クレジットカードの選び方は?利用機会とポイントで最もお得な1枚が決まる

中野貴利人
監修中野貴利人 ネットピコ代表
2019/05/10 更新

クレジットカードの選び方は?利用機会とポイントで最もお得な1枚が決まる

  1. クレカを使うと月2,348円も得する
  2. メインは利用機会とポイントで絞る
  3. 利用機会別に45枚のクレカを比べる
  4. 発行枚数No.1は楽天カード
  5. 私が選んだクレカの体験談や口コミ

クレカを使うと月2,348円も得する

クレカ経由の買い物でポイントを獲得したり、クレカ経由で支出を管理することは、私たちの貯蓄額を増やすことにつながります。

JCBの2016年時点の調査によると、日本人のクレカ保有率は84.2%※1でした。しかし、生活費に占めるクレカの利用割合は34.3%しかありません。つまり、支出の約2/3は「クレカを利用してない」というもったいない状態です。

JCB(2016年)「クレジットカードに関する総合調査」

総務省の2017年時点の「家計調査」によると、4人世帯の平均支出額は313,151円とあることから、その半分でもポイント還元率が1.5%のクレカに支払いを集中するだけで、1カ月で2,348円、1年で28,176円も得をします。

また、JCBの2018年2月時点の「昨年1年間で増やせた貯蓄額の平均」によると、貯蓄額は現金派が32.5万円でしたが、キャッシュレス派が87.6万円もありました。クレカを使ったほうが支出の管理ができて、お金が貯まります。

ただ、クレカは国内で1,000種類以上あって、どれを選んだらいいかわかりにくいことが難点です。しかしながら、実はクレカ選びは簡単で「利用機会」と「ポイント」に注目すれば、すぐに最適なクレカが見つかります。

主人公
主人公
現金払いは毎回数円~数十円を捨てているような感じだ。
貧乏神
貧乏神
一昔前とは逆でクレカを使うことが節約になるだぬ。

※1 JCB(2017年2月)「クレジットカードに関する総合調査」

メインは利用機会とポイントで絞る

チェック1

利用機会を知る

クレカを使う理由には「現金が不要になって便利」や「支払いを先送りできる」などがありますが、過去のさまざまなアンケートを見ても「ポイントが貯まる」ことが第1位でした。

このクレカのポイントを効率的に貯めるには「何に最もお金を使っている」かを知って、それに特化したクレカを選ぶことです。

例えば、電車代が1番の支出ならビックカメラSuicaカードが最適です。定期代で1.5%、オートチャージで電子マネーに入金で1.5%、あとはあらゆる支払いをSuicaに集中すれば、ザクザクとポイントが貯まります。

ビックカメラSuicaカード

ケータイ代を含めてドコモ経由で決済することが1番ならdカード GOLDです。毎月のドコモケータイの利用料金が10%も還元されます。

dカード GOLD

ネット通販をよく利用している人なら、Amazon派は2.5%還元のAmazon Mastercard ゴールド、楽天派は1~5%還元の楽天プレミアムカードを選択します。

Amazon Mastercard ゴールド

高還元率や特典に優れていても、そのクレカの利用機会が少ないとメリットは享受できません。私たちは利用機会が多いショップやサービスに適したクレカを選び、そのクレカに支払いを集中させることが最もお得です。

チェック2

ポイント還元率で選ぶ

いくら利用機会が多くても、クレカそのもののポイント還元率が低いとポイントは貯まりません。街で買い物をしたときに定番の三井住友VISAクラシックカードJCB一般カードで支払っても、0.5%しか貰えないです。

一方、ポイントが付きやすいクレカは1%以上、割引などを含めると1.5~5%程度が相場です。0.5%と5%では10倍以上も貯まるスピードが違います。

例えば、イオンをよく利用する人は5%オフやポイント2倍になる優待日が増えるイオンカードセレクトがベストです。同様にセブンイレブンとイトーヨーカドーならセブンカード・プラスで還元率が上がります。

イオンカードセレクト

SEIYUなら毎日3%オフのウォルマートカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード、ダイエーなら第2・4日曜日が5%割引になるOMCカード、ららぽーと利用者は優待がお得な三井ショッピングパークカードです。

ウォルマートカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード

このようによく使う店舗やサービスで選ぶべきクレカは異なります。そこで次に利用機会や目的別で最もお得なクレカをリストアップしました。ポイント還元率と年会費を比較して、ベストバイのクレカを選んでみましょう。

