水道料金は「1L=0.24円」程度!水道代が高い理由と節水するコツとは?

中野貴利人
監修中野貴利人
2019/09/06 更新

水道料金は「1L=0.24円」程度!水道代が高い理由と節水するコツとは?

  1. データ① 水道代が高い理由は市区町村のせい
  2. データ② 水道料金は1Lあたり0.24円程度
  3. データ③ 水が使われる場所は風呂が40%
  4. 水の使用量を節約する方法30選
  5. 節水の体験談や口コミ

データ① 水道代が高い理由は市区町村のせい

総務省の2017年時点の「家計調査」によると、上下水道料の平均は1人世帯で月2,189円、2人世帯で月4,205円、3人世帯で月5,483円でした。

総務省(2017年)「家計調査」

ただし、水道料金は市区町村で価格が大きく異なります。水道料金の全国平均は月4,217円ですが、神戸市は月2,334円、徳島市は月2,609円、大阪市は月3,060円と割安な一方、長野県は月6,443円と2倍以上の開きでした。

これは「人口密度が高い、業務効率化が進んでいる、地形が緩やかである、水源が近くて水量が豊富にある、ダムやポンプが低コストで設置できた」といった都市ほど、水道料金が安い傾向があるためです。

その結果「平均より水道料金が高い」と悩む人は、原因が市区町村にあるかもしれません。例えば、埼玉県さいたま市は月3,229円ですが、隣接する埼玉県川口市は月2,224円であるほど、自治体の影響が強いです。

主人公
主人公
月1,000円の差は大きいね。
貧乏神
貧乏神
過疎で月6,000円以上の地域もあるだぬ。

データ② 水道料金は1Lあたり0.24円程度

水道料金は市区町村で格差がありますが、その大小にかかわらず節水は必要です。ただ、具体的な節水方法の前に、水を使うほど「1m³=1,000L」の単価が上がっていくなどの水道の料金体系を知ることが役立ちます。

水道の料金体系は基本料金、従量料金、下水道料金に分かれます。基本料金は水道栓の口径サイズで決まり、東京都の場合は「13mmが860円、20mmが1,170円、25mmが1,460円」です。

水道料金=基本料金+従量料金+下水道料金

従量料金は水道使用量のことであり、東京都の場合は「0~5m³が0円/m³、6~10m³が22円/m³、11~20m³が128円/m³、21~30m³が163円/m³」などと段階的に単価が上がっていきます。

下水料金は水道排水量のことであり、東京都の場合は「0~8m³が一律560円、9~20m³が110円/m³、21~30m³が140円/m³、31~50m³が170円/m³」と、こちらも段階的に単価が上がっていきます。

その結果、水道料金は地域と使用量によって上下動するため、1リットルあたりの価格を明確に算出することはできません。しかし、地域別と使用量の平均を計算するとおおよそ「1L=0.24円」であることがわかります。

水道1L=0.24円

ちなみに東京都水道局の「平成28年度 生活用水実態調査」によると、世帯人員別の1カ月あたりの平均使用水量は「1人が8.2m³、2人が15.9m³、3人が20.4m³、4人が24.3m³、5人が24.3m³、6人以上が33.9m³」でした。

主人公
主人公
水道使用量は11m³を超えると単価が6倍になった!
貧乏神
貧乏神
1人暮らしなら10m³以下に抑えたいだぬ。

データ③ 水が使われる場所は風呂が40%

国土交通省の「平成26年版 日本の水資源について」によると、1日の水道使用量は1人あたり平均289Lでした。節水型のトイレや洗濯機の普及と節約意識の高まり、1995年の322Lからは使用量は減少傾向にあります。

その289Lの水が家庭内で使われる場所は、東京都水道局の「平成27年度 一般家庭水使用目的別実態調査」によると、「風呂40%、トイレ21%、炊事18%、洗濯15%、洗面・その他6%」でした。

次の「1日あたりの水道使用量に対する料金表」見てみると、具体的な使用量がイメージできます。単価は上下水道と消費税を含めて「1L=0.24円」、水道を出したときの量は「1分間=12L」で計算しています。

内容1日の使用量1日の水道代
風呂を200L溜める200L48円
洗濯を1回する100L24円
シャワーを5分間流す60L14.4円
食器洗いをする60L14.4円
調理する30L7.2円
トイレを流す8L×4回7.68円
水を出しっぱなしで歯を磨く6L×2回2.88円
手洗いとうがいをする6L1.44円
顔を洗う6L1.44円

情報取得日 2019年1月時点

本来「歯を磨く」はコップに水を溜めることで1回0.12円しかかかりませんが、歯を磨いている間に水道を出しっぱなしにすると、水道代は約10倍の1.44円に膨れ上がります。水道の出しっぱなしは無駄遣いの温床です。

また、水道代が月3,000円の人は一生で150万円前後を支払いますが、水道代が月6,000円の人は一生で300万円を超えてしまいます。電気やガスも含めた水道光熱費の節約は貯金できる額にも大きく貢献してくれます。

主人公
主人公
風呂の200Lは節約できそう。
貧乏神
貧乏神
トイレも使用回数でだいぶ違うだぬ。

水の使用量を節約する方法30選

風呂・シャワー

風呂・シャワー

節約法1日の節水量1日の節約額
風呂に溜める量を半分にする100L24円
浴槽の水は2日1回入れ替える100L24円
シャワーの3分間出しっぱなしをやめる36L8.6円
シャワーヘッドを変えて水量を50%減らす 30L 7.2円
シャワーを5分ではなく3分で済ます 24L 5.8円
浴槽に2Lのペットボトルを5本沈める 10L 2.4円

