ウェブライター - 記事を執筆して副収入を得る在宅ワーク

中野貴利人
監修中野貴利人
株式会社ネットピコ 代表取締役

ウェブライター - 記事を執筆して副収入を得る在宅ワーク

  1. ウェブライターの基本データ
  2. 主婦がスキマ時間でできる副業
  3. 1文字3円以上の受注を目指す
  4. 副業でウェブライターを始める手順
  5. 未経験がウェブライターになるには?
  6. 経験者にインタビュー
  7. ウェブライターの体験談

ウェブライターの基本データ

総合 3.6
評価
収入1文字0.5~10円
時間1時間~
特徴
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業
始め方クラウドソーシングサービス

副業の評価方法について

主婦がスキマ時間でできる副業

在宅で完結する仕事が魅力

ウェブライターはウェブメディアに載せる記事を執筆する仕事です。案件は主にクラウドソーシングサービスで検索、もしくは実績をアピールして直契約で請け負っている人もいます。

業務のやり取りはチャットやメールが基本であり、ノートパソコン1台で好きな時間に好きな場所で作業ができます。成果に対して報酬が受け取れるため、労働時間の制約はありません。

日常に存在するスキマ時間を有効に使えることから、忙しい会社員のダブルワークだけではなく、育休中の主婦が20分や30分のスキマ時間に作業をして、副収入を得る例もあります。

依頼されるテーマは多種多様

依頼される記事のテーマは「節約、保険、投資、住宅、転職」などの金融系、「ダイエット、健康食品、病気、メンタル、コスメ」などの健康系、「暮らし、料理、学習、恋愛、子供」などの生活系、「デジタル、旅行、ファッション、アウトドア、インドア」などの趣味系に分かれます。

その分野の専門知識がなくても、記事化できる能力があれば、仕事は成り立ちます。むしろ、得意ではない分野でもスピーディーに調べて、自分の知識として取り入れ、自分の言葉で書き直すことが稼ぐポイントです。

スキルがあるほど収入が上がる

ウェブライターは記事を仕上げるごとに報酬が入る副業です。そのため、ライティングのスキルがある人ほど、1文字や1記事あたりの単価が上昇し、執筆するスピードも速くなるため、効率的に報酬が獲得できます。

逆に「わりに合わない」と感じる人は、スキル不足で1文字0.9円以下の低単価の案件を請け負っている傾向が見られます。ウェブライターの初心者とベテランでは、実に時給換算で10倍以上の差が発生するほどです。

1文字3円以上の受注を目指す

単価は1文字0.5~5円くらいが相場であり、1,000~5,000文字程度の記事を複数依頼されます。現在の市場では多くのクライアントが高品質な記事を求めており、平均では1文字1~3円の案件が揃っています。

テーマ別の難度と収入マップ

テーマによって単価の幅は上下にぶれます。難度が高い医療系や法律系は1文字5~20円であり、紙媒体用も1文字10円ほどです。これらはプロが競合になる市場であり、能力的にも受注は難しいかもしれません。

そのため、私たちはビジネス系、英訳、もしくはあらゆるジャンルにおける専門知識をはじめ、副業としては主にコラム、サイト用、まとめ、体験談、口コミなどの案件を1文字1~3円で受注する機会が多いです。

大手のクラウドソーシングサービスのクラウドワークスを見てみると、1文字0.1円や0.2円の案件が散見されますが、それらを受注するとワーキングプアになるため、無視して構いません。一般的には下記のような案件が対象です。

実案件1文字の単価
登山に行ったときの体験レポート1円
電車内で盗撮したときの罪の内容2円
新橋駅でおすすめの焼き鳥屋7選1円
保育士によるベビーシッター体験2.5円
クラウドファンディングの仕組み3円

1時間あたりの作業量には個人差がありますが、1,000文字なら遅くとも1時間で完成できます。単価が1文字1円の場合は時給換算で1,000円です。文字単価や作業スピードが上がるほど、割に合います。

