【漫画】第47話「FXのMACDとは?見方は2本の線とヒストグラムでシグナルがわかる」
「フライドポテトが動く」
「売買シグナルの読み方」
「ポテト=ヒストグラム」
「ビッグマックDで買い」
FXのMACDとは?
MACDとは「Moving Average Convergence Divergence trading method」の略であり、読み方は「マックディー」です。単語の意味のみでは「移動平均、収束、拡散、手法」となります。
MACDの特徴は「単純移動平均線より売買シグナルが早い」ことです。直近の数値を重視した線であるため、ゴールデンクロスとデットクロス、上昇トレンドと下落トレンドがスピーディーに判別できます。
MACDの構成は「MACD線、シグナル線、0ライン、ヒストグラム」の4つです。MACD線とシグナル線の交わり方で売買シグナル、0ラインとMACD線の位置で上下トレンド、ヒストグラムでさらに早い売買シグナルを分析できます。
FXのMACDで4つの値動きがわかる
買いシグナル(ゴールデンクロス)
MACD線が0ラインよりも下にあって、MACD線がシグナル線を下から上へ抜けたら「ゴールデンクロス」となり、買いシグナルが発生しています。このとき、ローソク足も陽線が2~3本続くと、強い買いシグナルとなります。
上昇トレンド
MACD線が0ラインの上にあって、上昇中であれば上昇トレンドを形成しています。その際、ヒストグラムも0ラインより上に盛り上がっていきます。
売りシグナル(デッドクロス)
MACD線が0ラインよりも上にあって、MACD線がシグナル線を上から下へ抜けたら「デッドクロス」となり、売りシグナルが発生しています。このとき、ローソク足も陰線が2~3本続くと、強い売りシグナルとなります。
下降トレンド
MACD線が0ラインの下にあって、下降中であれば下降トレンドを形成しています。その際、ヒストグラムも0ラインより下に盛り下がっていきます。
FXのMACDで相場反転を読む
MACDが有効な相場は上下にトレンドが発生しているときに限られます。その中でも1番の使い所は「相場反転」です。
この相場反転を読むためにはローソク足の下にMACDを表示させて、MACD線のパラメータ値を「短期EMA=12日間、長期EMA=26日間」、シグナル線の値を「9日間」に設定します。ただし、これらはMACDのデフォルト値であるため、一般的には調整しなくても構いません。
あとは次の手順通りに売買をします。ポイントはMACD線、シグナル線、ローソク足、ヒストグラムをかけ合わせながら、自分の相場観に従うことです。
- ゴールデンクロスが発生します。
- 陽線が2~3本続いたら買います。
- ヒストグラムが下にへこむ、もしくはデッドクロスが発生したら売ります。
ゴールデンクロスのみでは買いシグナルが弱いですが、ローソク足が陰線から陽線に変わって、その陽線が2~3本続くと、基本的には「下落相場が上昇相場に反転した可能性が高い」と捉えることができます。
デッドクロスのときも同様です。デッドクロスに加えて、ローソク足が陽線から陰線に変わり、その陰線が2~3本続くと、基本的には「上昇相場が下落相場がに反転した可能性が高い」と捉えることができます。
また、MACDの欠点はトレンド系の指標であるため、レンジ局面、じり高やじり安が続くなどに使えないことです。相場の方向性が定まっていないときは、売買シグナルがはっきりせず、ダマシが多くなってしまいます。