【漫画】第22話「副業が続かない理由とは?副業が続く人との明確な違いは危機意識」
「人は平等じゃない」
「アリとキリギリス」
「副業をしない人たち」
「副業のサラブレッド」
副業が続かない人とは?
高所得者や裕福な家庭で育った人は、お金に余裕があることが強く影響して、副業をしない割合が多いです。逆に低所得者や貧しい家庭で育った人は、副業をする傾向があります。
ただし、裕福と貧乏の違いは一般論であり、お金があっても副業をする人、もしくはお金がなくても副業をしない人もいます。実際に副業を続く人と続かない人では、過去、現在、将来への危機感が違います。
- 過去の不満を受け止める
- 現在に満足しない
- 将来に危機意識を持つ
- 過去の不満を忘れる
- 現在に満足する
- 将来に危機意識がない
副業を続けようとした2人の実例
実例として、同じ会社に勤めている同期の会社員2人が「収入の少ない」ことに悩んでいました。ただしAさんは副業で定期的な副収入を得ることに成功しますが、Bさんは副業がまったく続きません。
Aさんは「ダラダラする時間はもったいない」や「自由時間があるなら予定を入れたい」と考えるタイプです。
彼は新築マンションの購入資金を念頭に、将来の結婚、生まれるであろう子供の養育費、老後の資金まで計算して、今のうちから「いつまでにいくら貯める」という明確な数値目標が決まっていました。
そのため、副業をする以前から時間を埋めるように自己研鑽したり、資産運用やトレーニングもしています。重要度と緊急度が高い順にタスクを消化していくスタイルであり、予定がない日や空き時間には読書するなど、何かしら目的意識がある行動をして、生産性がゼロになることを避けるわけです。
このように過去の不満を受け止め、現状に満足せず、将来に危機意識を持っている人は、長期的な視点で物事を捉えます。その目標に向かって課題を1つずつクリアしていけるため、パラレルワークもスタートしやすいです。
一方、Bさんはやることがないときに「家でゴロゴロする、飲む回数を増やす、過剰に遊びに行く」など、惰性が慢性化してしまうタイプでした。とりあえず副業を始めたのですが危機感がなく、モチベーションが続きません。
このように似ている環境下においても、きちんと副業で成功する人もいれば、結局は何もしない人や意識的にわかっていても続かない人がいます。
ただし、Bさんもモチベーションを上げて、将来を見据えたアクティブな行動ができるようにはなります。そのためには次の「貪欲さと悲観さ」がヒントになります。
副業が続く人は貪欲さと楽観さがある
貪欲さがあるから不満を解決しようとする
私たちは欲がないと成功しません。例えば、何か金銭的に困ったときに「いざとなったら親が助けてくれる」などと考えてしまうと、当然、モチベーションが湧き出てこないわけです。
常に「誰の援助も当てにできないから自分で稼ぐしかない」といった意気込みが、副業には不可欠であり、親が助けてくれるといった恵まれた環境の人でも「自分1人で何とかしたい」という思考であれば、副業ができます。
つまり、節度ある欲望、良い意味で貪欲であることが、モチベーションに変わります。それは「お金が欲しい」という素直な気持ちでも構いません。資本主義社会で生きている以上はお金は必要であり、正しい解決策です。
副業をする人は貪欲さに秀でています。過去、現在、将来に対する不満を素直に受け止めて、それを解決したいという熱意によって、アクティブに頭と体が動き続けます。
楽観さがあるからモチベーションが生まれる
不幸に見舞われたとき、楽観主義者は「この状態は一時的であり、いずれは解決する」と信じます。さらに「自分のせいというより悪い状況が重なっただけ」や「これは試練であり、解決することで良い結果が得られる」と考えます。
逆に悲観主義者は「この最悪な状態はずっと続いて、何をやってもうまくいかない」と思い込みます。さらにその原因を「自分のせいであり、自分が悪かった」と捉えます。人の本質として、楽観主義(オプティミスト)のほうが悲観主義(ペシミスト)より幸せを感じやすいです。
しかしながら、悲観さも兼ね備えたほうが物事はうまく進む傾向があります。京セラやKDDIを創業した稲盛和夫氏は「新しいことを成し遂げるには、楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」と説いています。
副業の構想段階でも楽観主義でいきましょう。収入や生活スタイルも自分の思い描く理想像で構いません。ここでモチベーションを上げていきます。次に「副業の計画段階」では楽観主義から悲観主義に切り替えます。
楽観主義は「下と比べて安心して過去の不満を忘れる、普通や平均を好んで現在に満足する、将来に危機意識がなくなる」といった行為をしがちです。悲観主義は「最悪を想定できる、危機管理能力が高まる、逆境に対応できる」といった慎重な計画を策定でき、有事にも冷静に対処できるマインドが得られます。
最後の「副業の実行段階」では必ず実現できるという意思のもとで、楽観的に進めていきましょう。副業の計画段階であらゆる事態が想定の範囲内になっていますし、悲観的のままでは副業がつまらないです。原点に戻って自信を持った状態で実行することが望ましいです。
このように私たちは楽観主義と悲観主義を兼ね備えることで、モチベーションを維持し続けて、正しい行動が取れるようになります。
副業が続かない体験談や口コミ
大多数の社会人が副業をできないのは仕事が忙しいからじゃなく「そんなに贅沢はできないけどまぁ死にはしないし、酒飲みながらネットフリックス見てるだけで幸せだしな」という危機感の無さが原因。
— YOBBY (@gregory_vocant) January 29, 2020
危機感を持つことさえ難しいのに加えて、それを持ち続けるのは並大抵のメンタルじゃ無理。