【漫画】第34話「アフィリエイト記事の書き方とは?初心者でもできる構成や例文」
「全部の記事が読みにくい」
「読者のための文章作り」
「情報の正確性を意識する」
「数をこなすと上達する」
- 初心者がアフィリエイト記事を書くコツ
- 書き方① 良い記事の本質を知る
- 書き方② 5W3H1Rを設定する
- 書き方③ タイトルを工夫する
- 書き方④ レイアウトに配慮する
- 書き方⑤ 文章構成を意識する
- 書き方⑥ オリジナルを提供する
- 書き方⑦ 読みやすい文章を書く
- 書き方⑧ わかりやすさを追求する
- 書き方⑨ 情報の正確性を保証する
- 書き方⑩ 読み直して修正を加える
初心者がアフィリエイト記事を書くコツ
アフィリエイトの初心者に限らず、普段から文章を書いていない人がすぐに良い記事を書けるようにはなりません。数十万円する「ウェブライティング講座」や「編集・ライター養成講座」があるように、ライティングスキルの習得には費用がかかります。
ただし、わざわざ高額な受講料を支払わなくても、上手な記事の書き方を覚えて、何度も記事を書き続けることで着実に文章力は上達するでしょう。
その中でも初心者がすぐに上手な記事を書けるようになるコツが1つあります。それは本人の体験談です。一般人のブログやX(twitter)が「おもしろい」と感じる理由は、文章のうまさではなく内容そのものです。
つまり、リアリティが伝わる記事こそがユーザーを魅了するコンテンツであり、初心者が執筆できる最善の方法です。むしろ上級アフィリエイターも自分で体験してから記事化したり、プロのライターも独自取材をすることで優れた文章が書けます。
アフィリエイトで集客したい場合は、例えば、自分で売りたい商品を使ってみて感想を書いたり、本人をキャラクタ化して「自分の生い立ち、失敗談や恥ずかしい体験談、自分や家族の趣味」をオープンにしたりすると、ユーザーは親近感が沸いて、安心感から商品を購入してくれます。
書き方① 良い記事の本質を知る
良い記事の定義は人や内容によって変わりますが、基本的に良い記事とは「需要がある、読みやすい、信頼できる」に当てはまります。
- ユーザーが知りたい情報を提供していて需要がある。
- 小説家のような文才ではなく小学生が理解できるほど読みやすい。
- 嘘偽りがなくエビデンスを明示していて信頼できる。
文章そのものは「読み手の読む速度と理解する速度が一致する」ことを心がけましょう。読んでいる途中に理解できなくなる文章は、改善の余地ありです。読ませるだけでは説明しきれないときや理解力を上げたいときは、写真、図、グラフなどで表現します。
書き方② 5W3H1Rを設定する
あらゆるユーザーに向けた記事は内容が薄くなりがちです。そのため、事前にペルソナを設定しましょう。ペルソナとは読者像やターゲットに近く、年齢や性別、仕事、趣味など、具体的な人物像を想定することです。
例えば「スキー旅行」の記事を書こうとしても、頭の中では人物像がぼんやりとしか浮かびません。そこでペルソナを「小学生の子供が2人いるママが、交通費やレンタル代をなるべく安く抑えながら、初心者向けのゲレンデを家族で滑りたい」などと設定すると、記事を書きやすくなります。
他にも「老眼になった人」ではなく「45歳の部長職の男性が老眼でスマホの文字が見えづらくなった」など、ペルソナのおかげで読者の視点で物事を捉えられるようになり、読者とのずれをなくなって、読者に刺さる内容に仕上がるわけです。
このペルソナの設定では「Who、What、When、Where、Why、How」の5W1Hが明確にすることがコツです。Whoのみでも「年齢、性別、家族構成、年収、職業」のように区分はたくさんあり、Whereを追加すると地域を限定できます。
それ以外でも「趣味、服装、興味、悩み、価値観、夢、お金の使い道」などのステータスも想定することで、ペルソナが仕上がっていくでしょう。さらに「How many、How much、Result」を追加して、5W3H1Rとすることも有効です。
5W3H1R | 意味 | 例 |
---|---|---|
Who | 誰が? | 家族で |
