送迎ドライバーの副業 - 会社員OK!深夜0~5時にキャストを自宅まで送るバイト
- 送迎ドライバーの仕事内容
- 報酬は時給1500~2000円
- 副業で送迎ドライバーを始める手順
- メリットは疲れにくく報酬が高い
- 注意点は想定外に慣れること
- 送迎ドライバーの副業まとめ
- 送迎ドライバーの体験談や口コミ
送迎ドライバーの仕事内容
送迎ドライバーの求人案内では、子供らを幼稚園やスイミングスクールに送るマイクロバスの運転、高齢者らをデイサービスなどの高齢者施設に送るワゴン車の運転を募集しています。いずれも学歴不問、時給1000円以上、1日3~8時間、週2~5日勤務が一般的です。
ただ、企業によっては「1日2回の変則勤務、朝8~11時のみ、夕方2時間」など、平日勤務の会社員には働きにくいため、副業としては人気がありません。
一方、キャバクラや高級クラブで働くキャストを、自宅まで送迎するドライバーは違います。勤務時間はほとんどが深夜帯、時給も高くて人目につかないため、副業禁止の会社員や公務員が選ぶほどです。
また、送迎ドライバーは仕事中に常に運転するわけではなく、就業時間中の半分以上が待機時間ということもあります。しかも、待機時間中に店舗の清掃や雑務などの他の業務をお願いされることは、ほぼありません。
報酬は時給1500~2000円
報酬体系は店舗でまちまちですが、時給制と日給制に分かれます。時給は1500~2000円、日給は5000~1万円が相場です。歩合給で「送迎人数×距離」で計算する店舗もあります。
シフトは深夜0~3時、状況次第では5時以降です。閉店時間の少し前に店舗へ向かって、終電のないキャストを乗せて、キャストの自宅まで送ります。
ただ、閉店時間は法律上深夜0時ですが、一部の店舗では閉店時間を「~LAST」としていて、実情では深夜1~2時、さらにキャストがアフターや食事に出掛けることで、明け方の5~6時の送りもあります。
状況によって複数人が同乗したり、1度送り届けたあとに店舗へ戻って別のキャストを送迎することも日常的です。
いずれにしても平均的な労働時間は1日3~5時間程度になります。時給2000円の店舗にて、水曜と金曜の週2日勤務で月10日間働くとすると、6万~10万円の報酬が受け取れます。
時給2000円×3~5時間×10日=6万~10万円
ただし、ガソリン代が支給されないため、ここから20~30%は差し引かれることになり、実質的な時給は1200~1600円です。
また、送迎ドライバーでは店舗専用車を使うことは少なく、送迎ドライバーの自家用車を使う「車持ち込み」で求人募集をしています。送迎ドライバーにとっては事故などのリスクやトラブルが増える反面、送迎後に直帰できるメリットがあります。ただし、軽自動車NGや常時車内清掃などが条件です。
副業で送迎ドライバーを始める手順
求人は一般的なアルバイト情報サービスに掲載されています。ただし「送迎ドライバー」のみで検索すると、運送会社、幼稚園、英語教室、温浴施設、人工透析、介護施設、霊きゅう車もヒットするため、基本は「キャスト、送りドライバー、ナイトワーク」なども入力して、求人情報を絞り込みましょう。
- アルバイト情報サービスで「送迎ドライバー キャスト」などのキーワードで検索します。
- もしくはナイトワーク専門の求人サービスで検索します。
- 時間帯や勤務日数など、条件にマッチする店舗を選びます。
- 面接を受けて採用されたあと、勤務シフトが決定します。
- 指定日時に店舗近くに車を停めて、待機します。
- スタッフから人数、住所、ルートが伝えられます。
- 店舗とキャスト宅を2~3回往復することもあります。
- 日払い手渡しで報酬を受ける店舗が多いです。
例えば、メンズ体入は男性のナイトワークに特化した求人サービスです。職種は「ホール、幹部、送りドライバー、キッチン、ソムリエ、バーテンダー、キャッシャー、ヘアメイク、エスコート」に分類されています。
求人を出している企業は1店舗ではなく複数店舗を経営していたり、グループ企業で横のつながりが太かったりします。そのため、その日の状況によって送迎依頼がある店舗に向かうといった流動的な勤務もあります。
例えば、本店が東京都新宿であっても、六本木、池袋、恵比寿にある支店を当日指定されます。毎回異なる場所に迎えに行く煩わしさはありますが、シフトに柔軟性があるため、週2~3日の勤務でも採用されやすいです。
