さし絵ライターの副業とは?雑誌やチラシなどに掲載するイラストを描く仕事
さし絵ライターの副業とは?
さし絵ライターは雑誌やチラシなどに掲載されるカット画をメインに、出版社から依頼を受けて制作します。キャラクタやアイテムといったワンポイントで使われているイラストなども、さし絵ライターの仕事です。
さし絵ライターは美術系の大学や専門学校を卒業した人のみが活躍しているわけではありません。学歴や資格に関係なく、イラストが描ける人であれば、誰に対しても広く門戸が開かれてます。
イラストを含めたデザイン全般のスキルは、センスではなく勉強と場数で身につきます。描き方や書き方のコツを習い、経験を積めば上手になるため、デザインが好きな人ならチャンスがあります。
報酬は10cmカットで2000~5000円
さし絵の一般的な相場は10cmカットで2000~5000円です。クライアントが出版社の場合、通常10点程度はまとめて依頼が来るため、1案件で2万~5万円が受け取れます。
仮に1点2000円の単価でも、作業時間が2時間なら時給換算で1000円です。単調なアルバイトをするよりも、好きな仕事で稼ぐことができるため、副業としても人気の高い仕事です。
さらにさし絵ライターはスキルが向上すると、1点3000円や4000円の案件が受注しやすくなります。同時に作業時間が120分、110分、110分と短くなるため、プロになるほど納得できる報酬が受け取れます。
副業でさし絵ライターを始める手順
さし絵ライターの案件を見つけるにはクラウドソーシングサービスの利用が一般的です。クラウドソーシングでは数万社の企業が案件を登録していて、それに私たちが応募します。
- 大手のクラウドワークス、bizseek、ココナラなどのクラウドソーシングサービスに登録します。
- さし絵やイラスト作成の案件に申し込みます。
- 案件を受注したらさし絵を作成し、期日までに納品します。
- 請求書などはクラウドソーシングサービスを介します。
- 依頼主の検収が完了すると、月末に代金が振り込まれます。
例えば、クラウドワークスには多数のさし絵ライターやイラストレーター、漫画家が登録しています。特に大手企業は制作実績のない人との仕事を避ける傾向があるため、初心者が案件を受注することが難しいです。
そのため、まずは高品質な実績を積み上げることから始めます。クラウドソーシングならあえて10cm500円などの低価格で請け負いましょう。これではわりに合いませんが、単価を上げるための下積みと捉えたいです。
もしくはローカルなフリーペーパーや地元のミニコミ誌を編集している所に連絡して、自分の作品を無料で使ってもらいます。それを実績としてクラウドソーシングに登録します。
徐々に単価が1000円や1200円に上がり、クライアントから高評価を受け続けることで注目度も上がります。同時にリピーターの獲得もできて、1点2000~5000円の案件が継続的に舞い込んでくるようになります。
ペンタブと生成AIで効率を上げる
さし絵ライターは在宅で仕事が完結することが強みです。今ではペンタブ、もしくは液晶付きペンタブがイラストレーターの必須アイテムとなり、好きな時間に好きな場所で作業できるようになりました。
さし絵ライターが手書きの職種であったときは、ペン代や用紙代、トーンも負担しなければいけませんでした。ペンタブは10万円前後のモデルが人気ですが、イラストの横展開や修正作業が効率的になることが強みです。副業の初期費用としては割高かもしれませんが、すぐに元が取れます。
完成したさし絵の原稿を郵送で送ったり、スキャンしてメールで送る必要もありません。ペンタブならデジタルデータで納品するため、メールに添付するのみで構いませんし、クライアントもあとから線や色を編集できるデジタルデータを希望しています。
さらに現在は生成AIによるイラスト作成も主流です。生成AIを組み合わせることで簡単にイラストが作成できるため、副業でも取り入れていきましょう。
さし絵ライターの副業まとめ
総合 | 3.4 |
---|---|
評価 | |
収入 | 1点2000~5000円 |
時間 | 2時間~ |
特徴 |
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業
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さし絵ライターの体験談や口コミ
さし絵ライター歴2年
副業でさし絵ライターを始めて2年になります。以前からイラスト作成には興味がありましたが、まったく経験がなかったために、さし絵ライターの通信講座でスキルを上げました。
最初の実績づくりは地元のイベント会社に売り込んで、ビラやフライヤーで使ってもらうところから始まっています。まずは小さい仕事からどんどん請け負うことがのちに大きな案件につながるためです。
今では1点3000円前後でイラストを描くことができています。依頼数は月20点以下にセーブしているため、月収は5万~6万円ほどです。
また、さし絵ライターはイラストレーターとは違って、個性やインパクトよりも商品の伝達力や再現性を重視します。その際は商品の先にいる顧客を見据えると、依頼主の要望に合ったさし絵が作りやすいです。