【漫画】第44話「仮想通貨とは?初心者でもわかる始め方とリスク」

中野貴利人
監修中野貴利人
株式会社ネットピコ 代表取締役

「知らないと騙される」

私も仮想通貨を持ってますよ10倍以上に増えました! あっ!ビットコインで支払います えっ!? 仮想通貨って儲かるらしい 俺も仮想通貨買ってくるわ ‥‥どこで買えるんだ? 一旦落ち着けブー 仮想通貨にはリスクが潜んでるだぬ 仮想通貨の①収益性(利益の大きさ) ②安全性(損する金額や可能性) ③流動性(いつでも売れる)を知らないと騙されるブー ド素人のお前でもわかるようにあいうえお作文で説明するだぬ

「かそうつうかの特徴」

かんたんに買える 取引所で口座開設をすると仮想通貨が売買できるだぬ そうさはスマホで完結 口座開設時の本人確認から仮想通貨の売買や使用まで全部スマホ1台でOKだぬ さらに2段階認証でセキュリティを高めるブー うぉれっとに保管する 買った通貨は電子財布であるウォレットに保管されるだぬ スマホにウォレットアプリをインストールすることで仮想通貨がいつでも使えるブー つかえる場所が増加中 日本全国で使える店舗がどんどん増えているだぬ 支払うときはお店の端末にかざすだぬ 海外旅行では両替しなくても米国やEUで使えるから手数料が不要になりお得ブー

「収益性や安全性は?」

うん営者がいない 仮想通貨は外貨に似てるが発行元や実体がないことが最大の特徴だぬ かかくが大きく動く 参加者や取引量が小さく制度も策定中のため 価格が大きくブレるだぬ 仮想通貨は数百種類あり 価格や値動きが異なるだぬ ビットコイン以外をアルトコインと呼ぶブー 今からでも稼げる? 価格がどうなるか収益性は未知数だぬ 損することもある? 急落や暴落もあって安全性は低めだぬ あと暴落時は買い手が減って売れなくなるブー つまり流動性も低いだぬ

「5%上昇!20%下落!」

口座開設ができたから買ってみたけど‥‥ 1時間で5%も上昇!! よくあることだぬ 通勤中は上がってたのに 20%も下がってるし! 昼食後には元に戻ってた! 急落し始めてますよ! えっ!? 価格が動きすぎて落ち着かない! 仮想通貨は24時間365日休みなしだぬ 余剰資金でやらないから余裕がないんだブー
  1. 仮想通貨の基本データ
  2. 1分でわかる仮想通貨の仕組み
  3. 3つある仮想通貨の特徴
  4. 電子マネーとの違いとは?
  5. 1万円でOK!仮想通貨を始める手順
  6. 仮想通貨に投資するリスク
  7. 上昇が期待される仮想通貨一覧

仮想通貨の基本データ

総合 3.6
評価
収入投資額の-100~1,000%
時間5分~
特徴
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業

点数の付け方について

1分でわかる仮想通貨の仕組み

実物のないウェブ上の通貨

仮想通貨とはウェブ上で使用できるデジタルのお金です。全取引が電子データでされるため、紙幣や硬貨のような実物はありません。ちなみに世界で最初に誕生した仮想通貨がビットコインであり、今も取引高は第1位です。

従来よりコピーや改ざんが容易なITの世界では「通貨を扱うことは難しい」とされてきましたが、過去の全取引をブロックごとにつなげる「ブロックチェーン」という技術が開発され、安全性を担保されています。

その結果、ビットコイン以外にも「イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、カルダノエイダ、ライトコイン、ネム、ダッシュ、モナコイン」など、続々と新たな仮想通貨が誕生している状態です。

ビットコインの技術をベースに作られたこれらの仮想通貨は「代わりのコイン」という意味で「アルトコイン」と呼ばれており、2018年8月時点では数百種類が存在しています。

仮想通貨で収益を得る手順

仮想通貨で収益を得る仕組みは外貨両替と同じです。仮想通貨の価格が安いときに日本円で買って、仮想通貨の価格が上がったら日本円に戻すか、そのまま仮想通貨を保持、もしくは価値が上がった状態で使うことができます。

  1. 1BTC(ビットコイン)=100万円のときに1BTC購入する。
  2. 1BTC(ビットコイン)=110万円になったら売る。
  3. 110万円-100万円=10万円の収益になる。

仮想通貨で利益を得るには「安く買って高く売る」のみですが、逆に「1BTC=100万円」で買ったビットコインが90万円になると、10万円の損です。価格の変動幅が大きい分だけハイリスク・ハイリターンの投資に該当します。

