【漫画】第45話「外貨両替のお得な方法!手数料とレートを比較」

中野貴利人
監修中野貴利人
株式会社ネットピコ 代表取締役

「銀行や空港より安い」

今度友だちとグアムに行くんだ おみやげにチョコよろしく はい餞別 少なっ! ほら ありがと!! ‥‥ お金はどこで両替したらお得かな? 前に海外ホテルで両替したときは かなりの手数料を取られたんだよ 現金に両替するならFX会社や外貨宅配を選ぶ人が増えている 銀行や空港よりも手数料が1/3以下だからな えっ!? 何っ!?

「両替の手数料率を比較」

外貨両替サービスにおける米ドル円の為替レート一覧だ 為替レートは小さいほうがお得になる 少ない日本円で1ドルを買えるからな 現金に両替できないクレカを除くと①FX会社 ②外貨宅配 ③金券ショップの順だね 空港や銀行は割高だな この為替レートに手数料などが加算されて 最終的な手数料率は次の表のようになる わかりやすいように10万円両替時の受取額も比較してみた 外貨宅配いいね 便利だが7万円以上など条件もある クレカは意外と高いかも 事務手数料が上乗せされる 金券ショップは安くないのか 店を構えるとコストがかかる

「FX会社で両替する手順」

海外両替所はどこも同じなの? 先進国は割高で新興国は割安な傾向がある FX会社にしようかな FX会社で外貨両替する手順は簡単だ 手順①口座開設する 外貨両替できるFX会社は国内に数社のみであり 口座開設が必要となる マネーパートナーズが割安な手数料で人気だ 手順②入金する 外貨両替に必要な金額をFX会社の口座に入金する クイック入金なら入金手数料が無料で即時に反映される 手順③依頼する 空港受け取りを選択して通貨や受取予定日受取金額を指定する マネーパートナーズでは成田・羽田・関西・中部で受け取りができる

「外貨両替したら‥‥」

手順④受け取る 空港の受付カウンターで受付番号と本人確認書類を見せると 外貨が受け取れる 空港によって営業時間が異なるぞ 俺もFX会社経由で外貨を両替してきた どこに行くの? 今から探す えっ!? んっ!?海外旅行ってこんなに高いの? パスポートだけで1万円以上!? ‥‥ そんな金ない!! 計画性0だな
  1. 銀行とFXでは手数料が3倍違う
  2. 為替レートと手数料率を比較
  3. 13種類の両替方法!どれが便利?
  4. 両替所の為替レートが決まる仕組み
  5. FX会社で外貨両替する手順

銀行とFXでは手数料が3倍違う

銀行とFXでは手数料が3倍違う

日本円を外貨に替えるときの為替レートや手数料は、両替する場所や運営元の企業によって差があります。その中ではFX会社と外貨宅配が割安であり、両替手数料は大手銀行の1/3以下です。

項目大手銀行FX会社外貨宅配
為替レート
米ドル/円
115.75円113.00円113.13円
手数料率2.6%0.7%0.3%
受取額
10万円分
864ドル881ドル884ドル
取扱日平日のみ原則365日原則365日
取扱時間営業時間内原則24時間原則24時間

情報取得日 2017年12月4日時点

為替レートは小さいほどお得です。手持ちの10万円は「1ドル=200円」のときに500ドルにしかなりませんが、「1ドル=100円」のときなら1,000ドルと交換できるからです。

そこで実際に10万円を米ドルに両替してみたところ、2017年12月4日時点における大手銀行の為替レートは「1ドル=115.75円」であり、864ドルに換金できました。

しかしながら、FX会社は「1ドル=113.00円」で886ドル、事務手数料の500円を差し引いても881ドルになります。外貨宅配も「1ドル=113.13円」で884ドル、配送料が無料であるために884ドルはそのまま貰えます。

この結果、実質的な手数料率は大手銀行の2.6%となり、FX会社の0.7%や外貨両替の0.3%と比較すると、かなり割高であることがわかります。

ちなみに外貨両替できるFX会社は一部しかなく、大手ではマネーパートナーズYJFX!などに限ります。外貨両替はマネーバンクが人気です。

為替レートと手数料率を比較

11種類13カ所の両替方法における「為替レート、手数料率、受取額」を比較してみました。為替レートは毎日変動するために現在の値と異なりますが、為替レートの差、手数料率、受取額の差はほぼ変わりません。

