交通量調査員の副業 - 座りながら通行人や車の台数を数えるバイト!日給1万~3万円
交通量調査員とは?
カウンターを何度も押し続ける仕事
一般的なアルバイトとしても人気の高い副業が交通量調査員です。交差点の端や大型店舗の入り口などに折りたたみイスを設置して、車や人が通り過ぎるたびに、カチカチと膝の上に置いてあるカウンターを押します。
調査対象は車が多く、乗用車、タクシー、バス、自動二輪車、貨物者などに分類して、台数を計測します。人なら歩行者の性別や世代など、現場によってカウントする対象物や方法はさまざまです。商店街に訪れる客層、自転車の通行量、パーキングエリアなどを計ることもあります。
発注元は公共機関、大手デベロッパー、マーケティング会社、コンサルタント会社などで安心感があり、その目的も建設や道路工事のための事前調査、店舗の集客率などの市場調査であり、まじめで必要な仕事です。
副業の中でも比較的簡単な作業内容
年齢、学齢、資格、経験は不問、作業内容が単純であり、良い意味で頭と体を使いません。他の仕事に比べて肉体的な負担が軽く、一緒に仕事をする人たちとコミュニケーションを取る必要もないため、精神的にも気楽です。
実際には2人1組や3人1組で数えることが多く、例えば、交通量の多い交差点などに派遣されます。1人が車道を通る普通車、軽自動車、大型車、二輪車を計測、1人が歩道を通る歩行者や自転車を数えます。
車種は大きさやナンバープレートで判断できますし、特別に難しくはありません。役割が決まったらあとは黙々と計測を続けるのみです。シフト制のために2~3時間に1回1時間の休憩をはさみます。
24時間なら1回2万~3万円の収入
交通量調査員の拘束時間には8時間、12時間、24時間の3タイプであり、8時間では1万~1万2000円、12時間では1万2000~1万5000円、24時間では2万~3万円が日給の相場です。時給換算で1000~1500円程度になります。
都心のほうが地方よりも交通量や調査需要が多いために、日給は高い傾向があります。実際の応募では単発案件がほとんどですが、給料は即日払いが多く、すぐにまとまったお金を得たい人には打ってつけです。
また、派遣会社に調査員として登録するタイプでは、交通量調査員の案件が常にあるわけではないため、イベント会場の来場者数の計測や大型商業施設のアンケート調査を要望されることもあります。
副業で交通量調査員を始める手順
交通量調査員はアルバイト情報サービスから探すことが一般的です。賃金が即日支払われることは嬉しいですが、この仕事は1回限りが大半のため、コンスタントに仕事が見つからないと、継続した副収入は見込めません。
定期的に交通量調査員のバイトをする場合は、アルバイト情報サービスに会員登録をして、条件にマッチした求人情報が更新されたらメールに連絡が来る設定にしておくと、案件を逃しにくくなります。
- 案件は大手のアルバイト情報サービスのほうが、更新頻度が高くて見つかりやすいです。
- 履歴書を書かなくてもウェブ上で応募できますので、交通量調査員が見つかったらそのまま申し込みます。
- 返信メールに詳細な情報が記載されていますので、指示に従います。
- 支払い方法は依頼先にもよりますが、仕事完了時に即日受け取り、もしくは2週間以内に賃金が支払われます。
交通量調査員は就労時間が長く、割に合う時給が貰えるため、アルバイト情報サービスに掲載されるとすぐに枠が埋まってしまいます。できたら複数のアルバイト情報サービスに会員登録をして、定期的にチェックしましょう。
最も案件が多い月は交通量が安定している10月前後です。逆に連休、お盆、年末年始は交通量の増減が激しいため、あまり仕事がありません。
また、ベテランになると心地よく働くために、日差しよけに帽子、花粉対策にマスク、寒さ対策にアウター、腰痛対策にコルセットや座布団などをフル装備して、トイレの間隔なども考慮した工夫をしています。
よくある質問
──交通量調査員は副業に向いていますか?
個人的には仕事内容、副収入、労働時間に加え、肉体的と精神的な疲労度で副業を選んでいます。その点、交通量調査員は体力が不要であり、会話力や特別な技術もいらないためにストレスもほとんど感じません。
──交通量調査員の仕事は意外と忙しいですか?