主人公
主人公
自分は電車とスーパーをよく利用するかな?
貧乏神
貧乏神
細かい支出から公共料金まできちんと見直すだぬ。

利用機会別に45枚のクレカを比べる

電子マネーをよく使う人

電子マネーをよく使う人

利用機会名称年会費
還元率
全般リクルートカード0円
1.2~3.2%
SuicaビックカメラSuicaカード
ビックカメラSuicaカード
基本0円
0.5~15%
QUIC PayREX CARD0円
1.25~1.5%
iDP-one Wiz0円
1~1.5%
nanacoセブンカード・プラス0円
0.5~1.5%

情報取得日 2019年1月時点

リクルートカードはSuicaやnanacoにチャージしても1.2%のポイントが付与されます。ただし、ビックカメラSuicaカードならSuicaのみ1.5%付与、P-one WizならiDのみ1.5%付与であるため、電子マネーを1つに絞ることが還元率で得するコツです。

日常的に例えば「Suciaで支払う」と決めて、Suciaにチャージする習慣ができると、電子マネーにチャージするたびに1.5%のポイントが付くため、小さな買い物も余すことなくポイントが貯まります。

携帯会社経由で支払いをする人

携帯会社経由で支払いをする人

利用機会名称年会費
還元率
docomodカード GOLD10,800円
1~4%
割引あり
ソフトバンクYahoo!JAPAN カード0円
1~3%
auau WALLET クレジットカード0円
1~2%

情報取得日 2019年1月時点

dカード GOLDは年会費が10,800円ですが、docomoの還元率が10%であるため、携帯料金やドコモ光で月9,000円以上を支払っている人はすぐに元を取れます。ローソンやマクドナルドで3%オフ、マツキヨやコナカでポイント3倍など、特約店も豊富です。

ネット通販で買い物する人

利用機会名称年会費
還元率
AmazonAmazon Mastercard ゴールド
Amazon Mastercard ゴールド
3,520~10,800円
1~2.5%
楽天楽天カード
楽天カード
0円
1~3%
Yahoo!Yahoo!JAPAN カード0円
1~3%

情報取得日 2019年1月時点

いくら還元率が高くても、ポイントが割高なグッズにしか交換できないなら意味がありませんが、ネット通販系のクレカは貯まったポイントをAmazonや楽天で使えるために利便性が高いです。

クレカは楽天なら楽天カード、Yahoo!ならYahoo!JAPAN カードのように、ネット通販が発行しているクレカがベストです。日常の買い物でもポイントが1%付与されて、普段使いの1枚になります。

楽天カード

Amazon Mastercard ゴールドの年会費は10,800円ですが、リボ払いサービスの登録で5,400円引き、WEB明細書サービスの利用で1,080円引きで、実質的な年会費は4,320円です。さらにAmazonプライムの年会費4,900円も無料になるため、保有した時点でお得感があります。

スーパーやコンビニに頻繁に行く人

利用機会名称年会費
還元率
イオン系イオンカードセレクト0円
0.5~1.33%
割引あり
セブン系セブンカード・プラス0円
0.5~1.5%
割引あり
西友系ウォルマートカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード0円
0.5~1%
割引あり
ダイエー系OMCカード0円
0.5~1.5%
割引あり

情報取得日 2019年1月時点

スーパー系のクレカは通常の還元率こそ0.5%しかありませんが、特定の店舗ではポイントが1~1.5%、さらに5%オフやポイント2倍デーとなる優待日が多いことが特徴です。

イオンカードセレクトはイオングループの利用でポイント2倍、10日はポイント5倍、20・30日は5%オフです。セブンカード・プラスはセブンイレブンやイトーヨーカドーでポイント1.5%、同じくセブン&アイグループの西武そごうやアリオなどでポイント1%が付きます。

百貨店やレジャーがメインの人

百貨店やレジャーがメインの人

利用機会名称年会費
還元率
高島屋系タカシマヤカード2,160円
0.5~8%
三越伊勢丹系エムアイカード プラス2,160円
0.5~3%
阪急系ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カード15,120円
1%
マルイエポスカード0円
0.5~1.25%
ディズニーディズニー★JCBカード2,160円
0.5%

情報取得日 2019年1月時点

タカシマヤカードは高島屋系列の店舗では常時8%還元です。年会費2,160円でも「27,000円×0.08%=2,160円」であるため、27,000円を使えば元が取れます。

