ペットシッターの副業とは?資格保有や大型連休になると報酬が増える
- ペットシッターの副業とは?
- ペットシッターの時給は900~1500円
- 副業でペットシッターを始める手順
- 個人が事業化するときは資格必須になる
- ペットシッターの副業まとめ
- ペットシッターの体験談や口コミ
ペットシッターの副業とは?
仕事内容はペットごとに異なる
ペットシッターの仕事は「エサやり、遊び相手、散歩、トイレ掃除、病気の対応、ショートステイ」といったお世話全般です。近年では「しつけの訓練、老齢犬の介護、病気がちなペットの長期ケア、ロングステイ」といった依頼も増えています。
その際は事前に飼い主から「ペットの性格や好み、ご飯の時間とその量、普段の散歩のコース」といったライフスタイルを教えてもらい、何でも柔軟に対応できるようにしておきます。
ペットを預かっている最中は食事の様子、遊んでいる状況、散歩時などを写真に撮り、リアルタイム、もしくはあとで記録簿と一緒にまとめて、飼い主に報告することが一般的です。
また、ペットシッターの勤務体系としては「①飼い主宅や待ち合わせ場所で引き取って自宅で預かる、②1~3時間ほど公園などで遊ぶ、③飼い主宅に出向いてペットの世話をする、④ペットショップやペットホテルでアルバイトをする」などがあります。
1人暮らしの増加でニーズあり
ペットフード協会の2019年12月の「全国犬猫飼育実態調査」によると、犬は880万頭、猫は978万頭でした。人口減少と高齢化の影響で飼育頭数は犬が減少傾向、猫が上昇傾向にあります。
ただし、1人暮らしでペットを飼う人は増えており、ペットシッターの需要が高まっています。長時間の外出や旅行でペットの世話ができないときこそ、ペットシッターの出番です。
ペットが余計なストレスを感じないように、ペットシッターやペットホテルではそれぞれに合わせた対応しますし、急な体調不良や病気のときもペット病院などに連れて行ってくれるために安心です。
ペットシッターの時給は900~1500円
ペットシッターの副業は個人型と雇用型にわかれます。個人型はペットシッター仲介サービスに登録して、依頼主から直接ペットを預かるスタイルです。料金も「散歩代行3000円」のように自分で決められます。
雇用型はペットケアやペットホテルのアルバイトでペットシッターをします。大手のアルバイト情報サービスにて「ペットシッター」などで検索すると、勤務先が見つかりやすいです。
ただ、ペットシッターはそれほどメジャーなアルバイトではないため、求人数はさほど多くはありません。新しくオープンするペットホテルの数は増えていますが、都市圏、駅や空港付近に偏っています。
小規模な店舗も多いため、1店あたりの求人数も1~2名と少ないです。時給は地域や店によってまちまちですが、都心は時給1100~1500円、地方は時給950~1200円が相場になります。
副業でペットシッターを始める手順
ペットシッターでは「個人でペットシッターを請け負う」スタイルに人気が集まっています。現在はスマホアプリなどで「ペットを預けたい人」と「ペットを預かりたい人」をマッチングできるようになりました。
名称 | 手数料 | 特徴 |
---|---|---|
DogHuggy | 30% | 24時間サポート 審査制 2015年設立 |
peasy | 30% | アプリ充実 審査制 |
Pawshake | 19% | 海外向き 保険制度あり |
情報取得日 2024年10月時点
タイムチケットには「30分1000円でお散歩を代行します、1泊5000円でお預かりします、1時間3000円で犬のしつけ方を教えます」といったチケットと販売している人たちがたくさんいます。
私たちもタイムチケットなどに「ペットシッターとして請け負える内容」を登録することで、お客さまを獲得するチャンスがあります。
マッチングサービスの例ではDogHuggyが有名です。犬のお世話をしたい人が会員登録しておくと、近くのワンちゃんの飼い主が家を空けるときに、ドッグホストとして依頼が来ます。
泊まりやショートステイのみではなく、散歩代行、トレーナー、トリマーなども受け付けており、フリーのペットシッターとしての副業が始めやすいです。
peasyは飼い主とペットシッターをマッチングするアプリです。アプリ経由でご飯やトイレを通知する機能があったり、独自審査に合格したシッターのみが登録できるなど、安心できるペットライフを提供しています。
