【漫画】検索順位を上げる方法とは?網羅性や専門性など重要なSEO7選

「検索順位を1位にしたい」




「コンテンツとリンク」




「結局は良いコンテンツ」




「ついに初報酬ゲット!?」




- SEO基礎① 検索順位はアルゴリズムで動く
- SEO基礎② 検索順位はコンテンツで上がる
- SEO基礎③ 検索順位はスパム行為で下がる
- SEO応用① コンテンツの網羅性を高める
- SEO応用② コンテンツの関連性を捉える
- SEO応用③ コンテンツの独自性を強める
- SEO応用④ コンテンツの可読性を磨く
- SEO応用⑤ ページの専門性を高める
- SEO応用⑥ ページの権威性を持つ
- SEO応用⑦ ページの信頼性を上げる
- サイト解析ツール2選
- プロがしている検索順位を上げる方法2選
- SEOの体験談や口コミ
SEO基礎① 検索順位はアルゴリズムで動く
サイトにユーザーを集めるためにキーワードやコンテンツを改善する技術をSEO(Search Engine Optimization)と呼びます。狭義では「検索順位を上げてアクセス数を増やす=SEO」とも認識されています。
statcounterの2021年7月時点の「Search Engine Market Share Japan」によると、検索エンジンのシェアはGoogleが77.05%、Yahoo!が19.23%、bingが3.3%でした。ただし、GoogleとYahoo!は同じGoogleの検索エンジンを使っていることから、実質的にGoogleのみでシェア97%に達しています。つまり、SEOではGoogleの検索エンジンのみが対象です。
私たちもSEOを勉強すると、キーワードやコンテンツを使った改善策を施すことができます。結果的に訪問者数が増えて、サイトの収益が上がっていくでしょう。
ただ、初心者が任意のキーワードでいきなり1位を獲得することは難しいです。なぜなら検索順位は「アルゴリズム」と呼ばれる複雑で難解な法則に基づいて決められているからです。
検索アルゴリズムには250以上の要因があり、例えば「titleタグにキーワードが含むと+8点、文章がユニークであると+5点、別のサイトからリンクを貰っていると+3点」のようなイメージで採点されています。
この採点方法は特許として部分的に公開していますが、大学の理工学部で学ぶ線形代数が英語で表記されていて、かなり複雑です。仮に理解できたからといって1位になれる内容でもありません。
そもそも検索アルゴリズムが見破られて、検索順位が不正に操作されないように、Googleは日進月歩で検索アルゴリズムを進化させています。その中にはランクブレインという人工知能も含まれているため、Googleの社員ですら1位になる方法を具体的には説明できません。
SEO基礎② 検索順位はコンテンツで上がる
Googleの検索アルゴリズムはブラックボックスであり、詳細が不明確です。しかしながら、検索アルゴリズムの根底にある「検索キーワードに対してオリジナルのコンテンツの提供している」と「ページに対して外部サイトからリンクが供給されている」という2つのルールの重要性は変わっていません。
- 検索キーワードに関連するオリジナルの「コンテンツ」が必要です。
- 外部のサイトからの「リンク」が検索順位に深く関係しています。
ただ、他のサイトやブログからリンクを貰うには良質なコンテンツが必要であることから、結局、私たちはリンクの獲得はあまり意識せず、シンプルに良質なコンテンツを作り続けることが最良のSEOになります。


