【漫画】第35話「無料ブログは損する!副業で有料サーバーを使うメリットとは?」

「サイトは高値で売れる」




「サイト制作は3ステップ」




「ドメインとサーバー」




「完成したサイトの評価は?」




有料サーバーを使う4つの理由
ブログを書きたい人は、無料のブログサービスに会員登録することで、すぐに始められます。大手のSeesaaブログ、はてなブログ、ライブドアブログなどではアフィリエイト広告が貼れますし、デザインのカスタマイズも容易です。
ただ、アフィリエイトではこのような無料ブログからのスタートではなく、有料ドメインを取得して、サーバーをレンタルすることを手順としています。これには無料ブログには4つのデメリットがあるからです。
- 利用規約が厳しくて、突然ブログが停止するリスクがある。
- 自由度が低く、オリジナルのサイトを作りにくい。
- 無料の代償として、無関係な広告が多く表示される。
- サイトを売却できず、キャピタルゲインが得られない。
この対策としては無料ブログを有料プランにすることで「カスタマイズ自由+広告なし」にできます。例えば、Seesaaブログもアフィリエイト初心者におすすめであり、年3960円で独自ドメインに切り替えることができます。
ただし、自分でサイトを構築したほうが自由度が高いです。自分でドメインを取得すれば、そのドメイン下にもサイトを作ることができますし、後々の細かい設定が必要なときも即時対応できます。
私たちが無料ブログと有料サーバーで迷ったときは、自分がアフィリエイトで稼ぎたい金額や本気度で判断しましょう。月数千円程度の稼ぎであれば、無料ブログでも稼いでいる人はたくさんいます。
月数万~数十万円以上を稼ぐ人たちの多くは、ほぼレンタルサーバーを借りています。アフィリエイトは長期間続ける人ほど、収入が高いという調査結果もあるため、最初からレンタルサーバーを使ったほうが効率的です。
また、無料ドメインと無料ブログは、私たちがGoogleで検索したときに上位に表示されにくい傾向もあります。そういう意味でも有料ドメインとレンタルサーバーの組み合わせが望ましいです。
レンタルサーバー5社を比較
自分でサイトを作るには「①ドメインを取る、②サーバーを借りる、③ツールを入れる」の3ステップでできます。ドメインとサーバーは同じ管理会社であると、設定や手続きがスムーズです。
ドメインはどこの管理会社も同程度の価格設定ですが、有料のドメインとレンタルサーバーは、業者によってその価格はまちまちであり、年間数百~数十万円とピンキリです。
料金が安すぎる業者では夜間の反応が極端に遅く、最悪サイトが表示されないこともあります。サーバーの設定が難しいなど、サービスにも不備があって、手順書を読んでも初心者では1人では構築しにくいです。
料金が高い業者は法人向けのレンタルサーバーであり、1日あたりのページビューが数万回以上のサイトを対象としています。そこまでのコストは必要ありませんし、訪問数が上昇したときに移管することで問題ありません。
そこでアフィリエイトでは年間3000~1万円のレンタルサーバーが適しています。そこで大手の「GMOグループ、さくらインターネット、エックスサーバー」にて、.comドメインの更新料金とWordPress対応のサーバー料金を比較してみました。
社名 | ドメイン | サーバー |
---|---|---|
GMOペパボ | ムームードメイン 年1480円~ |
ロリポップ! 年3300円~ |
GMOインターネット | お名前.com 年1408円~ |
お名前.comサーバー 年1万2936円~ |
さくらインターネット | さくらのドメイン 年1571円~ |
さくらのレンタルサーバー 年6288円~ |
エックスサーバー | エックスドメイン 年1180円~ |
エックスサーバー 年1320円~ |
GMOデジロック | バリュードメイン 年1408円~ |
バリューサーバー 年2200円~ |
情報取得日 2021年1月時点
初心者でも設定がしやすいドメイン&サーバー管理会社はGMOペパボ株式会社が運営するムームードメインとロリポップ!です。この2つは名前が違いますが、同じ会社が提供していて、設定がスムーズに完了します。
公式サイトがきれいであることからもイメージできる通り、オンラインマニュアルは初心者にもわかりやすく書かれており、困ったときの質問にもメールですぐに回答してくれます。
さくらインターネットは1999年設立のレンタルサーバー会社です。メルカリなどの多くの企業から、国立情報学研究所までが利用しており、一般ユーザー向けのコスパに優れたサーバーも充実しています。
ちなみにドメインは.comを取得したときの料金です。ユニークなドメインにするほど料金は上がっていきます。サーバー料金は各社ともプランによって異なりますが、アフィリエイトに十分なスペックで選んでいます。
hostadviceの2020年1月の「日本でのウェブホスティングのマーケットシェア」によると、シェア率はロリポップ!、さくらインターネット、エックスサーバーが、それぞれ12~14%前後で推移しており、他社を大きく引き離しています。


