輸入ビジネス - 海外業者から仕入れて国内で転売する在宅貿易業

中野貴利人
監修中野貴利人
株式会社ネットピコ 代表取締役

輸入ビジネス - 海外業者から仕入れて国内で転売する在宅貿易業

  1. 輸入ビジネスの基本データ
  2. 海外製品を直輸入して国内で売りさばく
  3. 副業で輸入ビジネスを始める手順
  4. 5,000円の利益が出る商品の選び方
  5. 経験者にインタビュー

輸入ビジネスの基本データ

総合 3.6
評価
収入1商品1,000~3万円
時間2週間~
特徴
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業
始め方

副業の評価方法について

海外製品を直輸入して国内で売りさばく

海外製品の買い付けも在宅でOK

輸入ビジネスとは海外の販売サイトやオークションで商品を仕入れて、国内のネットショップ、オークション、ショッピングモールで売りさばく、ネットビジネスです。

すべての作業がウェブ上で完結できるため、在宅ワークの副業としても人気です。仕入れ先との交渉や契約、商品の輸入手続きなど、難しいイメージもありますが、実際は英語ができなくても問題ありません。

輸入ビジネスのメリットとリスク

取り扱いできる商品の種類は無限大であり、その中でライバルが少ない分野や独自性を発揮できると、高収益が期待できます。ビジネスのコツも「海外で安く仕入れて、国内で高く売る」ためにわかりやすいです。

ただ、利益ベースで月10万円以上を獲得するなら、在庫調達の資金がそれなりに捻出します。仕入れ、交渉、法律の知識もハードルであり、最初の1個を仕入れて、お客様に売るまでにはノウハウが必要です。

お客様が面倒なことを代行する

輸入ビジネスの本質は手数料ビジネスです。お客様の「海外で売っている商品が欲しい」というニーズを捉えて、事前に人気の商品を仕入れる、もしくは買い物を代行してあげることで、手数料をもらいます。

海外製品を輸入している業者はメーカー、卸売業者、小売業者が存在しますが、彼らは現地価格の2~3倍で転売しています。そのため、個人で同じように輸入して、1.5倍の価格で転売しても商品は売れていきます。

副業で輸入ビジネスを始める手順

輸入ビジネスは「個人輸入業、在宅貿易、ネット商社」などと呼び名は異なりますが、専門のビジネススクールができるほど成長している副業です。その輸入ビジネスの仕事の流れは下記のようになります。

  1. 輸入する商品は「日本未上陸ブランド、海外セレブ御用達、映画に出ていた商品」などからピックアップします。
  2. Amazonや楽天市場などで国内価格の相場をチェックします。
  3. 米国のGoogle Shoppingなどで海外価格の相場をチェックします。
  4. 国内と海外で価格差があるものに絞り、eBayなどで仕入れ先を探します。
  5. 国内のショッピングサイトや自社サイトで販売開始します。
  6. 商品が売れたら、到着まで2週間程度かかる旨をお客様に連絡します。
  7. 仕入れ先から商品を仕入れます。
  8. 頻繁に注文が入ってくる商品は事前に輸入しておきます。
  9. お客様に商品を配送すると、後日入金があります。

輸入ビジネスは「手間や時間がかかることがデメリット」と思う人もいますが、これらはライバルを減らしてくれる参入障壁であり、むしろメリットです。そもそも商品が何万点もあることでライバルは分散しています。

そのため、輸入ビジネスは初月から月数万円を稼ぐ人もいるほどです。もちろん、正しい手順を踏んだ人にとっての話ですが、副業の中でも「10~20%の人しか稼げない」といった極端に難しい部類には属しません。

特に「あまり競合がいない、簡単にまねできない、誰も思いつかない」商品を見つけると、輸入ビジネスでは継続して稼げるようになります。そのために輸入する商品を決めるまでの市場調査が最も重要です。

5,000円の利益が出る商品の選び方

輸入ビジネスの肝は商品選定です。先に実例をあげると「日本で人気がある海外製品の関連グッズは売れる」ため、AppleのイベントでiPadの新型が出るタイミングにて「iPadのキーボード付きケース」を選んでみました。

iPadのキーボード付きケースの価格差を調べてみると、国内のAmazonでは15,800円でしたが、海外のeBayではわずか99ドルです。当時「1ドル=80円」だったため、価格差は7,880円になります。

試しに5台を「99ドル×80円×5台+送料25ドル=41,600円」で購入しました。これをヤフオク!に13,800円で出品したところ、1カ月で売る切ることができました。その他の手数料を差し引いても1台あたり5,000円の利益です。

このように私たちは海外で売られている数万点の商品の中から、国内価格よりも安くて、きちんと売れるものを選ばないといけません。それには輸入ビジネス特有の下記の3つの探し方があります。

1

輸入ビジネスで扱いやすい商品を知る

輸入ビジネスで扱いやすい商品は次の7点です。ポイントは「商品の需要がある」と「輸入時に問題が発生しにくい」ことです。

商品理由
悩みや欲求に直結する商品店舗で買いにくくネットで売れる
希少性の高い商品実店舗にないため、即完売しやすい
競合が若干いる商品売れた実績があり、参入の余地もある
有名でブランド力のある商品品質を確かめる必要がなく、価格で選ばれる
小さくて単価の高い商品輸送コストが下がり、利益率が高い
クレームが少ない商品故障発生やサイズ変更などで時間を取られない
法規制に触れない商品薬事法やJAS法などは素人には難しい
2