例えば「1記事2,000文字=2,000円」の案件の場合、1カ月に25記事を書くことで月5万円の報酬になります。1記事を書くために1時間かかるとすると、月25時間、1日の約50分の空き時間で達成できる数字です。

副業でウェブライターを始める手順

副業でウェブライターを始める手順

ウェブライターの仕事を獲得する流れは下記のようになります。未経験者はあえて低単価の案件で2~3回実績を作ることから始めて、実績が得られてからは好条件の企業から継続的な案件を貰うことを目指します。

  1. クラウドワークスbizseekココナラなどのクラウドソーシングサービスに登録します。
  2. 頻繁に案件に応募します。実績や専門性のアピールは必須です。
  3. 案件を受注したら文章を作成し、期日までに納品します。
  4. 請求書などはクラウドソーシングサービスを介すために安心です。
  5. 依頼主の検収が完了すると、月末締めで代金が振り込まれます。

納品した記事で好評価を得られると、同じ依頼主から定期的に依頼が来ることもウェブライターの特徴です。企業がリピーターになり、仕事が途切れる確率も少なくなります。

最初はお小遣い稼ぎであっても、徐々に本業としても展開できることも魅力であり、月5万円を超える程度なら一般的です。自宅から1歩も出ることのないウェブライターは、自分の文章力で収入が上がっていく副業です。

未経験がウェブライターになるには?

ライバルが5万人以上いる問題

クラウドワークス

2018年6月時点ではクラウドワークスのライティングカテゴリで641,634件の仕事が見つかります。それに対して、クラウドワークス全体では50,810名のライターが登録しています。

一見すると案件を分け合うには十分な数値に見えますが、案件を文字単価で分類してみると「0.9円以下が62%、1円台が28%、2円台が5%、3円台が2%、4円台が1%、5円以上が3%」でした。

0.9円以下の案件に申し込むライターはほぼいません。実際にクラウドワークスを見ても、ライターからの提案数は0件が並んでいました。

ライターの心理としては「0.9円以下は奴隷」に近いです。1円台も魅力はなく消極的、2円台は悩みどころであり、3円台なら申し込む感覚です。そのため、3~5円台以上の案件に絞ると全体の6%しかありません。

しかも、一部の優秀なライターが複数の案件を受注するため、未経験者がいきなり稼げるほど、甘くはありません。

文字単価0.9円以下で高評価を得る

ウェブライターとして実績がないときは、文字単価の安い案件がむしろ好都合です。本人のライティングスキルも相応に低いことが多く、できあがった記事の品質も褒められたものではありません。

それではクライアントからの評価が低くなってしまいますが、単価が0.9円以下であれば、クライアントも品質をそこまで求めていないため、わりと高評価で採点してくれます。

そこで実績や経歴を増やしながら、申し込む記事の文字単価を0.5円、1円、2円、3円と少しずつ上げていき、同時に文章を書くスピードが上がることで、ウェブライターが効率的な副業にステップアップします。

また、初心者は1記事に書き終えるまでに2~3時間を要します。それで500円しか貰えないなら、この副業を辞めたくなるかもしれませんが、それらはいずれ高単価の記事を受注するまでの準備期間と捉えましょう。

最初のうちはあまり時給換算せずに、ウェブライターとしてのキャリアを積むことを意識したいです。コツコツと実績を重ねて、かつ高評価を得ることで、ようやくクライアントが私たちに興味を持ってくれます。

報酬を得ながらスキルを高める

新聞や書籍を読む習慣がある人のほうが、語彙力や表現力に長けています。しかし、読むスキルと書くスキルは似て非なるものです。私たちが読みやすい記事を書けるようになるには、ある程度の量をこなさないといけません。

そのためには「ライティングスキルの専門書」や「文章力養成講座やスクール」も有効ですが、現場叩き上げのほうが加速度的に実力が伸びます。

例えば、自分のブログに「記事を書き続けて、読み返しては編集する」ことで、着実に文章力が向上します。記事のテーマを「誰かの役に立つ専門性の高い情報」にすると広告が掲載でき、ブロガーとしても収入が得られます。

