金ETF - 株のように純金が売買できる人気の仕組み

中野貴利人
監修中野貴利人
2019/09/06 更新

金ETF - 株のように純金が売買できる人気の仕組み

  1. 株式投資と同じ仕組みで取引できる
  2. 金ETFのメリット10選
  3. 金ETFのデメリット7選
  4. 金ETFや金属ETFの8銘柄を比較
  5. 大手5社の売買手数料を比較
  6. 金ETFのまとめ

株式投資と同じ仕組みで取引できる

金ETFとは「株を売買するときと同じ流れで純金を買えるようにした金融商品」です。株式投資と同様に証券会社で銘柄を指定して購入できます。

例えば金の果実という金ETFには「1540」と銘柄コードがあります。2019年1月時点では4,300円前後を付けており、1口単位で購入できます。

金ETFは株と同じ仕組みですから、ほとんどの証券会社で取引できます。リアルタイムに刻々と金額が変わっていき、始値と終値、高値や安値、出来高も毎日発生しています。現物買いや信用取引をすることも可能です。

通常、純金を購入するときは、純金の延べ棒でしたら1kgあたり400~500万円が必要ですが、金ETFであれば1口数千~数万円で購入できる気軽さがあります。もちろん、維持費や保管料もかかりません。

逆に売却するときも、純金の延べ棒のようにわざわざ純金を店舗に持って行き、換金してもらう必要もありません。株と同様にネット上で「売り」のボタンを押すだけです。

また、金ETFのETFとは「Exchange Traded Fund」の略であり、証券取引所で取引できる投資信託を意味します。投資信託のためにプロが運用しています。ただ、金価格に連動しており、金価格で金ETFの評価も変わります。

今までは金投資というと「敷居が高い」イメージが根強かったですが、金ETFの登場で、価値がゼロになることがない実物資産を気軽にスマホで売買できるようになりました。

金ETFのメリット10選

  1. 数千~数万円で売買できる手軽さがあります。
  2. 少額で投資ができるため、分散投資に適しています。
  3. 毎月一定額を投資するドルコスト平均法が使えます。
  4. 金地金とは違って売買手数料も安く、リアルタイムで売買できます。
  5. 株式投資と同じ仕組みでウェブ上で取引が完結します。
  6. 証券会社で購入できるので、投資情報が把握しやすいです。
  7. 金地金などとは違い、保管コストや盗難リスクが発生ありません。
  8. 世界レベルの経済危機になった場合でも、逆に価格が上がります。
  9. 金ETFは株や債券のように紙くずになるリスクがありません。
  10. 金ETFを運営する会社が倒産しても、資産が保護されます。

本物の純金の延べ棒は1kgの売買で数百万円単位が必要ですが、金ETFは1口数千~数万円で済みます。そのため、金ETFではコツコツ積み立てるような長期投資ができることもメリットの1つです。

金ETFのデメリット7選

  1. 証券会社ごとに決められた売買手数料が発生します。
  2. 価格に対して0.4~0.5%前後の信託報酬が、毎年発生します。
  3. 景気が良くなるほど買われなくなり、価格が下がりやすいです。
  4. 円建てで購入しているため、円高による為替リスクがあります。
  5. 株式投資と違って、配当や優待は発生しません。
  6. 出来高が少ない金ETFは、売りたくても売れないときがあります。
  7. 現物と交換できないタイプ金ETFは、倒産リスクがあります。

金ETFも安値で買って、高値で売ることが基本ではありますが、短期間で売買を繰り返すような金融商品ではありません。それは金ETFは金価格に連動しているため、株価のように1年で2~3倍になることがないからです。

過去にあった大きな価格変動としては、年間で20~30%アップが当てはまりますが、それもリーマンショックが絡んでいたり、かなりまれな現象でした。直近の1gあたりの国内金価格を見ると、数%の上昇で止まっています。

短期的な利益を目指しているなら、金ETFは期待できません。純金の特性上、ゆるやかに価格が上がりやすいため、私たちも長期的に毎月や毎年、一定の金額を投資し続けることが最適な投資方法になります。

金ETFや金属ETFの8銘柄を比較

金ETFは株と同じように取引できます。ただ、金価格に連動するといったシンプルな仕組みであるため、企業単位に発行される株と違って、銘柄は数種類しかありません。

金ETFを運営している会社は三菱UFJ信託銀行や野村アセットマネジメントなどの金融機関が中心です。それぞれの金融機関ごとに1種類の金ETFが販売されており、2019年1月時点の価格では4,000~6,000円で買えます。

名称 信託
報酬
現物
交換
管理会社
純金上場信託(金の果実)
1540
0.4% 三菱UFJ信託銀行
純プラチナ上場信託(プラチナの果実)
1541
0.5% 三菱UFJ信託銀行
純銀上場信託(銀の果実)
1542
0.5% 三菱UFJ信託銀行
純パラジウム上場信託(パラジウムの果実)
1543
0.5% 三菱UFJ信託銀行
SPDRゴールド・シェア
1326
0.4%程度× ワールド・ゴールド・トラスト・サービシズ・エルエルシー
金価格連動型上場投資信託
1328
0.5%以下× 野村アセットマネジメント
ETFS 金上場投資信託
1672
0.39%以下× ETF・セキュリティーズ・リミテッド
国内金先物価格連動型上場投信
1683
0.45%× みずほ投信投資顧問

情報取得日 2019年1月時点

金ETFでは金ETFが現物と交換できるかどうかも重要です。私たちが購入した金額分の金ETFの担保として、金ETFを運営する会社が本物の純金の購入と保管を行っているという意味です。

現物の裏付けがない場合、その金ETFを運営している会社が倒産したり、その金ETFがしたときに、投資した資産が戻ってこないケースがあります。できる限り、現物交換ができる金ETFを選びましょう。

次に信託報酬は0.5%前後が望ましいです。信託報酬は保持している金額に毎年かかる手数料になります。手持ちの金ETFが年間1%上昇しても、信託報酬が1%だった場合はトータルで±0円となり、利益が発生しません。

大手5社の売買手数料を比較

先ほどは数種類ある金ETFの銘柄をリストアップしましたが、今度はそれらの金ETFが買える証券会社の一覧です。1回あたりの約定代金別の売買手数料を比較してみましょう。

社名 10万円 30万円 50万円
松井証券 0円324円540円
マネックス証券 108円270円486円
SBI証券150円293円293円
カブドットコム証券 194円388円583円
楽天証券 368円368円368円

情報取得日 2019年1月時点

金ETFの購入手数料は基本的に株式投資の売買と同じ金額です。そのため、すでに株をやっている人であれば、現在契約中の証券会社の利用がスムーズですし、これを機会に手数料の安い証券会社でスタートすることもおすすめです。

金ETFのまとめ

総合 3.7
評価
収入投資額の-50~500%
時間1年~
特徴
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業
元手0円

評価の付け方について

価格帯A評価1口4,000円~(2019年1月時点)
収益性B評価長期保有で値上がり期待
安全性B評価積み立てでリスク軽減

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