写真販売の副業とは?スマホで撮った写真を販売サイトで売る7つのコツ
- 写真販売の副業とは?
- 収入は販売額の20~50%
- 副業で写真販売を始める手順
- 写真販売サイト7社を比較
- 売れる写真を撮る7つのコツ
- メリットは普段の写真で稼げること
- デメリットは数万円も稼げないこと
- 写真販売の副業まとめ
写真販売の副業とは?
企業が運営するウェブサービスやサイトには、たくさんの写真が使われています。しかし、企業のスタッフ自らが撮った写真は限られており、その多くは写真販売サイトからテーマに合う写真を買っていることが多いです。
写真販売サイトでは個人や専属カメラマンが撮影した写真を審査して、何十万点の画像を販売しています。つまり、私たちも自分が撮影した写真を写真販売サイト経由で売って、報酬を得ることができます。
インスタの流行で、素人でもこだわって見栄えの良い写真を撮影する人が増えました。写真の撮影スキルや売れるポイントを知ることで、副収入を得るチャンスは広がります。
収入は販売額の20~50%
写真販売サイトで自分が撮った写真が購入されたら、販売価格から販売手数料を引いた額が報酬として受け取れます。販売価格は写真の大きさ、報酬率、購入者の契約方法などで変わります。
例えば、写真販売の大手PIXTAでは、サイズ別に「Sが660円、Mが1980円、L3630円、XLが5500円」で売られています。それらに対して、私たちが受け取れる報酬率は22%です。
つまり、Sサイズの写真が1枚売れると「660円×22%=145円」が報酬として得られます。また、最初は報酬率が22%ですが、実績が増えるたびに販売者のランクが上がっていき、最大42%まで獲得することができます。
仮に報酬率が30%のとき、1カ月でMサイズの写真10種類が2枚ずつ売れた場合、報酬は「1980円×10種×2枚×30%=1万1880円」が貰えます。売れる写真を何百枚と増やすことで、月に数十万円を副業で稼ぐ人もいます。
副業で写真販売を始める手順
- PIXTAやスナップマートといった写真販売サイトを探します。
- 個人情報などの必要項目を入力し、サイトへ登録します。
- 法的知識や登録できる写真の条件を理解します。
- 自分で撮影した写真をアップします。
- アップした写真を審査されます。
- 審査に通過後、写真販売サイトに掲載されます。
- 登録した写真が購入されるとメールが届きます。
- 換金可能額を超えると、指定した口座に報酬が振り込まれます。
写真販売では審査に通過しなければなりません。審査は著作権や肖像権といった法律に触れる箇所を厳しくチェックしており、特に人物写真はモデルの肖像権使用許諾書の提出が義務付けられるサイトもあるほどです。
さらに写真の形式、サイズ、フォント、ピクセル数、クオリティなど、サイトごとにルールが細かく決められています。初心者にとってサイトの規定に合った写真を出品することが、最初の関門です。
写真販売サイト7社を比較
写真販売サイトは多数存在します。各サイトで審査の厳しさや好まれるテーマが異なりますし、多くのユーザーに買ってもらうためには複数に登録することもありです。以下は代表的な写真販売サイトとその特徴になります。
名称 | 最低価格 | 報酬率 | 特徴 |
---|---|---|---|
PIXTA | 660円 | 22~42% | 国内大手 動画・イラストも販売可 |
スナップマート | 97円 | 30~60% | スマホ写真OK 初心者向け |
Shutter stock | 0.25ドル | 20~30% | 海外大手 タグなどが英語 |
Selpy | 10円 | - | リクエストに応じて出品 |
photoli brary | 35円 | 35%~ | 国内大手 自分で価格設定 |
fotolia | 30円 | 20~46% | Adobe運営 報酬体系が複雑 |
ForYour Images | 30円 | 100~1250円 | 高品質 審査厳しめ |
情報取得日 2024年10月時点
スマホの写真を売れる写真販売サイト
最近はスマホの撮影機能が格段に向上しており、スマホでも高品質な写真が撮れます。また、企業側も一眼レフで撮影したプロの画像より、素人が撮影した日常のナチュラルな写真を求めるケースも増えました。
写真販売サイトの中でもスナップマートはスマホ写真を前提とした写真販売アプリです。特別写真の技術がなくても、SNSに投稿するように手軽に写真を販売することができます。
スナップマートでは他の販売サイト同様に自分の撮った写真を販売しますが、リクエストに沿って撮影して、その写真が選ばれると賞金や賞品がもらえるコンテストという仕組みも特徴的です。
Selpyも企業のリクエストに応じた写真を投稿します。さまざまな企業が欲しい条件を掲載しており、販売者はその中から案件を選んで、リクエストに沿った内容が含まれる写真をアップします。
アップした写真が必ずしも買われるわけではありませんが、企業の目に留まりやすく、狙い撃ちで報酬が得られる仕組みです。さらにその写真をSNSにアップすると報酬額がアップするシステムも取り入れられています。
世界中に売れる写真販売サイト
海外大手のShutterstockやfotoliaは国内企業ではないために、画面操作やルールに慣れが必要です。ただ、世界中のユーザーにお客になるため、私たちにとっての日常風景や日本人が写った写真に関心が向けられます。
高品質で売れる写真販売サイト
ForYourImagesは高品質が売りであり、腕に自信がある人はチャレンジしてほしいです。Photolibraryでは自分で価格を決められて、報酬率も初月で60%、その後はランクによって変動します。
売れる写真を撮る7つのコツ
