【漫画】第32話「アフィリエイトのキーワードの探し方は?関連性や検索数で選ぼう」
「お前のサイトは嘘だらけ」
「ユーザーをなめるな!」
「アフィリエイト=接客業」
「検索ワードを想像しろ!」
- サイト名にキーワードを入れる理由
- タイトルにキーワードを入れる理由
- 探し方① 関連キーワードを見つける
- 探し方② 複合キーワードを見つける
- 探し方③ 検索キーワードを見つける
- 探し方④ 流入キーワードを見つける
- 探し方⑤ 検索数の多いキーワードを知る
- 実例① 広告と関連しないワードは稼げない
- 実例② ネガティブワードで悩みを解決した
- 実例③ 競合に勝てるキーワードのみを拾う
サイト名にキーワードを入れる理由
サイトのジャンルやテーマ選び、サイト名を決めるところからキーワードは意識します。例えば、ジャンルは「転職」に決めたとしましょう。ただ、そのままテーマも「転職」にしてしまうと範囲が広すぎて、誰にも刺さりません。もっとターゲットを年齢や性別、職種、状況、地域などで絞ることが効果的です。
そのため、サイトのテーマは「アラフォーの男性が最後の就職先を決めて、転職活動を成功させること」にしてみました。これでサイトの方向性が明確にあり、ユーザーは「このサイトにどのようなコンテンツであるか」をすぐに理解できます。
続いて、サイト名も「ゼロから始める39歳男性の転職活動」とします。これは大衆的な「会社員ブログ」より特徴的な「転職サイト」のほうが専門性が明確になり、ユーザーの評価が上がる可能性があるからです。
必ずしもサイト名にキーワードを含める必要はありませんが、ジャンルとテーマに沿ったキーワードをサイト名に含めたほうが、ユーザーは「このサイトは何の記事があるか」を理解しやすく、特定のターゲットを狙って集客ができます。
タイトルにキーワードを入れる理由
ユーザーは何かしらの疑問、悩み、不安を持っているから検索をします。GoogleやYahoo!の検索結果の中から気になるタイトルを押して、その先のコンテンツを見て問題を解決することがゴールです。
これを私たちの視点を変えると、ユーザーに検索結果の中から選んでもらえるようにタイトルにキーワードを混ぜて、ユーザーが問題を解決できるようにコンテンツにもキーワードを元にした情報を入れる必要があります。
つまり、ユーザーが検索するキーワードを想定し、キーワードを前提にタイトルやコンテンツを作るわけです。
サイトが存在する主観的な理由は利益を得るためですが、サイトが存在する客観的な理由はユーザーに価値ある情報を提供するためです。この視点が欠けていると、自己満足なサイトが完成します。ユーザーのネットリテラシーは非常に高く、誰もそのサイトから商品やサービスを購入しないでしょう。
主観的な理由=利益を得る
客観的な理由=ユーザーに価値ある情報を提供する
アフィリエイトの副業で稼げない人は「自分の得意分野ではない、広告主がいない、ライバルが強すぎる」といったジャンルを選ぶ特徴がありますが、それらに加えて「ユーザーを舐めている」傾向も見られます。
本来、ユーザーがお金を支払うからこそ、自分たちもお金が貰えます。ユーザーはお客さまですので、サイトに訪問してきたら正しい情報を提供する必要があるでしょう。私たちは接客業のように真摯にユーザーと向き合わなくてはいけません。
アフィリエイトは「お小遣い稼ぎ」のイメージが強いですが、実際はユーザーと企業を結びつけるネットビジネスです。ユーザーが金銭的負担をして、企業が広告費を払うからこそ、私たちの手元にお金が入ります。
私たちがサイトを作るときは、ユーザーと企業を裏切らない価値ある情報をサイトに載せましょう。その際はユーザーが検索しそうなキーワードを記事のタイトルに含めることで訪問者数の増加が期待できます。
探し方① 関連キーワードを見つける
主要キーワードのみでは市場が大きすぎて、競合も強いです。そこで主要キーワードに軸にして、関連キーワードをいくつもひねり出しましょう。
先ほどの例であった「ゼロから始める39歳男性の転職活動」がサイト名であれば、主要キーワードの「転職」を軸にして、関連キーワードは「職務経歴書、離職理由、エージェント、面接対策、志望動機」などが出てくるかもしれません。
ただ「職務経歴書」のみではまだ粒度が粗く、さらに「職務経歴書」の関連キーワードで「テンプレート、書き方、編年体形式、ページ数、ハローワーク」とつなげていきます。このように主要キーワードを関連キーワードで要素分解するように進めることで、いくつものキーワードを発見できるでしょう。