SEO基礎③ 検索順位はスパム行為で下がる
初心者の一部には「検索順位を上げるためには特別な何かが存在している」と認識している人もいます。確かに以前はGoogleの検索エンジンの質が低く、悪意のあるテクニックによって、意図的に検索順位を上げることができました。
2000~2003年は記事にキーワードを詰め込めば、目的のキーワードで上位表示されてしまいました。過剰なキーワードをユーザーには見せないように、小さい文字や白い文字などでテキストを隠す行為も横行します。
2004~2007年はリンクが非常に有効であり、お互いにリンクを載せる相互リンク、リンクを供給し合うリンクネットワーク、リンクの売買、コメントスパムなどで意図的にリンクを獲得することで、検索順位が上がりました。
2008~2011年には自然にリンクが張られたような工夫をするために、無料ブログを多数取得する人が増えました。自分のサイトと似たようなテーマの記事を投稿し、そこから自分のサイトへリンクを貼ります。
これら以外にも「誰かが捨てた中古ドメインを取得して、その運用歴による優位性を引き継ぐ手法」のような多数の裏技が出回り、確かに当時はそれだけで検索順位が上昇しました。
しかし、現在は通用しません。下手な対策はもはやスパム行為であり、検索順位が下がるリスクすらあります。Googleは全力でスパムを阻止します。それは意図的に検索順位が操作されると、平等性が保てない偏った検索結果になり、検索結果のクオリティが落ちるからです。その結果、使い勝手が悪くなり、ユーザーは離れていきます。
Googleの売上の80%以上は広告収入であるため、ユーザーが離れることは致命的です。そのため、Googleは検索順位が操作されないように、検索システムのアップデートを繰り返して、悪質なサイトを追い出しています。
例えば、2012年4月にリンク操作などのスパムを防止するペンギンアップデート、2012年7月に低品質なコンテンツの評価を下げるパンダアップデート、2012年8月に著作権の侵害を考慮したパイレーツアップデート、2013年9月に会話で検索できるようになったハミングアップデートなどです。
Googleを欺くような施策は短期間で無駄になりますし、逆にGoogleが望むことを優先的に意識する必要もありません。それはGoogleの理念に「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」があるからです。
つまり、私たちもユーザーのことだけを考えれば、それが結果的にGoogleが望んでいる最適なサイトになります。SEOとは「検索エンジン最適化」ではありますが、今は「検索ユーザー最適化」と捉えても構いません。


SEO応用① コンテンツの網羅性を高める
良質なコンテンツを公開すると検索順位は上がりますが、初心者は良質なコンテンツの意味がわかりません。そこで良質なコンテンツを要素分解して「網羅性、関連性、独自性、可読性、専門性、権威性、信頼性」という7つの視点で捉えると、施策に落とし込めるでしょう。
まずはコンテンツの網羅性を高めることです。コンテンツの網羅性とはユーザーが入力した検索キーワードに対して適切な量のコンテンツを提供していることです。
例えば、ユーザーが「検索エンジン最適化」と検索したとき、Aサイトは「検索エンジンの意味」のみ、Bサイトは「検索エンジンの意味のみではなく、検索順位が決まる仕組みから検索順位を上げる方法」まで載せています。この場合、GoogleはBサイトを検索結果の上位に表示するでしょう。
なぜならBサイトのほうが検索キーワードの裏側にある検索意図を汲み取って、ユーザーが知りたいとされる多くの情報を載せているからです。つまり、網羅性とは「より多角的に、より適合的に、より具体的に情報がある」状態です。


SEO応用② コンテンツの関連性を捉える
コンテンツの関連性とはユーザーが入力した検索キーワードと結びつきが強いコンテンツを提供していることです。
この関連性を捉えるにはオートコンプリートが役立ちます。オートコンプリートとはGoogleで検索したときのキーワードを補完してくれる機能で、リストには関連性の高いキーワードが並びます。
また、共起語も意識しましょう。共起語とはあるキーワードと一緒に使われる可能性が高い単語のことです。例えば「Google」なら「検索、アプリ、マップ、ニュース、ドライブ」などが該当します。ちなみに共起語はあったほうがいいとされていますが、あくまで自然な形で文章に含まれていることが重要です。


SEO応用③ コンテンツの独自性を強める
コンテンツの独自性とはどこかのコピーやリライトではない、オリジナルの情報のことです。情報は「体験者本人による1次ソース、取材で得た2次ソース、既存を書き換える3次ソース」などに分けられます。
Googleは1次や2次を重視しており、3次ソースはオリジナリティの不足と認識されやすいです。ただ、3次ソースでも点在する情報をまとめあげ、判読性と読了率を高める工夫をすれば、ユーザーに役立つ情報になるため、Googleに評価されないわけではありません。
SEO応用④ コンテンツの可読性を磨く
コンテンツの可読性とは文章の読みやすさです。いくら網羅性、関連性、独自性が優れている内容でも、文章が読みにくい場合はGoogleは評価してくれません。ユーザーが正しく理解できる見た目、文章構成、文章力が必要です。
例えば、文章のみで伝えられる情報は限られるため、情報を可視化するオリジナルの写真、イラスト、表、グラフ、チャート、図解などは、ユーザーの理解度を深めてくれます。これも可読性を高める方法の1つです。


