コンテンツ販売の副業とは?自分のノウハウをデジタル化して100~5万円で売る
- コンテンツ販売の副業とは?
- 収入は1冊100~5万円
- 副業でコンテンツ販売を始める手順
- コンテンツ販売サービス5社を比較
- 収益化のコツはX(twitter)による集客
- メリットは元手0円のストック型ビジネス
- 注意点は詐欺で訴えられること
- コンテンツ販売の副業まとめ
- コンテンツ販売の体験談や口コミ
コンテンツ販売の副業とは?
コンテンツ販売とは自分が持つ知見をテキストやPDF、動画などでデジタル化し、ウェブ上にて有料で売る副業です。売るときはコンテンツ販売サービスにデジタルコンテンツを登録することで、購入からデータ提供、入金、在庫管理までがスムーズになります。
テーマは「仕事、日常生活、趣味」のように何でも構いません。初心者より多少詳しいことがあれば、その初心者にとっては有益な情報源になります。今は個人がメディアになれるため、積極的に自分の知見を広めてみましょう。
ただし、コンテンツ販売の価値とは「人の悩みを解決すること」です。本人が得意なだけではなく、需要があるジャンルに選びます。人気のジャンルは「金融、ビジネス、健康、コンプレックス、恋愛」です。
2024年10月時点の例として、金融は「副業で金融資産を年10%増やす」、ビジネスは「YouTube動画の再生回数を増やし方」、健康は「医師監修!食事でメンタルを改善する」、コンプレックスは「2カ月で14kg減量した方法」、恋愛は「陰キャ男子が彼女を作るまでのステップ」などが支持されていました。
ちなみにコンテンツ(contents)とは「内容物」という意味です。そのため、有名なビジネス書やマニュアル本のように、最終的には内容が優良であれば、購入者からの評価が上がって、徐々に売れていきます。
収入は1冊100~5万円
コンテンツ販売サービスでは、記事、写真、音楽、動画を投稿するnoteが有名です。noteでは記事を投稿する際、公開設定を「有料」にして、価格と有料化の範囲を指定すると、記事の途中で「この続きをみるには」という表示がされるようになります。
続きが気になる読者のみが金額を支払って、読み進めるシステムです。価格は100円以上、プレミアム会員は5万円までの値付けできます。
仮に記事を1本執筆して、300円で販売したとします。1カ月で10本売れると売上は3000円、1年間で100本売れると売上は3万円です。そこから手数料としてカード決済の5%かキャリア決済の15%、加えてプラットフォーム利用料の10%が差し引かれます。
例えば、売上3万円で、すべての決済がクレジットカードだったとき、合計手数料は4350円となり、2万5650円が振り込まれる計算です。
3万円-5%-10%=2万5650円
良質なコンテンツであるほど、売上が伸びる可能性は高まります。一例として、1万文字程度の記事を1980円で販売して、1000部以上も売った会社員もいました。この結果、売上198万円、粗利151万~169万円を獲得しています。
副業でコンテンツ販売を始める手順
コンテンツ販売の実作業は「コンテンツ制作」と「販売ページ制作・集客」に分かれます。なぜならコンテンツが素晴らしくても、販促と集客をしないと誰もその存在に気付かないですし、販促と集客に成功しても、コンテンツが貧相ではすぐに売れなくなるからです。
この両輪を意識することが成功の基礎理論です。次の手順に沿って、最初は月1000円の副収入を得ること目標に進めていきましょう。
- 自分の得意分野を徹底的に調査します。
- その分野の書籍を購入して、記事や動画を仕上げます。
- コンテンツ販売サービスに商品を登録します。
- 特典を付けるなどして、販促ページを作り込みます。
- X(twitter)やInstagramのフォロワーを増やします。
- X(twitter)やInstagramのフォロワーが増えたら、商品を紹介します。
- 商品が購入された翌月に、銀行口座に入金されます。
コンテンツ販売を始めるときは、あなたの得意分野における市場を徹底的に調査しましょう。関連図書を2~3冊購入して、ユーザーのニーズを把握、目次や構成を参考にします。それらに自分の経験を加えながら編集すると、あなたのオリジナルコンテンツの完成です。
すでに「同じ分野でコンテンツ販売している人の商品」を買うことでも、コンテンツ販売の戦略が見えてきます。あなたが「その商品を見つけた経緯、その商品を選んだ動機、その商品を買った決め手」を分析しましょう。
