【漫画】第49話「LINEスタンプ販売でお小遣いを稼ぐコツ」

中野貴利人
監修中野貴利人 ネットピコ代表
2019/02/21 更新

「スタンプの作り方と審査」

スタンプが1個売れると販売価格の35%が貰えるだぬ 人気のスタンプを作るには次の工程が大切だぬ できた!! これでは審査すら通らないだぬ

「審査に合格したけど‥‥」

LINEスタンプには50項目以上のガイドラインがあるだぬ 修正完了!あとは申請だけ 1週間後 審査に合格した! うちらがスタンプを修正してあげただぬ

副業マンガ「フクリーマン」がLINEスタンプになりました。全40種のスタンプは「副業中、時間がない、儲かった、秘密だよ、お金がない」など、あなたが副業をするときに役立つ内容です。

フクリーマンの副業スタンプ販売中

  1. LINEスタンプ販売の仕組み
  2. 収入は販売額の35%
  3. 副業でLINEスタンプ販売を始める手順
  4. 審査に通る5つのルール
  5. 絵が描けなくてもスタンプを作る方法
  6. 売れるスタンプを作る20のコツ
  7. LINEスタンプ販売のまとめ

LINEスタンプ販売の仕組み

LINEスタンプの作成と販売では、プロのイラストレーターのみでなく、普通の会社員や学生の人たちも活躍しています。自作のスタンプはLINEクリエイターズマーケットというサービスで販売でき、副業としても人気です。

LINEクリエイターズマーケット

スタンプの種類は通常のLINEスタンプ、アニメーションスタンプ、着せかえの3つです。当初は1セット40個のスタンプを作成する必要がありましたが、現在は最低8個から販売できます。

さらに「手描きのイラストをスマホで撮影してスタンプ化する」や「写真をスマホアプリで加工してスタンプにする」こともできるため、以前より技術的なハードルが下がって、初心者でも気軽に始められます。

LINEは2018年9月時点で全世界のアクティブユーザー数は2億1,700万人以上、国内は7,600万人以上にのぼるアプリです。すでに国内では電話やメール以上の連絡ツールであり、魅力的な市場になっています。

収入は販売額の35%

スタンプが1セット売れると42円

自分で制作したLINEスタンプは次の販売額を設定できます。ほとんどのスタンプが120円であるため、通常は120円を選びます。

種類価格
通常のLINEスタンプ120・240・360・480・600円
アニメーションスタンプ240・360・480・600円
着せかえ360・480・600円

情報取得日 2019年1月時点

この販売額からアプリストア(Google PlayやApp Store)の手数料である30%が引かれて、残った70%をLINEとクリエイターで分けます。つまり35%が報酬として貰えるわけです。

例えば、120円のスタンプが1セット売れると収益は42円になります。

120×35%=42円

厳密には42円と確定しているわけではなく、報酬は変動します。これはユーザーの決済手段がクレジットかポイント、居住地が国内か海外などによって日本円に換算するときに差異が発生するためです。

例えば、ユーザーが決済手段にLINEコインを使った場合、120円のスタンプは50LINEコインで購入できます。しかし、1LINEコインは1.76円に相当のため、売上は「50×1.76円=88円」となり、報酬は「88円×35%=30.8円(約31円)」に減ります。

上位10人は平均6億4,100万円を販売

2018年5月時点のクリエイター上位10人の累計販売額は平均6億4,100万円でした。報酬が35%とすると「6億4,100円×35%=9,615万円」となり、LINEスタンプのみで1億円近くを稼ぐ人たちがいることになります。

これは人気のクリエイターになるほど、サポート体制が充実してくる結果です。LINEでは月間ダウンロード数、使用率、累計ダウンロード数の各ランキング1位の中から、MVPを選出する月間MVP制度があります。

ここで受賞すると「公式スタンプへの掲載、公式アカウントの開設、特典キャンペーンの参加」などができるようになり、スタンプへの露出度が極端に高まることで、売上が一気に上昇します。

さらにLINEスタンプのタイアップ企画、商品化、商法出願サポートなどを支援するLINE Creators Managementに所属するチャンスがあり、自分のスタンプでキャラクターグッズの使用料を得るビジネスに発展できます。

