【漫画】第39話「ウーバーイーツ配達パートナーとは?手順やコツなど」

「1件あたりの歩合制」




「ウーバーを始める手順」




「収入を増やす3つのコツ」




「次の配達先まで15分」




- ウーバーイーツ配達パートナーの仕組み
- 収入は1件数百円
- 副業でウーバーイーツを始める手順
- 1日15,000円を稼ぐ4つのコツ
- デメリットは交通事故
- ウーバーイーツ配達パートナーのまとめ
- ウーバーイーツの体験談や口コミ
ウーバーイーツ配達パートナーの仕組み
アプリと配達を組み合わせた副業
ウーバーイーツとはスマホで頼める飲食店専門の配達サービスです。ウーバーイーツのアプリにはたくさんのレストランが登録されており、その中から料理を選ぶと、ウーバーイーツの配達パートナーが自宅に届けてくれます。
配達パートナーはウーバーイーツの社員やバイトではなく、個人事業主としてウーバーイーツに登録された一般の人たちです。飲食店の近くにいる配達パートナーのスマホに通知が届き、レストランから注文者まで料理を運びます。
私たちもウーバーイーツ配達パートナーには簡単になれます。ウーバーイーツ配達パートナーの初回登録を済ませたら、スマホアプリの「Uber Driver」をインストール、あとは自転車やバイクを用意すれば、準備完了です。
勤務時間を自由に決められる
運営会社のウーバーが「副収入として」とアピールするように、実際に会社員、主婦、大学生が配達パートナーとして活躍しています。これは通常の配達員のバイトと違って、自分で労働時間を自由に設定できるからです。
ウーバーイーツはアプリをオンにしているときにだけ、配達依頼が来る仕組みです。1回の配達でアプリをオフにしたり、1日中アプリをオンにしても構いません。隙間時間が使えるため、副業として注目を集めています。