関連キーワードの探し方は「紙とペンで芋づる式に書いていく、専門書を1冊購入して目次から拾う、競合サイトの構成やページを真似る」などがあり、これから30記事や40記事と作成するときの設計図になります。
- 紙とペンで芋づる式に書いていく
- マインドマップでキーワードを広げる
- 複数人でブレーンストーミングで出し合う
- 専門書を1冊購入して目次から拾う
- 競合サイトの構成やページの種類をまねる
探し方② 複合キーワードを見つける
複合キーワードとは2語以上を組み合わせたキーワードです。先ほどの単一キーワード「転職」であれば、複合キーワードは「転職 未経験」「転職 時期」「転職 不安」などが該当します。
複合キーワードは自分で考えても構いませんが、ラッコキーワードやUbersuggestなどの無料ツールを使うと、「あ~を」までを網羅した複合キーワードが拾えるため、非常に簡単です。
このような複合キーワードが見つけて、関連キーワードに複合キーワードを混ぜ込むことで、ユーザーの興味を惹きつけるタイトルやコンテンツが作りやすいです。
例えば、関連キーワードでは「職務経歴書 書き方」まではわかりました。そこで無料ツールで「職務経歴書」の複合キーワードを調べてみると「20代、30代、40代、、技術職、管理職、アルバイト、例、サンプル、自己PR、スキル、マネジメント、冒頭、終わり方」などがヒットします。
その結果「30代、管理職、自己PR」などにターゲットを絞れば、初心者でも「30代管理職の職務経歴書の例!自己PRはスキルとマネジメント経験の両方を載せる」といった記事のタイトルが完成します。
また、このようなキーワードを使ったマーケティングでは「ロングテールキーワード」や「インフォメーショナルクエリ」など、キーワードは17種以上に分類されています。
種類 | 説明 |
---|---|
主要キーワード | メインとなるキーワードです。 |
関連キーワード | 主要キーワードに関連するキーワードです。 |
単一キーワード | 1語からなるキーワードです。 |
複合キーワード | 2語以上を組み合わせたキーワードです。 |
ビッグキーワード | 検索ボリュームが多いキーワードです。 |
ミドルキーワード | 検索ボリュームが標準のキーワードです。 |
スモールキーワード | 検索ボリュームが少ないキーワードです。 |
ロングテールキーワード | ロングテールとは売上が多い主要商品より、売上が少ない商品の合計値のほうが全体では大きな割合を占めることです。ロングテールキーワードも小規模な市場を狙えるキーワード群を指します。 |
ニッチキーワード | ロングテールキーワードとほとんど同じ意味であり、大きな市場の隙間を狙えるようなキーワードです。 |
トレンドキーワード | 現在検索数が伸びているキーワードです。 |
検索キーワード | Googleなどで検索されているキーワードです。 |
オートコンプリート | 検索ボックスにキーワードを入力したときに、自動的にユーザーに複数提示される補完キーワードのことです。Googleでは「オートコンプリート」と呼ばれており、ユーザーが一緒に検索するキーワードの割合などで変化します。 |
流入キーワード | Googleなどからサイトの各ページに流入したときに検索されたキーワードです。 |
インフォメーショナルクエリ | 情報を知りたいときに使う検索キーワードです。 |
トランザクショナルクエリ | 商品を買うなど何かしら行動をしたいときに使う検索キーワードです。 |
ナビゲーショナルクエリ | 特定のサービスを指名したいときに使う検索キーワードです。 |
共起語 | あるキーワードと一緒に出現する可能性が高いキーワードのことです。 |
探し方③ 検索キーワードを見つける
オートコンプリートとはGoogleの検索ボックスにキーワードの一部を入力したときに、自動的に複数の別のキーワードを提案してくれる機能です。ユーザーが文字を入力する手間が省けるため、かなり便利です。
このオートコンプリートで出てくるキーワード候補は、入力中のキーワードとよく一緒に検索されていた過去のキーワードであったり、そのときのトレンドで検索数が急増しているキーワードであったりします。
