例ですので、必ずしも結果を守る必要はありません。赤ちゃんや子供の体調を優先しながら、パパとママの予定、病院や地域の都合と調整しましょう。

決められた月齢や日数を空けないと受けられない予防接種もありますし、これらの予防接種とは別にインフルエンザのワクチンは毎年10~12月に2回打ちます。

また、海外渡航前には狂犬病、13~16歳の女子は子宮頸癌のワクチンを打つ機会もあります。スケジュールを組み直すときも同様の配慮が必要ですので、日程調整はかかりつけの医師に相談しましょう。

防げる病気と副反応の一覧

定期接種として接種可能なワクチン

予防接種には定期接種と任意接種の2種類がありますが、どちらも重要で赤ちゃんや子供を重い病気から守ります。定期接種は自治体の助成があり、期間内であれば無料で予防接種ができます。任意接種は一部の自治体では助成されますが、基本的には自己負担です。

名称病気主な副反応
B型肝炎B型肝炎
一部の肝臓癌
  • 熱が上がる
  • 赤く腫れる
ヒブインフルエンザ菌b型による細菌性髄膜炎や肺炎など
  • 熱が上がる
  • 赤く腫れる
肺炎球菌肺炎球菌による細菌性髄膜炎や肺炎など
  • 熱が上がる
  • 発疹が出る
4種混合ジフテリア
百日咳
破傷風
小児麻痺
  • 熱が上がる
  • 赤く腫れる
BCG結核
  • 数週間後に赤く腫れる
水痘水ぼうそう
  • 副反応はほぼ出ない
MRはしか
風疹
  • 数週間後に熱が上がる
  • 数週間後に赤く腫れる
日本脳炎日本脳炎
  • 熱が上がる
  • 咳や鼻水が出る
  • 赤く腫れる

任意接種として接種可能なワクチン

名称病気主な副反応
ロタロタウイルスによる胃腸炎
  • 咳や鼻水が出る
  • 下痢をする
  • 機嫌が悪くなる
おたふくおたふくかぜ
  • 数週間後に熱が上がる
  • 数週間後に耳が腫れる
インフルエンザインフルエンザ
  • 熱が上がる
  • 赤く腫れる

ロタリックスとロタテックの違い

ロタウイルスには全2回接種するロタリックス(ロタ1価)と、全3回接種するロタテック(ロタ5価)があり、どちらか一方を選択します。今回の自動計算やスケジュール表ではロタリックスを採用しています。

ロタウイルスにはいくつかの種類があり、ウイルス性胃腸炎を引き起こすロタウイルスは、G1P[8]、G2P[4]、G3P[8]、G4P[8]、G9P[8]の5種類があることがわかっています。ロタリックスとロタテックはこの5種類への有効性に違いにあります。

ロタリックスは人への感染率が50%以上を占めるG1P[8]を、完全に予防するために作られています。他の4種類に対しても、2回接種することで予防効果があります。これはロタリックスがG1P[8]の毒性を弱めたワクチンだからです。

ロタテックは胃腸炎を起こす可能性のある5種類すべてを、平等にカバーするように作られています。そのため、5種類に対応しているロタテックのほうが良さそうに思えます。

しかしながら、ロタリックスは特に感染しやすいG1P[8]に対して、極めて高い予防効果が認められていますし、逆に予防効果に関して「どちらでもほぼ変わらない」というデータもあります。

ただ、どちらも生ワクチンですので、接種後から27日間は他の予防接種はできません。予防接種が立て込む赤ちゃんには、接種回数が少ないロタリックスのほうが負担が軽いですし、スケジュールが立てやすいというメリットはあります。

予防接種の回数はロタリックスが2回、ロタテックが3回です。金額的にはロタリックスが「1万4000円×2回=2万8000円」、ロタテックが「9000円×3回=2万7000円」であまり変わりません。

小児科でも積極的にどちらかを推奨しているわけではなく、親の選択に任される場合がほとんどです。

生後2カ月に最初に行う予防接種はロタ、B型肝炎、ヒブ、肺炎球菌です。まずはこの4個を受診してから、その後のスケジュールを医師や家族と相談してみましょう。

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書いている人

ふんわりパパ
ふんわりパパ
会社員/ブロガー
パパ、ママ、長男、長女の4人家族。夫婦共働きで住宅ローンを返済している一般的なパパ。几帳面で掃除と整理整頓が好き。
ふんわりママ
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会社員
パパが書いた記事を読んで、間違っている部分があると指摘してくれるが、自分では書かない。キュートでクレバーなワイフ。

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