【漫画】第36話「検索順位を上げる方法とは?答えは1つだけ」

中野貴利人
監修中野貴利人
株式会社ネットピコ 代表取締役

「検索順位を1位にしたい」

「太りたい」と検索すると自分のサイトが71位にある! これを1位にするにはどうすればいいの? やることはただ1つ 良質なコンテンツを作り続けることだぬ そんなことないでしょ!?いろいろ調べたよ!

「コンテンツとリンク」

確かに2011年頃までは検索システムも穴だらけ 検索結果に上位表示するテクニックを使うことで 一部の業者や個人がガツガツ稼いでいただぬ ただ検索システムはアップデートを繰り返して 2012年頃から悪質なサイトが激減しただぬ 現在は良質なコンテンツが優先的に上位に来るように進化しているだぬ AIも使っているからグーグルの社員ですら 1位になる方法を具体的には説明できないだぬ ただ①コンテンツ ②リンク この療法が重要とグーグルの技術者が明言しているだぬ

「結局は良いコンテンツ」

サイトやブログ上で別のサイトを紹介する際はリンクを張るだぬ 検索システムは「リンク=人気票」と捉えて 検索順位に反映するだぬ それなら自分でたくさんのブログを開設して 大量のリンクを送れば‥‥ 検索システムは良いリンクと悪いリンクを判別しているだぬ サイトの順位や状態を管理できるツールはないの?

「ついに初報酬ゲット!?」

キーワードごとの順位よく見られているページ 滞在時間もわかるだぬ 3カ月後 ついにキター!! 初めてのアフィリエイト報酬500円! プロテインが売れた!今まで苦労したけど 少しずつ報われ‥‥ 記念すべき初報酬を勝手に入れるな!
  1. 良質なコンテンツで順位がアップする
  2. 下手に策を講じると順位はダウンする
  3. 順位や状態を解析できるツール
  4. 上級者向け!検索順位を上げる方法

良質なコンテンツで順位がアップする

良質なコンテンツで順位がアップする

ユーザーをサイトに集めるためのキーワードやコンテンツを提案できる技術をSEO(Search Engine Optimization)と呼びます。狭義では「SEO=検索順位を上げてユーザーを増やす」とも認識されています。

私たちもSEOを勉強して、特にアクセス解析ができるようになると、集客力のあるキーワードやコンテンツがわかり、サイトに改善を施すことができます。結果的にアフィリエイトの副収入も増えていきます。

ただ、意図的に任意のキーワードで1位を獲得することは難しいです。なぜなら検索順位は「アルゴリズム」と呼ばれる複雑で難解な法則に基づいて決められているからです。

アルゴリズムには300以上の要因があり、例えば「titleタグに検索キーワードが含むと+8点、文章がユニークであると+5点、別のサイトからリンクを貰っていると+3点」のようなイメージで採点されています。

この採点方法は特許として部分的に公開していますが、大学レベルの微積分や線形代数が英語で表記されていて、かなり複雑です。仮に理解できたからといって1位になれる内容でもありません。

そもそもアルゴリズムが見破られて、検索順位が不正に操作されないように、Googleは日々アルゴリズムを進化させています。AIも使っているため、Googleの社員ですら1位になる方法を具体的には説明できません。

このようにSEOは詳細が不明確です。しかしながら、そのアルゴリズムの根底にある「検索キーワードに関連するオリジナルのコンテンツがあり、そのページに対して外部のサイトからリンクが供給されている」という2つのルールは変わっていません。

  1. 検索キーワードに関連するオリジナルの「コンテンツ」が必要です。
  2. 外部のサイトからの「リンク」が検索順位に深く関係しています。

他のサイトやブログからリンクを貰うには良質なコンテンツが必要であることから、結局は私たちはリンクの獲得はあまり意識せず、シンプルに良質なコンテンツを作り続けることが最良のSEOになります。

主人公
主人公
良質なコンテンツを書くことが順位上昇の鍵か。
貧乏神
貧乏神
検索順位を上げる裏技はないだぬ。

下手に策を講じると順位はダウンする

下手に対策すると順位がダウンする

初心者の一部には「検索順位を上げるためには特別な技術が必要」と認識している人もいます。確かに以前は検索システムの質が低く、SEOのテクニックを使うことで、検索順位を上げることができました。

2000~2003年は記事にキーワードを詰め込めば、目的のキーワードで上位表示されてしまいました。過剰なキーワードをユーザーには見せないように、小さい文字や白い文字などでテキストを隠す行為も横行します。