誰でも撮れるような単に撮影しただけの写真は登録数も多く、売れる写真にはなりません。数ある写真の中から自分の1枚を選んでもらうためには7つのコツがあります。
テーマをわかりやすく表現する
ウエディング、マタニティ、イベント、ビジネス、ダイエットや筋トレのビフォーアフター、ペットなど、テーマがはっきりしている写真は使いやすいため、需要があります。特に写真の登録が少ないジャンルは狙い目です。
人物写真は顔出しで提供する
フリー素材ではない顔出しの人物写真は人気が高いです。部屋でくつろぐ女性、家族写真、泣いている子供、微笑むおばあちゃん、友だちとの自撮り写真など、人物写真は企業が制作するチラシやバナーで需要があります。
ただし、人物写真は肖像権に十分注意し、写っている人物の許諾書をもらうことを忘れないようにしましょう。多数の人物が写り込んでいる場合にも、その人数分の許諾書が必要です。
需要と供給を見極める
あなたが高品質な「子供の笑顔」の写真を撮っても、需要はありますが、供給量が膨大なために、検索結果に埋もれてしまい、ほぼ買われることはありません。私たちは需要と供給を見極めて、写真を提供することが必要です。
例えば、4人以上の人物が写った会議の写真はありますが、5人以上はあまりヒットしません。ただ、需要はあるため、2024年10月時点では登録したら売れる可能性があります。
それ以外でも需要がありながら供給量が少ないテーマは「人物が5人以上、勤務中や労働者全般、病人、学校内、部活動、病院内、駅構内、専門的な器具や工具、最新家電、上手すぎない自然な写真」などです。
マイナー観光地や風景もあり
観光地の写真は一定の需要があり、売れやすいジャンルです。有名観光地はプロの写真やライバルも多くて太刀打ちできないため、マイナーで珍しい観光地や風景に出会ったら写真を撮っておきましょう。
ただし、自然の風景ではなく、何らかの建造物をメインで撮影するときは許可が必要な場合もあり、注意が必要です。実例では金閣寺や照明点灯中のエッフェル塔などは商業目的での撮影が禁止されています。
複数の構図をアップする
同じ対象を撮影した写真も構図、大きさ、角度などを変えて、複数枚登録することがおすすめです。テスト用にアングルの異なる画像がまとめ買いされることもあります。
また、写真の用途によっては文字が入れやすいようにあえて余白を設けたり、対象物の大きさを変えて撮影する行為も有効です。購入者が写真の掲載箇所や用途で使い分けるために、複数枚の購入が見込めます。
きちんとタグを付ける
クオリティの高くて需要がある写真を投稿しても、写真販売サイトの検索機能で見つからなければ意味がありません。検索にヒットするように関連するキーワードを洗い出して、1枚の写真に10個以上のタグを付与します。
例えば、笑顔の女の子の写真をアップしたら、タグは「女の子、子供、子ども、こども、5歳、5才、五歳、五才、小さい、人物、笑顔、かわいい、ツインテール」などです。同じ意味や単語でも違う文字はすべて登録します。
季節を先取りする
スキー、花見、海、プール、紅葉など、季節の写真はその時期が来る2~3カ月前に購入されます。先取りして登録しておくことでライバルが少なくなり、購入が集中して稼ぐことができます。
メリットは普段の写真で稼げること
写真販売は誰でもすぐ始めることができる気軽さがメリットです。写真販売サイトに写真を登録したあとはメンテナンス不要で、ほとんど手間がかかりません。
月10枚の写真を登録したときの1カ月の売上が100円だったとしても、1度登録した写真はその後も継続的に売れるため、登録枚数が増えるほど毎月の売上は100円、200円、300円と積み上がっていきます。
また、写真の技術がある人のほうが有利ですが、プロ級の腕前が必ずしも必要なわけではありません。今はスマホやデジカメの性能が向上したため、一般的には一眼レフやミラーレス一眼、ときにはスマホでも構わないです。
写真が好きな人には趣味として楽しみながらできます。すでにストックしてある自慢の写真を多くの人に見てもらい、さらに購入してもらえることは大きな喜びです。写真が売れた分だけ、それがやりがいに変わります。
デメリットは数万円も稼げないこと
写真販売は収入を目的に始めると挫折しやすい副業です。すべての写真販売サイトでライバルが多数存在しており、例えば、PIXTAでは2024年10月時点でクリエイター数が31万9885人、登録素材数は4790万7289点に及びます。
プロやセミプロの人が撮影したクオリティの高い写真で溢れかえっているサイトもあり、その場合は素人が気軽に撮影した写真を登録しても、ユーザーの目に留まらず、収益に結びつけることは難しいです。
また、売上に繋げるためには、自分好みの写真ばかりを撮るわけにもいきません。お金を稼ぐためには購入者のニーズをつかみ、需要のある写真をリサーチする手間が必要です。その結果、写真がつまらなくなる人もいます。
そのため、写真販売の初期目標は月数百円くらいに設定して、趣味と実益を兼ねることを忘れないようにします。なぜならコンスタントに月数万円を稼ぐ条件として、シンプルに量が必要であり、時間がかかるためです。
月10万円以上の副収入を得る会社員の実例では、登録枚数は5000~1万点を超え、撮影枚数はその倍以上でした。初心者でもすぐに月1000円程度は売れることもありますが、最初は100枚登録して月2~3枚売れれば上出来です。
写真販売の副業まとめ
総合 | 3.6 |
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評価 | |
収入 | 1枚30~1000円 |
時間 | 1時間~ |
特徴 |
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業
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