つまり、ユーザーの検索意図を先読みしたキーワード群です。そのため、オートコンプリートに出てきたキーワードを記事のタイトルや見出し、文章に混ぜ込むことで、ユーザーが必要とするコンテンツが作りやすくなります。
探し方④ 流入キーワードを見つける
Ahrefs(エイチレフス)というサイト解析ツールを使うと、競合サイトに自然検索で流入しているキーワード一覧がわかります。競合の流入キーワードをまねたほうが、勝てる確率が高いキーワードが見つかりやすいです。
ただし、Ahrefsは有料です。ライトプランは月額99ドル、スタンダードプランは月額170ドル、アドバンスドプランは月額399ドルで、費用が高いほど多機能になります。別途、有償トライアルプランでは7日間7ドルで使えるため、一旦7日間で調べ切ることができるとお得に使えます。
探し方⑤ 検索数の多いキーワードを知る
Googleが提供するキーワードプランナーにキーワードを打ち込めば、キーワードと関連キーワードの月間平均検索ボリュームや競合性がわかります。これでキーワード単位の市場規模が把握できるため、そのページに流入するおおよその自然検索数を計算できます。
ただし、キーワードプランナーはGoogleアカウントを持っている人であれば、誰でも使えますが、月間平均検索ボリュームはGoogle広告に広告を出稿しているアカウントしか閲覧できません。
実例① 広告と関連しないワードは稼げない
20代 女性 広島県
アフィリエイト歴1年/月収1万円
キーワードは誰でも見つけることができます。しかし、初心者は「探し方に問題がある」ことに気付かないため、何度か失敗をしてから、小さな成功に辿りつく人が多いかもしれません。
広告の有無を確認する
自ら「このテーマなら稼げそう」と思って、いくつか有効なキーワードを見つけたとしても、実際には稼げないケースが多々あります。アフィリエイト初心者の村上信子さんもその1人です。
村上さんは記事の書きやすさからと長期的な運営のしやすさから、彼女の好きな食べ物であるレモンをテーマに決めました。レモンの広告には「産地直送のレモン販売、ビタミンCのサプリメント、アロマオイル」などがあります。
村上さんは「広告があるなら収入につながる」と確信します。アフィリエイトでは広告の有無は重要です。企業が商品を売っているならば、そこにユーザーを誘導することで報酬が得られるためです。
アフィリエイトは「キーワードで検索して、サイトを見つけて、広告を踏んで、商品を選んで、現金を支払う」という流れであるため、広告があるならそのキーワードが現金を生む可能性があります。
キーワードの検索回数を調べる
村上さんは「アフィリエイト広告があっても、キーワードが検索されないとユーザーは集まらない」と考えて、念のために「レモン」が1カ月間にどのくらい検索されているかを調べみることにしました。
検索回数を確認できるツールにはGoogleが提供するキーワードプランナーやサーチコンソールツールがあります。2024年10月時点では「レモン」は月4万0500回検索されていました。
月3万回以上の検索であれば、1日に1000回以上に達します。検索結果で上位に表示されれば、それなりの訪問者数が見込めるわけです。
また、実際には「レモン」というキーワード単体だけではなく、例えば「レモン 購入」や「レモン 栽培」といった複数のキーワードでも、訪問者が来るために、月4万0500回の何倍ものユーザーが獲得できます。
アフィリエイト広告を選ぶ
村上さんはレモンに関係するアフィリエイト広告をいくつか選ぶことにしました。レモンは単価の安い果物であり、単純な物販系のアフィリエイトでは高額報酬は期待できないです。
そこで「肌荒れに効果的なビタミンC」の記事も書いて、そこに「美顔エステのアフィリエイト広告」に誘導する戦略にしました。エステのお試し体験は1回5000円以上の報酬が貰える高単価な案件です。
村上さんはこれで「広告主の有無による需要の確認、キーワードの月間検索回数の調査、関連性の高いアフィリエイト広告の選定」といった一連の工程を踏みました。
さらに今回のレモンのサイトに本腰を入れるため、ドメインを取得して、レンタルサーバーを借り、WordPressというツールでサイト構築をして、市販のテンプレートでデザインを完成させます。
就寝前の1~2時間を作業時間にあて、3カ月間をかけてレモンに関する50個の記事をサイトにアップしました。その結果、徐々に村上さんのサイト「レモン大学」にユーザーが集まり始めます。
1件も成約にいたらない理由