主人公
主人公
自作のスタンプを1万個売れば、約42万円が貰えるのか。
貧乏神
貧乏神
一筋縄ではいかないだぬ。1個も売れないことも多々あるだぬ。

副業でLINEスタンプ販売を始める手順

LINEスタンプを制作するには、LINEのアカウントを準備の上、LINEクリエイターズマーケットに登録します。未成年でも13歳以上なら保護者の同意のもとで登録することができます。

  1. LINEクリエイターズマーケットに登録します。
  2. 個人情報や銀行口座を登録します。
  3. スタンプ画像を8個以上作ります。
  4. メイン画像とトークルームタブ画像も用意します。
  5. タイトルや説明文などを記入します。
  6. 画像をアップロードして、審査に申し込みます。
  7. 審査が通ると販売がスタートします。
  8. 報酬は1,000円を超えると支払いが請求できます。
  9. 請求日から45日以内に銀行口座に報酬が振り込まれます。

通常のLINEスタンプでは8、16、24、32、40個、アニメーションスタンプでは8、16、24個を1セットとして販売できます。

また、スタンプとは別にメイン画像とトークルームタブ画像も必要です。メイン画像とはストアの一覧に並ぶときの画像、トークルームタブ画像とはトークルームでスタンプを選ぶ際のタブに表示される画像です。

特にメイン画像はスタンプショップでユーザーが目にする最初の画像であるために重要です。ユーザーの目に留まり、中身が見たくなるような購買意欲をそそる画像を、作成したスタンプの中から選びましょう。

審査に通る5つのルール

LINEスタンプ販売の最初の関門は審査です。LINEでは審査ガイドラインに沿って、主に「画像、テキスト、ビジネス性、モラル、違法性」を細かくチェックしています。そのすべてで問題がない場合のみ販売されます。

逆に審査に落ちたときは「リジェクト」の連絡が来ます。初めての場合は審査に落ちることも一般的ですが、修正すべき箇所もていねいに説明されているため、対象のスタンプを修正して、再度審査を受けましょう。

1

画像

画像のチェックポイントは「透過処理されている、PNGのフォーマットである、見た目やバランスが悪い、複製や同じような画像がある、文字しかない、スタンプのタイトルと画像が矛盾している」などです。

よくミスがある画像は透過処理が雑で、画像にギザギザのジャギーが発生している画像です。これは見た目が悪いために落とされます。極端に縦長や横長など、バランスが悪いスタンプもNGです。

複製は他スタンプのパクリはもちろんダメですが、同じ画像を色違いを並べるといった「似ているスタンプ」もリジェクトの対象になります。

2

テキスト

テキストは「誤字脱字、機種依存文字、絵文字」がないことが必須です。次にスタンプ画像とテキストの合っていることもチェックされます。また文中にてURLや「○○で検索」などで外部に誘導する行為もしてはいけません。

3

ビジネス性

クリエイターズスタンプでは企業の公式スタンプとは違い、商品やサービス、企業名などを宣伝することはできません。ビジネス性や広告性の意味は含めずに、画像を作成しましょう。また、チャリティーや寄付に誘導することもできません。

LINEの競合となるメッセンジャーアプリを連想させる画像も審査に落とされます。具体的にはツイッターやFacebook、スカイプを使っているシーン、もしくはテキストを含むスタンプは使えません。

4

モラル

犯罪を助長させる、暴力・虐待シーン、性的描写は、違法性はなくともモラルに反するために全般的に拒絶されます。アルコールやギャンブルを奨励する内容もNGです。

同様に特定の個人やグループを攻撃したり、人種、宗教、政治への誹謗中傷や差別といった反社会的な表現にも厳しいです。

例えば、次の画像は「投資で含み損が増えて、強制的にロスカット(損失確定)させる」シーンを死神で描きましたが、攻撃的な表現としてリジェクトされたため、レッドカードに変更しました。

LINEスタンプで審査に通らなかった画像

LINEスタンプで審査に通った画像

このモラル関しては同じ画像でも「時期を変えたら審査が通った」や「販売中にリジェクトとなった」事例があるなど、基準が多少曖昧な部分もあります。先ほどの死神もリジェクト例としては微妙なところです。

