試験監督の副業 - 土日に需要増!8時間労働でも疲れにくい仕事
試験監督とは?
試験監督は国家資格や民間資格、模試、学力テストで監督をするアルバイトです。試験を見守るだけと思いがちですが、試験前には会場の黒板に時間割と注意事項を記入してから、試験会場の近くで誘導したり、入り口や教室の前で受験者に案内をしたりします。
受験生が着席をしたら試験内容の説明、試験問題と答案の配布、試験中はカンニングなどの不正監視、受験票の顔写真と本人確認、試験後には答案の回収と整理を行って、資格試験全体をサポートをします。
会場は大学や専門学校を借りるため、会場でシートやイスを設置する肉体労働はありません。試験会場の広さで異なりますが、教室内の受験者が50人程度であれば、2人1組での仕事になります。
日給は8000~1万2000円
学生に人気のアルバイトであるため、時給は900~1000円、高くても1300円です。試験そのものは2~8時間ですが、会場が大規模になるほど準備と片づけに数時間が加算されます。日給では8000~1万2000円です。
社会人の報酬としてはあまり期待できませんが、業務上見守る時間が長く疲労感は乏しいです。特に平日の忙しさから開放されたい人にとっては「わりに合う」と感じるでしょう。
また、試験監督のアルバイトは1年を通して募集されています。ほとんど単発案件ですが、案件が告知された途端に応募者が殺到するような副業ではないため、コンスタントで副収入を得ることができます。
副業で試験監督を始める手順
高校生や浪人生は試験監督のアルバイトに申し込みできないため、試験監督の割合としては大学生が目立ちます。ただ、年齢制限や採用条件がないことから、20~30代の副業として始めている人も多いです。
- 大手のアルバイト情報サービスで勤務地を絞ります。
- 「試験監督」や「試験 アルバイト」などで検索します。
- 労働条件に見合った案件に応募します。
- 申し込み完了後に、企業からメールや電話で連絡を貰います。
- 採用後に当日現場に向かいます。
- 仕事が完了したら、月末締めで銀行に給与が振り込まれます。
全体的な求人倍率はそこまで高くないですが、人気のロケーションではタイミングを逃して枠が埋まることもあります。副業としては移動時間を節約すべく、自宅近くの勤務地を確保したいです。
例えば、TOEICのように年に複数回、必ず同じ場所で実施している試験を狙って、定期的にチェックすると確実です。予備校も定期的に模試を行っており、公式サイトで直接募集をかけていることもあります。
試験監督の繁忙期は資格試験や模擬試験が重なる12月~2月ですが、国家資格は春と秋に集中していますし、大手予備校のテストも夏季と冬季があるために、わりといつでもできます。
デメリットは時間の流れが遅い
2~3時間続く試験中は暇になる
1つの教室に対して2人で試験監督をします。試験問題の配布して、どちらかが注意事項を読んだり、試験の開始と終了の合図をかけます。肉体労働はなく、体力や気力も使うことがありません。
ただ、試験中は刻々と時間が過ぎるのを待つことになります。ぼーっとする、考え事をする、頭を整理するなど、時間の使い方はそれぞれですが、日頃の疲れが溜まっている社会人は眠気と戦うつらい時間だったりもします。
机上にある顔写真で本人確認をしたり、座席の間を歩いて見回る行為も必要ですが、試験時間が30分をすぎた時点でほとんどやることはないです。経験者になってもマイクを使って注意事項などを説明するくらいです。
また、試験中の不正行為は意外と少なく、仮に起こっても指示通りに対応すれば問題ありません。写真を忘れるなどして試験を受けられないことからイライラする人がたまにいますが、トラブルには発展しないです。
ドレスコードはフォーマルを着用
通常、短期バイトは採用面接がありませんが、試験監督では基本的に履歴書を提示し、スーツ姿で面接を受けます。受験者に失礼のないように、主催者は服装や髪型を含めて、細かな規則を設けているところがほとんどです。
これらは資格試験を主催する団体とその資格のブランドが落ちないように配慮するためです。試験当日はスーツを着用、靴は試験会場で響かないようヒールは不可となっています。
髪型も黒が基本であり、ピアスなどのアクセサリも禁止されています。学生にとってはスーツをわざわざ用意することが面倒ですが、会社員は普段通りでよいというメリットもあります。
試験監督の副業まとめ
総合 | 3.4 |
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評価 | |
収入 | 時給950~1300円 |
時間 | 4~8時間 |
特徴 |
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業
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試験監督の体験談や口コミ
試験監督歴10回以上
2時間程度の短い試験でも何だかんだで拘束時間は4時間になり、移動時間を含めると6時間程度は消費します。時間を無駄にしたくない人は、1度に稼げる長時間タイプの試験がおすすめです。
アルバイト情報サービスで「日給1万円以上」に絞って検索すると、大学やアリーナなどの大規模施設、午前と午後にテストがあるタイプの長時間試験がヒットします。
試験監督歴5回
試験監督は受験者の模範になったり、試験の雰囲気を崩さないために服装はスーツが基本であり、茶髪やピアスなどはNGが多いです。
ただし、社会人の人が副業としてアルバイトする場合、この規定は問題になりませんし、試験は通常土日にしか実施されないため、副業としての応募条件にはピッタリだと思います。
試験が実施される時期は毎年決まっていますので、その時期よりも少し前からできるだけチェックするようにします。また、1度仕事を経験すると、優先的に仕事情報が回ってくることもあります。
試験監督歴1回
プラカードを持って雨の中立ちっぱなし、試験会場ではプリントの配布などで荷物を運び、試験中はずっと歩いていて、かなり疲れて足腰が痛くなりました。試験監督は疲労感が少ないは嘘です。
試験監督歴1回
数多く仕事があるように見えますが、ほとんどの時間は無音の中で動かず、退屈な時間を長時間過ごすことになります。試験監督は刺激がなさすぎますし、将来性や得るものがないのですぐに飽きてしまいました。