タカシマヤカード

ディズニー★JCBカードは抽選でキャラクターグリーティングに参加できたり、非売品のディズニーグッズを貰えるなど、ディズニー好きのためのクレカです。

ディズニー★JCBカード

家電量販店で得をしたい人

利用機会名称年会費
還元率
ヤマダ電機ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード セゾン・アメリカン・エキスプレスカード基本0円
0.5~1.2%
ビックカメラビックカメラSuicaカード
ビックカメラSuicaカード
基本0円
0.5~15%
ヨドバシカメラゴールドポイントカード・プラス0円
1~11%
エディオンエディオンカード1,058円
1%
ノジマノジマエポスカード0円
0.5~1.25%

情報取得日 2019年1月時点

ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード セゾン・アメリカン・エキスプレスカードはヤマダ電機では「ヤマダポイント10%+永久不滅ポイント0.5%」、ANAでは「ヤマダポイント1%+永久不滅ポイント0.5%+マイル」が貯まります。

ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード セゾン・アメリカン・エキスプレスカード

ビックカメラSuicaカードもビックカメラでは「Suicaチャージ1.5%+Suica決済10%」やゴールドポイントカード・プラスも最大11%還元です。

定期や電車代の支出が多い人

定期や電車代の支出が多い人

利用機会名称年会費
還元率
JRビックカメラSuicaカード
ビックカメラSuicaカード
基本0円
0.5~15%
東急線TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO1,000円
0.5~3%
小田急線OPクレジット基本0円
0.5~5%

情報取得日 2019年1月時点

Suica付きのクレジットカードで支払っても0.5%しかポイントが付きませんが、チャージしたSuicaで支払うと1.5%もポイントが付きます。そのため、ビックカメラSuicaカードをオートチャージにしておき、常時メインカードとして使う人が多いです。

TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOは年会費が1,080円ですが、PASMOのチャージで1%、定期券購入で1%、東急以外でも1%、東急百貨店や東急ハンズなどで3~10%が付きます。

TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO

旅行のためのポイントやマイルを貯めたい人

旅行のためのポイントやマイルを貯めたい人

利用機会名称年会費
還元率
JALJAL CLUB-Aゴールドカード
JAL CLUB-Aゴールドカード
17,280円
0.5~1%
ANAANA To Me CARD PASMO JCB2,160円
1%
空港ラウンジ楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカード
10,800円
1~5%
鉄道旅行大人の休日倶楽部ジパングカード4,285円
0.5~1.84%
東海道新幹線JR東海エクスプレス・カード1,080円
0.5~1%
自動車旅行JTB旅カード スーパーロード2,160円
1%

情報取得日 2019年1月時点

JAL CLUB-Aゴールドカードはマイル積算率が「100円=1マイル」で通常のJALカードの2倍、毎年初回搭乗ボーナスや搭乗ボーナスもかなり多く、JALマイラーお用達のクレカです。

JAL CLUB-Aゴールドカード

空港ラウンジを狙うなら楽天プレミアムカードです。世界130カ国以上にある1,000カ所以上の空港ラウンジ数が無料で利用できるプライオリティパスが受け取れます。

楽天プレミアムカード

車を頻繁に運転する人

車を頻繁に運転する人

利用機会名称年会費
還元率
ENEOS楽天カード
楽天カード
0円
1~3%
ENEOSENEOSカード S1,350円
0.6~2%
割引あり
昭和シェルシェル スターレックス カード1,350円
割引あり
出光出光カードまいどプラス0円
0.5%
割引あり
コスモコスモ・ザ・カード・オーパス0円
0.5~1.33%
割引あり

情報取得日 2019年1月時点

1Lあたり2%還元の楽天カードと2円引きのENEOSカード Sでは楽天カードのほうがお得になりやすいです。

楽天カードは常に2%還元であるため、ガソリン価格がリッター50円のときは実質1円引き、リッター100円のときは実質2円引き、リッター150円のときは実質3円引きとなり、リッター100円以上なら得をします。

ゴールドやプラチナカードを持ちたい人

ゴールドやプラチナカードを持ちたい人

利用機会名称年会費
還元率
ポイント重視楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカード
10,800円
1~5%
ポイント重視dカード GOLD10,800円
1~4%
サービスJCBゴールド
JCBゴールド
10,800円
0.5~2.5%
ステイタスアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード31,320円
0.33~0.5%
デザインラグジュアリーカード チタン54,000円
0.5%
法人向けセゾン・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾン・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
21,600円
0.5~1%

情報取得日 2019年1月時点

法人向けクレカならセゾン・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードです。SAISON MILE CLUBが無料になり、1,000円使うたびにJALマイルが10マイル付与、同時に永久不滅ポイントも0.5%貯まります。

