ユーチューバー - 趣味や特技を動画にして報酬を得る

株式会社ネットピコ 代表取締役
- ユーチューバーの基本データ
- ハードルは高くない!動画配信で副収入
- 副業でユーチューバーを始める手順
- 広告の種類は全部で4つ
- 再生回数を増やして稼ぐコツ
- ユーチューバーのデメリット
- ユーチューバーの体験談
ユーチューバーの基本データ
総合 | ![]() |
---|---|
評価 | |
収入 | 1再生0.05~0.1円 |
時間 | 1日~ |
特徴 |
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業
|
始め方 | YouTube |
ハードルは高くない!動画配信で副収入
YouTubeでお金を得る仕組み
ユーチューバーとはYouTube上に動画を投稿して、広告収入を得ている人のことです。自分のアイデア、趣味や特技で動画を活用して、スキマ時間でもお金が稼げる副業として人気があります。
YouTubeは2005年に米国のYouTube社がサービスを開始した動画共有サービスで、2006年にGoogle社に買収されました。無料で利用できる代わりに、動画の冒頭や途中に視聴者に対して広告を流しています。
視聴者がその広告を視聴、またはクリックすることで、Google社から動画の投稿者に報酬が支払われます。動画の再生回数が多ければ、その分広告が流れることとなり、収入が増えていく仕組みです。
オンラインビデオ総研が2017年に実施した市場調査では、6年後の2023年まで動画広告は右肩上がりの成長が予測されています。個人でユーチューバーとして活動する人も増え、成長を期待できる分野です。
ユーチューバーの平均的な収入
YouTubeで得られる収入は動画によって変動がありますが、1回の再生で平均して0.05~0.1円です。再生回数×0.05円で単純計算すると、1万回再生されて5,000円程度の収入になります。
動画の投稿数や再生回数が増えるにしたがって、収入は増えていきます。ユーチューバーの特徴である顔出しをしなくとも、副業として月3万~5万円を稼いでいる人も少なくありません。
徐々に知名度が上がれば、企業から個別にPRやタイアップの依頼が来て、さらに大きな金額を稼ぐこともできます。そこまで到達することは難しいながらも、トップクラスで年収10億円を超える夢のある副業です。
動画の評価がやりがいとなる
あなたが「精通した分野や趣味がある、自分の意見を発信したい、新しいアイデアを試したい」など、本業以外で自分を思いきり表現したいなら、ユーチューバーは魅力的な副業です。
料理や音楽、ペット、おもしろネタなど、興味のある分野で楽しみながら収入を得ることができます。特にライバルの少ないマニアックな分野であれば、稼げる可能性が広がります。
メディアやテレビ関連の仕事を目指していた人にとっては、副業で自分の望みを叶えるチャンスです。自らがメディアとなって、世の中に情報やエンターテイメントを発信することができます。
また、自分のアイデアを試す方法としても、ユーチューバーの副業はおすすめです。作り上げた動画の評価は、再生回数やコメントよって明確にわかるため、やりがいを感じることができます。
副業でユーチューバーを始める手順
ユーチューバーとして副業をはじめる方法はそれほど難しくありません。必要なものは「動画を作成するためのツール、Googleアカウント、YouTubeアカウント」の3つです。
- 動画を作成します。
- Googleのアカウントを作成します。
- YouTubeのアカウントを作成します。
- YouTubeの「クリエイターツール」でチャンネルを作成します。
- 動画を作成したチャンネルにアップロードします。
- クリエイターツールの設定画面で収益の受け取りを「有効」にします。
- YouTubeパートナープログラムの利用規約に同意します。
- 設定画面の収益受け取りにある「AdSenseアカウントを関連付ける」から必要事項を入力して、審査を受けます。
- 審査通過後、自分の投稿した動画に広告が表示されます。
GoogleやYouTubeのアカウント登録は無料でできますが、登録するだけでは広告収入を得られる状態になっていません。広告収入を得るためには前述の設定が必要になります。
注意点として、2017年4月よりチャンネルの再生回数の合計が1万回を超えないと、審査が開始されないようになりました。審査を通過するために、まずは動画を多くアップして、再生回数を増やしましょう。
また、すでにアドセンスのアカウントを持っている人は、それにYouTubeのアカウントを関連づけることができるため、新たな審査は不要です。ただし、こちらも再生回数が1万回を超えないと、動画に広告が表示されません。
広告の種類は全部で4つ
YouTubeの広告は主に4種類あります。どの種類の広告を表示するかは選択することができますが、広告の内容はユーザーの動向をもとにYouTube側が自動的に決定します。
インストリーム広告
動画の前後、または途中に表示される広告です。5秒間表示された後、ユーザーがスキップするかどうかを選択できるタイプと最後までスキップできないタイプがあります。
