【漫画】第10話「経済指標とは?GDPや失業率など為替が動く経済指標70選」

中野貴利人
監修中野貴利人
株式会社ネットピコ 代表取締役

「決戦は金曜日!」

100個も知っているなら1個でいいからFXの法則を教えてくれ! 毎月5・10・15日は米ドルが買われやすいとか 水木が同じなら金曜も同じ動きね!サンキュー 確か今度の金曜日は‥‥ これは大勝ちか大負けだな

「いきなりうにょ~ん」

水曜と木曜が連続で下がったから 金曜の今日も米ドル/円は下がる 間違いなく売りだ おおっ!本当に下がっていく! げっ! うわあああ~ いきなりうにょ~ん いきなりうにょ~ん

「3種類の経済指標」

経済指標って何? 各国が公表する経済に関する統計データだ 金利政策 各国の中央銀行の金利で預貯金やローンに影響する 仮に米国の金利が動くと日本円まで大きく変動する 経済成長 GDPや物価など経済的な成長率の指標だ 予想外の結果になるほど為替相場に影響する 労働市場 経済が発展すると労働者への仕事が増加する 特に米国の雇用統計は世界中から毎月注目される

「FXは実践と勉強」

経済指標ではないが要人発言も相場を動かす 米国のFRB議長EUのECB総裁日本なら日銀総裁もそうだ うっうっ‥‥ あれ? 重要な経済指標の日時はFX会社が教えてくれる発表前は様子見が基本だ 急に下がった! よくあるパターンだ ただFXは博打ではない運と勘に頼るよりも実践と勉強で勝率を上げろ FXってギャンブルみたいで楽しいね!
  1. FXでは経済指標が相場を動かす
  2. 経済指標① 米国
  3. 経済指標② 欧州
  4. 経済指標③ 日本
  5. 経済指標④ 資源国

FXでは経済指標が相場を動かす

FXでは経済指標が相場を動かす

為替レートは「政治、金利、物価、経済、雇用、株式、原油、有事」などでトレンドが変わりやすく、特に経済指標が発表されるたびに値動きが発生しやすいです。

ただし、各国の通貨はその国の経済指標に反応するよりも、米国の経済指標に敏感です。ユーロ高になったときは「フランス経済が好調」ではなく「米国の失業率が上がったため、ユーロに資金が流れた」ことで動いています。

ユーロもユーロの経済指標に反応しますが、為替は相対評価であるために米ドルに影響されがちです。米ドルが上がることでユーロが下がり、米ドルが下がることでユーロが上がる割合のほうが多くなります。

もちろん、ユーロの経済を支えているドイツの経済指標が予測より悪化したり、ギリシャやキプロスのような国で財政危機が発表されるなどのビッグニュースがあったときは別です。

日本の経済指標もユーロと同じです。むしろ、日本の経済指標が発表されても世界中の通貨はまず反応しないですし、日本円でさえも事前予測とよほどの乖離がない限りは、米国の経済指標以上に動くことはありません。

そのため、FXでは経済指標のスケジュールを把握することが基本的なタスクの1つになります。特に米国の経済指標が発表される日時は相場が荒れるため、初心者は売買を避けて、上級者は適切なタイミングで参入します。

兄
FXでは米国の経済指標が1番重要なの?
弟
そうだ。世界経済は米国の影響を強く受ける。

経済指標① 米国

為替レートは「買い手による需要」と「売り手による供給」のバランスで決定します。原則として、経済が強い国の通貨は買われて、経済が弱い国の通貨は売られますが、それを判断するための情報が経済指標です。

経済指標は各国で発表されるために数百以上が存在します。ただ、為替レートが動きやすい重要な経済指標をあえて3つに絞るなら「①米国の政策金利、②米国のGDP、③米国の雇用統計」が該当します。

①米国の政策金利は全世界が注目しています。米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)が年8回開催するFOMC(連邦公開市場委員会)にて政策金利を決定し、即日声明文が発表されます。

②米国のGDPは他国よりもインパクトが大きいです。GDPとは国内総生産のことであり、その伸び率から米国全体の経済成長率が読み取れます。四半期ごとに発表されますが、1、4、7、10月に速報値、2、5、8、11月に改定値、3、6、9、12月に確報値と3段階であるため、毎月発表が続きます。

③米国の雇用統計は非農業部門雇用者数と失業率に注目です。景気の動向をダイレクトに反映しており、経済政策や金利政策にも影響を及ぼします。発表直後に最も為替レートが大きく動くことがある経済指標です。

