スプレッドで比較!買値と売値の差はFX会社への実質的な手数料

中野貴利人
監修中野貴利人 ネットピコ代表
2019/07/16 更新

スプレッドで比較!買値と売値の差はFX会社への実質的な手数料

  1. スプレッドが高いと損する理由
  2. 大手36社のスプレッドを比較
  3. 全通貨ペアで割安なFX会社

スプレッドが高いと損する理由

スプレッドとは為替レートに存在する「買値と売値の差」のことです。例えば、ニュース番組などで為替レートを報道する際に、米ドル/円が「1ドル=120.00~120.05円」と表示されます。

これは「売値=120.00円、買値=120.05円」という意味であり、売値と買値に「0.05円=5銭」の差、つまりスプレッドが発生しています。

120.05円-120.00円=0.05円=5銭

この5銭はFX会社の取り分になります。FX会社では「120.00円で売りたい人」と「120.05円で買いたい人」をマッチングする、もしくはマッチングしているように見えるシステムを構築しており、差分の5銭を実質的な手数料として受け取っています。

別の言い方をすると、本来の価格は「1ドル=120.04円」ですが、FX会社が1銭のスプレッドを加算して、私たちに「1ドル=120.05円」で提供しているということです。

現在はどのFX会社も売買手数料が0円であり、それゆえに「どこでFX会社は利益を得ているのだろう」と疑問に思う人もいますが、このスプレッドこそが実質的なFX会社の収入源になります。

また、スプレッドはFX会社や通貨ペアによって設定が異なります。DMM FXみんなのFXなどの国内大手は0.3銭原則固定ですが、外資系のFX会社では2銭も取られたりします。

米ドル1万通貨を100回売買したとき、スプレッドが0.3銭では「1万通貨×0.3銭×100回=3,000円」のスプレッドを支払いますが、2銭では「1万通貨×2銭×100回=2万円」に達しますので、要注意です。

兄
FXでは何度も売買するから、スプレッドは重要だね。
弟
特にデイトレーダーはスプレッドを重視する。

大手36社のスプレッドを比較

0.3銭と2銭などとスプレッドに約7倍の差があるなら、手数料も7倍違ってきます。頻繁に売買するほどコスト差が出るため、スプレッドは小さいFX会社がおすすめです。以下にスプレッドが小さい順にFX会社を並べました。

名称 米国日本 EU日本 オーストラリア日本
みんなのFX
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0.3銭
原則固定
例外あり
8:00~翌5:00
0.4銭
原則固定
例外あり
8:00~翌5:00
0.6銭
原則固定
例外あり
8:00~翌5:00
LIGHT FX
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0.3銭
原則固定
例外あり
8:00~翌5:00
0.4銭
原則固定
例外あり
8:00~翌5:00
0.6銭
原則固定
例外あり
8:00~翌5:00
セントラル短資FX
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0.3銭 0.4銭 0.8銭
SBI FXトレード
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0.2~0.27銭
原則固定※1
0.3~0.49銭
原則固定※1
0.4~0.69銭
原則固定※1
FXブロードネット
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0.3銭
原則固定
0.5銭
原則固定
0.6銭
原則固定
インヴァスト証券(トライオート)
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0.3銭
原則固定
例外あり
0.5銭
原則固定
例外あり
0.6銭
原則固定
例外あり
マネックス証券
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0.3銭
原則固定
0.5銭
原則固定
0.6銭
原則固定
DMM FX
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0.3銭
原則固定
例外あり
0.5銭
原則固定
例外あり
0.7銭
原則固定
例外あり
GMOクリック証券
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0.3銭
原則固定
0.5銭
原則固定
0.7銭
原則固定
JFX
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0.3銭
原則固定
0.5銭
原則固定
0.7銭
原則固定
YJFX!
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0.3銭
原則固定
例外あり
9:00~翌3:00
0.5銭
原則固定
例外あり
9:00~翌3:00
0.7銭
原則固定
例外あり
9:00~翌3:00
外為ジャパン
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0.3銭
原則固定
0.5銭
原則固定
0.7銭
原則固定
外為どっとコム
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0.3銭
原則固定
例外あり
0.5銭
原則固定
例外あり
0.7銭
原則固定
例外あり
楽天証券(楽天FX)
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0.3銭 0.5銭 0.7銭
ヒロセ通商
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0.3銭
原則固定
例外あり
0.5銭
原則固定
例外あり
0.7銭
原則固定
例外あり
IG証券
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0.3銭
原則固定
0.5銭
原則固定
0.7銭
原則固定
ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF MT4)
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0.3銭
原則固定
9:00~翌4:00
0.6銭
原則固定
9:00~翌4:00
0.6銭
原則固定
9:00~翌4:00
マネーパートナーズ
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0.4銭
原則固定
10:00~翌4:00
0.7銭
原則固定
10:00~翌4:00
0.9銭
原則固定
10:00~翌4:00
OANDA JAPAN
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0.4銭
原則固定
0.7銭 1銭
サクソバンク証券
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平均0.5銭 平均1.1銭 平均1.1銭
SBI証券
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0.5銭固定 1.4銭固定 1.4銭固定
FXプライム byGMO
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0.6銭 0.9銭 1.3銭
デューカスコピー・ジャパン
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0.2~0.5銭 0.4~1銭 0.4~0.9銭
上田ハーロー
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0.8銭
原則固定
例外あり
1.8銭
原則固定
例外あり
1.8銭
原則固定
例外あり
アイフォレックス
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0.9銭 1.2銭 3銭
ライブスター証券
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0.9銭 1.9銭 3.2銭
FOREX.com
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0.5~0.9銭 0.8~1.4銭 1.2~2銭
アイネット証券
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0.7~1銭 1.4~2銭 1.5~4銭
外為オンライン
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1銭
原則固定
2銭
原則固定
3銭
原則固定
マネースクエア
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2銭 2銭 3銭
AFT
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1銭~ 2銭~ 3銭~
ひまわり証券
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1銭固定 3銭 4銭
アヴァトレード・ジャパン
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1.2銭 2.2銭 2.8銭
松井証券
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1~2銭 2~4銭 2~4銭
ジャパンネット銀行
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3.3銭 5.3銭 4.8銭
インヴァスト証券(シストレ24)
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変動型
流動性で変化
変動型
流動性で変化
変動型
流動性で変化
岡三オンライン証券
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情報取得日 2019年4月時点

