【漫画】第38話「クラウドソーシングの副業とは?250種類以上の案件が受注できる」
「個人と企業をマッチング」
「スキル不要の案件も!」
「受注できないことも多い」
「クライアントの評価が‥‥」
- クラウドソーシングの副業とは?
- 収入は1件500~100万円
- 副業でクラウドソーシングを始める手順
- クラウドソーシング13社を比較
- クラウドソーシングの副業でよくある質問
- クラウドソーシングの副業まとめ
クラウドソーシングの副業とは?
クラウドソーシングは2012年から効率的な在宅ワークとして注目されている副業です。クラウドはcloud(雲)ではなくcrowd(群衆)という意味であり、ソーシングはsourcing(業務委託)になります。
crowd(群衆)+sourcing(業務委託)=クラウドソーシング
これまでも社内でこなせない仕事を、外部に発注するアウトソーシングが一般的でしたが、さらにその裾野を個人や小規模な組織にまで広げたスタイルがクラウドソーシングです。
クラウドソーシングを始めるときは、ウェブ上あるクラウドソーシングサービス会社に登録します。そこには法人や個人を問わず、誰かが「○○を制作してほしい」と発注した案件が一覧で掲載されています。
その案件ごとに私たちが応募する仕組みです。もしくは私たちが「○○を制作します」と実績を登録することで、誰かが仕事を依頼してくれます。
収入は1件500~100万円
平均収入と労働時間は仕事の内容次第
クラウドソーシングサービスに登録された案件の内容は、多種多様です。ライターとして記事を執筆するなら1記事100~1万円、旅行プランの企画は1つ500円、スマホアプリの開発は1カ月30万円などと幅が広いです。
労働時間も案件次第で変わります。クリエイティブ系のイラスト作成は1時間程度でできますし、企業のロゴ作成で悩むと1日を要することもあります。大規模なシステム開発は数カ月かかります。
クラウドソーシングで扱われている仕事はデータ整理や経理のような事務的な仕事もありますが、サイトデザインから中規模なプログラミングまで、クリエイティブ系の仕事が中心です。
その一方で恋愛相談やデートプランの作成など、わりと大衆的な案件をメインに扱っているクラウドソーシングサービスもあります。クラウドソーシングはスキルだけではなく、徐々に人材を募集する場に進化しています。
クラウドソーシングにある案件の一例
クラウドソーシングの単価は、一般的な価格よりも低めに設定されがちですが、私たちは営業をせず、ミーティングも不要で、好きな時間に在宅だけで仕事ができるため、かなり効率的な副業です。
実例 | 報酬 |
---|---|
記事執筆 人気 | 100~1万円 |
似顔絵作成 | 500円 |
占い(恋愛) 人気 | 500円 |
レビュー(スマホアプリ) | 500円 |
旅行プラン作成 | 500円 |
翻訳(英語) 人気 | 1000~3万円 |
恋愛相談 | 2000円 |
経営コンサルティング | 3000円 |
X(twitter)アカウント運営 | 8000円 |
ツール制作(ファイル名変更) | 1万円 |
データ登録(商品) | 1万2000円 |
画像作成 人気 | 1万6000円 |
ランディングページ制作 | 2万円 |
ロゴ制作 人気 | 2万円 |
表紙デザイン | 2万円 |
名刺デザイン | 3万円 |
看板制作(居酒屋) | 5万円 |
外観デザイン(アパート) | 6万円 |
アプリ開発 人気 | 80万円 |
サイト構築 | 500万円 |
情報取得日 2024年10月時点
一般的には仕事の募集期間が1週間程度に設定されています。その期間に応募してきた依頼先候補の中から、クライアントが値段やクオリティなどで選別したのち、1つの依頼先に発注する流れになっています。
副業でクラウドソーシングを始める手順
クラウドソーシングで稼ぐまでの流れはシンプルです。クラウドソーシングサービスに私たちは「人材」として、スキルや経歴を登録します。企業は「仕事案件」として、仕事内容や発注金額を登録します。
あとは私たちが企業の案件に応募したり、企業が私たちに直接オファーをかけたりして、マッチングすることで仕事がスタートします。
- スマホやパソコンで「クラウドソーシング」などと検索します。
- クラウドワークスやココナラなどのクラウドソーシングサービスを運営する企業が見つかります。
- そこに会員登録をして、自分がスキルや経歴をアピールします。
- 複数のクラウドソーシングサービスに登録して、仕事を探す人もいます。
- 登録後に受注したい案件を探して、何度も応募します。
- 案件が受注できたら、期日までに納品します。
- 報酬は確認作業を経て、近日中、または即時に振り込まれます。
企業が発注した段階でクラウドソーシングサービスが資金を預かるため、仕事をしてもお金が貰えないなどの心配はありません。
クラウドソーシング13社を比較
次の表は国内で実績のあるクラウドソーシングサービスの比較になります。手数料とは受注者か発注者が支払う利用料のことです。通常は「取引額×5~25%」程度であり、取引額が高いほど割合は下がる傾向があります。