また、以下の発表日時は日本時間であり、3月第2日曜日2時~11月第1日曜日2時のサマータイムでは、日時が1時間早くなります。

日時経済指標影響
毎月第1営業日
24:00
米国ISM製造業景況指数B評価
毎月第3営業日
24:00
米国ISM非製造業景況指数(総合)B評価
雇用統計の2営業日前
22:15
米国ADP雇用統計 前月比C評価
毎月第1金曜
22:30
米国非農業部門雇用者数 前月比A評価
毎月第1金曜
22:30
米国失業率A評価
毎月第2
24:00
米国ミシガン大学消費者信頼感指数 速報値C評価
毎月第2週
22:30
米国小売売上高 前月比B評価
毎月第11営業日
23:00
米国対米証券投資(短期債除く)D評価
毎月15日前後
22:30
米国ニューヨーク連銀製造業景況指数D評価
毎月15日前後
23:15
米国鉱工業生産(IIP)前月比C評価
毎月15日前後の木~金曜日
22:30
米国生産者物価指数(PPI)前月比C評価
毎月第3木曜
24:00
米国フィラデルフィア連銀指数C評価
毎月第3週
22:30
米国消費者物価指数(CPI)前月比/前年同月比B評価
毎月第3週
22:30
米国住宅着工件数 前月比 年率換算件数C評価
毎月20日前後
22:30
米国貿易収支C評価
毎月20日前後
24:00
米国景気先行指数C評価
毎月24~25日前後
22:30
米国耐久財受注 前月比C評価
毎月25日前後
24:00
米国中古住宅販売件数 前月比 年率換算件数C評価
毎月下旬
24:00
米国新築住宅販売件数 前月比 年率換算件数C評価
毎月下旬
24:00
米国中古住宅販売保留指数 前月比 年率換算件数C評価
毎月下旬
22:30
米国個人消費支出 前月比D評価
毎月下旬
22:30
米国個人所得 前月比D評価
1・4・7・10月下旬
22:30
米国四半期 実質GDP 速報値 前期比年率B評価
2・5・8・11月下旬
22:30
米国四半期 実質GDP 改定値 前期比年率B評価
3・6・9・12月下旬
22:30
米国四半期 実質GDP 確報値 前期比年率B評価
毎月最終金曜
24:00
米国ミシガン大学消費者信頼感指数 確報値C評価
FOMCの2週間前
4:00
米国ベージュブックD評価
年8回
4:15
米国政策金利A評価
FOMC後米国FRB議長会見A評価
FOMCの3週間後
3:00
米国米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨A評価
2・7月米国FRB議長議会証言A評価
4・10月米国為替報告書C評価
米国長期国債購入額(月額)D評価
米国MBS購入額(月額)D評価

情報取得日 2018年9月時点

経済指標② 欧州

日時経済指標影響
毎月第1木曜
21:45
EU政策金利A評価
毎月上旬
19:00
EU消費者物価指数(HICP)改定値 前年同月比C評価
毎月下旬
19:00
EU消費者物価指数(HICP)速報値 前年同月比C評価
3・6・9・12月中旬
19:00
EU四半期 GDP 速報値 前期比/前年同期比C評価
1・4・7・10月下旬
19:00
EU四半期 GDP 改定値 前期比/前年同期比C評価
EU欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨B評価
EUECB総裁会見B評価
毎月第1木曜
21:00
イギリス政策金利A評価
毎月1回
18:30
イギリス英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨B評価
毎月1回
21:00
イギリス英中銀資産買取プログラム規模D評価
1・4・7・10月下旬
18:30
イギリス四半期 GDP 速報値 前期比/前年同期比C評価
2・5・8・11月上旬
18:30
イギリス四半期 GDP 改定値 前期比/前年同期比C評価
3・6・9・12月下旬
18:30
イギリス四半期 GDP 確報値 前期比/前年同期比C評価
2・5・8・11月中旬
16:00
ドイツ四半期 GDP 速報値 前期比/前年同期比C評価
2・5・8・11月下旬
16:00
ドイツ四半期 GDP 改定値 前期比/前年同期比C評価
3・6・9・12月中旬
17:30
スイススイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値D評価

情報取得日 2018年9月時点

経済指標③ 日本

日時経済指標影響
26日を含む週の金曜
8:30
日本消費者物価指数(CPI)前年同月比C評価
毎月1回
12:00前後
日本政策金利A評価
毎月1回
12:00前後
日本日銀金融政策決定会合B評価
毎月1回
15:30
日本日銀総裁会見B評価
毎月1回
8:50
日本日銀金融政策決定会合議事要旨B評価
2・5・8・11月中旬
8:50
日本四半期 実質GDP 速報値 前期比 年率換算C評価
3・6・9・12月中旬
8:50
日本四半期 実質GDP 改定値 前期比 年率換算C評価
年4回
8:50
日本日銀短観・四半期大企業製造業業況判断D評価
不定期
8:50
日本年間マネタリーベース目標D評価

情報取得日 2018年9月時点

経済指標④ 資源国

日時経済指標影響
毎月第1火曜
13:30
オーストラリア政策金利A評価
3・6・9・12月上旬
10:30
オーストラリア四半期 GDP 前期比/前年同期比C評価
3・6・9・12月上旬
7:45
ニュージーランド四半期 GDP 前期比C評価
年8回木曜
6:00
ニュージーランド政策金利A評価
毎月第1金曜日
22:30
カナダ新規雇用者数B評価
毎月第1金曜日
22:30
カナダ失業率B評価
毎月1回
22:30
カナダ月次 GDP 前月比C評価
年8回火曜
23:00
カナダ政策金利A評価
2・5・8・11月下旬
22:30
カナダ四半期 GDP 前期比年率C評価
年8回
10:00
南アフリカ共和国政策金利A評価
1・4・7・10月下旬
11:00
中国四半期 GDP 前年同期比C評価

情報取得日 2018年9月時点

また、これらの経済指標以外で為替レートが動いたときに、真っ先に考えられる原因は要人の発言です。米国のFRB議長とユーロのECB総裁、米国の財務長官のコメントは外せません。もしくはテロや災害などの有事が発生しています。

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公開日公開日 2016.10.07
更新日更新日 2018.10.28

著作・制作など

中野貴利人
監修・原作・執筆・編集
株式会社ネットピコ代表取締役。著書にど素人でも稼げるネット副業の本など。過去の取材はメディア掲載履歴で紹介。
コダイラショウヘイ
コダイラショウヘイ
作画
東京都小平市出身の漫画家兼イラストレーター。4コマから似顔絵まで、笑えるモノを描きまくってます。