販売者の経歴や商品のテーマで集客と販促の仕方は異なりますが、ウェブ上の流入経路は「自然検索、有料広告、SNS、外部サイト、直接流入」です。コンテンツ販売ではその中でもX(twitter)やInstagramに集中しており、X(twitter)やInstagramのフォロワーを増やすことが、集客につながっています。
コンテンツ販売サービス5社を比較
コンテンツ販売専用で売れる5サービス
コンテンツ販売では原則、コンテンツ販売サービスにデジタルコンテンツを登録して、販売することになります。これはユーザーにとって、商品が選びやすく、有益な情報が即座に手に入り、安全であるためです。
このようなコンテンツ販売サービスを運営している企業は、国内に数社のみであり、各社とも手数料と特徴に差があります。
名称 | 手数料 | 特徴 |
---|---|---|
note | ①14.5% ②23.5% | 業界最大手 会員数200万人以上 |
Brain | 12% | レビュー機能充実 アフィリエイトあり |
Amazon KDP | ①30% ②65% | Kindleで出版する |
インフォトップ | 5.8~11% | アフィリエイトあり 2006年設立 |
ココナラ | 25% | 500円でスキル販売 |
情報取得日 2024年10月時点
noteはクリエイターが活用するコンテンツ投稿のプラットフォームです。ブロガーや有識者が記事を投稿したり、イラストレーターがイラストや漫画、フォトグラファーが写真、映像クリエイターが動画を公開しています。
2024年10月時点でアクティブユーザー数は4400万人、会員数は210万人、1日の平均投稿件数は1万5000件もあり、ユーザーが集まりやすく、編集機能や購入機能が充実しています。
Brainは2020年1月から急速に普及しているコンテンツ販売サービスです。デジタルコンテンツは立ち読みができず、頻繁に「あまり役に立たなかった」というクレームが発生していました。そこでレビュー機能を充実させることで、を工夫しています。
さらにアフィリエイト機能が魅力です。Brainの会員は「アフィリエイトコード=紹介リンク」を取得できます。この紹介リンクを自分のブログやX(twitter)に掲載して、そこからユーザーが購入すると、売上の最大50%が紹介料として貰えます。
Amazon KDP(Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング)はAmazonで電子書籍を出版できるサービスです。原稿を書き上げたら、原稿と表紙の書式設定をして、タイトルや価格を登録します。これであなたのKindle本がAmazonで販売されるようになります。
クラウドソーシング大手のココナラには、知識や経験を売り買いできるオンラインマーケットがあります。ここで「ビジネス、趣味、恋愛相談」などの多様な情報を出品したり、相談を受けることができます。
コンテンツ販売以外も売れる3サービス
コンテンツ販売サービスを利用せず、自分の店舗で売る方法もあります。大手のネットショップ開業サービスには、デジタルコンテンツの販売機能が付いているため、これを利用することで手軽に収益化ができます。
名称 | 手数料 | 特徴 |
---|---|---|
STORES | 月額費0円 カード決済5% | 数分でお店を持てる 商品登録数無制限 テンプレート48種 機能充実 |
BASE | 月額費0円 カード決済3.6%+40円 サービス利用料3% | 簡単に店舗を開ける 商品登録数無制限 テンプレート47種 機能充実 |
カラーミーショップ | 月額費900~7800円 カード決済4%~ | 商品登録数無制限 テンプレート30種以上 機能充実 |
情報取得日 2024年10月時点
BASEは簡単にネットショップを開設できるサービスです。会員登録後にショップ情報、特定商取引法に基づく表記、決済方法を入力して、デザインやロゴを設定します。あとはデジタルコンテンツ販売アプリを導入すると、ユーザーが商品購入後にテキストデータをダウンロードできるようになります。
収益化のコツはX(twitter)による集客
コンテンツ販売では「ユーザー=見込み客」がいないと売れません。そのユーザーを集めるためにX(twitter)が一般的であり、それ以外ではInstagramのフォロワーやFacebookの友達を増やしたり、LINEアカウント登録やメルマガ登録に誘導する人もいます。