村上さんはその後も記事を追加したり、記事を更新することで、6カ月後には1日100ページビューを達成します。しかし、一向にエステのお試し体験の申し込みがありません。
この原因は「レモン」や「ビタミンC」というワードがエステのお試し体験にマッチしないためでした。ウェブで「レモン」や「ビタミンC」と検索した人たちは、レモンの栄養やビタミンCの必要性を調べたいだけかもしれません。
逆にエステのお試し体験に行きたい人は「レモン」や「ビタミンC」と検索せずに、例えば「肌荒れ エステ」などと検索します。
つまり、レモンとエステの関連性が弱すぎるわけです。しかし、初心者である村上さんは「レモンやビタミンCと検索したユーザー=エステのお試し体験を申し込む」という自分本位な戦略を生み出してしまいました。
記事に合う広告に変更する
村上さんのレモン大学というサイトは問題ありません。むしろ、レモンのことが詳しく解説してあり、例えば「ベランダで育てられるレモンの栽培方法」や「3分で作れる!レモンジンジャー」などは人気の記事です。
村上さんも「冷静に考えたらレモンやビタミンCでエステには誘導できない」ことに気づきました。そこで単価は低いですが、レモン大学のテーマと記事にマッチしている「鉢植えレモン」や「無農薬レモン」などの物販系アフィリエイトに誘導してみると、月1万円の報酬を得られるようになりました。
キーワード単体を捉えて、ユーザーにありえない期待を抱き、高単価なアフィリエイト広告を貼っても、報酬は得られません。
私たちがアフィリエイトで稼ぐためには「ユーザーの検索したキーワード、自分が提供した記事、アフィリエイト広告」の3点にズレが生じないかを客観的に捉えることが重要です。
実例② ネガティブワードで悩みを解決した
20代 男性 京都府
アフィリエイト歴2年/月収5万円
私はアフィリエイトでなるべく失敗したくないため、事前に成功者のセミナーで「キーワードをそこまで重視せず、記事の中身をストーリーで考える」方法を教わりました。
広告に直結するキーワードを探す
前述の村上さんは「レモン」や「ビタミンC」というキーワードから「エステのお試し体験のアフィリエイト広告で稼ぐ」という決め打ちでサイトを作りました。しかし、狙ったキーワードとエステは距離が離れすぎています。
エステを広告にしたいなら、サイトのキーワードはエステを探しているような名詞、お試しエステに直結するような固有名詞、エステに行きたくなるような形容詞から探します。
例えば「新宿 フェイシャルエステ」「肌のテカリ 改善法」「ニキビ跡 きれいにする」などをキーワードにサイトを作ります。このほうがユーザーが検索したキーワードに対して、サイトのコンテンツとアフィリエイト広告の関連性が高くなり、広告がクリックされやすいからです。
ただ、今回の真田純一さんの場合はまた違ったキーワードの選び方です。真田さんは「ユーザーが検索する意図を考え、それに見合う情報を提供しながら誘導する」ことがアフィリエイトのコツと理解しています。
キーワードよりストーリーで語る
真田さんは「1つのキーワードに絞ると情報に偏りが生じるため、ある程度キーワードを選定したら、ストーリーを通して記事を作る」ことにします。これはセミナーに通ってアフィリエイト成功者から学んだ極意です。
英会話スクールに通っているため、英会話スクールとオンライン英会話の授業内容を紹介してみる。実際の体験談を載せることで、オンライン英会話のアフィリエイト広告にユーザーを誘導できる。
目の下のクマの改善方法を紹介しよう。悩んでいる人はたくさんいることは間違いない。自分の目の下のクマの写真を取り続けて、きれいになっていく様子を紹介して、美容系のアフィリエイト広告に流そう。
お得なクレジットカードの選び方がわからない。リアルにクレカを選ぶ手順をまとめて、自分が本当に必要に感じたクレカのみを紹介しよう。ただ、体験談が足りないから誰かに手伝ってもらわないといけない。
ネガティブワードをメインにする
検索したキーワードに見合うリアルな体験談を提供するとユーザーは満足して、その情報の延長線上にある広告に興味を持ってくれます。特に自分の体験談は、ユーザーにとって非常に参考になります。
真田さんはストーリーが軸にあるため、キーワード選びにはそこまでこだわりません。ただ、しっかりとキーワードを決めるときは悩みや不満に着目して、優先的にネガティブワードを拾っていきました。