また、送迎ドライバーは日払い対応できる店舗が多いです。すぐに現金で報酬を得たいなら日払い対応を確認しましょう。
メリットは疲れにくく報酬が高い
夜間の空き時間に仕事をしたい人や、車が好きで運転が苦にならない人は、キャストの送迎ドライバーに向いています。応募条件も「18歳以上、普通自動車免許あり、学歴・職歴不問」であり、誰でもチャンスがあります。
仕事内容は難しくなく、待機と運転を繰り返すのみです。待機中は寝ていても構いません。スタッフやキャストが起こしてくれます。車内は快適な空間で天気や季節に影響されないです。
何より深夜に同じ時給で働く交通整理や工事現場ほどの疲労感もないですし、ファミレスやコンビニの慌ただしさもありません。
深夜勤務であるため、時給1500円以上という高報酬も魅力的です。一方で朝キャバや昼キャバの送迎ドライバーもあります。日払いですぐにお金が欲しいという人にも向いています。
注意点は想定外に慣れること
時間通りに仕事が終わらない
店舗によっては、閉店時間後のキャストの退店時間にかなりのばらつきが出てしまいます。0時に到着しても、1時にならないとキャストが出てこず、日給制ではその時間分は無駄になってしまいます。
送迎時はキャストの要望でコンビニや吉野家によることもしばしばです。送迎ドライバーは待つことも仕事ですが、30分程度待たされることもあります。
また、アフターや諸事情でキャンセルが出ることも想定しなければいけません。送り先の人数が減ったときは報酬が減額される店舗もあります。
店舗の対応が雑である
送迎人数が無事まとまっても、住所や走行距離にばらつきが出ることがあります。例えば、店舗が秋葉原にあると、キャストの住まいが東京、埼玉、千葉にまたがったりして、送迎ドライバーとしては判断に迷います。
スタッフから送る順番の支持がないときは、必ず確認しましょう。キャストは勤務明けで疲れており、いら立っています。
逆に細すぎる規則がある店舗も注意です。例えば「自分からキャストに挨拶はして、自分からキャストへ話してはいけない」はわりと一般的です。キャストに話しかける行為は言語道断であり、キャストと仲良くなってLINEを交換した場合は、罰金制度を設けている店舗もあります。
キャストの行動に配慮する
キャストはお酒が入っているため、機嫌はそこまで悪くないです。しかし、カーナビ通りに進んでも理想のルートではないと切れるキャスト、予想通りの時間に到着しなと切れるキャストもいます。
さらに酔いつぶれてしまって到着しても起きないキャスト、車内で喧嘩をし始めるキャスト、夜間保育園に子供を迎えに行ってから一緒に帰るキャストのように、人間一様ではないため、個別に柔軟な対応が求められます。
送迎ドライバーの副業まとめ
総合 | 3.4 |
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評価 | |
収入 | 時給1500~2000円 |
時間 | 2~8時間 |
特徴 |
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業
元手0円
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送迎ドライバーの体験談や口コミ
送迎ドライバー2年
キャバクラ嬢の送りドライバーの仕事は「思ったよりも稼げなかった」や「きつくてすぐに辞めてしまった」という人も周りにいました。
失敗しないためには店舗選びがポイントです。例えば「ガソリン代と高速代の支給の有無、予定以上に送迎時間がオーバーしときの報酬上乗せの有無、送迎キャンセル時の減額の有無」は確認しましょう。
個人的にはこの3つはありでもなしでも構いませんが、事前に報酬体系を伝えてくれる店舗はトラブルが発生しにくいです。
また、ミニバンなどの車種指定や車内環境といった細かい条件があると、抵抗感があるかもしれませんが、そういった店舗はマニュアルや指示が行き届いている優良店であるため、むしろ応募するようにします。
あとこの業界は現金手渡しの店舗がほとんどであり、確定申告は自分ですることになります。特に難しくありませんが、忘れないようにしましょう。