【漫画】第15話「FXの逆指値注文とは?自動的に損切りするための注文方法」
「損失を減らす方法」
「成行と指値の意味」
「逆指値=損切り注文」
「損しまくる男」
FXの逆指値注文とは損失を小さく抑えるやり方
投資において「損小利大」は重要なルールの1つであり、FXでも逆指値注文を使うことで損失を小さくできます。次のように0.1円下がったところで損切りを続ければ、損失は小さくできます。そのうち予想が当たって、3.0円上がったところで売ると、利益は大きくなります。
つまり、FXでは勝率はそこまで重視されません。それよりも予想がはずれたら含み損を切り捨てるという損切りを適宜実行して、トータルでプラスになることを目指しましょう。
このときに役に立つ注文方法が「逆指値注文」です。現在の市場価格より高い価格になったときに買い、安い価格になったら売ります。
例えば「1ドル=100円」で米ドルを買ったとき、私たちは「101円や102円に上がる」ことを意識します。しかし、不利なレートの「99円で売る」という逆指値注文をしておきましょう。これで「1ドル=99円」に到達したときには逆指値注文が発動して、自動的に損切りをしてくれます。
この逆指値注文は為替レートが「1ドル=99円」にならない限りは発動しません。また、101円になって手持ちの外貨を売り払ったり、一定期間がすぎると逆指値注文は自動的に取り消されます。
また、多くのFX会社では新規注文時に自動で逆指値注文が付加でき、二度手間の注文にはなりません。いつものように成行や指値で売買をすると、私たちが事前に設定した値で同時に逆指値注文もしてくれます。
FXの逆指値注文では損切り貧乏に気をつける
損小利大は大切ですが、そのルールを頑なに守ろうと、わずかな損失で損切りをしたり、無理に大きな利益を狙うことは危険です。損切りの回数ばかりが増え、一向に利益を確保できず、資金が減り続けてしまいます。
為替レートは上下に波打ちながら、一定方向に進む性質があります。予想通りに上昇するにもかかわらず、上昇前の小さな下落で損切りすると、得られたはずの利益も捨てることになります。
これを「損切り貧乏」と呼びます。早すぎる損切りは利益を小さくすることにつながります。損切りはある程度の余力を持たせながら、その損切り幅に見合った利益幅を狙うと、結果的に運用成績がアップしやすいです。