他にも「オムツ1枚の子供」や「パパがママをマッサージする」画像が性的と捉えられたり、かわいいイラストでも「ビンタや頭を叩く」と暴力的と見なされたケースもあり、何度か修正することも念頭に置きましょう。

5

違法性

第三者の商標権、著作権、特許権、意匠権、肖像権を侵害している画像は使えません。そのため、基本的に似顔絵や2次創作ではなく、オリジナルキャラクターが必要になります。

その一方で2018年からはLINEが権利者から使用許諾を得たキャラクターに限り、LINEスタンプの制作と販売が許可される「LINE Creators Collaboration」というサービスも始まりました。2019年1月時点ではコラボレーション先は多くありませんが、これからの拡大が期待できます。

また、審査はリクエストから審査完了まで数日程度ですが、厳重に審査されるために初心者が1度で通過できるとは限りません。販売までは多少の期間がかかることは想定しておきましょう。

売れるスタンプを作る20のコツ

LINEスタンプは単純にきれいなイラストをスタンプにしたくらいでは稼げません。稼ぐためにはいくつかコツがあり、特に「人気のスタンプの研究」や「似たスタンプの有無」などのマーケティングは重要です。

  1. 初心者はスタンプショップで人気のスタンプを見てみる。
  2. 傾向としてはかわいい系とゆるい系が売れている。
  3. 静止画よりもアニメーションスタンプのほうが注目される。
  4. カテゴリ分けされるため、登録数の少ないカテゴリを狙う。
  5. あいさつや返事系のスタンプはよく使われる。
  6. 文字なしスタンプも使途が限定されず、海外ユーザーも買う。
  7. 年齢や性別、職業といった利用者のターゲットを絞る。
  8. 家族、恋人、同僚用など、利用機会や送信相手を想定する。
  9. ツッコミのみ40種など、テーマを限定すると注目される。
  10. イラストの特徴やコンセプトを決める。
  11. 基本的にイラストのアイデアは大量に出してから絞る。
  12. キャラは1種類よりバリエーションがあるほうが人気がある。
  13. 似たイラストの存在確認は著作権の問題もあり、必須である。
  14. 40個ではなく、24個や32個でもクオリティ次第では売れる。
  15. クリスマスなどのイベント系はその1カ月までにリリースする。
  16. 公式スタンプの新作が配信される火曜と木曜に販売を開始する。
  17. スタンプショップにアクセスが多い12~13時に販売を開始する。
  18. 稼いでいる人は複数作っているため、まずは数をこなす。
  19. 過去の購入者には新作が通知されるため、数を作るほど販促できる。
  20. そこそこスタンプが売れたときはシリーズ化する。

LINEスタンプを販売したあとも重要です。LINEクリエイターズマーケットでは「販売済みのスタンプが何回送られたか」や「どのスタンプの使用頻度が高いか」といった統計情報を公開しています。

私たちはそれらを解析することで「このスタンプはよく使われている」や「このスタンプはまったく必要なかった」などと、需要のあるスタンプを理解することができるわけです。それが次の作品のクオリティにつながります。

そのため、1回作っただけではコツがつかみにくく、稼ぐ人が10回や20回挑戦してきたように、私たちも何回かは作成することを前提にしたいです。

また、LINEスタンプは1度作るとほったらかしで収益が得られるイメージもありますが、新しいスタンプがどんどん出るために古くなるほど売れにくくなります。コンスタントに副収入を稼ぐには、継続的な配信も欠かせません。

LINEスタンプ販売のまとめ

総合 3.6
評価
収入販売価格の35%
時間4時間~
特徴
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業

点数の付け方について

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著作・制作など

中野貴利人
監修・原作・執筆・編集
株式会社ネットピコ代表/フクポン編集長/副業プランナー。新卒で副業開始、26歳で法人化、11期目。副業関連の著書4冊。2児の父。過去の取材や講演はメディア掲載履歴で紹介。
イブキミノ
イブキミノ
作画
30歳オーバーにして、脱サラしたイラストレーター兼漫画家。丸っこいものに囲まれて暮らすのが夢です。
ともキノコ
ともキノコ
執筆
副業からスタートし、約半年後にはフリーランスのライターに。10数年前に卒業した国文学科での知識を大活用中です。