輸入ビジネスの副業とは?海外業者から安値で仕入れて国内で高値で転売する稼ぎ方
- 輸入ビジネスの副業とは?
- 5000円の利益を出した海外製品
- 副業で輸入ビジネスを始める手順
- 高値で売れる商品を探すコツ3選
- デメリットはノウハウが必須
- 輸入ビジネスの副業でよくある質問
- 輸入ビジネスの副業まとめ
輸入ビジネスの副業とは?
海外製品を直輸入して転売する
輸入ビジネスとは海外の販売サイトやオークションで商品を仕入れて、国内のネットショップ、オークション、ショッピングモールで売りさばく、ネットビジネスです。
すべての作業がウェブ上で完結できるため、在宅ワークの副業としても人気です。仕入れ先との交渉や契約、商品の輸入手続きなど、難しいイメージもありますが、実際は英語ができなくても問題ありません。
お客さまが面倒なことを代行する
輸入ビジネスの本質は手数料ビジネスです。お客さまの「海外で売っている商品が欲しい」というニーズを捉えて、事前に人気の商品を仕入れる、もしくは買い物を代行してあげることで、手数料をもらいます。
海外製品を輸入している業者にはメーカー、卸売業者、小売業者が存在しますが、彼らは現地価格の2~3倍などで転売しています。そのため、個人で同じように輸入して、1.5倍の価格で転売しても商品は売れていきます。
5000円の利益を出した海外製品
輸入ビジネスの肝は商品選定です。先に実例をあげると「日本で人気がある海外製品の関連グッズは売れる」ため、AppleのイベントでiPadの新型が出るタイミングにて「iPadのキーボード付きケース」を仕入れたりします。
iPadのキーボード付きケースの価格差を調べてみると、国内のAmazonでは1万5800円でしたが、海外のeBayではわずか99ドルです。当時「1ドル=80円」だったため、価格差は7880円になります。
試しに5台を「99ドル×80円×5台+送料25ドル=4万1600円」で購入しました。これをヤフオク!に1万3800円で出品したところ、1カ月で売る切ることができました。その他の手数料を差し引いても1台あたり5000円の利益です。
(1万3800円×5台)-4万1600円=2万7400円
このように私たちは海外で売られている数万点の商品の中から、国内価格よりも安くて、きちんと売れるものを選ばないといけません。
副業で輸入ビジネスを始める手順
輸入ビジネスは「個人輸入業、在宅貿易、ネット商社」などと呼び名は異なりますが、専門のビジネススクールができるほど成長している副業です。その輸入ビジネスの仕事の流れは次のようになります。
- 輸入する商品は「日本未上陸ブランド、海外セレブ御用達、映画に出ていた商品」などからピックアップします。
- 米国のGoogle Shoppingなどで海外価格の相場をチェックします。
- Amazonや楽天市場などで国内価格の相場をチェックします。
- 海外と国内で価格差があるものに絞り、eBayなどで仕入れ先を探します。
- 国内のショッピングサイトや自社サイトで販売開始します。
- 商品が売れたら、到着まで2週間程度かかる旨をお客さまに連絡します。
- 仕入れ先から商品を仕入れます。
- 頻繁に注文が入ってくる商品は事前に輸入しておきます。
- お客さまに商品を配送すると、後日入金があります。
輸入ビジネスは「手間や時間がかかることがデメリット」と思う人もいますが、これらはライバルを減らしてくれる参入障壁であり、むしろメリットです。そもそも商品が何万点もあることでライバルは分散しています。
そのため、輸入ビジネスは初月から月数万円を稼ぐ人もいるほどです。もちろん、正しい手順を踏んだ人にとっての話ですが、副業の中でも「10~20%の人しか稼げない」といった極端に難しい部類には属しません。
特に「あまり競合がいない、簡単にまねできない、誰も思いつかない」商品を見つけると、輸入ビジネスでは継続して稼げるようになります。そのために輸入する商品を決めるまでの市場調査が最も重要です。
高値で売れる商品を探すコツ3選
輸入ビジネスで扱いやすい商品を知る
輸入ビジネスで扱いやすい商品は次の7点です。ポイントは「商品の需要がある」と「輸入時に問題が発生しにくい」ことです。
商品 | 理由 |
---|---|
悩みや欲求に直結する商品 | 店舗で買いにくくネットで売れる |
希少性の高い商品 | 実店舗にないため、即完売しやすい |
競合が若干いる商品 | 売れた実績があり、参入の余地もある |
有名でブランド力のある商品 | 品質を確かめる必要がなく、価格で選ばれる |
小さくて単価の高い商品 | 輸送コストが下がり、利益率が高い |
クレームが少ない商品 | 故障発生やサイズ変更などで時間を取られない |
法規制に触れない商品 | 薬事法やJAS法などは素人には難しい |
情報取得日 2024年10月時点
誰に何を売るかを明確にする
商品を選ぶときは「誰に売るのか」を明確にします。例えば、タオルを輸入するなら、ターゲットは「男性」ではなく「40代、男性、年収600万円、東京都在住、子供あり、ジムに週2回通う」ほうが、商品を絞りやすいです。
釣りたい魚を決めることで道具や餌も決まります。何度もターゲットを変えながら商品を選ぶことで、突き刺さる商品、つまりお客さまのニーズを的確に捉えた商品が見つかり、不良在庫の発生率を下げることができます。