What | 何を? | スキーを |
When | いつ? | 年末に |
Where | どこで? | 新潟で |
Why | なぜ? | 安いため |
How | どのように? | 新幹線で |
How many | いくつ? | 1泊2日で |
How much | いくら? | 8万円 |
Result | 結果は? | 楽しい |
書き方③ タイトルを工夫する
よく練られたタイトルにはユーザーを惹きつける力があります。一例としては「○○の方へ緊急のご案内、○○で困っている人限定、失敗しない○○の選び方」なども定番のタイトルであり、GoogleやYahoo!、X(twitter)などの検索結果でもクリックされやすいです。
「40代で髪の毛が薄くなってきた女性へ緊急のご案内」
「スコアが伸び悩んでいる人が80を切るためのゴルフスイング」
「1日10分のジョギングで3kg痩せるためのノウハウ」
特に有益性、具体性、信頼性が伝わるタイトルは、ユーザーの反応を高めます。有益性では「やり方、法則、まとめ」、具体性では「トップ○、○分、体験談」、信頼性では「専門家、御用達、真実」などが該当します。もし「ペットのしつけ」の記事を書くときは、次のキーワードようなタイトルを意識しましょう。
文言 | 例 |
---|---|
やり方 | 初心者必見!正しい子犬のしつけ方 |
方法 | 安全を保ちながら確実に飼い犬に尊敬される方法 |
ルール | 子供が犬にかまれるのを防ぐルール |
法則 | 飼い犬の行動を改善する101の法則 |
原則 | 今すぐ飼い犬のストレスを減らす原則 |
~術 | 江戸時代から伝わる衝撃の犬猫のしつけ術 |
まとめ | すぐに効果が出る犬のしつけ方のまとめ |
文言 | 例 |
---|---|
トップ○ | 犬があなたのストレスを減らす理由トップ5 |
○分 | 3分でわかる!賢い犬の育て方 |
○ステップ | 上手に犬をしつけるための3ステップ |
無料 | 5日間無料!プロによる犬のしつけトレーニング |
知る | 飼い犬とのコミュニケーションをご存知ですか? |
欲しい | 吠えない犬が欲しくありませんか? |
文言 | 例 |
---|---|
専門家 | なぜ専門家はしつけには厳しさが大切と言うのか? |
御用達 | 宮内庁御用達!犬の訓練グッズ7選 |
真実 | 飼い犬の悪行に隠れている真実とは? |
秘密 | 誰にも知られたくない警察犬の秘密を暴露 |
失敗 | なぜ犬のしつけは失敗するのか? |
間違い | 犬のしつけによくある間違いとは? |
書き方④ レイアウトに配慮する
1つの記事にはタイトルや見出しなどを適切に配置します。基本的には「タイトル、アイキャッチ画像、目次、見出し1、本文1、見出し2、本文2‥‥」といった形式です。長文ではない場合は目次はなくて構いません。
書き方⑤ 文章構成を意識する
プロとアマでは語彙力や句読点の打ち方など、細かい点に実力差が見られます。ただし、決定的な違いは文章構成です。プロの文章構成は冒頭でユーザーを読む気にさせて、最後まで流れるように読了につなげます。
ウェブの文章構成では起承転結ではなく、先に結論から書くこともコツの1つです。ユーザーがスマホに接する時間は限られており、一字一句ていねいには読まず、最後までスクロールすることもまれです。そのために冒頭に結論を書いたほうがユーザーの満足度が高まります。
さらにアフィリエイト記事では読まれるだけではなく、買わせるアクションまでつなげたいです。そのときはPASONAの法則やPREP法を使いましょう。いずれも論理的に文章構成を完成させるルールです。
- Problem(問題)
- Agitation(扇動)
- SOlution(解決策)
- Narrow down(絞り込み)
- Action(行動)
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- Point(結論)
PASONAの法則の例では、問題で「運動が習慣化できない?」、扇動で「運動不足は筋肉の老化が早まります」、解決策で「運動を続ける3つの方法とは?」、絞り込みで「この運動があなたには最適」、行動で「今なら30%オフで申し込めます」とすると、商品やサービスに誘導しやすいです。