収入は1件数百円
ウーバーイーツの報酬体系は1件あたりの歩合制で、非常に明確です。東京エリアの場合は、飲食店から商品を受け取ると300円、注文者に商品を受け渡すと170円、移動した距離1kmごとに150円が貰えます。
受け取り300円+受け渡し170円+移動距離150円/km=基本料金
この基本料金からUber Eatsのサービス手数料の35%が差し引かれます。
基本料金-サービス手数料35%=配送基本料
ただし、注文のピーク時や混雑時は「ブースト」という特別手当が付き、地域によって報酬が1.1~1.5倍に増えます。
配送基本料+基本料金×ブースト=配送料
この配送料が配達パートナーの報酬です。例えば、東京エリアで移動距離5kmの場所にブースト1.3倍で配達すると、1,159円が受け取れます。この内容なら40分以内で配達が完了するため、時給換算では1,500円以上※1です。
また、基本料金とサービス手数料はエリアによって異なります。関東は飲食店やマンションが密集していて、平均的な移動距離が短いために報酬が高めですが、手数料も高めです。
都道府県 | 受取料金 | 受渡料金 | 距離料金 | サービス 手数料 |
---|---|---|---|---|
東京都 | 300円 | 170円 | 150円 | 35% |
埼玉県 | 300円 | 170円 | 150円 | 35% |
千葉県 | 300円 | 170円 | 150円 | 35% |
神奈川県 | 130円 | 70円 | 60円 | 5% |
愛知県 | 136円 | 63円 | 45円 | 5% |
大阪府 | 136円 | 63円 | 45円 | 5% |
京都府 | 136円 | 63円 | 45円 | 5% |
兵庫県 | 136円 | 63円 | 45円 | 5% |
福岡県 | 136円 | 63円 | 45円 | 5% |
情報取得日 2019年2月時点
さらに通常の配達基本料やブーストに加えて、配送件数に応じてインセンティブが貰えるクエストというシステムもあります。例えば「4回の配達で400円、8回の配達で1,000円、12回の配達で1,600円」などです。
※1 2019年2月時点の東京エリアにおける情報です。報酬は時間、地域、プロモーションによって異なります。
副業でウーバーイーツを始める手順
ウーバーイーツに登録している飲食店舗数は、2019年2月時点で世界5万軒以上、国内700店舗以上です。1カ月で100店舗ずつ増えており、はじめは東京9区内限定でしたが、横浜、川崎、京都、神戸と順次エリアを拡大しています。
店舗の種類はマクドナルドや大戸屋などのチェーン店、鉄板焼きビストロアンテラスや銀座スイスなどの有名店、さらに今まで配達をしてこなかった高級店なども参入しています。
その店舗の配達を支える仕組みがウーバーイーツの配達パートナーであり、一般人を中心に配達パートナーは数千人に広がっています。1日1件から気軽に働きながら、多い人で1日3万円や月30万円を稼いだ人もいます。
- ウーバーイーツ配達パートナーの新規アカウントを作成します。
- 初回のみパートナーセンターで登録手続きに行きます。
- 30分程度説明を受けたのち、配達バッグを受け取ります。
- スマホアプリの「Uber Driver」をインストールします。
- アプリをオンラインにすると配達できる状態と見なされます。
- 近隣の店舗から配達依頼が来ます。
- 指定時刻に店舗に行って、商品を受け取ります。
- 注文者に商品を届けます。
- 働きたくないときはアプリをオフラインにします。
- 報酬は1週間に1度のペースで振り込まれます。
ウーバーイーツ配達パートナーでは履歴書や面接は不要、アプリに必要書類をアップロードするだけで登録完了です。個人情報はメールアドレス、氏名、電話番号、パスワード、都市を記入するのみです。
応募資格は年齢が18歳以上であり、配達手段として自転車もしくは125cc以下のスクーターを登録しますが、電動自転車や配達用原付バイクをレンタルしている人もいるため、所有権がなくても大丈夫です。
1日15,000円を稼ぐ4つのコツ
配達手段で報酬が変動する
ウーバーイーツがわりに合う副業になるかどうかは、報酬が歩合制の成果報酬型ということもあり、本人の工夫次第です。例えば、配達手段が自転車とバイクでは稼げる金額が違い、バイクのほうが有利です。
ウーバーイーツの報酬は1件あたりであるため、早く運んでしまったほうが時給換算で得をします。自転車で15分の距離もバイクなら5分で着くこともあります。注文者を待たせる時間も短いため、評価も高いです。
1kmあたり45~150円の報酬もあるため、移動距離が長いほど報酬が増えていきます。これは公式見解ではありませんが、配達先が遠いときは移動手段がバイクの人にオーダーが優先されるとの情報もあります。
配達時間で特別報酬が貰える
ウーバーイーツでは配達のニーズが多い時間帯に働くことが最大の稼ぐコツです。歩合制のために注文が来ないと報酬額が0円となり、配達件数を短時間で多くさばくことで、アルバイト以上の時給に換算できます。
注文のピークは平日が11~13時と18時~22時、土曜が11~14時と17時~22時になります。最も稼げる時間は11~13時であるため、10時にはレストランが多いエリアでスタンバイしておくことが理想です。
さらにピーク時はブーストという制度で報酬が1.1~1.5倍に増えます。ブーストは過去には1.9倍になった例もあり、オーダーが弱いときは働かずに、稼ぎ時のみアプリをオンラインにする人も多いです。
雨の日は配達回数によって、3回で900円、6回で1,800円、12回で3,600円のように特別インセンティブが加算されることもあります。このようにウーバーイーツは人手が足りないときほど報酬が上がる仕組みです。
注文が多いエリアを見極める
ウーバーイーツも需要と供給でなりたっているため、需要が多いエリアで待機することで、注文を増やせます。2019年2月時点で注文が来やすい筆頭エリアは、外資系の富裕層が暮らしている六本木、赤坂、西麻布です。
引き渡し先には駅近のタワマンが多く、外国人が在住しています。供給が多いエリアも狙い目であり、渋谷、代官山、恵比寿は個人店が密集していて、配達ニーズが高いです。
人口が多くオフィス街が集中している西新宿、新宿、代々木などでは、オフィスへの配達も人気です。あとは横浜など新規参入したエリアも、配達パートナーが少ないために競争が起こりにくいです。
働きやすさを工夫する
1回の配達で最低231円の報酬が発生します。移動距離や特別報酬でも前後しますが、1件の配達で1時間を要することはないため、時給換算で1,500円以上も一般的です。
さらに効率的に稼ぐためには働きやすさを工夫していきます。移動手段は必ずしもバイクである必要はありません。バイクは報酬面では有利ですが、自転車のほうが小回りが利くエリアに対応できます。
自転車の種類ではクロスバイクは避けましょう。クロスバイクは前傾姿勢になり、ウーバーイーツの専用バックが傾いてしまうため、中身が不安定になります。基本は電動サイクルであり、月4,000円で借りられたりします。
他にも「バイクは屋根付きの配達用原付バイクを格安で借りる、スマホの充電を切らさない、Googleマップを使いこなして裏道を行く、友人紹介で報酬をもらう、注文者には丁寧に接して評価を上げる」などがあります。
デメリットは交通事故
ウーバーイーツの配達をしていると「注文がないときは待つことになる、料理や飲み物がこぼれる、ガソリン代は自分持ち」などの注意点に気づきますが、1番の危険性が高いデメリットが交通事故です。
配達パートナーの副業は職業柄、交通事故の可能性が捨てきれません。ウーバーイーツを運営するUber Japanから補償金なども支払われないため、自転車やバイクのどちらにせよ、必ず自分で保険に加入しておきます。
その上で事故対策をしましょう。配達パートナーの労働環境は天候の影響も受けやすいです。夏場は水分補給による熱中症予防をしたり、冬場は路面凍結に気をつけます。また、疲労蓄積時や運転技術がない人には向いていません。
配達前に天候をチェックします。特に雨天時は視界が悪くなりますし、滑りやすいために事故が起こりやすいです。バイクや自転車にかかわらず、安全性が高くて着脱しやすいヘルメットを装着しましょう。
配達中はスマホをスマホホルダーに入れても、雨が激しいと液晶が見にくくなり、配達が困難です。ウーバーはそれを雨天時には追加報酬という形で補ってくれますが、交通事故のリスクが高まることは認識したいです。
雨の日は注文が増えて、配達パートナーの数が減ることで、受注件数が伸びます。さらにブーストやインセンティブが貰えるため、1番の稼ぎ時ではありますが、交通事故の対策だけは怠ってはいけません。
ただし、大雨や積雪が予報されるときは、運営元のUber Eatsが配達パートナーの安全確保のために、ウーバーイーツのアプリそのものを利用停止することがあります。例えば、2019年2月9日に東京都で積雪が予報されたときは、アプリ全体が利用停止になりました。
ウーバーイーツ配達パートナーのまとめ
総合 | ![]() |
---|---|
評価 | |
収入 | 1件231~3,000円 |
時間 | 1時間~ |
特徴 |
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業
|
ウーバーイーツの体験談や口コミ


