金限日取引の副業とは? 純金を買っても保有せずに持ち続けられる仕組み
金限日取引の副業とは?
今までの金投資は金地金や金貨を一括購入したり、純金積立で毎月少額ずつ買うなど、現物を取引することが一般的でした。それが金価格に連動する金投資信託や金ETFの登場で、株のように簡単に売買できるようになります。
さらに現在ではFXのように金投資ができる金限日取引(きんげんにちとりひき)も存在感を増しています。金限日取引とは「実際に売買をしても、現物を手に入れるまでの期限がなく、決済せずに保持できる」仕組みです。
通常、現物取引や先物取引では何かを購入したら通常1カ月、最長1年以内に決済をして、現物を手に入れたり、現物を手に入れる前に反対売買をして、売り払うことをしなければいけません。
しかし、金限日取引は純金という実物を売買するにも関わらず、買っても売っても決済期限が先送りされるようになっています。これはFXで米ドルやユーロを買っても、実際にその外貨に交換する必要がないことと同じです。
また、金限日取引はFXをベースにした仕組みであるために、少ない資金で大きな金額を取引できるレバレッジが使えますし、買いと売りのどちらからでも取引できます。
項目 | FX | 金限日取引 |
---|---|---|
金融機関 | FX会社 証券会社 | 商品先物取引会社 証券会社 |
売買時期 | 本人次第 | 本人次第 |
取引時間 | 24時間 | 9時~15時15分 16時30分~翌日4時 |
商品種別 | 証拠金取引 | 証拠金取引 |
売買方法 | 買い 売り | 買い 売り |
種類 | 数十通貨ペア | 1種類 |
コスト | 1ドル=0.3~2銭 | 100g=60~400円 |
必要資金 | 4万~100万円程度 | 5000円前後~ |
最低取引金額 | 数千円程度 | 数千円程度 |
収益方法 | 為替差益 スワップ金利 | 売買差益 |
為替差益 | 円安 円高 | - |
金利差益 | 変動型 | - |
リスク | 為替変動 金利変動 流動性 | 価格変動 |
換金時期 | 本人次第 | 本人次第 |
税率 | 一律20% | 一律20% |
中途解約 | ○ | ○ |
預金保護 | 信託保全 | 信託保全 |
取引時間は9時~15時15分、16時30分~翌日4時と幅広いため、会社帰りの電車の中や帰宅後の夜中にスマホで売買する人もいます。
金限日取引は東京証券取引所が運営しており、正式には「東京ゴールドスポット100(ゴールド100)」と呼ばれる市場です。株やFXと同じく、始めるときは最適な証券会社を選んで、口座開設をします。
金限日取引ができる大手6社を比較
FXの金投資版である金限日取引ですが、商品の性質は先物取引に属するため、現在は一部の商品先物取引会社のみが先行して、金限日取引を取り扱っています。今後、大手のネット証券会社に広がっていくでしょう。
社名 | 片道手数料 |
---|---|
北辰物産 | 62円 |
コムテックス | 86円 |
日産証券 | 195円 |
日産証券 | 194円 |
岡安商事 | 102~388円 |
岡地 | 432円 |
情報取得日 2024年10月時点
2024年10月時点では金限日取引の市場に個人投資家からの資金が流入しており、上場している商品先物の中でも売買高がトップクラスです。これは売買単位が通常の1/10と小さく、FXのように取引しやすいことが主な要因です。
金限日取引のメリット10選
少額取引できる金投資は金貨、純金積立、金ETF、金投資信託がありましたが、さらに金限日取引ではFXのようにレバレッジや24時間売買できることがメリットです。
- 取引単位が先物取引の1/10であるため、少額取引ができます。
- 1~40倍のレバレッジにより、数万円の資金で済みます。
- レバレッジ次第でハイリスク・ハイリターンも可能です。
- 1万円分の取引でも数十円の手数料しかかかりません。
- 夜間や夜中も売買ができ、売りから始めることも一般的です。
- 株やFXと同じくスマホやパソコンで取引できます。
- 金地金や金貨とは異なり、保管や盗難のリスクがありません。
- 世界経済のリスクが増したときに、価値が上昇しやすいです。
- 金価格に近い理論値で動くため、価値がゼロにはなりません。
- 店頭よりも割安な手数料で現物を受け取れます。
金限日取引のデメリット7選
- レバレッジを上げすぎるとハイリスクになります。
- 片道60~400円程度の手数料がかかります。
- 予想外の価格変動によって、損をするリスクがあります。
- 世界経済が好調になると、価格が下がりやすいです。
- 株式投資のような配当や優待は付きません。
- FXのようにスワップ金利が付きません。
- 注文が偏った場合、決済できない流動性リスクが存在します。
FXが「リスクが高い」と認識されている理由は最大25倍のレバレッジがあるためです。金限日取引でも最大40倍のレバレッジが使えるため、再度レバレッジのリターンとリスクを理解しておきたいです。
例えば、証拠金として10万円を入金して、レバレッジを40倍にすると、400万円分の金限日取引ができます。
証拠金10万円×レバレッジ40倍=400万円分
私たちは10万円で400万円を動かしているわけです。ここでポジションが1カ月に5%上昇すると、手持ちの400万円が420万円になります。つまり、10万円で20万円を稼ぐことができてしまうわけです。
しかし、予想に反して1カ月に5%下落しただけで、手持ちの400万円は380万円になってしまいます。10万円しか使っていなくても20万円も損してしまうわけです。
つまり、FXが危険なわけではなく、レバレッジによってその投資がハイリスクやハイリターンになるということです。金現実取引でもレバレッジさえ大きくしなければ、リスクは高くなることはありません。
特に初心者はレバレッジは1~3倍に抑えるルールを守り、資産をコツコツを増やしていきたいです。
また、金限日取引はFXをベースにしているため、証拠金の含み損が一定の水準に達したら警告を出すマージンコールや強制的に損切りされるロスカットが使える商品先物取引や証券会社もあります。
金限日取引の副業まとめ
総合 | 2.8 |
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評価 | |
収入 | 投資額の-50~500% |
時間 | 1年~ |
特徴 |
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業
元手0円
|
価格帯5000円前後~(2024年10月時点)
収益性ハイリターン可
安全性レバレッジあり