2004~2007年はリンクが非常に有効であり、お互いにリンクを載せる相互リンク、リンクを供給し合うリンクネットワーク、リンクの売買、コメントスパムなどで意図的にリンクを獲得することで、検索順位が上がりました。

2008~2011年には自然にリンクが張られたような工夫をするために、無料ブログを多数取得する人が増えました。自分のサイトと似たようなテーマの記事を投稿し、そこから自分のサイトへリンクを貼ります。

これら以外にも「誰かが捨てた中古ドメインを取得して、その運用歴による優位性を引き継ぐ手法」のような多数の裏技が出回り、確かに当時はそれだけで検索順位が上昇しました。

しかし、現在はほぼ通用しません。下手な対策はもはやスパムであり、検索順位が下がるリスクすらあります。

Googleは全力でスパムを阻止します。それは意図的に検索順位が操作されると、平等性が保てない偏った検索結果になり、検索結果のクオリティが落ちるからです。その結果、使い勝手が悪くなり、ユーザーは離れていきます。

Googleの売上の80%以上は広告収入であるため、ユーザーが離れることは致命的です。そのため、Googleは検索順位が操作されないように、検索システムのアップデートを繰り返して、悪質なサイトを追い出しています。

例えば、2012年4月にリンク操作などのスパムを防止するペンギンアップデート、2012年7月に低品質なコンテンツの評価を下げるパンダアップデート、2012年8月に著作権の侵害を考慮したパイレーツアップデート、2013年9月に会話で検索できるようになったハミングアップデートなどです。

Googleを欺くような施策は短期間で無駄になりますし、逆にGoogleが望むことを優先的に意識する必要もありません。それはGoogleの理念に「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」があるからです。

つまり、私たちもユーザーのことだけを考えれば、それが結果的にGoogleが望んでいる最適なサイトになります。SEOとは「検索エンジン最適化」ではありますが、今は「検索ユーザー最適化」と捉えても構いません。

主人公
主人公
テクニカルなやり方はほぼ通用しなくなったの?。
貧乏神
貧乏神
検索順位が上がったとしても、ほとんどは1カ月以内に落ちるだぬ。

順位や状態を解析できるツール

順位や状態を解析できるツール

私たちがユーザーの役に立つ良質なコンテンツを作成したあとには、そのページを訪れるユーザーの行動を解析することが、今後のアクセス数と売上の増加につながります。

必要なツールはGoogle Search Console(サーチコンソール)とGoogle Analytics(アナリティクス)です。2つともGoogleが無償提供しており、初心者とプロの両方が使えるような洗練さが人気です。

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サーチコンソール

コンソールとは「制御する」という意味に近いです。サイトを登録することで「検索結果での表示方、キーワード別のクリック数や掲載順位、サイトへのリンク、登録されたページ、エラー」などがわかります。

特に「キーワード別のCTR」は重要です。CTR(Click Through Rate)とはクリック率という意味です。例えば、表示された回数が100回、そのうちクリックされた回数が5回の場合、CTRは「5÷100=5.0%」となります。

2017年7月時点では検索順位別のCTRは「1位21.1%、2位10.7%、3位7.6%、4位4.7%、5位3.4%、6位2.6%、7位2.7%、8位1.7%、9位1.7%、10位1.6%」でした。

Internet Marketing Ninjas「2017 Google Search Click Through Rate Study」

仮に私たちのページがあるキーワードで1位に表示されているとき、CTRが21.1%に近い値を示すはずですが、サーチコンソールを確認してみると5.0%しかありませんでした。

この場合、検索結果に表示された記事のタイトルがユーザーにとって、魅力的ではない可能性が高いです。そこで記事のタイトルを改善してみると、CTRは20%に上昇、同じ1位でもアクセス数を4倍にすることができました。

このようにサーチコンソールを定期的に確認して、そこで得られた情報からサイトやページに手を加えてあげることで、より多くのユーザーを呼び込めるようになります。

2

アナリティクス

アナリティクスとは「解析する」という意味です。サイトを登録することで「ユーザーの属性、アクセス数、セッション数、PV(ページビュー)数、平均セッション時間、直帰率、行動フロー」などがわかります。

例えば「PV数÷セッション数」で1人あたりの平均PVが計算できます。その結果「サイト全体の平均PVは4.4ページあるけど、このページは1.2ページしかない」などがわかり、ユーザーを離脱させない対策が打てます。

