【漫画】第52話「ダブルトップとダブルボトムの使い方!ネックラインで売買する」

中野貴利人
監修中野貴利人 ネットピコ代表
2019/04/02 更新

「2つの山=チャンス」

①上がった! ③上がった! ④結局下がった! このチャートの形はWトップ トップの逆の形はWボトム

「ネックラインを見ろ」

トップなら売り Wボトムなら買いか 早速やってみよう! ①で反転 ②で上昇 ③で再反転すると ①と③が2つの山となり ②でネックラインが描ける ネックラインを越えたときに売買すると流れに乗れる ネックラインを越えないと再上昇することがある

「相場は山と谷の連続」

形はいびつだが これらもWトップだから見逃さないことだ それは市場参加者の相場心理だな チャート全体を見てみろ 何度もWトップやWボトムが発生している 今度は勝てそうな気がする

「それでも負ける理由」

Wボトムを発見買いだ!! ほら上がった! しばらく放置しよう えっ!?急落してる お前に買い時は教えたが売り時はまだだ ネックラインと同じ高さ 1対1程度が売り時になる 先に言って~
  1. ダブルトップやダブルボトムで先を読む
  2. 注意点① 的中率は高くない
  3. 注意点② きれいな形を選ぶ

ダブルトップやダブルボトムで先を読む

FXのチャートにはさまざまなパターンがあり、パターンが出現すると割と高い頻度で予想通りの値動きをします。その中でも天井と底をつけるときによく見られる形が、ダブルトップとダブルボトムです。

ダブルトップやダブルボトムで先を読む

ダブルトップは「①上昇中である、②一旦下落する、③再び上昇する、④前回の高値を超えずに再び下落する」ことが特徴です。Mのような形となり、2つの天井がほぼ同じ値であるほど信頼性が高くなります。

ダブルボトムは「①下落中である、②一旦上昇する、③再び下落する、④前回の安値を超えずに再び上昇する」ことが特徴です。Wのような形となり、2つの底値がほぼ同じ値であること信頼性が高くなります。

このようなパターンには為替相場で取引をする人の心理が関わっています。例えば、為替相場が上昇を続けるときは、細かな上下動を繰り返しながら高値を更新していきます。

上昇中である

兄
上がった!上昇相場で高値を更新中!
弟
そろそろ利益確定の売りも入るぞ。

次第に売りと買いが拮抗してチャート上では天井をつけます。そのあとに買いの勢力が強まれば再び上昇し始めますが、売りの勢いが勝ると下落に転じて、相場心理は「買いの勢いが弱まった」と判断します。

一旦下落する

兄
下がった!一時的に売られただけか?
弟
若干売りが強めだな。

下がった回数が1回なら「利益確定で売った人が増えた」や「上昇相場中に一時的売りが増えた」と推測できるかもしれません。売り勢力が一巡したところで、再び買い勢力が増えます。

再び下落する

兄
上がった!前の高値を更新するかな?
弟
更新しそうでしなかったらダブルトップになるぞ。

買い勢力が増えても結局は高値に届かず、再度下がると市場心理も揺れ動きます。高値を更新することが上昇相場であり、高値が更新できないときは一般的に「上昇相場ではない」と判断されます。

前回の高値を超えずに再び下落する

兄
下がった!高値を更新せず下がった!売りだ!売りだ!
弟
このあとは続落しやすい。これが市場心理だ。

このようにダブルトップが完成したとき、買いポジションを持っている人は弱気です。そのまま下落が続くことをイメージしてしまい、損失を広げたくないため、急いで売り注文を出すようになります。

逆に売りポジションを持っている人は強気です。さらに利益を重ねるために売り増し注文を出します。その結果、市場では売りが売りを呼ぶようになり、一気に下落していきます。

つまり、ダブルトップとは「1度ではなく、2度高値更新に失敗したときに起こる市場心理」の影響で、値動きの方向性がいつもより強い状態です。これがパターンの根拠であり、私たちも市場心理に乗ることが推奨されます。

注意点① 的中率は高くない

ダブルトップが天井とは限らない

ダブルトップが形成されると必ず天井、あるいはダブルボトムが形成されると必ず底となるのでしょうか。もちろん、そのようなことはありません。常にパターン通りに相場が動くのなら、誰でも簡単に利益が得られます。

