【漫画】第34話「スプレッドとは?買値と売値にある価格差」

中野貴利人
監修中野貴利人
2020/06/18 更新

「3社で売値が違う!?」

あれ!?おかしいな‥‥ さては意外と適当に価格を決めてるな それはスプレッドのせいだ! スプレッドって何だっけ?

「価格に幅がある理由」

ニュースでも為替レートを報道するときは価格に幅があるだろ この場合は価格が高い51銭が買値 価格が安い50銭が売値となる 売り手に1銭安いレートを提示して 買い手に1銭高いレートを提示する ドロボウ!

「スプレッド=手数料」

さっきの3社で為替レートが異なった理由はFX会社の手数料であるスプレッドが違うからだ スプレッドが小さいほど手数料が安いってことだ たったの3銭!! 1ドルで3銭だから1万ドルで‥‥3銭×1万!

「0.3銭なら30円でFX!」

300円って意外と払っているね 大手FX会社なら米ドル/円のスプレッドは0.2銭以下だ 俺もスプレッドが0.2銭のFX会社で取引するわ おし!勝った! 0.1銭!!
  1. スプレッドとは「価格差=手数料」である
  2. 原則固定のスプレッドがおすすめの理由

スプレッドとは「価格差=手数料」である

ニュースや新聞に掲載される「1ドル=100円50~51銭」は「売値=100円50銭、買値=100円51銭」という意味です。このように為替レートには売値と買値の2つが存在します。

2020年1月時点のDMM FXのスプレッドは以下になります。スプレッドはFX会社、通貨ペア、売買タイミングによって差があります。

通貨ペア売値買値スプレッド
米国日本110.000110.0020.2銭原則固定(例外あり)
EU日本120.000120.0050.5銭原則固定(例外あり)
イギリス日本140.000140.0101銭原則固定(例外あり)

このスプレッドはFX会社に支払う実質的な手数料です。FX会社は1銭安い売値でユーザーから通貨を買い取り、1銭高い買値でユーザーに通貨を売り払うことで、利益を得ているわけです。

そのため、スプレッドはFX会社が任意で決めており、私たちにとってはスプレッドが小さいほうが市場価格に近くてお得です。2020年1月時点ではスプレッドは0.2銭が最安水準であり、一方で1銭や2銭のFX会社もあります。

兄
FX会社はスプレッドで利益を得ているのか。
弟
そうだ。それ以外はすべて無料で提供している。

また「売りと買いの両方のレートを同時に表示する」ことを「2wayプライス」と呼びます。2Wayプライスでは1ドルの売値が100.000円、買値が100.002円のときに、買いと売りを同時にすると「100.002-100.000=0.002円=0.2銭」の損失を負います。

ただ、2wayプライスはFX会社が不当な鞘を抜いていないことの証明です。

1wayプライスでは私たちが100.000円で売っても、FX会社を経由したあとの市場に売るときの価格がわかりません。1銭や2銭を加算して、高値で市場に売り出すこともできます。

2wayプライスでは「スプレッドは0.2銭です」と明確なため、100.000円で仕入れた外貨は100.002円で売っていることがわかり、FX会社が「これだけしか手数料を取っていません」という証明になります。

兄
2wayプライスは2通りの価格という意味だよね?
弟
そうだ。売値と買値で価格の透明性を示している。

原則固定のスプレッドがおすすめの理由

原則固定のスプレッドがおすすめの理由

スプレッドには大きく2種類あります。1つは「米ドル/円0.2銭~」としている変動スプレッド、もう1つは「米ドル/円0.2銭原則固定」としている固定スプレッドです。

変動スプレッドは安いときは安いですが、タイミングによっては変動差が大きいことが難点です。通常はスプレッドが0.2銭でも、頻繁に0.5銭や1銭になったりします。これではコストがかさんでFX取引に集中できません。

固定スプレッドは相場暴落時に変動することもありますが、基本的には一定です。常に売値と買値の価格差が同じであるため、損益の目標値もぶれることがありません。そのため、FX会社は固定スプレッドがおすすめです。

スプレッドが原則固定のFX会社はDMM FXみんなのFXなどです。スプレッドは価格競争が激しく、業界全体で低スプレッド化が進行した中でも、トップクラスに小さいスプレッドを実現しています。

DMM FX

兄
FX会社によってスプレッドの大きさが違うんだな。
弟
0.2銭と1銭では5倍も手数料が変わるぞ。

ちなみにスプレッドを「固定」ではなく「原則固定」としている理由は、スプレッドがどうしても為替市場の影響も受けてしまうためです。

例えば、戦争や大地震などの大事件が起きると、一部の通貨ペアでは「売り一辺倒になる」という現象が起こってしまいます。つまり、買い手が極端に少ないために売買が成立しません。

通常は売値100.000円と買値100.002円で取引が成立しても、有事では100.002円で買ってくれる人がいないため、売値が99円や98円と下がっていき、売値と買値の価格が開くわけです。

それ以外の理由では「為替レートが急激に変化して、システムが注文に対処できない」や「FX会社の先にあるカバー先で価格差が発生している」などありますが、いずれにしても平常時は固定であることには変わりません。

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著作・制作

中野貴利人
監修・編集
新卒から10種類以上の副業を経験。26歳で株式会社ネットピコ設立、12期目。著書4冊、2児の父、取材履歴はこちら
コダイラショウヘイ
作画
東京都小平市出身の漫画家兼イラストレーター。4コマから似顔絵まで、笑えるモノを描きまくってます。

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