もちろん、クラウドソーシング内にある低単価な案件を請け負うことも有効です。ライティングの練習しながらお小遣いが稼げて、評価も得られるために効率的です。

プロフェッショナルをアピールする

クラウドソーシングサービスに登録する自己紹介に「ライター未経験」と素直に書いても仕事は一向に貰えません。

初心者は「何でもやります、文字単価は0.5円~、1日で納品します」と書く人もいますが、クライアントはビジネスができるウェブライターを探しているため、そのような素人染みたアピールはむしろ逆効果です。

クライアントの信頼を勝ち取るために大切なことはプロフェッショナルさです。例えば「この業界で働いている」や「この分野には詳しい」など、個人の得意分野を明記して、専門性を前面に出しましょう。

アパレル業界で5年働いていて、ファッションやデザインの知識に精通しています。育児の経験もあり、家事全般も得意です。趣味は月2回はサッカーを観に行くほどのスポーツファンです。ご依頼いただいた記事はていねいに執筆いたします。

これで「アパレル系、育児・家事、サッカー」の記事を書いてほしいクライアントの目に留まります。他のジャンルのクライアントは一旦、取捨選択をして、自分の得意分野から受注すると、高品質な記事が仕上がります。

また、自己紹介では実績をポートフォリオに登録したり、多少実力を盛ってアピールする工夫も不可欠です。

ソフトやツールを一式揃える

ウェブライターを副業でこなすにはノートパソコン1台でも構いません。しかし、ノートパソコンはディスプレイとキーボードの距離が近く、眼精疲労や姿勢の問題で、長時間の作業には向いていません。

本格的にウェブライターに参入する人は、デスクトップパソコンを購入しましょう。用途が文章作成であるため、スペックは低くても構いません。

ただし、キーボードは1万円以上する高性能なタイプを推奨します。文字入力に最適なキーの間隔、指に負担がかからないスプリング、耐久性や静音性に優れた設計は、ウェブライターの生産性を高めてくれます。

テキストエディタも数千円するタイプのほうが「ソースコードの色分け編集補助機能、マクロ登録、ファイル管理、文字数カウント」などがあって、使い勝手に優れています。

また、納品物の品質を高めるために文章構成ツールや類語検索ツールを使ったり、IMEの辞書ツールに単語を大量に登録する、DropboxやEvernoteなどのクラウドサービスでデータ管理をすることも、作業効率を上げてくれます。

経験者にインタビュー

──ウェブライターは副業でいくらくらい稼げますか?

私は1文字あたり1~3円程度です。今は固定のクライアントがいるため、1記事3,000文字を9,000円で受注することが多いです。1回5記事で45,000円になり、それを1カ月に3回程度こなしています。

ただし、手数料が20%引かれるために「45,000×80%×3回=108,000円」の副収入になります。

──今後は文字単価が上昇させたいですか?

文字単価が高いほうがもちろん嬉しいですが、2018年6月時点では業界的には一旦、上昇したあとといった状態です。

2016年までは1文字0.1~1円、高くて3円が相場でした。その背景には企業が安価な労働力を使って、低品質な記事を量産し、それらを運営サイトに掲載することで広告収入を得るというビジネスモデルがあったためです。

しかし、低品質な記事、とりわけ医療分野における低品質な記事は、読み手リスクを与えます。実際に健康被害が出ていることが確認されてからは、運営母体である上場企業や有名企業へのクレームが相次ぎました。

広告主も撤退し、Googleは記事の評価を下げて検索結果から排除します。こうして低品質な記事を量産するビジネスモデルは終焉を迎えて、一時的にウェブライターへの発注依頼も細りました。

それ以降は企業も高品質な記事を求めるようになり、同時に1文字1~3円程度、高くて5円がクラウドソーシング上の相場になっています。

もちろん、プロが1文字10~20円であることを考えると、労働単価に40倍の幅があり、私もスキルを高めて、文字単価を上昇させたい希望はあります。

──記事作成の依頼を受けるときに気をつける点はありますか?