SEO応用⑤ ページの専門性を高める
Googleは「E-A-Tが重要である」と説いています。EはExpertise(専門性)、AはAuthoritativeness(権威性)、TはTrustworthiness(信頼性)の略であり、いずれもページの品質を評価する概念です。
その中で専門性とはコンテンツがテーマに特化していることです。例えば、ユーザーが「関東 理系 大学」と探しているとき、「世界の大学一覧」「国内の大学一覧」「関東の理系の大学一覧」という3つがあったら、どの記事の評価が高いでしょう。
Googleは正しく地域を特化した「関東の理系の大学一覧」の記事を評価します。さらにこの記事より検索順位を上にするなら「予備校講師が監修した関東にある理系大学一覧」として、専門家によって専門性を保証しましょう。
このように専門性を高めるには「テーマを1つに絞る、全般的ではなく専門的な情報を増やす、専門家が執筆する、専門家に取材をする、専門家が監修する」などの方法があります。
SEO応用⑥ ページの権威性を持つ
権威性とはコンテンツを発信した人の重要性のことです。まったく同じSEOの解説をGoogle社員と新卒社員がした場合、多くの人はGoogle社員のほうを評価します。これはGoogle社員のほうがSEOに関して権威があるからです。
このようにその業界の専門家、有識者、著名人による情報の発信は権威性が高くなり、Googleに評価される傾向があります。特にYMYL(Your Money, Your Life)という人生に大きな影響を与える健康や金融のジャンルでは、検索順位に権威性が強く影響します。
この権威性は高品質なリンクを集めることで上がっていきます。これは「高品質なリンクが多数ある=多くの人に支持されている」と評価されるためです。
さらにサイテーション(引用・言及)やレピュテーション(評判)も重視されています。その理由は記事を紹介するときにリンクを用いる人は、一部のサイトやブロガーなどに限られているからです。リンクよりも単なるテキストで引用や言及する人のほうが圧倒的に多いでしょう。
なかでも「政府機関、公共機関、学術機関、論文、新聞、ニュース、書籍」といった信用力がある媒体に、引用や言及されているページは権威性が上がります。


SEO応用⑦ ページの信頼性を上げる
信頼性とはコンテンツの正確性や透明性のことです。その情報が信頼できるかどうかは、サイトや運営元が影響します。会社名、住所、電話番号、メールアドレスを明記して、責任の所在が明らかになっていると信頼性が担保できます。
このE-A-Tがあるため、個人が健康や金融のジャンルで検索順位の上位を獲得することは難しくなりました。例えば「大学病院のサイトにて医師が写真付きの実例を解説した胃がんのページ」と「個人ブログにて素人が説明した胃がんのページ」では、専門性、権威性、信頼性の評価がまったく違うでしょう。
専門性は「医師による写真付きの実例」、権威性は「医師を多くの人が知っているほど有名である」、信頼性は「大学病院のサイト内の記事で内容が正しい」で担保されているため、大学病院のサイトのほうが高品質と評価されて、キーワードが「胃がん」などの検索結果では上位に表示されます。
サイト解析ツール2選

Google Search Console
私たちが良質なコンテンツを作成したあとには、ページの状態やページを訪れるユーザーの行動を解析することが、今後の売上の増加につながります。それに必要なツールはGoogle Search Console(サーチコンソール)とGoogle Analytics(アナリティクス)です。
Google Search ConsoleのConsoleとは「制御する」という意味に近いです。サイトを登録することで「検索結果での表示方、キーワード別のクリック数や掲載順位、サイトへのリンク、登録されたページ、エラー」などがわかります。
特に「キーワード別のCTR」は重要です。CTR(Click Through Rate)とはクリック率という意味です。例えば、表示された回数が100回、そのうちクリックされた回数が5回の場合、CTRは「5÷100=5.0%」となります。
Internet Marketing Ninjasの2017年7月時点の「2017 Google Search Click Through Rate Study」によると、検索順位別のCTRは「1位21.1%、2位10.7%、3位7.6%、4位4.7%、5位3.4%、6位2.6%、7位2.7%、8位1.7%、9位1.7%、10位1.6%」でした。
仮に私たちのページがあるキーワードで1位に表示されているとき、CTRは21.1%に近い値を示すはずですが、Google Search Consoleを確認してみると5.0%しかなかったとします。
この場合、検索結果に表示された記事のタイトルがユーザーにとって、魅力的ではない可能性が高いです。そこで記事のタイトルを改善してみると、CTRは20%に上昇、同じ1位でもアクセス数を4倍にすることができました。
このようにGoogle Search Consoleを定期的に確認して、そこで得られた情報からサイトやページに手を加えてあげることで、より多くのユーザーを呼び込めるようになります。

