施設警備員(常駐警備員)の副業- 日払いや週2回もOK!時給1200円以上
施設警備員(常駐警備員)とは?
夜間や深夜帯の需要が多い
警備員は夜間や深夜帯の需要が多く、日中勤務の会社員が時間的に始めやすい副業です。モニターの監視、オフィスビルや商業施設などの決められた場所の巡回、規定の場所で門番と受付が主な業務になります。
仮に不審者を見つけても決して捕まえる義務はなく、確認、報告、連絡が基本です。勤務先によっては「歩いている、立っている、座っている」時間帯がほとんどを占め、肉体労働のような極端な疲労は強いられません。
ただし、その施設を利用する人たちの安全を守り、事故を防ぐといった責任感が欠かせません。そのため、過度なリスクは背負わないという立ち位置ながらも、らくな仕事には当てはまらないです。
施設内なら意外と落ち着ける
イベントや道路工事の警備と違い、施設内を深夜に見回る警備では、館内が静まり返っていることもあり、不審者や不審物がない限りは、意外と落ち着いて仕事ができます。
人との干渉が少ないため、普段から営業で人と接し続けている会社員の中には「常に静かで居心地が良いとさえ感じる」や「目を配りながらも頭を整理する時間になる」という意見もありました。
また、仕事を探すときは大手のアルバイト情報サービスで「警備員」と検索すると、融通の利く雇用先が見つかりやすいです。
時給は1200円以上と高め
施設警備員は18歳未満ができない仕事であり、時給は一般的なアルバイトよりも少し高めの1200円以上が相場です。ただし、警備会社や勤務地で違いがあり、都市部や繁華街のほうが時給が高い傾向があります。
土日や祝日の深夜に8時間働くケースでは、1時間の休憩をはさんで21時~翌6時などのシフトが一般的です。その場合は最初の1時間は時給1200円ですが、残りの7時間は25%増しで1500円にアップします。
日給で「1200+1500×7=1万1700円」となり、週2回なら10万~12万円は稼げます。副業では「金曜と土曜の夜働きたい」という要望が多く、警備会社によってはスケジュールに合わせて、固定シフトを組んでくれます。
デメリットは30時間の新任教育
警備員の仕事をする人は、警備業法により原則30時間以上の新任教育が義務付けられています。警備の新任教育はイベント警備や交通誘導警備などの短期間のアルバイトでも必要です。
そのため、気軽に始めることはできません。警備会社は30時間(4~5日間)の新任教育を受ける期間分も時給を支払うので、なるべく長期の固定シフトで働ける人材を求めているくらいです。
さらに新任教育を終えても、6カ月おきに8時間の現任教育も受けることが義務化されています。そのため「18歳以上の年齢制限、30時間の新任教育、6カ月おきの現任教育」に躊躇して、申し込みをやめる人も多いです。
ただし、新任教育は資格取得ではなく、ある意味で誰でも合格が約束されています。最初にひと手間かかりますが、業界的には需要増と供給減のため、会社員の副業も受け入れています。
また、本気で警備員を副業にするなら警備員特別講習事業センターで「施設警備業務検定1・2級」を取得することもありです。新任教育や現任教育が免除されて、警備できる範囲や業務が選べるようになり、時給も上がります。
2級の試験内容は「基本2科目、法令2科目、保安1科目、応急措置5科目、実技3科目」で、合格率は50%程度です。ちなみに雑踏警備業務、交通誘導警備業務、貴重品運搬警備業務など、業務別の資格もあります。
警備の配属先で異なる業務内容
施設警備員の配属先はオフィス、学校、ショッピングモール、レジャー施設、銀行、ホテル、工場、駐車場などです。規模によって1~10人以上の体制で警備を行います。
具体的な仕事内容は、日中勤務では監視や巡回だけではなく、来賓者の受付、IDカードと入退出の確認、鍵の管理、郵便小包を受け取りも業務範囲内です。小規模な施設ほど業務範囲が増える傾向があります。
夜間勤務では施設内のカメラをチェックするなどの防犯や防災の監視、施錠チェック、施設の巡回業務が主です。その建物によっては清掃を依頼されることもあります。日中と比較するとほとんど人とは接しません。
また、施設警備員(1号警備)は1カ所の施設に配属されますが、工事現場で車を誘導する交通誘導警備(2号警備)、コンサート会場で人を誘導する雑踏警備員(2号警備)など、企業によってはローテーションもあります。
会社員の副業では短期間のローテーションもありですが、できたら長期間のシフト固定を選択して、オフィスビルなどの宿直をしたほうが、移動時間が一定であり、同じ業務も続くために働きやすいです。
ちなみにATMの現金を受け渡す輸送警備員(3号警備)やボディーガードを担う身辺警備(4号警備)は、警備会社の正社員が行うためにアルバイトがすることはありません。
施設警備員の副業まとめ
総合 | 3.2 |
---|---|
評価 | |
収入 | 日給8000~1万6000円 |
時間 | 4~8時間 |
特徴 |
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業
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施設警備員の体験談や口コミ
施設警備員歴13年
警備員は重い荷物を持つこともなく、汗をかくこともないために年齢を重ねても続けられます。私は平日の昼間はサラリーマンとして働いていますが、2004年から今でも警備員を続けています。
施設警備員歴4年
一緒に働いている人では昼間に別の仕事をしている人も多いです。副業としては圧倒的に深夜の防犯警備のほうが人気あり、手当てが加算されて、まとまった報酬が貰えます。
私の勤務時間も深夜と早朝がメインであり、20~翌6時の10時間勤務で途中で2時間の仮眠を取ることができます。
施設警備員歴2年
警備員は日給制が多く、日給は8000円~1万円がほとんどです。地方であるために時給換算では1000円程度とあまり高くありませんが、うちは仮眠の時間も給与が支払われる点が嬉しいです。
また、仕事を終えたあともほとんど疲労を感じません。高齢者の再雇用先として人気が高いことにも納得できます。
施設警備員歴5年
警備業法の改正されてからは、施設の種類や規模によっては、施設警備業務検定の資格を持つ警備員を配置することが義務化されたため、アルバイトをする場合に資格保有者が優遇されるようになっています。
施設警備員歴1年
施設警備員として雇われましたが、深夜の交通誘導警備に回されてしまいました。空気も汚く、意外と動き、運転手と会話もしなければいけません。
さらに現場では明るい照明が付いていますし、私も誘導灯を振っているのですが、スピードを出して近づいてくるトラックもあるために危険を感じることもあり、警備員の中ではハズレに分類できます。
施設警備員歴1年
立っているだけの時間は足がつらく、歩くだけの時間は腰がきつくなりました。1時間30分に1回の休憩を取ることができますが、本業で疲れた40代には体力的というよりも肉体的に無理かもしれません。
さらに個人的には退屈な時間に耐えることもつらいと感じてしまい、1年程度でやめてしまいました。
施設警備員歴22年
常駐警備員のアルバイトを続けていますが、監視カメラのモニタを個室で見ながら座っているだけのイメージは間違いです。2人交代ですが、夜間の来訪者が多くて休めず、半分は施設内を歩き回ります。