情報取得日 2019年1月時点

上記は1人の場合が対象であり、シャワーなどは家族の人数をかけることでその世帯の節約額が求められます。

シャワーヘッドは2,000円前後で売っており、付け替えも簡単ですぐに節水できますが、商品によっては節約できているようで大した効果がないものもあるため、レビューで判断していきます。

トイレ

トイレ

節約法1日の節水量1日の節約額
20年前のトイレを最新型に買い換える 4.2L×4回 2円
ウォーターセーバーを設置する 8L 1.9円
大と小を使い分ける 2L×3回 1.4円
タンクに500mlのペットボトルを入れる 2L 0.5円

情報取得日 2019年1月時点

TOTOによると、トイレの1回の洗浄水量は1965年は20Lでしたが、1994年に10L、1999年に8L、2006年に6L、2012年に3.8Lまで減りました。渦を巻くような回転で便器内を流れることで、節水を実現しています。

炊事・キッチン

炊事・キッチン

節約法1日の節水量1日の節約額
食器洗いで5分間出しっぱなしをやめる60L14.4円
食洗機で洗う 54L 13円
キッチンの蛇口を節水ゴマに交換する 50% 7.2円
食器は漬け置き洗いにする 15L 3.6円
油や食事カスを拭き取り、洗う時間を1分間短縮する 12L 2.9円
フライパンや調理器具はすぐ洗い、洗う時間を1分間短縮する 12L 2.9円
料理はスーパーにある無料の水を利用する 10L 2.4円
米のとぎ汁を再利用する 2L 0.5円
無洗米に変える 2L 0.5円

情報取得日 2019年1月時点

キッチンで大きな水道使用量を占めている動作は、食器を洗うときです。そのため、食器をスポンジで洗っているときに、蛇口の水を3分間出しっぱなしにしないだけで、1回8.64円の節約になります。

洗濯

洗濯

節約法1日の節水量1日の節約額
風呂水を洗濯に再利用する 100L 24円
洗濯を1日おきにする 50L 12円
洗濯はすすぎ1回にする 30L 7.2円
靴洗いは洗濯の水を汲んで使う 10L 2.4円

情報取得日 2019年1月時点

洗濯は風呂水を再利用することが最も節水量が多いです。洗濯物をまとめて洗ったり、洗剤を変えてすすぎを1回にすることも水道代の節約になります。

洗面所・その他

洗面所・その他

節約法1日の節水量1日の節約額
歯磨きで1分間出しっぱなしをやめる6L×2回2.9円
歯磨きではコップに水を汲む5.5L×2回1.3円
洗面所の水道の元栓を30%締めて使う 30% 1.7円
自宅での洗車はホースでなくバケツを使う 90L 21.6円
水道の支払いを口座振替にする 1.8円

情報取得日 2019年1月時点

節水のコツは「①水の出しっぱなしをやめる、②使用量そのものを減らす、③水を再利用する」の3パターンです。水道は1分間で「12L=2.88円」も流れ出るため、水の出しっぱなしをなくすだけでも効果大です。

仮に1日20分間水を出しっぱなしにすると「2.88円×20分=57.6円」、1年間で「57.6円×365日=21,024円」も損をします。歯磨き、食器洗い、シャワーなど、あらゆるシーンで蛇口を小まめに開閉する習慣を付けましょう。

主人公
主人公
人数が多いほど数円単位の節約が利いてくるね。
貧乏神
貧乏神
1日50~60円の節約も年間では2万円以上になるだぬ。

節水の体験談や口コミ

水道代は節約しやすい支出
2016/12/03
30代 男性
1人暮らし

日本の水道料金は世界と比べてかなり安いため、あまり節約を意識しない人も多いですが、水道代は水道光熱費の中でも節約しやすい支出です。

顔を洗う、歯を磨く、食器を洗う、手洗いうがい、シャワーを浴びるときに、水道の蛇口を小まめに止めるだけで、1世帯あたり月6,000Lもセーブできる統計もあります。これは年間17,280円の節約になります。

新築時に節水トイレを導入
2016/02/24
40代 女性
4人家族

1994年式のトイレは1回10Lの水を使います。1日4回で9.6円、4人家族なら約38.4円、年間で14,000円以上です。

それが2012年式のトイレでは1回3.8Lの水しか使いません。トイレ分の水道代は38%になり、8,680円の節約です。そのため、我が家も新築時に節水トイレを導入しました。

お風呂に入らないほうが簡単
2015/03/04
20代 男性
1人暮らし

シャワーの時間を1分短くすると12Lの節約になり、1人あたり年間1,000円のコストダウンができます。ただ、なかなかシャワーを短縮することは難しいですし、お得感に乏しいです。

それよりもお風呂に入らずシャワーのみのほうが簡単に節水できます。1年間では「200L×0.24円×365円=17,520円」の節約になります。

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著作・制作など

中野貴利人
監修・執筆・編集
フクポン運営/副業プランナー。新卒で副業開始、26歳で法人化、11期目。副業関連の著書4冊。2児の父。過去の取材や講演はメディア掲載履歴で紹介。