サイトはCMSによる管理がおすすめ
ドメインを取得して、サーバーをレンタルしたら、次はCMSというツールでサイトを構築します。CMSとは「Contents Management System」の略で、デザインが簡単に作れて、記事が管理できる仕組みです。
無料ブログを利用した場合は記事を投稿するだけで、自動的にブログに記事が反映されます。HTMLやCSSといった専門的な言語を意識せずに、ただ文章を書くだけでOKです。
一方、自分でサイトを作るときはドメインを取得して、サーバーをレンタルしなければいけません。HTMLやCSSの技術も不可欠です。しかし、現在ではWordPressやMovableTypeといったCMSが問題を解決してくれます。
サーバーにCMSをインストールすることで、ブログと同じように記事を投稿することができます。むしろ、無料ブログを提供している企業のサーバーには、CMSがインストールされています。つまり、今回の作業は「自分で借りたサーバーを無料ブログと同じ仕様にする」ということです。
ブログと同じ仕様であれば、HTMLファイルに文章を記述し、サーバーにアップするといった作業は不要です。スマホからでもCMSの管理ページにログインして、記事を投稿することもできます。
CMSはオンライン上ですべての作業を行えて、ボタンを押すだけで各ページが作られるため、作業時間が格段に短縮できます。ページの非表示や削除も簡単ですし、全ページのデザインを一括で変更できたりもします。
記事はデータとして蓄積されているので、バックアップも安心です。初心者でもサイトを構築できることは、アフィリエイトが副業にするハードルを下げてくれます。
CMSには種類がありますが、WordPressが最も使いやすく、海外で広く利用されており、国内シェアも2017年10月時点で80%に達します。料金が無料であり、プラグインも充実、カスタマイズなども自由です。
各サーバー管理会社はインストール方法を図解で説明しており、初心者でも問題なくWordPressを設置できます。さくらのレンタルサーバーやロリポップ!ではWordPressをボタン1つでインストールできたりもします。


テンプレートでデザインを作る
ドメインを取得して、サーバーを借りて、WordPressなどのCMSをサーバーにインストールしたら、次はサイトのデザインを決めます。こちらも時間をかけずに無料で進めることができます。
今ではHTMLやCSSの知識がある人が増え、そのようなスキルがある人がアフィリエイトを始めようとすると「きれいなサイトを自分で作ろう」とする傾向があります。
確かにアフィリエイトで制作するサイトは、多くのユーザーに利用してもらうことになります。少しでも見た目を向上させることで、利用者の満足度も上がり、副収入も増えると思うかもしれません。
しかし、ウェブデザインは自動車や商品パッケージなどのデザインとは性質が異なります。質の高いウェブデザインが必要なサイトは、ブランド力のある商品を展開する企業やイメージを大事しているサービスなどです。
そのため、自分が運営するサイトのデザインを改善しても、収入が劇的に向上することはありません。過去にも複数の企業が大規模なデザインの改修を行ったことがありますが、売上はほぼ横ばいだったりしました。
つまり、私たちがウェブデザインに時間を費やすのであれば、マーケティングによる市場調査やライティングによる文章作成に重点を置いたほうが成果につながります。ユーザーを惹きつける要素は外見ではなく、中身です。
もちろん、わざわざ見た目が悪いデザインにする必要はありません。現在はシンプルでバランスの取れたテンプレートも無料で配布されていますし、高品質なテンプレートも高くて1万円くらいで販売されています。
WordPressにも既存でいくつかのテンプレートが付いていますが、それでは他のサイトとの違いがないため、ここは無料で使用できるテンプレートを活用しましょう。
Googleで「WordPress テンプレート 無料」と検索すると、すぐに複数のサイトが見つかります。プロのウェブデザイナーが制作したテンプレートもありますので、満足度は高いです。
テンプレートを手に入れたらWordPressの「外観」から「テーマ」の変更ができます。WordPressでは「テーマ=テンプレート」であり、WordPress上でテーマを指定するだけで、デザインを簡単に変更することができます。


アフィリエイトは効率を重視する
今回は「アフィリエイトにおけるデザインを変更する必要性」を例に、副業における生産性について考えみたいです。副業では生産性の低い作業を外注化したり、有料で購入することで、収益が伸びる傾向があります。
あるトップアフィリエイターも「ジャンルやキーワード選びなどのマーケティングに20%、コンテンツ作成に80%の割合で労働力を配分している」と話していました。デザインには労働力を使わないわけです。
アフィリエイトではシステム構築やサイト作成が必要ですが、最初の1日だけで済ましてしまい、今後は基本的にはリソースを割きません。特に会社員は副業する時間が限られているため、時間を大切にしていきたいです。
ましてや自分で作ることは時間の無駄です。デザインはHTMLやCSSを勉強する上にセンスも学ばなくてはならず、費用対効果が低いためです。私たちは優秀なデザイナーが作ったテンプレートを使わせてもらいましょう。
その一方で目的と成果があるデザインの変更はありです。デザインを変更した結果、個人的にサイト制作が楽しくなってモチベーションが上がったり、結果的に作業がはかどることもあります。
写真やイラストを多用することで表現力が豊かになると、ユーザーの滞在時間は増えますし、ソーシャルメディアで言及されたり、別のサイトからもリンクされやすいです。
デザインはサイトの信用性に関わりますので、100%不要というわけではありません。アフィリエイトの広告主もデザインがしっかりしているサイトのほうを好みにします。
つまり、副業で作業をするときは「その先にある成果」を見据えるようにしましょう。私たちには「時間をかけずに作業を完了する」や「必要があるときに必要な作業のみをする」といった労力対効果の高さが追求されます。