セゾン・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

この永久不滅ポイントは「200ポイント=500マイル」に交換できるため、2つを合算することで実質JALマイルへの還元率が1.125%となり、JALマイルが貯まりやすいクレカです。

主人公
主人公
ふむふむ。クレカは2枚選んでもいいの?
貧乏神
貧乏神
OKだぬ。街中はSuica、あとは楽天と使い分ける人もいるだぬ。

発行枚数No.1は楽天カード

楽天カード

楽天カード

ポイント1

ポイント還元率が1~3%

楽天市場の買い物は全員が1%を貰えますが、楽天カードで決済すると+2%も加算されるため、還元率が3%にポイントアップします。通常のクレカよりポイントがかなり貯まりやすいです。

また、一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.5%が相場ですが、楽天市場ではない通常の買い物をしてもポイント還元率が実質1%であるため、メインのカードとしても使えます。

ポイント2

貯まりやすく使いやすい

楽天ポイントは公共料金の支払いでもポイント還元率が1%です。さらに楽天証券や楽天銀行の利用でも貯まります。

貯めたポイントは楽天Edyと相互利用できますし、ANAマイルへも交換できます。また、マクドナルドや出光石油、ジョーシン電機からPRONTOまで、街中にある300種類以上、数万店の店舗で使えます。

ポイント3

クレカ取扱高で第1位

クレカ取扱高は2017年が6兆円以上で第1位、会員数は2019年1月時点で1,500万人以上で第1位、顧客満足度は2017年時点で9年連続第1位※2になりました。これは年会費無料でポイントが貯まりやすいことが1番の理由です。

楽天は年間2,000億円分以上の楽天ポイントを利用者に還元しており。さらに楽天ポイントを電子マネーにチャージできるなど、使い勝手の良さからも支持が集まっています。

※2 サービス産業生産性協議会(2017年)「JCSI(日本版顧客満足度指数)」

楽天プレミアムカード

楽天プレミアムカード

ポイント1

ポイント還元率が1~5%

楽天プレミアムカードで楽天市場の買い物を決済すると5%もポイントが貰えます。楽天ブックス、楽天トラベル、楽天チケットなど、あらゆるサービスを楽天経由で購入することで、加速度的にポイントが貯まります。

ポイント2

提携店でもポイントが貯まる

誕生月はポイントが1%加算、ENEOSなどの提携店は最大3%貰えます。成田や関空空港などでは手荷物宅配が2回まで無料になるサービスもあります。

さらに通常1,000ポイント以上からプレゼントや商品券に交換できるゴールドカードが多い中、楽天プレミアムカードは「1ポイント=1円」から楽天市場などで利用できます。

ポイント3

プライオリティパスが無料

空港ラウンジが無料で使えるプライオリティパスが付いてきます。通常、年会費399ドルでプライオリティパスに申し込めますが、年間費10,800円の楽天プレミアムカードなら無料で手に入ります。

さらに旅行傷害保険が手厚く、海外死亡5,000万円、海外疾病200万円、海外携行品20万円、国内死亡5,000万円と他のクレジットカードよりも補償額が高めです。この価格でここまで内容が充実しているカードは他にありません。

主人公
主人公
結局どれにするか迷ったら楽天カードになるね。
貧乏神
貧乏神
どこでも1%、楽天のサービスなら3%以上は高還元率だぬ。

私が選んだクレカの体験談や口コミ

Suicaカードと楽天カードが最強
2017/04/07
30代 男性
会社員

私のメインカードはビュー・スイカカードです。これをiPhoneに登録して、オートチャージ設定にしているため、1万円単位でチャージするたびに150円分のポイントが貯まります。

駅ナカやコンビニ、ショッピングモールなど、私の行動範囲のほとんどでSuicaが使えるため、多くの支出で1.5%分のポイントが貯まります。

ただし、ネットで買い物するときは電子マネーが使えません。そこでネット通販はなるべく楽天で買うようにして、楽天カードで決済することで常時3%のポイントが付与されます。

楽天カードは公共料金でも1%のポイントが貯まりますし、街中でSuicaが使えないときも楽天カードは使えるため、この組み合わせが最強ではないでしょうか。

スポンサーリンク

著作・制作など

中野貴利人
監修・執筆・編集
株式会社ネットピコ代表/フクポン編集長/副業プランナー。新卒で副業開始、26歳で法人化、11期目。副業関連の著書4冊。2児の父。過去の取材や講演はメディア掲載履歴で紹介。