種類為替レート手数料率受取額
FX会社
マネーパートナーズ
113.00円0.7%881ドル
外貨宅配
マネーバンク
113.13円0.3%884ドル
外貨宅配
トラベレックス
115.47円2.3%866ドル
外貨宅配
三井住友銀行
115.75円2.6%864ドル
外貨預金
りそな銀行
113.88円1.0%878ドル
クレジットカード
JCB
114.60円1.6%873ドル
金券ショップ
大黒屋
114.77円1.7%871ドル
海外両替所
ワイキキ市内 DFS
114.90円1.8%870ドル
海外両替所
バンコク市内 両替所
114.76円1.7%871ドル
空港内両替所
Travelex
115.47円2.3%866ドル
大手銀行
みずほ銀行
115.75円2.6%864ドル
郵便局
ゆうちょ銀行
115.79円2.6%864ドル
旅行代理店
JTB
116.01円2.8%862ドル

情報取得日 2017年12月4日時点

最も受取額が多かった外貨両替は外貨宅配です。ただ、同じ外貨宅配でも手数料率がかなり違います。マネーバンクは0.3%でしたが、トラベレックスは空港内両替所と同じ2.3%、三井住友銀行は窓口と同じ2.6%でした。

また、金券ショップ、海外両替所、空港内両替所、大手銀行、郵便局、旅行代理店は、実店舗と人件費がコストに上乗せされて、どうしても手数料率が高くなってしまいます。

13種類の両替方法!どれが便利?

FX会社や外貨宅配は個人情報などを入力する必要があって、面倒に感じる人もいます。むしろ、1~2%程度のコスト増なら気にならなかったり、手続きなしを希望する人は金券ショップが最適です。

ただし、すべての外貨両替においてデメリットも存在するため、その特徴を事前に把握しておくと損した気分になりません。例えば、空港内両替所では営業時間外であったり、長蛇の列で換金できないこともあります。

種類評価特徴
FX会社
マネーパートナーズ
A評価
  • 手数料はかなり割安
  • 割安な売買時期を狙える
  • スマホで購入できる
  • 土日祝日・24時間対応
  • 国内空港で受け取れる
  • 口座開設が必要である
  • 空港カウンターは24時間営業ではない
  • 出金手数料が別途500円かかる
外貨宅配
マネーバンク
A評価
  • 手数料はかなり割安
  • 取扱通貨が豊富にある
  • スマホで購入できる
  • 土日祝日・24時間対応
  • 7万円未満には未対応
  • 銀行振込の手数料を負担する
  • 代金引換では800円がかかる
外貨宅配
トラベレックス
D評価
  • 手数料は空港内両替所と同じ
  • 取扱通貨が豊富にある
  • スマホで購入できる
  • 土日祝日・24時間対応
  • 10万円未満は送料1,000円
外貨宅配
三井住友銀行
D評価
  • 手数料は銀行窓口と同じ
  • 取扱通貨が豊富にある
  • スマホで購入できる
  • 土日祝日・24時間対応
  • 8万円未満は別途送料
外貨預金
りそな銀行
C評価
  • 手数料は銀行より安い
  • 預金時に手数料を支払っている
  • 海外のATMで下ろせる
  • 資産運用も兼ねられる
  • 為替差損リスクがある
クレジットカード
JCB
B評価
  • 手数料が1.6%上乗せされる
  • 両替する必要がない
  • 現金の店舗で使えない
  • 安全性に不安が残る
金券ショップ
大黒屋
B評価
  • 手数料は比較的割安
  • 通貨の種類が少ない
  • 営業時間は比較的長い
海外両替所
ワイキキ市内 DFS
C評価
  • 先進国は全般的に割高
  • DFSやカジノは安め
  • 空港やホテルは高い
海外両替所
バンコク市内 両替所
C評価
  • 新興国は全般的に割安
  • 両替所ごとに差がある
  • 空港やホテルは高い
空港内両替所
Travelex
C評価
  • 手数料が銀行より若干安い
  • 通貨によっては割安
  • 取扱通貨が豊富にある
  • 早朝と深夜に閉店する
  • 混雑時には列ができる
大手銀行
みずほ銀行
D評価
  • 手数料が割高
  • 取扱通貨が豊富にある
  • 営業時間が短い
  • 身近で安心感がある
郵便局
ゆうちょ銀行
D評価
  • 手数料が割高
  • 営業時間が短い
  • 近隣にあり行きやすい
旅行代理店
JTB
E評価
  • 手数料がかなり割高
  • 予約や時間がかかる
  • 購入時に申し込める

