【漫画】FXの取引手順は?通貨ペアや取引数量を選んで1クリックで完了

「単語が理解できん」




「通貨ペアとは?」




「BIDとASKの意味」




「FXの売買フロー」




FX取引は実質1クリックで完了できる
FXは「①通貨ペアを選ぶ、②売買価格を見る、③取引数量を指定、④注文方法を決める」の4ステップでできますが、事前に取引内容を設定することで実質1クリックや1タップで売買できます。
例えば、上記のように米ドル/円のチャートを見ているなら、すでに①通貨ペアに「米ドル/円」を選んでいる状態です。②売買価格はその場の価格で売り買いする成行注文なら「指定なし」で済みます。
③取引数量は事前に「1000通貨」のように設定しておけます。④注文方法は数種類ありますが、こちらも指定せずに売りか買いを押せば、自動的に「成行注文」が実行されます。
つまり「売り」や「買い」のボタンを押すだけで売買できるわけです。FXではタイミングが勝敗を決するため、このようなスムーズでシンプルな操作は勝率を上げる一因になります。
通勤中にスマホでチャートを見ながら取引する会社員の需要が高まっていることからも、各FX会社はパソコンに匹敵する機能をスマホアプリに盛り込みながら、ストレスフリーの快適な操作性をスマホ上で実現しています。
初心者のFX取引① BIDとASKに慣れる
FXの取引画面には、BIDやASKなど初見の専門用語が並んでいます。小難しい印象もありますが、その意味を正しく理解して、複数回取引すれば、初心者もすぐに慣れます。
BIDは「入札する」という意味で「私たちが売るときの価格」、ASKは「依頼する、請求する」という意味で「私たちが買うときの価格」になります。
BID=売値(私たちが売るときの価格)
ASK=買値(私たちが買うときの価格)
例えば「BID(売値)110.432円、ASK(買値)110.435円」であるとき、この時点で買い注文を出すと「1ドル=110.435円」で買えて、売り注文を出すと「1ドル=110.432円」で売れます。
そのため、同時に売りと買いの注文を出すと「110.435円-110.432円=0.03円」の損失が出ます。この0.03円の価格差は「スプレッド」と呼ばれ、FX会社に支払う実質的な手数料です。
FX会社はそれぞれ独自にスプレッド幅を決めていて、スプレッドが狭いFX会社のほうが手数料が安いことを意味します。
また、BIDとASKを知らなくても、ほとんどFX会社には「売」や「買」も併記されていますし、売りは青、買は赤と色分けしているため、直感的にも操作できます。


初心者のFX取引② 6つの注文を試す
FXでは「成行、指値、逆指値、IFD、OCO、IFO」の6つがオーソドックスな注文です。ただ、通常「成行注文+逆指値注文」で取引に支障は出ないため、IFD、OCO、IFO注文を使う人はそう多くありません。
米ドルなどのメジャー通貨を短期間で売買するスキャルピングやデイトレードでも、注文方法は「成行注文+逆指値注文」のセットが基本であり、他の注文はあまり使わないです。
しかし、6つの注文方法を使いこなすことで、テクニックの幅は一気に広がります。スマホやパソコンに張り付く時間を減らしながら、24時間動き続ける外国為替市場でチャンスを逃しません。
- 価格を指定せずに市場の成り行きに任せる一般的な注文方法。
- 例えば「1ドル=100円」のときに「100円で買いの成行注文」をすると、基本的に100%約定する。
- ただし、キャンセルはできない。
- 売買したい価格を指定する。
- 例えば「1ドル=100円」のときに「101円で買いの指値注文」をすると、為替レートが101円になったときに買いが成立する。
- ただし、指値を厳しくするほど約定までに時間がかかる。
- 期限切れで取り消しになることもある。
- 売買したい価格を指定することは指値と同じ。
- 上がったら買い、下がったら売るなど、現時点よりも不利な価格で注文する。
- 例えば「1ドル=100円」のときに買って、仮に「99円に下がったら売る」のようにロスカットやブレイク時に使える。
- 最初の新規注文が成立したら、自動的に次の決済注文を出す。
- 利益確定や損益限定で使用する。
- 例えば「1ドル=100円」のときに「101円で買う、102円で売る」というような2段階で注文できる。
- 同時に2つの注文を出して、どちらかが成立したらもう1つはキャンセルされる。
- 例えば「1ドル=100円」のときに新規で買って、あとはOCOで「101円で売る、99円で売る」というようにダブルで注文できる。
- IFDとOCOを組み合わせた注文。
- 買いか売りの指値注文をすると同時に、利益確定か損失限定の決済注文を仕込む。
- 例えば「1ドル=100円」のときに「101円で買い、100円か102円で売る」というようなIFDとOCOのセットで注文できる。
日をまたぐような取引を複数するとき、経済指標の発表前などで上下どちらにもぶれるとき、トレンドがなくて値動きが読みにくいときなどは、特にIFD、OCO、IFO注文が役に立ちます。
- 常に相場の値動きを追って、指定した値幅で逆指値注文が入れられる。
- 例えば「1ドル=100円」のとき、値幅1円でトレール注文をすると99円で逆指値が入る。101円になると100円の逆指値、102円になると101円の逆指値、103円になると102円の逆指値注文に変わる。
- 1度上がったトレール注文の逆指値は変わらないため、103円から102円に下落したときは価格を追わず、逆指値注文が発動する。
トレール注文の使い所はトレンドを捕まえたときです。例えば、上昇トレンド中に売りのトレード注文をして、含み益を上げられるだけ上げて、急落したときは即時決済ができます。
このようなトレール注文が使えるFX会社は数社に限ります。その中でも外為オンラインやFXブロードネットはトレール注文をベースにしたリピート系の自動売買もできるために人気です。