X(twitter)のフォロワーを増やす方法はいくつかあります。基本はX(twitter)の中でアクティブに活動することです。ポストして、メッセージを送って、リポストをして、いいねを押します。
- 名前と自己紹介をコンテンツ販売に関連した内容にする。
- 1日5回は有益で中身のある内容をつぶやく。
- おすすめトレンドに対してつぶやく。
- ポストは要約と独自意見を混ぜるとバズりやすい。
- インフルエンサーにメッセージを送る。
- インフルエンサーのツイートをコメント付きでリポストする。
- 積極的にいいねをする。
- 親和性の高い人をフォローして、フォローバックを増やす。
過去に流行った方法では「プロフィールに人並みはずれた実績を載せる」や「定期的に炎上狙いのポストする」がありましたが、ユーザーがそれらに慣れた今はあまり有効ではありません。
原則はX(twitter)の中で何度も発言することです。X(twitter)のフォロワーが1000人を超え始めたら「ノウハウ公開中」などとツイートして、そのツイートをプロフィールに固定しましょう。そのあともX(twitter)でアクティブに活動し続けると、あなたのX(twitter)が集客ツールに進化します。
メリットは元手0円のストック型ビジネス
コンテンツ販売は書籍を売る物販です。しかし、商品を仕入れる必要がないため、仕入れコストがかかりません。商品がデジタルコンテンツであるため、過剰在庫も抱えず、在庫管理コストも不要です。
主な作業は自分の専門的な知識をまとめて、1つのデジタルコンテンツにすることから、制作コストがいりません。好きな時間に好きな場所で副業を楽しめるため、本業に支障なくチャレンジできます。
ウェブ上で公開する形式であれば、ユーザーのニーズに合ったタイミングで売れていきます。販売コストや配送コストが不要であり、1度制作すると無料で複製販売できます。
つまり、元手0円で起ち上げることができて、売れたときのみ手数料を支払うスタイルのため、赤字にもならないです。継続的な収益が発生するため、一定期間は不労収入が見込めるストック型ビジネスです。
注意点は詐欺で訴えられること
コンテンツ販売には、ありきたりな情報では収益化ができないというデメリットがあります。ユーザーがお金を支払うほどのコンテンツとは「オリジナリティが溢れる固有情報、他では知ることが難しい希少性、専門性があって深みのある独自視点」です。
それに反する安易なコンテンツを作成して、コンテンツ販売サービスに掲載してもまず売れません。失敗は成功へのプロセスでありながら、必ずしも収益にはつながらないわけです。記事や動画などのコンテンツ制作にかかる時間は、コンテンツの質と量によりますが、その労力は水の泡になります。
さらにコンテンツ販売には購入者から訴えられるリスクが潜んでいます。過去の事例では、転売で稼ぐ方法を買った人から「稼げなかったから返金」を請求されたり、FXで稼ぐ方法を買った人から「損失分を補填する」ように損害賠償請求されることもありました。
コンテンツ販売の難しいところは、販売者が提供する情報と購入者が想像する情報に乖離することです。それを防ぐためにはの販促ページで誇大広告を控えて、コンテンツの対象者と目次を正しく説明することに尽きます。
それでも理不尽な請求をするユーザーはいます。その際は「成功者がいるからあなたの努力が足りない」や「志望校に合格できなかったから、学習塾を訴える人はいない」など、全面的に戦う人もいますが、一定のクレームは受け入れて真摯に対応したほうが、結果的には丸く収まります。
コンテンツ販売の副業まとめ
総合 | 3.6 |
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評価 | |
収入 | 1冊100~5万円 |
時間 | 1週間~ |
特徴 |
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業
|
コンテンツ販売の体験談や口コミ
コンテンツ販売5カ月
コンテンツ販売で気軽にお金を稼ぎたいと思っても、プロの視点による情報提供力が必須です。自分が詳しくない分野に金銭目的のみで参入しても、ユーザーが知りたい情報を盛り込んだコンテンツを作ることはできず、ほぼ稼げません。
最初はなるべく初心者をターゲットにしましょう。あまり自分を大きく見せずにこれまでの経験や苦労話を含めると、わりとコンテンツ販売は成功しやすいです。