テーマの他に1記事ごとに小見出しを指定してもらっています。自分で構成を考える必要がないことで、情報を探して文章を書くことに集中できますし、クライアントが意図した内容とのギャップも発生しにくいです。

──作業ペースはどのような感じですか?

書き始めるときは集中して、一気に仕上げるようにしています。音楽くらいは聴きますが、1記事30分が目標です。

──チャットやメールのみのやり取りでトラブルはないですか?

トラブルは経験がないです。まれに学術論文なみの質を求めてくるクライアントもいて、そういったケースでは何度もやり取りが発生するため、電話に切り替えます。いずれにしても迅速に対応できるよう心がけています。

──ウェブライターを副業にするコツはありますか?

知識のない難題なテーマでも、どこを探せば情報が出てくるのかを把握することで、無駄な苦労をしなくて済みます。納期は必ず守り、誤字脱字をチェックも怠らないことで信用を得ると、仕事が継続しやすいです。

ウェブライターの体験談

オリジナルの文章を作る能力が重要
2017.12.10
30代 女性
ウェブライター歴3年

ウェブライターを副業にしている人が多いため、なかなか安定的に仕事を得ることが難しいという面もあります。ただ、何かしら専門の得意分野を持っていると、それは1つの強みになります。

特に一般的には知られていないような内容についての知識や経験があったり、自分だけのノウハウがあったりする人は有利かもしれません。

ただ、私の経験ではそのような得意分野がなくても、文章作成に必要な情報をウェブ上で検索、精査、統合、編集して、オリジナルの文章を素早く作る能力こそが、ウェブライターに必要なスキルだと思います。

慣れてくると効率よく稼げる
2016.09.21
20代 男性
ウェブライター歴2年

ウェブ上に掲載することが目的であり、依頼される文字数は少なめです。多くは500~2,000文字の量が一般的な1記事あたりの文字数になっています。

報酬は500文字ならば500円程度が相場であり、単価だけを見ると非常に安いですが、慣れれば15分程度で書けてしまうため、スピードが速い人であれば時給換算でかなり効率よく稼ぐことができるでしょう。

仕事はきっちりこなすことが重要
2017.11.01
30代 男性
ウェブライター歴1年

ウェブライターで忘れてはならないことは、依頼された仕事に対して納期をしっかり守り、相手の要求仕様にきちんと応えた文章を安定して作ることです。
どんな仕事でも同じですが、こうして信頼関係を築かなければ仕事の依頼を来なくなります。誠実な対応こそがウェブライターに求められているかもしれません。

すでに供給過多の市場である
2016.03.25
40代 男性
ウェブライター歴5年

文章を書くことが人よりうまい人や、普段の仕事で文章を扱っている人ならばすぐにでもウェブライターになることができます。

ライターとはさまざまな企業や個人からの依頼に基づいて特定のトピックスに対して文章を書く人のことを指しますが、ウェブライターの場合はその文章の掲載先がウェブ上であることが前提になっています。

ただし、ウェブライターを志す人の数が多いため、かなり供給過多の市場です。私は固定のクライアントがいるので安定化していますが、仮にこれから新規開拓するとなると営業力が必要です。

悪質業者も少なからずいる
2016.07.30
20代 男性
ウェブライター歴10カ月

ウェブライターでは少ないですが、全般的に個人情報を入力して登録しても仕事が一向に貰えないことがあります。これは個人情報を売買する悪質業者が成りすましているケースが多いです。

ただ、今はクラウドソーシングサービスがあり、過去にあった「報酬が振り込まれない」などの悪質行為はほぼなくなったために安心です。

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本サイトでは専門性と倫理観に裏付けられた情報を掲載するように努めておりますが、内容の一部に誤りがあるなどのご指摘はお問い合わせより随時承っております。
公開日公開日 2014.08.14
更新日更新日 2018.06.20

著作・制作など

中野貴利人
中野貴利人
監修・執筆・編集
株式会社ネットピコ代表取締役。著書にど素人でも稼げるネット副業の本など。過去の取材はメディア掲載履歴で紹介。

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