実際にチャートの分析をしても、ダブルトップでも上昇したり、ダブルボトムでも下落することはよくあります。同じような形のチャートを見つけても、パターン通りに値が動く場合と動かない場合があるわけです。

それでも多くの人は値が動く場合と動かない場合の違いを探し出すため、支持線や抵抗線を引いては解釈を導き出して、それを次に生かそうとします。ただ、このようにあとから解釈すれば、それなりの理由が見つかるものです。

その結果、次第にどれが有効な解釈かわからなくなり、ダブルトップやダブルボトムを「信頼しすぎてはいけない」と気づきます。元々、懐疑的な人たちは「その分析のほとんどが後付けである」と指摘するほどです。

ダブルトップが役立たずは間違い

ダブルトップとダブルボトムを見つけても、期待通りに動かないなら役に立たないかもしれません。しかし、不確実性を伴うとしても、支持線や抵抗線が引きやすい相場は「多くの投資家が意識する=パターンが当たりやすい」です。

FXトレーダーの中には、資金を増やし続けている人たちがいます。そのような人はまぐれで勝ち続けているわけではありません。きちんとチャートのパターンを複合的に利用して、エントリーするタイミングを計っています。

彼らと損する初心者との決定的な違いは「勝負できるパターンの量」と「資金のコントロール」です。ダブルトップとダブルボトムも含めて、パターンの引き出しが多いために、自信がある勝負では大きく資金をつぎ込み、自信がない勝負では資金を引き上げることができます。

勝つ人は勝負どころを見極めて、1回の勝ち負けにはこだわらず、トータルで勝っています。つまり、私たちもダブルトップとダブルボトムは数多くあるパターンの1つと認識して、判断材料の一部として使うことが適切です。

注意点② きれいな形を選ぶ

チェック1

きれいなダブルボトムを選ぶ

きれいなダブルボトムを選ぶ

為替市場でダブルボトムは有名であるため、はっきりとしたダブルボトムができあがったら価格はパターン通りに動く確率のほうが高いです。そのためにはきれいなダブルボトムを選びましょう。

その理由はきれいな形であるほど、市場参加者らがダブルボトムと認識しやすいからです。ダブルボトムとして2回の反発を起こすなら、同じ位置で跳ねたほうが「底」と捉えやすく、買い勢力が強まります。

兄
きれいなダブルボトムを見つけたときはチャンスだ!
弟
単なる形として捉えず、市場心理を隠れていると認識しろ。
チェック2

きれいにネックラインを越える

きれいにネックラインを越える

2つの底が同じ位置できれいなダブルボトムができそうでも、きれいにネックラインを越えるまでは買っていけません。ダブルボトムとはネックラインを越えることで初めて完成します。

逆にネックラインの手前で買ってしまうと、リスク大です。もしネックラインを越えずに下落したときは、単なる下落トレンドに逆戻りして、高値づかみで含み損が膨らみます。

兄
ネックラインの前に買ったほうが利益は増えるよね?
弟
ハイリターンだからハイリスクになるんだよ。
チェック3

きれいに1対1になったら売る

きれいに1対1になったら売る

きれいなダブルボトムが見つかって、きれいにネックラインを越えたときに、買いエントリーをします。このあとはある程度の確率で上がりますが、すぐに売ってはいけません。

損小利大にするには「底からネックラインの高さまで」と同じ高さに達するまで待ちましょう。そのタイミングで売れば、大きめの利益が確保できます。また、上昇の勢いが強いときは放置しないなら、1対1を過ぎても構いません。

兄
放置しなければいいんでしょ?
弟
いつまでも上がり続けることはない。1対1くらいが適切だ。

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著作・制作など

中野貴利人
監修・原作・執筆・編集
株式会社ネットピコ代表取締役。著書にど素人でも稼げるネット副業の本など。過去の取材はメディア掲載履歴で紹介。
コダイラショウヘイ
作画
東京都小平市出身の漫画家兼イラストレーター。4コマから似顔絵まで、笑えるモノを描きまくってます。