誰に何を売るかを明確にする

商品を選ぶときは「誰に売るのか」を明確にします。例えば、タオルを輸入するなら、ターゲットは「男性」ではなく「40代、男性、年収600万円、東京都在住、子供あり、ジムに週2回通う」ほうが、商品を絞りやすいです。

釣りたい魚を決めることで道具や餌も決まります。何度もターゲットを変えながら商品を選ぶことで、突き刺さる商品、つまりお客様のニーズを的確に捉えた商品が見つかり、不良在庫の発生率を下げることができます。

3

売れる商品を検索する10の方法

私たちが商品選定をする際のチェックするポイントは「ニーズ、仕入れ値、売値、利益率、競合、仕入れ先、仕入れやすさ、配送コスト、商品知識、ブランド力、法律、保障」の12点です。

その中でも「ニーズのある商品を検索する」ことが、利益率を左右します。下記に海外ショップでは割安で買い付けができて、国内では利益を乗せて売りさばくことができる商品の探し方を10点紹介します。

探し方理由
メディアで紹介された商品国内の読者や視聴者が注目している
通信販売で人気の海外商品専門家が吟味した商品はヒットする
海外ドラマの出演者の愛用品海外のみの販売でライバルが少ない
芸能人やモデルの愛用品ファンが多くて、商品を輸入しやすい
業界の有名人の愛用品固定ファンがいて、ライバルが限定的
日本に未上陸のブランドライバルが少なく、将来ばける可能性あり
日本を撤退したブランド国内にすでに固定客がいて、需要がある
流行が終了した商品知名度が高く、ライバルが減っていく
人気ショップにある商品売れる商品であり、まねで稼げる可能性あり
高評価の出品者が売る商品利益が高く、まねで稼げる可能性あり

経験者にインタビュー

──最初に仕入れた商品は何ですか?

フランスの玩具メーカー「KAPLA」が製造している積み木です。すでに子どもの誕生日プレゼントとして、輸入した経験がありました。

日本の販売価格は19,200円が最低価格ですが、海外では68.95ドルで普通に売られています。このように半値以下で1万円以上も価格差が発生する商品は意外と見つかります。

──日本で売れそうな商品の特徴とは何でしょう?

先ほどの積み木なら「すでにある程度の知名度がある」や「近所で買えるようなものではない」という実績があります。実際に手に取らなくても商品をイメージできるため、スマホ経由でも売りやすいです。

私は「ある有名人が子どもに買ってあげた」タイミングでヒットすると予測して、輸入しました。

また、高級品で本来の値段がわかりにくいこともポイントであり、海外の販売価格の2倍以上を設定しても、国内の販売価格以下であるため、日本人は買ってくれました。

──利益が出やすい輸入品の特徴はありますか?

小さい、軽い、壊れないと三拍子揃っていると安心です。さらに「ニーズが増加している、希少性が高い、ブランド力がある、価格設定がしやすい、持ち運びが簡単」な商品なら、輸入ビジネスとして成り立ちます。

──不良在庫を抱えて損をするリスクはどうでしょう?

輸入ビジネスでは「売れなかったときに在庫リスクが発生する」と思っている人が多くいますが、初期段階では買い手が現れるまで一切輸入をしないこともでき、在庫リスクはゼロです。

ユーザーからの問い合わせが増えるペースに応じて、徐々に商品数を増やしていけば、大量の在庫が売れずに損することもありません。

ただし、このような無在庫販売はYahoo!ショッピングなど一部のサービスでは禁止されています。その一方で利用規約上は禁止していても、無在庫であるか確認ができないため、多くの販売業者が違反している現状もあります。

──商品を決定するときに売れゆきはどのように予測しますか?

商品を決定する前に市場調査を実施します。例えば、Amazonのランキングで3万位以内であれば、長くても1カ月以内には在庫がさばけます。

また、キーワードツールなどで事前にその商品の月間検索回数を調べておけば、どのくらいの需要があるのかも把握できます。

──輸入ビジネスに詳しくなるにはどうしたらいいですか?

輸入ビジネスで稼ぐためには商品選定のノウハウが必須ですが、それ以外にも「仕入れ先の検索、仕入れ先との交渉、配送業者の選定、関税と法規制、販売経路の確保、集客手段の確立、適切な価格設定」なども勉強します。

このような知識を得るには、地道に時間をかけて独学するか、スクールや塾に自己投資をして一気に習得するかであり、どちらも正しいでしょう。

ただし、輸入ビジネスはすでに成功者がノウハウを公開しており、そのノウハウはわかりやすくも複雑であるため、後者の自己投資のほうが効率的です。私も当初、本業のボーナスを使って、輸入ビジネスのスクールに通いました。

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公開日公開日 2014.08.26
更新日更新日 2018.07.20

著作・制作など

中野貴利人
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株式会社ネットピコ代表取締役。著書にど素人でも稼げるネット副業の本など。過去の取材はメディア掲載履歴で紹介。