また、手数料が発注者負担の場合、受注者の手数料は0%です。ただし、発注者は手数料分を差し引くなど、発注額を調整して発注するために、基本的にお得なわけではありません。
名称 | 手数料 | 特徴 |
---|---|---|
クラウドワークス | 受注者負担 5~20% | 会員数100万人以上 |
クラウディア | 受注者負担 3~15% | 10万円以上が割安 |
ココナラ | 発注者負担 10~25% | 500円でスキル販売 |
Bizseek | 受注者負担 5~10% | 業界最安クラス |
ランサーズ | 受注者負担 5~20% | 依頼総数200万以上 |
CROWD | 発注者負担 | 簡単な案件が豊富 |
スキルクラウド | 受注者負担 25% | 個人のスキルをシェアする |
シュフティ | 受注者負担 10% | 主婦向けで2007年設立 |
Job-Hub | 受注者負担 10% | 15年以上の運営実績 |
JobUni | 発注者負担 1時間300円 | 学生向けマッチングサービス |
Yahoo!クラウドソーシング | 発注者負担 | 報酬額1円や10円もあり |
REQU | 受注者負担 15% | Ameba運営 |
workshift | 受注者負担 10~20% | 世界200カ国の外国人が登録 |
情報取得日 2024年10月時点
1つのクラウドソーシングサービスだけでは、依頼主が限られており、案件を受注できる確率も低くなりますが、複数のクラウドソーシングサービスに申し込んでおけば、何らかのアクションを受けやすいです。
総合大手はクラウドワークス、ココナラ、ランサーズの3社、そこに手数料が割安なクラウディアやBizseekが加わります。大手の手数料は基本20%ですが、中堅のクラウドソーシングサービスは10%に抑えていたりもします。
クラウドソーシングの副業でよくある質問
──クラウドソーシングが人気ある理由は何ですか?
クラウドソーシングは発注する側と受注する側の双方にメリットがあります。特に発注する企業にとっては、小さな数万円規模の仕事も気軽に発注できたり、人材が足りないときに利用するなど融通の利く進め方ができます。
個人やフリーランスの単価は制作会社に頼むよりも30~50%以上も安いため、経費を抑えることができます。仕事の単価が下げられることは、企業にとっては大きなメリットです。
単発型の仕事であり、納品物の質が保証されていないなどのリスクもありますが、過去の実績を公開するなど透明性の高い仕組みを構築しているため、クオリティの高い人材は見つけやすいです。
──クラウドソーシングでは難しい仕事探しも簡単にできそうです。
一般的に「仕事ができること」と「仕事を見つけること」は異なる能力です。特にクリエイティブな職種の人たちはスキルがあっても、それをお金に換えるノウハウに欠けていました。
それを補ってくれた仕組みがクラウドソーシングです。クラウドソーシングで仕事を探すには案件を閲覧して、応募するだけです。営業活動に時間をかける必要はありません。
振込先の設定などの面倒なやりとりも、クラウドソーシングの運営会社に任せることができます。金銭トラブルなどもほぼなく、問題発生時はクラウドソーシングサービスが間に入ってくれます。
──実際に受注してみて、副業には向いていましたか?
受注する側は自分の得意分野を生かしながら、空いた時間を使えることに魅力を感じています。アルバイトなどと違い、移動時間や準備時間も不要ですし、10分や1時間などの細切れの時間も副収入に繋げられます。
本業が忙しい会社員でもわずかなスキマ時間で副業ができるわけです。しかも、ほとんどの案件は在宅でできる仕事ばかりですので、副業にとっては最適な選択です。
また、長期的な自分のキャリアを想定して、勉強ではなく実益を兼ねてスキルを試したり、転職するための実績作りに利用している人もいます。
──クラウドソーシングでは1つの案件を複数の制作者が競り落とすことになり、受注単価が下がってしまう事例が数多くあります。これに対して、初心者が報酬をアップさせるコツはありますか?
クラウドソーシングで企業を相手に仕事をして、クオリティが高いと評価を受けた結果、単発ではなく定期的なレギュラーの仕事に繋がっていくこともあります。企業も長期的に発注できる優秀な人材を探しています。
そのため、最初は安い単価で仕事を何度も請け負い、相手の満足度を上げる実績づくりが欠かせません。単純にクラウドソーシングでも下積み期間が必要であり、それが安定的な報酬が得られる副業へと進化します。
クラウドソーシングの副業まとめ
総合 | 4.2 |
---|---|
評価 | |
収入 | 1件500~100万円 |
時間 | 1時間~ |
特徴 |
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業
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