ウーバーイーツ歴6カ月
どれだけ待遇や時給が良くても、楽しくなければ副業は続きません。その点、ウーバーイーツは自分で働く時間の設定もでき、やればやるほど稼げるため、モチベーションも維持しやすいです。
配達する作業そのものも楽しかったりします。ドミノ・ピザで働いていたときは指示通りの場所に届けるだけでしたが、ウーバーイーツは1件ずつ迅速にコンプリートしていくため、ゲーム感覚でこなせます。
また、普段は自分では行かないようなお店にも行けるので、配達の仕事が終わったあとに自分で人気店に出向くことで、グルメの幅が広がりました。


ウーバーイーツ歴4カ月
ウーバーイーツ配達パートナーの魅力は「納得できる報酬、週払い制度、自由度が高さ、シフトやノルマもなし、自分のペースで働ける」ことであり、さらに誰でも簡単に配達パートナーになれる敷居の低さもあります。
報酬の仕組みもブーストとインセンティブの組み合わせがおもしろいですし、マニュアル通りの単調な業務ではなく、個人の裁量に任せた業務効率化や時短テクといった工夫ができることで飽きにくいポイントです。
初回のみ登録作業と説明会への参加がありますが、あとはスマホですべてやり取りが完結するため、煩わしさもありません。私は大学の講義の間に自転車で1件配達することもしています。
ウーバーイーツでは不定期のキャンペーンもあります。すでに配達パートナーとして働いている人の招待コードを入力して、新規会員が30件の配達を達成すると、双方に2万円のボーナスがもらえる仕組みです。


ウーバーイーツ歴7カ月
ウーバーイーツは歩合制のため、なるべく早く配達したほうが時給換算で得をします。しかし、時間を浪費した経験も多々ありました。
注文者が不在ということはありませんが、タワーマンションのような大きなエントランスに到着するまでの道のりが長かったり、マンションの入口が路地裏にあってわからないことにも遭遇します。
注文者はGPSで配達パートナーの現在地がわかっていますし、注文者とは直接メッセージのやりとりができるため、トラブルにつながるようなことはありません。ただ、日本語が通じない外国人とのコミュニケーションは戸惑いました。
あとは店舗側が料理を作るのに時間がかかり、料理の完成を店舗で待つことも2~3回ありました。結果、私の時間を浪費することになりますが、何より注文者も待たせているわけで、予定通りの時刻に配達できずに謝罪したりもしました。
ただ、これらは避けては通れない問題であり、ベストを尽くしても結果が伴わなかったときは「仕方ない」と割り切るしかないです。
また、経験則では非効率なできごとはいくつかありましたが、目立ったトラブルはほぼなく、これは店舗、配達パートナー、注文者がウーバーイーツの仕組みをよく理解しているためだと思いました。


ウーバーイーツ歴1カ月
私の報酬額を平均すると時給1,300円前後であり、予想よりは少なかったです。慣れてくると配達距離や配達量も増え、高収入が期待できるかもしれません。
日給で12,000円でしたので、普通の生活水準の人ならそこそこの暮らしはできます。ただ、ウーバーイーツ配達パートナーがバイクなら稼げることは正しく、バイクのレンタル料が月2万円程度かかります。
ガソリン代も必要ですし、保険にも入りました。スマホホルダーや充電切れを防ぐためにモバイルバッテリーを購入したりと、意外と固定費と初期投資が必要な副業です。


ウーバーイーツ歴6カ月
配達中に生じた問題に関しては、ウーバーイーツへ連絡することでサポートを受けられます。ただし、直接助けに来るわけではなく、基本的にはすべて自分で解決しなければいけません。
実際、私はスープのフタがずれていて、中身が漏れたことで再配達をした経験があります。何十回も配達して、ミスはこの1回だけでしたが、自らお店に再度出向いて、注文者に謝罪することになりました。


ウーバーイーツ歴なし
現時点では都内の一部と横浜市のみでウーバーイーツを利用することができます。銀座エリアも解禁となり、今後は大阪や名古屋でも展開される予定とのことでした。
ウーバーイーツは発展途中の事業であり、これからの事業拡大に期待していますが、現時点では対象エリアが狭すぎて、自分が利用できないことはマイナスポイントです。