FX会社のマネーパートナーズはスマホで24時間申し込めて、手数料もかなり割安です。ただ、外貨を受け取れる空港が成田、羽田、関西、中部などに限られており、受付カウンターも24時間営業ではありません。

外貨宅配のマネーバンクは在宅に外貨が届く仕組みが便利です。一方、7万円以上から利用可能であり、少額には応じていません。また、支払いが銀行振込の場合は振込手数料、代金引換の場合は800円の手数料が必要です。

クレジットカードのJCBなら両替そのものが不要になりますが、海外旅行に現金は必須です。加えて、為替レートが1.6%の手数料が加算されるために、結局は金券ショップと同程度の手数料を支払うことになります。

現地両替所は先進国は割高で、新興国は割安な傾向がありますが、国と通貨によって差があります。例えば、カナダドルは現地空港、豪ドルは現地銀行、シンガポールは現地両替所がお得です。

中国人民元、韓国ウォン、タイやフィリピンのような東南アジア諸国のマイナー通貨は、日本国内では手数料が割高になるため、現地両替所や現地空港を利用することがおすすめです。

両替所の為替レートが決まる仕組み

両替所の為替レートが決まる仕組み

為替レートには「銀行同士が取引するときに参照するインターバンク・レート」と「個人や企業が取引するときに提供する顧客向けのカスタマーズ・レート」があります。

2017年12月4日時点のインターバンク・レートは「1ドル=112.80円」でした。銀行は午前10時時点、外貨宅配や金券ショップは1~2時間おきにインターバンク・レートを取得して、それに手数料を上乗せし、カスタマーズ・レートにしています。

その結果、金券ショップの大黒屋は「1ドル=114.77円」、空港内両替所を運営するトラベレックスは「1ドル=115.47円」、みずほ銀行は「1ドル=115.75円」などで提供していました。

つまり、インターバンク・レートに対して、大黒屋は1ドルあたり1.08円、Travelexは1ドルあたり2.68円、みずほ銀行は1ドルあたり2.96円の「価格差=手数料」があるということです。

一方、FX会社のマネーパートナーズが0.2円、外貨宅配のマネーバンクが0.33円でした。外貨両替するときは空港や銀行、金券ショップが大衆的ですが、FX会社や外貨宅配がお得であることは間違いありません。

FX会社で外貨両替する手順

FX会社で外貨両替する手順

FXで外貨両替するためにはFX会社の口座開設をして、日本円を入金してから外貨を買ったあと、両替実行(コンバージョン)を申請して、空港カウンターで受け取る、もしくは銀行口座への送金を依頼するようにします。

  1. FX会社に口座開設をします。
  2. 日本円を入金をして、外貨を買います。
  3. 両替実行(コンバージョン)を申請します。
  4. 空港カウンターで受け取ることがお得です。

注意点としては手数料が別途発生することです。例えば、マネーパートナーズの手数料率は本来0.2%程度ですが、空港カウンターで外貨を受け取る際に事務手数料を500円を加算すると、実質的な手数料率は0.7%となります。

FX会社や受け取り方法によっては手数料が0円になったり、逆に数千円に増えることもあります。FX会社を検討している人は、受け取り例を事前に検討しましょう。10万円を両替したときの手数料は下記のとおりです。

社名受け取り例別途手数料
マネーパートナーズ
マネパカード
マネパカードにチャージ 0円
マネーパートナーズ 空港カウンターで受け取り 500円
マネーパートナーズ 銀行出金 2,500円※1
YJFX! 銀行出金 1,500円※1
セントラル短資FX 銀行出金(三井住友銀行) 1万通貨あたり500円※1
マネックス証券 銀行出金 2,000円※1

※1 別途リフティングチャージが発生する場合があります。

一般的にはマネーパートナーズで外貨両替を申請して、成田、羽田、関西、中部空港内にあるカウンターで受け取る方法がリーズナブルです。

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公開日公開日 2017.12.26
更新日更新日 2018.08.13

著作・制作など

中野貴利人
中野貴利人
監修・原作・執筆・編集
株式会社ネットピコ代表取締役。著書にど素人でも稼げるネット副業の本など。過去の取材はメディア掲載履歴で紹介。
コダイラショウヘイ
コダイラショウヘイ
作画
東京都小平市出身の漫画家兼イラストレーター。4コマから似顔絵まで、笑えるモノを描きまくってます。