書き方⑥ オリジナルを提供する
アフィリエイトで最も時間がかかる作業は文章作成です。それを短縮しようとして競合や他人の文章をコピーする人がいますが、間違いなく著作権侵害に当たりますし、Googleもコピーしたコンテンツは無価値と評価するため、いずれにしてもウェブ上のゴミと化します。
そのため、私たちは常にオリジナルコンテンツを書くように意識したいです。例えば「自分の体験談を述べる、取材内容を掲載する、撮影する、意見を述べる、分析する、専門知識で掘り下げる、物事の両面を捉える」などをすると、オリジナルコンテンツが書きやすくなります。
- 自分の体験談を掲載する。
- 取材した内容を掲載する。
- 自分で撮影した写真を使う。
- 事実に自分の意見を混ぜる。
- 洞察力に富んだ分析をする。
- 専門知識で深く掘り下げる。
- 物事の両面を捉える。
書き方⑦ 読みやすい文章を書く
メディアには一定の編集ルールやレギュレーションがあり、それを守ることで文章が読みやすくなります。例えば「1ページを長々しくせずに1万文字以下に抑える、1文に50単語以下に抑える、言い回しや受け身は使わない」です。
さらに「接続詞を多用しない、難しい単語は使わない、カタカナ語を控える、送り仮名を統一する、表記を統一する、漢字を多用しない」などがあります。漢字では「等はなど、方はほう、時はとき」を使います。
ルール | 例 |
---|---|
長々しい記事にしない | 1ページ2万~3万文字は多すぎる |
長い文章にしない | 1文50単語以上にせず、最大で80~100文字に抑える |
文章重複を避ける | 同じような文章を2回以上書かない |
文頭重複を避ける | 私には~、私にも~、私こそ~ |
文末重複を避ける | ~です。~です。~です。 |
単語重複を避ける | 文章作成時には文章作成者が文章作成を~ |
言い回しを使わない | ~というもの |
接続詞を多用しない | しかし、そして、だから |
難しい単語を使わない | 忖度する、僥倖する、狼狽する |
カタカタ語を控える | アサイン、ペンディング、コンセンサス |
送り仮名を統一する | 問い合わせ、申し込む、受け付ける |
表記を統一する | ユーザー、プログラマー、サーバー |
漢字を多用しない | 等、方、事、時などは使わない |
文字の全角と半角も統一したいです。全般的に「カナは全角、数字は半角、英語は半角、記号は全角、スペースは半角、カッコは全角」とすることで、単語レベルでの違和感がなくなり、それが信用力につながります。
また記号では「・、‥‥、『』」など、数字では「1,000,000円は100万円」、単位では「ヵ月、か月、ケ月、ヶ月、箇月はカ月」などに配慮することで、読みやすさは向上します。
書き方⑧ わかりやすさを追求する
文章では説明しにくい情報も画像、表、グラフ、図解、動画などを使うことで、内容が伝わりやすくなります。記事の上部に写真を入れると表現力が豊かになりますし、図解によってユーザーの滞在時間も増えます。
書き方⑨ 情報の正確性を保証する
事実に基づく内容のみを載せ、その根拠も明示することでユーザーの信用力が高まり、良質なコンテンツであると判断されやすくなります。特に医療情報では医学的見地や科学的根拠が欠かせません。
書き方⑩ 読み直して修正を加える
誤字脱字を確認する校正ではJust Right!6 Proなどの文章校正支援ツールが役立ちます。内容の誤りや不備を正す校閲では印刷物に落としこみ、赤ペンでチェックして正確性を高める人もいます。
伝え方などを改善する推敲は第三者に頼むことがベストです。それができない場合は、1時間できたら一晩を置くことで時間を置いてから記事を読み返すと、修正箇所が見つかりやすくなります。
これは自分が文章を書いているときは集中力が高まっており、どうしても主観的な意見が混じりやすくなるためです。時間の経過とともに客観的に文章を捉えることができ、偏った主張を編集することができます。