Google Analytics
Google AnalyticsのAnalyticsとは「解析する」という意味です。サイトを登録することで「ユーザーの属性、アクセス数、セッション数、PV(ページビュー)数、平均セッション時間、直帰率、行動フロー」などがわかります。
例えば「PV数÷セッション数」で1人あたりの平均PVが計算できます。その結果「サイト全体の平均PVは4.4ページあるけど、このページは1.2ページしかない」などがわかり、ユーザーを離脱させない対策が打てます。
各ページの表示回数、滞在時間、離脱率などを比較すれば、どのページが人気があるかもわかります。1番よく見られているページにアフィリエイト広告を貼るなどの収益力向上も可能です。
ユーザーがどのような経路でサイトに訪れて、どのような経路でサイトを去っていたかも知ることができます。サイト設計やデザインなどでも数値目標を立てることができ、費用対効果がわかるために便利です。
アフィリエイトの売上と利益だけでは自分のサイトは評価しきれません。ユーザーのためのサイトを作ったら、そのユーザーを解析して、よりユーザーに役立つサイトに改善することが、結果的に売上アップに貢献します。


プロがしている検索順位を上げる方法2選
テクニカルSEOを最適化する
SEOは記事や内容そのものを最適化したコンテンツSEOと、内部構造やソースコードを最適化したテクニカルSEOに大別できます。コンテンツSEOはコンテンツの評価を上げるために、網羅性や専門性を高めることが重要でした。
テクニカルSEOではURL、HTML、CSS、JavaScriptといった内部構造の最適化、UI・UXの改善、ページスピードの改善、構造化データの公開、ローカルSEO最適化、多言語対応、内部リンク最適化などをします。


GoogleのGeneral Guidelinesを読む
Googleのアルゴリズムは日々改善されていますが、その検索結果の品質は人が目視で評価しています。評価するための基準はGeneral Guidelinesに記載されており、この内容には一見の価値があります。
日本語訳はアイレップ社の検索品質評価ガイドラインが読みやすいです。要約すると「Googleがどのようなページを高評価、もしくは低評価するか、その特徴や具体例」がわかります。
SEOの体験談や口コミ


アフィリエイト歴11年
Googleは意図的に検索順位をコントロールしようとする行為に対して、ペナルティのようなものを科して、検索順位を下げることがあります。
例えば、検索順位を上げるために恣意的に貼った不自然なリンクがある場合もそうです。Googleは不自然なリンクのほとんどを無視しますが、まれにGoogle Search Consoleに「不自然なリンクを削除してください」という旨の警告が来て、一時的に順位が下がってしまうことがあります。
そのペナルティを解除するためには「Google Search Consoleからバックリンク元をダウンロードする、不自然なリンクを抽出する、リンクの否認をする、再審査リクエストを実施する」の手順が必要です。


アフィリエイト歴2年
少ないコンテンツ量による網羅性の不足、ユーザーエクスペリエンスを損なう広告による可読性の低下、リライトや抽象的な内容による専門性の欠如などは、一般的には低品質なページに該当します。
しかも、それらが総ページ数に対して低品質なページの割合が高いほど、サイト全体のクオリティが低いと評価されるでしょう。
その結果、本来は高品質なページの検索順位が、巻き添えで低下する可能性もあります。私たちはそのドメインやサービス下にあるすべてのページに責任を持ち、サイト全体のクオリティを上げる努力が必要です。