各ページの表示回数、滞在時間、離脱率などを比較すれば、どのページが人気があるかもわかります。1番よく見られているページにアフィリエイト広告を貼るなどの収益力向上も可能です。

ユーザーが何のキーワードでサイトに訪れて、どのような経路でサイトを去っていたかも知ることができます。サイト設計やデザインなどでも数値目標を立てることができ、費用対効果がわかるために便利です。

アフィリエイトの売上と利益だけでは自分のサイトは評価しきれません。ユーザーのためのサイトを作ったら、そのユーザーを解析して、よりユーザーに役立つサイトに改善することが、結果的に売上アップに貢献します。

主人公
主人公
この2つは必須のツール?
貧乏神
貧乏神
他社からも解析ツールは出ているけど、GoogleがNo.1だぬ。

上級者向け!検索順位を上げる方法

上級者向け!検索順位を上げる方法

GoogleのGeneral Guidelinesを読む

Googleのアルゴリズムは日々改善されていますが、その検索結果の品質は人が目視で評価しています。評価するための基準はGeneral Guidelinesに記載されており、この内容には一見の価値があります。

日本語訳はアイレップ社の検索品質評価ガイドラインが読みやすいです。要約すると「Googleがどのようなページを高評価、もしくは低評価するか、その特徴や具体例」がわかります。

専門性・権威性・信頼性を意識する

GoogleはE-A-T(専門性・権威性・信頼性)が重要と説いています。例えば「①大学病院のサイトにて医師が写真付きで実例を解説した胃がんのページ」と「②素人が個人ブログで説明した胃がんのページ」では、専門性・権威性・信頼性の評価がまったく違います。

専門性は「写真付きで実例」、権威性は「大学病院のサイト」、信頼性は「医師による解説」で担保されており、①のほうが高品質と評価されて、検索結果では上位に表示されます。

オリジナリティが重要である

ページに載せる情報は「体験者本人による1次ソース、取材で得た2次ソース、既存を書き換える3次ソース」などに分けられます。Googleは1次や2次を重視しており、3次ソースはオリジナリティの不足と認識されやすいです。

ただ、3次ソースでも点在する情報をまとめあげ、判読性と読了率を高める工夫をすることで、ユーザーにとって有益な情報となります。結果、それらの専門性・権威性・信頼性は高まり、Googleは評価してくれます。

低品質なページはサイト全体に影響する

リライトや抽象的な内容による専門性の欠如、コンテンツ量の不足、ユーザーエクスペリエンスを損なう広告などは低品質なページに該当し、それらが存在する割合が高いほど、サイト全体のクオリティが低いと評価されます。

その結果、本来は高品質なページの検索順位が、巻き添えで低下する可能性があります。私たちはそのドメインやサービス下にあるすべてのページに責任を持ち、サイト全体のクオリティを上げる努力が必要です。

サイテーションが信頼性につながる

Googleが信頼性を判断する基準の1つとして、リンクが有名ですが、現在は
サイテーション(引用・言及)も重視されています。例えば「専門機関、新聞、ニュース、書籍、学会や論文のPDF」といった信用力がある媒体に、引用や言及されているページは、信頼性が高まります。

これなら企業、公式、政府機関、病院、大学といった信頼できるサイトを上げやすいですし、サイテーションは恣意的に操作できない指標であり、スパム対策にもなります。

Googleによるペナルティを解除する

サイトに対して、検索順位を上げるために恣意的に貼った不自然なリンクがある場合、Googleはそのほとんどを無視します。しかし、まれにサーチコンソールツールに「不自然なリンクを削除してください」という旨の警告が来て、ペナルティで一時的に順位が下がってしまうことがあります。

そのペナルティを解除するためには「サーチコンソールからバックリンク元をダウンロードする、不自然なリンクを抽出する、リンクの否認をする、再審査リクエストを実施する」の手順が必要です。

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公開日公開日 2017.10.06
更新日更新日 2018.12.28

著作・制作など

中野貴利人
監修・原作・執筆・編集
株式会社ネットピコ代表/フクポン編集長/副業プランナー。新卒で副業開始、26歳で法人化、11期目。副業関連の著書4冊。2児の父。過去の取材や講演はメディア掲載履歴で紹介。
イブキミノ
イブキミノ
作画
30歳オーバーにして、脱サラしたイラストレーター兼漫画家。丸っこいものに囲まれて暮らすのが夢です。