【漫画】第13話「せどりで稼げる人と稼げない人の違い!在庫は1カ月以内に売れていく」
「Amazonランキング」
「人気ない=売れない」
「1つのジャンルに絞る」
「数十万円稼ぐ人たち」
せどりで稼げる人と稼げない人の3つの違い
せどりで稼げる人と稼げない人の違いは「数値重視、得意分野、競合不在」の3つしかありません。数値重視とはAmazonとの価格差があって、カテゴリ別でランキングが上位で、かつ過去のランキングも問題ない商品のみ仕入れることです。
得意分野とはせどりではあらゆる商品が対象ではありながら、自分が好きな商品や詳しい商品のほうが目利きがしやすいことを意味します。目利きができる商品なら仕入れのスピードが早く、短時間にさばけます。
競合回避とは競合がいない店舗や商品を狙う行為です。せどりでは競合が先に店内を物色していたり、セール品を買い占めたりします。そのため、競合が少ない地域や店舗、ジャンルを攻めることが稼ぐコツです。
せどりで稼ぐ人の特徴① 数値重視
店舗とAmazonの価格差を確認する
せどりは「商品を安く買って、高く売り、その差額が利益になる」わかりやすいビジネスモデルです。せどりを「仕入れ=宝探し」と捉え、ゲームに近い感覚で楽しみながら稼ぐ人もいます。
そのせどりで堅実な利益を出すためには「店舗とAmazonの価格差、カテゴリ別のランキング、過去のランキングの推移」を確認します。せどりアプリで書籍のバーコードを読み取ると、すぐにわかります。
店舗とAmazonの価格差があることは、Amazonに出品すれば利益が出るということです。せどりアプリによると、古本屋にて900円で売っていたこの本は、Amazonにて2923円で売買されていることがわかります。
カテゴリ別のランキングを確認する
カテゴリ別のランキングが上位であれば、それは人気商品ですので2週間以内、大抵は1カ月以内に売れていきます。今回もせどりアプリを使うことで、ランキングが2万0834位とわかったため、すぐに買い手が付きそうです。
過去のランキングの推移を確認する
過去のランキングの推移では継続的な売れ筋がわかるので、不良在庫になる可能性がかなり減ります。せどりアプリの緑色のグラフを見ると、安定的に順位が推移しているために「不良在庫にはならない」と判断できます。
せどりのプロたちは商品こそ違いますが、この3つのコツをベースにしながら、自分だけの仕入れのエリアや店舗、仕入れのタイミング、仕入れるジャンルなどのオリジナルテクニックを見出しています。
せどりで稼ぐ人の特徴② 得意分野
会社帰りのブックオフにて月収15万円
せどりでは得意分野に集中したほうが稼げます。例えば、月曜の夜は土日の買取品の品出し、金曜の夜は土日のための商品整理で、古本チェーンの品揃えが豊富になります。そこで会社帰りにライバルが少ない小規模店舗に立ち寄っては、在庫を仕入れている人もいます。
普段からビジネス書を読んでいることから、人気の実用書も目利きですぐにわかります。1日に30冊を仕入れて、1冊500円の利益が出たら「30冊×500円×10日=月収15万円」に達します。
家電量販店のセールのみで月収10万円
新宿や秋葉原のような激戦区にある家電量販店は、全国で最も商品価格が安いです。市場価格を引っ張るほどの影響力があり、いち早く在庫処分で値下げも断行しますし、セールも定期的に行われます。
そのため、ヤマダ電機やケーズデンキ、ビックカメラのワゴンセールのみを狙うと利ざやが出やすいです。特に値段がわかりにくいミキサーなどの小型家電、ドライヤーやシェイバーなどの美容家電は持ち帰りも簡単です。
レゴを楽天市場で仕入れて月収30万円
プラレールや知育玩具といった子供のおもちゃは価格が高いわりには使用期間が数年であるために回転率が高く、せどり向きのジャンルです。メルカリでも子供が遊んだ使用品が格安で売られていて、それを転売する人も多々います。
その中でもレゴは世界中で取引されている高単価製品です。基本は楽天市場のセールで1万5000円程度のレゴが、楽天ポイントを含めて実質7000~8000円で買えたりします。
それを1~2年寝かしておいて、廃盤になったクリスマスの時期などに1万5000円以上で売ります。何度もこのようなことを繰り返して常時300~400個のレゴを自宅に保管しておき、毎月30万円稼ぐ人がいました。
また、リサイクルショップも狙い目であり、レゴやレゴデュプロの廃盤品が見つかることがあります。他にはオリジナルのレゴ作品をパッケージで売っている人もいます。
日本独自の商品を転売して月収20万円
日本製品は多くが中国やタイなどで大量生産されていますが、それが日本以外で販売されることはありません。特に日本独自や日本文化のある製品は、日本で買うことが最も安かったりします。
そこで日本在住が有利なため、箸や扇子、甚平などを海外に転売する人もいます。問屋で大量に仕入れた1本400円のひのきの箸に、英語で詳細な説明を記載して、1本20ドルで転売していた人もいました。仮に為替レートが「1ドル=120円」であるとき、100本売ると20万円が手に入ります。
せどりで稼ぐ人の特徴③ 競合回避
せどりで失敗する人の例としては、古本チェーンや中古品販売チェーンに出向いて、商品を探しては見つからないことを繰り返して、すぐに諦めてしまうことです。
都心のブックオフではライバルのせどらーが多すぎるため、割安商品が見つかりにくいですし、激戦の中古品販売店でライバルと消耗戦をしても、効率的なせどりはできません。
逆にそれらを避けて、割安な在庫がある店を見つけることができると、安定的な収入源になり、それこそがせどりのコツです。例えば、小規模なリサイクルショップのみを回ることで、定期的に在庫を確保している人もいます。蚤の市やフリーマーケットでも不用品が大特価の掘り出し物が眠っていることが多いです。
通勤中や休憩中は常にメルカリをチェックして、お目当ての商品が見つかったとは即座に購入することも、在庫確保のチャンスを逃さない習慣です。
そういう意味では仕入れのジャンルを変えることも有効です。ゲームせどりではRPGやアクションなどのメジャーですが、参入者が相次いでいることから、教育系のゲームソフトをメインに在庫を見つけている人もいます。
せどりではセール品を買おうと思っても競合が先に買い占めていたり、いざ出品しても競合が何度も価格を下げてしまったりして、なかなか利益が出せません。
つまり、せどりで成功するためには競合が手薄な領域を開拓する必要があるということです。せどりは裾野が広く、伸び代が大きい副業であるため、オリジナルテクニックを生み出せば、本業以上の収入も期待できます。