さらにモバイルユーザーに適したバンパー広告という6秒の短い広告や、パソコンユーザー向けの最長30秒の広告もあります。最後まで視聴される、もしくは広告がクリックされると投稿者に広告収入となります。
オーバーレイ広告
動画が再生されている途中に画面下部に表示される広告です。視聴者がクリックすると、投稿者の広告収入となります。
ディスプレイ広告
YouTubeは動画を再生している右側に、注目動画やおすすめ動画一覧が表示されます。その1番上に表示される広告がディスプレイ広告です。クリックしてもらうことによって収入となります。
スポンサーカード
動画に登場する商品や関連するコンテンツをYouTube側が判別して、動画の右側に数秒表示される広告です。クリックしてもらうことによって収益が入りますが、動画に関連する広告がないときは表示されません。
再生回数を伸ばして稼ぐコツ
再生回数を殖やすために重要なことは動画の内容です。斬新な発想やアイデアで新しいジャンルを開拓したり、よくある内容でもプラスアルファの要素で他のユーチューバーと差別化し、視聴者の目にとまる工夫をします。
動画を制作する前には「人気の動画はどんなものか、競争の激しいジャンルではないか、似た内容の動画が投稿されているか」などを下調べして、構成をよく練ります。つまり、ユーチューバーもマーケティングが大切です。
種類 | 必要なもの | 視聴者 |
---|---|---|
体を張る系 |
| ファン |
ゲーム実況 |
| ゲーマー |
製品レビュー |
| 購入希望者 |
知識解説 |
| 知りたい人 |
ペット動画 |
| 世界中の人 |
例えば、ペット動画は世界中の人々に観てもらえますが、ライバルも相当多いために制作しても埋もれていきます。そのため、レアな動物を手なずけたり、芸を仕込んだりするなど、他の動画との違いを作ります。
本気で稼ぐためには撮影や編集スキルも一定の水準に達していたいです。例えば「手ブレ、画質が悪い、音声が聞き取りにくい、間延びしている」といったストレスを感じる映像では、視聴者がすぐに離れてしまいます。
動画制作では視聴者が見やすく、途中で飽きない工夫を提供しないといけません。ゲーム動画でも単調なシーンは早送りにしたり、高速技はスローモーションを使います。こうした努力が再生回数を伸ばすことにつながります。
継続して動画をアップすることも、再生回数を伸ばすコツです。たとえ短い動画でも、定期的に投稿することで視聴者にチャンネルを覚えてもらい、知名度のアップを狙います。
また、YouTubeの規約は必ず確認しておきましょう。投稿した動画が規約に触れた場合、YouTube社は警告なく動画を削除することもあります。金銭も振り込まれずにそれまでの努力が無駄になったユーザーは多いです。
ユーチューバーのデメリット
ユーチューバーは無料で誰でも始めることができますが、デメリットが複数あります。まず、再生回数を伸ばして、収入を得るまでには時間がかかります。本気で稼ぐには撮影や編集にも相応の時間が必要です。
そのため、一定の収入を得るまでに、諦めてしまう人も多くいます。特に日中に本業で働きながら、継続的に動画の作成と投稿をすることは大変であり、結果的に収入が不安定であることもデメリットです。
ユーチューバーになるには初期費用もかかります。撮影機材や編集ツールを高額にすると、うまくいかなかった場合に赤字になるため、はじめはスマホで撮影して無料ツールで編集するなど、簡単な方法を試してみましょう。
また、撮影された動画から、身元がばれるリスクもあります。顔出ししなければ大丈夫と思っていても、予期せぬ画像が写り込んで身元が特定されてしまうこともあります。
IDが表示されているパソコン画面、住所が特定されそうな背景、プライベートに関する社員証や名刺などが映らないよう、気をつけます。
加えて、法律や公序良俗へも配慮しましょう。ネタを追求するあまりの商品の無駄遣い、迷惑行為や危険行為を助長する過激な投稿で、炎上する事件も相次いでいます。画像や文章の無断転載などの著作権も意識します。
1度、インターネットに流れた動画を削除することはほぼ不可能です。想定外の炎上により執拗に個人攻撃されて、日常生活に影響をきたすこともありえます。特に本業の会社に迷惑がかからないことを前提に始めましょう。
ユーチューバーの体験談


ユーチューバー歴7カ月
ユーチューバーの醍醐味は自分でオリジナルの作品を作り上げることです。自分が好きなことやこれなら注目されると確信したこと、おもしろいと感じたことを動画という形で表現できるクリエイティブな仕事になります。
新しいものが大好き、自分ならこんな風にアイデア化できる、自分が新しい流行を作るなど、本業以外で自分を思いきり表現したい人には魅力的かもしれません。
特に私のようにテレビ関係の仕事に就けなかった人にとっては、副業で自分の望みをかなえるチャンスにもなります。ユーチューバーの仕事に対してやりがいと喜びを感じるでしょう。
今のメディア業界にもの足りなさを覚え、自分のネタをこの世に送り出す方法としても、ユーチューバーはおすすめです。作り上げた動画がウケたかどうかの評価は、再生回数によって明確にわかるのこと、制作側からすればやりがいにつながります。