売れる商品を検索する10の方法
私たちが商品選定をする際のチェックするポイントは「ニーズ、仕入れ値、売値、利益率、競合、仕入れ先、仕入れやすさ、配送コスト、商品知識、ブランド力、法律、保障」の12点です。
その中でも「ニーズのある商品を検索する」ことが、利益率を左右します。以下に海外ショップでは割安で買い付けができて、国内では利益を乗せて売りさばくことができる商品の探し方を10点紹介します。
探し方 | 理由 |
---|---|
メディアで紹介された商品 | 国内の読者や視聴者が注目している |
通信販売で人気の海外商品 | 専門家が吟味した商品はヒットする |
海外ドラマの出演者の愛用品 | 海外のみの販売でライバルが少ない |
芸能人やモデルの愛用品 | ファンが多くて、商品を輸入しやすい |
業界の有名人の愛用品 | 固定ファンがいて、ライバルが限定的 |
日本に未上陸のブランド | ライバルが少なく、将来ばける可能性あり |
日本を撤退したブランド | 国内にすでに固定客がいて、需要がある |
流行が終了した商品 | 知名度が高く、ライバルが減っていく |
人気ショップにある商品 | 売れる商品であり、まねで稼げる可能性あり |
高評価の出品者が売る商品 | 利益が高く、まねで稼げる可能性あり |
情報取得日 2024年10月時点
デメリットはノウハウが必須
取り扱いできる商品の種類は無限大であり、その中でライバルが少ない分野や独自性を発揮できると、高収益が期待できます。ビジネスのコツも「海外で安く仕入れて、国内で高く売る」ためにわかりやすいです。
ただ、利益ベースで月10万円以上を獲得するなら、在庫調達の資金がそれなりに捻出します。仕入れ、交渉、法律の知識もハードルであり、最初の1個を仕入れてお客さまに売るまでにはノウハウが必要です。
輸入ビジネスの副業でよくある質問
──最初に仕入れた商品は何ですか?
フランスの玩具メーカー「KAPLA」が製造している積み木です。すでに子どもの誕生日プレゼントとして、輸入した経験がありました。
日本の販売価格は1万9200円が最低価格ですが、海外では68.95ドルで普通に売られています。このように半値以下で1万円以上も価格差が発生する商品は意外と見つかります。
──利益が出やすい輸入品の特徴はありますか?
小さい、軽い、壊れないと三拍子揃っていると安心です。さらに「ニーズが増加している、希少性が高い、ブランド力がある、価格設定がしやすい、持ち運びが簡単」な商品なら、輸入ビジネスとして成り立ちます。
──日本で売れる商品の条件とは何でしょうか?
先ほどの積み木なら「すでにある程度の知名度がある」や「近所で買えるようなものではない」という実績があります。実際に手に取らなくても商品をイメージできるため、スマホ経由でも売りやすいです。
私は「ある有名人が子どもに買ってあげた」タイミングでヒットすると予測して、輸入しました。
また、高級品で本来の値段がわかりにくいこともポイントであり、海外の販売価格の2倍以上を設定しても、国内の販売価格以下であるため、日本人は買ってくれました。
──不良在庫を抱えて損をするリスクはどうでしょう?
商品を決定する前に市場調査を実施します。例えば、Amazonのランキングで3万位以内であれば、長くても1カ月以内には在庫がさばけます。別のツールでも事前にその商品の月間検索回数を調べておけば、どのくらいの需要があるかも把握できます。
また、輸入ビジネスでは「売れなかったときに在庫リスクが発生する」と思っている人が多くいますが、初期段階では買い手が現れるまで一切輸入をしないこともできて、この場合は在庫リスクはゼロです。
ユーザーからの問い合わせが増えるペースに応じて、徐々に商品数を増やしていけば、大量の在庫が売れずに損することもありません。
ただし、このような無在庫販売はYahoo!ショッピングなど一部のサービスでは禁止されています。その一方で利用規約上は禁止していても、無在庫であるか確認ができないため、多くの販売業者が違反している現状もあります。
──輸入ビジネスに詳しくなるにはどうしたらいいですか?
輸入ビジネスで稼ぐためには商品選定のノウハウが必須ですが、それ以外にも「仕入れ先の検索、仕入れ先との交渉、配送業者の選定、関税と法規制、販売経路の確保、集客手段の確立、適切な価格設定」なども勉強します。
このような知識を得るには、地道に時間をかけて独学するか、スクールや塾に自己投資をして一気に習得するかであり、どちらも正しいでしょう。
ただし、輸入ビジネスはすでに成功者がノウハウを公開しており、そのノウハウはわかりやすくも複雑であるため、後者の自己投資のほうが効率的です。私も当初、本業のボーナスを使って、輸入ビジネスのスクールに通いました。
輸入ビジネスの副業まとめ
総合 | 3.6 |
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評価 | |
収入 | 1個1000~3万円 |
時間 | 2週間~ |
特徴 |
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業
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