英会話スクールは「効果なし、高い、通えない」、目の下のクマは「消えない、隠せない、濃い、クレカ系は「審査に落ちる、紛失、解約方法」などで、ネガティブワードに対して、解決策の情報提供を続けました。
真田さんの「事前にアフィリエイト会社の広告一覧からテーマを決めて、ユーザーが入力しそうなネガティブワードを探し、ストーリーを構想して、自分の体験談で情報提供していく」という戦略により、今では月5万円以上を稼ぐサイトを運営するようになっています。
実例③ 競合に勝てるキーワードのみを拾う
30代 男性 東京都
アフィリエイト歴5年/月収10万円以上
アフィリエイトで稼げるかどうかは結局はライバル次第です。ライバルが手薄な市場を「ブルーオーシャン」と呼びますが、私は「1つのキーワード=小さな市場」と捉えて、探し続けています。
サイトを作る前にライバルを調べる
石橋英大さんは「自分の髪が薄くなってきたけど、育毛剤を10カ月つけていたら濃くなってきた。写真も1カ月撮っているし、体験談を元にサイトを作ってみたい」と思いたちました。
検索から購入までに至るストーリーは実体験を通してできていますので、例えば、テーマに「育毛」を選んでも問題なさそうです。
石橋さんは早速、Googleで「育毛」と検索し、ライバルが手強いかをチェックします。2024年10月時点では上位には大正製薬や楽天市場があり、それ以外もスカルプD、東洋経済、DHCなど名だたる企業が並びます。
すべて法人が運営しているサイトであり、一般的な個人サイトは太刀打ちできません。文章をライターが書き、写真をフォトグラファーが撮り、デザインをデザイナーに委託し、集客するために多額の予算を投じています。
潔く諦めて別の切り口を検討する
このようにライバルが強い場合は、潔く諦めることもマーケティングの1つです。稼げるキーワードは無数に落ちていますので、無駄な労力を費やすことなく、気持ちを切り替えましょう。
石橋さんは「育毛のキーワードがではライバルが多すぎる」いうことで、今度は「発毛、薄毛、毛髪」など、関連性の高い単語を調べてみました。しかし、それでも手強いサイトが何個も上位に居座っています。
企業が絡んだサイトやプロのデザイナーが作ったサイトが上位だったり、逆にWikipediaやアフィリエイトサイトの順位が低かったりすると、そのキーワードではすでに強豪がひしめいており、副業レベルでは勝てないです。
そこでいくつかのキーワードを複合的に再調査します。今回の「育毛」の単体キーワードでは厳しい勝負になるため、石橋さんは「育毛 ○○」などの複合キーワードや育毛と似たキーワードで攻めることにしました。
ライバルの強さで参入市場を決める
石橋さんはGoogle検索、サーチコンソールツール、キーワードプランナーなどに「育毛」と入力して、関連キーワードを調べました。以下であれば「生え際」がベターであるとわかります。
キーワード | 検索回数 | 競合性 |
---|---|---|
育毛 シャンプー | 1万2100回 | 高 |
抜け毛 | 9900回 | 高 |
女性 薄毛 | 5400回 | 高 |
抜け毛 原因 | 2400回 | 中 |
若ハゲ | 8100回 | 中 |
髪の毛を太くする食べ物 | 480回 | 中 |
生え際 | 3600回 | 低 |
情報取得日 2024年10月時点
もちろん、競合性が高い「育毛 シャンプー」も「育毛 シャンプー 効果なし」にして競合性を低くしたり、検索回数が少ない「髪の毛を太くする食べ物」も「発毛 食べ物」で市場を広げることができます。
ターゲットを絞って記事を書き続ける
石橋さんと同じく、ターゲットを20~30代で髪の毛が薄くなってきた人に絞り込み、若ハゲをテーマにサイトを構築します。ページ数の目標は30ページ程度にして、徐々に40ページや50ページと増やしていきます。
その中であれば「髪の毛を太くする食べ物」などを解説したページも有効です。事前に何百個とキーワードを調査して、数十個の優秀なキーワードをピックアップしておくと、ページが作りやすいです。
ただし、これは育毛に関するマーケットを予測しているだけなので、100%の確率ではありません。サイトを制作してみないと、本当に予想通りのペースで順位が上がるかは微妙であることを理解しておきたいです。
もちろん、市場調査をすると成功率は高まるため、キーワード選びは入念に行いましょう。結果、石橋さんは徹底して「生え際」のみに関する記事を書き続けたおかげで、月10万円以上を得ることができるようになりました。