近所の愛犬家として登録するPawshake、地域で生活を助け合えるANYTIMES、些細な困りごとをリクエストできるグッドタイミングなどもあります。
個人が事業化するときは資格必須になる
個人事業主や法人として営利目的で動物を扱う場合は、都道府県が管轄する第一種動物取扱業の種別「保管」への登録が必要です。さらに事業所ごとに動物取扱責任者を選ぶことが動物愛護法で決められています。
この動物取扱責任者になるための要件としては「①6カ月以上の実務経験がある、②獣医学や畜産学などの学科を卒業している、③ペットシッターに関する資格を保有している」のいずれかを満たす必要があります。
つまり、①があるために、実際には資格なしでもペットシッターの仕事を請け負えるわけです。ただし、大切なワンちゃんやニャンちゃんを預かるには相応の知識と責任が生じるため、専門知識は欠かせません。
実際に個人でペットシッターをするときにわかりますが、資格保有者に人気が集中したり、資格をアピールすることで時給が上がります。副業でもプロ意識を持ったペットシッターとして稼ぐなら、結果的には資格取得が必須です。
合格率が高いなど、わりと取得しやすい資格には、認定ペットシッター、ペットシッター士、グッドシチズンテスト(GCT)があります。例えば、認定ペットシッターは合格率が90%を超えています。
また、トリマー(初級)、愛犬飼育管理士、愛玩動物飼養管理士、家庭動物販売士もペットシッターでは人気です。もちろん、獣医や公認訓練士も動物取扱責任者になれます。
ペットシッターの副業まとめ
総合 | 3.2 |
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評価 | |
収入 | 時給950~1500円 |
時間 | 2~5時間 |
特徴 |
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業
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ペットシッターの体験談や口コミ
ペットシッター歴1年6カ月
以前は長時間外出の際にペットホテルにペットを預けることが一般的でした。ただ、いつもと異なる環境にいきなり入れられることで、ワンちゃんは強いストレスを感じやすく、ペットホテルから戻ってきたら体調不良や病気になった例も多かったです。
そこで新たな選択肢として、個人のペットシッターや愛犬家に預ける人が増えました。今はペットを預けたい人たちが、スマホで近所のペットシッターを探すようになっています。
そのため、私も自宅で飼っているミニチュアダックスフントと一緒に、他者様のペットを預かることをしています。自宅で世話をするためにいつもの生活とあまり変わりません。労働という感覚はなく、それでいて1泊4000~6000円は貰えます。
また、預けられたワンちゃんも狭いペットホテルではなく、自由に遊んだりもできるため、余計なストレスを感じにくいようです。
ペットシッター歴2年
ペットホテルでのアルバイト、もしくは鍵を預かってオーナー宅で世話することもありですが、副業では個人請け負いのほうが時間に融通が利きますし、単価も時給1000円ではなく、1500円や2000円にアップします。
また、土日や大型連休に依頼が増えます。あとは世話をするペットの種類は犬と猫がほとんどですが、まれに爬虫類系やその他の珍しい動物の世話を依頼されることもあります。
ペットシッター歴4カ月
通常は食事、トイレ、散歩をすることが中心で、特別に難しい仕事はありません。ただ、実際には預かるペットが普段どのような暮らしをしているかを理解しながら、オーナーの意向によって細かい注文を受けたりします。
そのため、相当動物が好きではないと務まらないですし、単なる動物好きでは知識不足で体調不良やトラブルに対応できず、リスクを伴います。基本的には普段からペットを飼っていて、ペットに慣れ親しんでいる人に向いている仕事です。
そういった人たちは動物に対する接し方が自然ですし、諸問題も経験済みのために焦ることもありません。個人的にはそれでもペットを預かる自信がなかったため、さらに認定ペットシッターの資格を取得したり、独学で知識も付けました。