【漫画】第15話「小さい荷物で1番安い配送料を比較!厚さ3cmやサイズ60cmはどこに頼む?」
「初日で7冊も売れた」
「切手を貼る男」
「配送運賃は198円」
「浮いた64円は貰う」
厚さ3cmはクリックポストが1番安い
本のような薄い荷物は「厚さ3cm以下、サイズA4以下、重さ2kg以下」に収まることがほとんどです。例えば、薄いビジネス書では「厚さ1.3cm、重さは300g」ほど、厚いビジネス書でも「厚さ3cm、重さは1kg」ほどになります。
その大きさで配送業者を選ぶと、ヤマト運輸と佐川急便が「個人向けのメール便」を廃止したため、2024年10月時点では郵便局の「クリックポスト」が最適です。
郵便局経由で本を送る場合は「定形外郵便物、クリックポスト、レターパックライト」などの配送サービスがありますが、重量別の料金を比較しても、全国に198円で配送できるクリックポストがかなり割安であることがわかります。
重量 | 定形外郵便物 | クリックポスト | レターパックライト |
---|---|---|---|
~50g | 120円 | 198円 | 370円 |
~100g | 140円 | 198円 | 370円 |
~150g | 210円 | 198円 | 370円 |
~250g | 250円 | 198円 | 370円 |
~500g | 390円 | 198円 | 370円 |
~1kg | 580円 | 198円 | 370円 |
~2kg | - | - | 370円 |
情報取得日 2024年10月時点
そのため、本やDVDのせどりではクリックポストを使う人がほとんどです。ただし、重さが100g以下なら定形外郵便物の140円、150g以下ならゆうメールの180円ほうが安いですし、1kgを超えたときはレターパックライトの370円に切り替えるなど、重量による使い分けをしたほうがお得です。
また、2021年11月からはヤマト運輸のネコポスも使えます。ネコポスはショッピングサイトやフリマアプリで販売したときに、お得に配送できるサービスです。サイズは「長さ23~31.2cm、幅11.5~22.8cm、厚さ3cm以内、重さ1kg以内」なら送れます。
Amazonのマーケットプレイスで売った場合は、前月のネコポスの利用個数が249個以下で1個218円、250~499個で1個201円、500個以上で174円です。ちなみにメルカリで売った場合は1個175円、ヤフオク!で売った場合は170円、ラクマで売った場合は200円となり、送料が異なります。
サイズ60cmのダンボールは宅配便が1番安い
ダンボールの配送では宅配便を使いましょう。配達業者によって料金にかなりの差があるため、ダンボールを配送するときに1番安い配達業者を比較してみました。
配送業者は全国に何十社もありますが、大手の郵便局のゆうパック、ヤマト運輸の宅急便、佐川急便の飛脚宅配便が最安水準であり、小規模業者は安かろう悪かろうのために除外しています。
また宅配便は全国一律ではなく、サイズと配送距離によって料金が変わります。例えば、ゆうパックにて縦・横・高さの合計が60cmの荷物を、東京都から東京都に届ける場合は810円で済みますが、東京都から千葉県なら870円に上がり、北海道から沖縄県となると1550円もかかります。
配送運賃は配達距離が伸びるほど割高になるため、ここでは関東から関東までの同一エリア内を設定しました。またダンボールで送る荷物のサイズとは縦・横・高さの合計です。
サイズ | ゆうパック | 宅急便 | 飛脚宅配便 |
---|---|---|---|
~60cm | 810円 | 930円 | 770円 |
~80cm | 1030円 | 1150円 | 1045円 |
~100cm | 1280円 | 1390円 | 1386円 |
~120cm | 1530円 | 1610円 | 1848円 |
~140cm | 1780円 | 1850円 | 1848円 |
~160cm | 2010円 | 2070円 | 2068円 |
~170cm | 2340円 | 2400円 | 2420円 |
~180cm | - | 2400円 | 2695円 |
~200cm | - | 2840円 | 3245円 |
~220cm | - | - | 3795円 |
~240cm | - | - | 4895円 |
~260cm | - | - | 5995円 |
情報取得日 2024年10月時点
その結果、サイズと配達距離によって最安値が変わりますが、基本的にはゆうパックが安いことがわかります。
ただし、ヤマト運輸の宅急便は宅急便センターやコンビニエンスストアへ直接持っていくと100円が割り引かれますし、クロネコメンバーズの会員で直営店に持ち込むと150円が割り引かれます。佐川急便の飛脚宅配便も営業所やサービスセンター、取次店に持ち込むと100円が割り引かれます。
また、月250~500個以上などの一定数の配送が見込める場合は郵便局、ヤマト運輸、佐川急便ともに大口契約を結ぶことで、割安料金が適用されますし、該当地域や担当者によって配送運賃が異なり、値下げ交渉で下げることもできます。