兄
0.3銭以下のFX会社が17社もある。
弟
数年前よりだいぶ増えた。

※1 2019年7月1日7時00分~2019年7月6日5時30分の集計期間において、価格表示回数・時間割合それぞれにおいて提示率が95%以上だったものです。最新情報・詳細はSBI FXトレードの公式サイトをご確認ください。

全通貨ペアで割安なFX会社

全通貨ペアで割安なFX会社を選ぶ

FXの手数料は他の金融商品と比較すると格安です。100万円分の取引をしたとき、株式投資では500~1,000円は売買手数料を支払いますが、FXならスプレッドのみの30~100円程度で済みます。

この売買手数料の安さこそが、FXが日本人に急速に広まった理由の1つでもあります。そのため、FX初心者の人がスプレッドの低いFX会社を選ぶことに重点を置くことも賢い選択です。

例えば、全20通貨ペアでスプレッドが業界最狭水準のDMM FXは、米ドル/円が0.3銭原則固定(例外あり)、ユーロ/円が0.5銭原則固定(例外あり)、豪ドル/円が0.7銭原則固定(例外あり)です。

DMM FX

テレビCMでも有名なみんなのFXも米ドル/円が0.3銭原則固定、ユーロ/円が0.4銭原則固定、豪ドル/円が0.6銭原則固定、英ポンド/円が1銭原則固定などと、格安なスプレッドです。

みんなのFX

外為どっとコムも全般的に割安感があります。FXブロードネットGMOクリック証券外為ジャパンもスプレッドが米ドル/円で0.3銭以下で、さらにユーロ/米ドルや英ポンド/円も狭いです。

外為どっとコム

一方、FXプライム byGMOも米ドル/円が0.6銭と頑張っていますが、ユーロ/円が0.9銭、豪ドル/円は1.3銭、ニュージーランドドル/円は2銭であり、やや見劣りします。

人気の外為オンラインは米ドル/円が1銭原則固定、ユーロ/円は2銭原則固定、豪ドル/円は3銭原則固定、英ポンド/円は3銭原則固定です。テレビや雑誌でも有名なFX会社ですが、スプレッドは普通です。

FX業界をリードしてきたひまわり証券は米ドル/円が1銭固定、ユーロ/円は3銭、豪ドル/円は4銭、英ポンド/円は6銭であり、割高感は否めません。歴史があってもスプレッドの高さは別だったりします。

このように全FX会社を比較すると、数年前は米ドル/円のスプレッドでも2~3銭が当たり前でしたが、今では1銭以下に収まっています。むしろ、米ドル/円以外のスプレッドはもう下げられないくらい競争が激化しています。

0.1~0.2銭の違いであれば、そこまで取引コストに影響しませんが、ツールの使い勝手や情報の提供スピードなどが互角であれば、実質的な手数料であるスプレッドの差で比較することで、お得度が増します。

初心者も安心できるFX会社

DMM FX
みんなのFX
外為オンライン

著作・制作など

中野貴利人
監修・執筆・編集
株式会社ネットピコ代表取締役。著書にど素人でも稼げるネット副業の本など。過去の取材はメディア掲載履歴で紹介。