雇用保険の被保険者は4種類!雇用保険に入れる条件とは?2

中野貴利人
監修中野貴利人 ネットピコ代表
2019/03/18 更新

雇用保険の被保険者は4種類!雇用保険に入れる条件とは?

  1. 働く人は雇用保険に原則加入する
  2. 被保険者は契約形態で4種類ある
  3. 雇用保険に入れる人と入れない人一覧

働く人は雇用保険に原則加入する

雇用保険は労働者を守ってくれる保険制度です。自主退職、解雇、育児、定年などで働けなくなったときに、生活資金を提供して、就職活動をサポートする役割があります。

雇用保険を適用している事業主らは、労働者を31日以上、かつ週20時間以上雇用する場合は、本人の意思に関係なく、雇用保険に加入させることが義務付けられています。つまり、働いているなら雇用保険に入れるわけです。

正社員ではないパートタイマーやアルバイト、一部の学生も被保険者です。ちなみに被保険者とは「何かあったときの対象者」であり、雇用保険ではその対象者が保険が受け取る人でもあります。

雇用保険料は給与から差し引かれます。一般は給与の0.3%分、さらに事業主が0.6%分を負担します。また、農林水産は労働者0.4%と事業主0.7%、建設は労働者0.4%と事業主0.8%と、一部の職種では負担率が変わります。

被保険者は契約形態で4種類ある

1

一般被保険者

②~④の高年齢被保険者、短期雇用特例被保険者、日雇労働被保険者に該当しない人は、すべて一般被保険者になります。主に正社員、非正規社員、派遣労働者、継続雇用のパートとアルバイトが当てはまります。

2

高年齢被保険者

③短期雇用特例被保険者と④に日雇労働被保険者に該当しない65歳以上の被保険者です。基本的に同一の事業主の元で継続して雇用されていて、65歳になった人が対象です。

3

短期雇用特例被保険者

雇用期間が1年未満である仕事に就くなど、季節限定で雇用される人が対象です。ただし「4カ月以内の期間で雇用される人」と「1週間の所定労働時間が30時間未満の人」は該当しません。

また、短期雇用特例被保険者が1年以上雇用された場合は、一般被保険者、65歳以上は高年齢被保険者に分類されます。同一事業所にて断続的に就職と離職を繰り返す場合も、一般保険者に該当します。

4

日雇労働被保険者

雇用期間が30日以内の日雇いで雇用される人が対象です。

雇用保険に入れる人と入れない人一覧

雇用保険の被保険者になれない人は「同じ事業主に継続して31日以上雇用されない人」と「1週間の所定労働時間が20時間未満の人」です。1週間の計算に祝祭日や年末年始は含まず、平均値が対象になります。

以下に雇用保険の被保険者になれる人となれない人を一覧にしました。

形態入れる人入れない人
正社員
非正規社員
派遣労働者
  • 31日以上雇用
  • 週20時間以上働く
  • 30日以内の雇用
  • 週20時間以下働く
パートタイム
  • 31日以上雇用
  • 週20時間以上働く
  • 30日以内の雇用
  • 週20時間以下働く
学生
  • 卒業見込証明書かつ卒業後勤務
  • 休学中
  • 事業主承認かつ大学院在籍
  • 出席日数が修了要件にならない学校に在籍する
  • 通信教育受講者
  • 夜間学部在籍者
取締役-(原則)
    ○(原則)
事業主親族
  • 指揮系統が明確
  • 他の労働者と就労形態が同じ
  • 取締役ではない
  • 左記を満たさない
在宅勤務者
  • 事業所勤務と同じ就業規則が適用
  • 指揮系統が明確
  • 拘束時間が明確
  • 勤怠管理が可能
  • 報酬が時間に基づく
  • 請け負い契約ではない
  • 左記を満たさない
副業者
  • 主たる事業所のみ
  • 二重所得は不可
試用期間中
長期欠勤者
家事使用人
公務員
外務・外交員
  • 雇用関係が明確
  • 左記を満たさない
船員
国外就労者
  • 現地採用者
在日外国人
  • 海外公務員
  • 海外の失業補償制度適用者
  • 教育期間中の外国人技能実習生

情報取得日 2019年3月時点

ちなみにパートとアルバイトに明確な違いはありません。便宜上、パートを主婦、アルバイトを学生と分けていることが実情であり、労働基準法においてはいずれもパートタイム労働者と定義しています。

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著作・制作など

中野貴利人
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株式会社ネットピコ代表/フクポン編集長/副業プランナー。新卒で副業開始、26歳で法人化、11期目。副業関連の著書4冊。2児の父。過去の取材や講演はメディア掲載履歴で紹介。