その逆で仕事が単純作業な上にかなり暇です。人や車を数える以外に何かしら考えていないと、睡眠不足のサラリーマンには堪えるかもしれません。
──交通量調査員は副業でいくらくらい稼げますか?
副業というより学生でもできるアルバイトですので、時給はそこまで高くありません。しかし、月2回でも交通量を調査すれば、少なくとも3万円くらいは貰えることはおいしいです。
──交通量調査員で大変だったことはありますか?
夏の炎天下でも屋外が普通であり、交通量の多いところではマスク越しでも排ガスを感じることもあり、意外ときついです。さらに冬はもっと厳しく、しっかり防寒しないと体を壊しかねません。
──労働条件で何か気をつける点はありますか?
応募条件が12時間でも、通常は2~3時間の仕事をして1時間の休憩を繰り返すため、実働は9時間程度になります。ただし、場所によっては移動で往復2時間は拘束されることもあり、その場合は実利が減ります。
例えば、早朝の通勤ラッシュを計測するために朝6時スタート、深夜の交通量を計るために翌朝4時終わりという案件もあって、その時間帯の交通手段も考えないといけません。
長時間座っているだけのアルバイトですが、帰宅後の体力回復も考えると、1日全体を使うことを想定して、土日などの余暇を当てることが望ましいです。仕事帰りの金曜の夜からでは体が持ちません。
交通量調査員の副業まとめ
総合 | 4.0 |
---|---|
評価 | |
収入 | 日給1万~3万円 |
時間 | 8~24時間 |
特徴 |
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業
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交通量調査員の体験談や口コミ
交通量調査員歴10回以上
長い時間、誰ともしゃべることもなく、1人で気楽にぼーっとしたい人向けの仕事です。交通量が多い交差点に派遣されるために手は動かし続けますが、ずっと座っているので疲れも限られています。
交通量調査員歴2回
労働時間は12時間がほとんどです。24時間の場合は1日12時間を2日かけて行います。休日を丸々使うほどの長時間ですが、それでも12時間で1万5000円はわりに合うと思います。
交通量調査員歴5回
季節によっては快適に仕事をして、高い収入を得られる理想的な副業です。もちろん、募集時にはどんな気候条件で仕事をできるかはわかりませんので、雨風が強いなどの悲惨な状態になることも覚悟しないといけません。
交通量調査員歴4回
最低8時間は同じ場所で座り続けなければならないため、腰痛対策をしています。1万円以上しましたが、トラベルグッズのネックピローで首、医療用のコルセットで腰を固定し、高反発のクッションに座ると相当ラクです。
交通量調査員歴1回
冬場の気候に合わせた服装で行うのは当然ですが、12時間の長丁場になると計測作業中に気温や天気などが大きく変化することが珍しくありません。12時間を通して同じ服装でこなせるには無理があるため、1~2枚多すぎるほど、慎重に服装の準備はしておいてください。
交通量調査員歴5回
交代要員が急遽確保できず、7~19時までの12時間をぶっ通しで計測したことがあります。そのときの日給は1万5000円が割り増しで1万8000円に増えました。
ただ、季節を問わず、長時間労働では日中と日没後の寒暖差が激しいです。服装を間違えると乗り越えるのは厳しく、このバイトは意外とつらい面もあります。
交通量調査員歴1回
排気ガスに関しては健康状態に直接関係しますので、マスクを忘れないようにしたいです。私は2時間マスクなしで交差点にいただけで、気分が悪くなってしまった経験があります。そのため、休憩時間にドラッグストアでマスクとタオル、目薬を仕入れました。
交通量調査員歴2回
交差点は風や日差しを遮ってくれる造形物が少ないために、朝と夕は寒くて、昼間が非常に暑いです。夏場は直射日光で汗がダラダラです。水筒、帽子、タオル、着替えのシャツ、排ガス対策のマスク、日焼け止めクリームは欠かせません。
交通量調査員歴1回
冬場は寒さで凍えそうになります。防寒着は1枚多く持っていき、マフラーと手袋は必須、水筒には熱いお茶を入れ、排ガス対策のマスクとカイロは必須です。