主人公
主人公
両替したあとに価格が上がればいいんだね。
貧乏神
貧乏神
そんな知識ではお金を捨てることになるだぬ。

3つある仮想通貨の特徴

1

発行元や運営元がない

日本円や米ドルなどの法定通貨は、その国の中央銀行や政府が発行しています。為替レートは各国の景気や経済状況、社会情勢などを含めた総合的な信用力で上下します。

日本円であれば、紙幣は独立した機関である日本銀行、硬貨は日本政府が発行しており、日銀総裁が日本円の価値が安定するように、日本円の流通量や金利を調整しています。

一方、仮想通貨は同じ通貨でありながら、特定の国、民間企業、団体に属さず、すべてシステムが管理しています。そのため、仮想通貨の技術的価値が信用力となり、法定通貨と交換できるほどの流通量が価格を決定付けます。

2

世界共通の通貨である

既存の法定通貨は日本や米国などの国家内で発行されるため、その国の経済的価値が価格を左右します。しかし、仮想通貨は国家に依存しないため、普及が進むことで世界中で同じ価格で使用することができます。

つまり、仮想通貨は世界共通の国際通貨です。そのため、海外旅行や海外出張でも両替せずに海外で使えますし、海外送金では一般的な銀行経由の手数料が送金額の1~5%に対して、ビットコインは数百円、もしくは無料です。

3

純金に性質が似ている

純金は「埋蔵量が限られる有限性、政府の管理下ではない市場流動性、工業製品に使われる産業需要、劣化せず輝き続ける永続性、世界中で価値が認められる普遍性」があります。

仮想通貨にも発行上限があり、ビットコインでは2,100万枚と決められています。この有限性という点に加えて、特定の国家に依存せず、世界中で価値が同じ」という性質が純金に似ています。

電子マネーとの違いとは?

電子マネーと仮想通貨は「デジタルなお金」という点で共通していますが、電子マネーはあくまで日本円の代わりです。一方、仮想通貨はお金そのものであるため、発行元の有無と価格の変動率に違いがあります。

項目電子マネー仮想通貨
発行元○民間-なし
運営元○民間△民間
実体
発行量操作あり上限あり
価格変動-固定○変動
金利
決済利用
送金利用
投資利用
海外利用
信用力日本円相当技術的価値

電子マネーであるSuicaはJR東日本という民間企業が発行しています。そのJR東日本が「1ポイント=1円相当」と定めているため、Suicaに1,000円分をチャージすると、きちんと1,000円として使うことができます。

私たちはそのJR東日本を信頼しており、Suicaの流通量と知名度も十分であるため、日常的に「日本円でSuicaポイントを買う」ことをして、電子マネーで効率的な決済ができるわけです。

対して、仮想通貨には発行元がありません。仮想通貨は「1BTC=1円相当」というルールもなく、ビットコインを1,000円分買っても、翌日には1,100円や900円になっていることもあります。

価格が日々変動することは米ドルやユーロと同じで問題ありませんが、外貨と違って発行元がなく、信用力は技術的価値と流通量に依存しているため、価格が大きく変動することがあります。

また、電子マネーの使用目的は日本国内の決済利用に限定されますが、仮想通貨は海外送金もスムーズであり、他の通貨へ両替も自由、世界共通の通貨のために現地で使うこともできます。

1万円でOK!仮想通貨を始める手順

仮想通貨を手に入れる簡単な方法は仮想通貨取引所で購入することです。取引所とは仮想通貨の買い手と売り手を仲介する金融機関であり、国内だけでも数十社があります。

  1. DMM BitcoinGMOコインなどの信用力のある取引所を選びます。
  2. メールアドレスを確認後、氏名や住所を入力します。
  3. 運転免許証やパスポートをスマホで撮影して、アップロードします。
  4. 職業や取引目的を入力して、本人確認が完了すると取引できます。
  5. 日本円を取引所に入金して、仮想通貨を購入します。

取引所を選ぶポイントは会社の信用力が第一です。仮想通貨交換業者には金融庁に認可された「登録業者」、金融庁の認可を目指す「みなし業者」、金融庁が管轄していない「新規業者」の3つがあります。

この中で私たちが利用する業者は登録業者のみです。2018年8月時点の登録業者は「DMM BitcoinGMOコインBITPOINTLiquidbitFlyerSBIバーチャル・カレンシーズ」などがあります。

DMM Bitcoin

さらに絞るには「親会社が上場している、資本金や資金力がある、過去にトラブルがない」なども重要です。売買手数料は大手の取引所は全般的に割安であるため、取引画面の使い勝手や取り扱う仮想通貨の種類を比較します。

ちなみに仮想通貨は少ない資金でも始めることができます。取引所や仮想通貨によって変わりますが、例えば、GMOコインにおけるビットコインの最低取引額は0.0001BTCです。

仮に「1BTC=100万円」なら100円からビットコインを購入することができます。ただし、100円という少額取引では手数料が相対的に割高になるため、通常は1万円以上、投資目的では10万円以上が理想です。

仮想通貨に投資するリスク

1年間で価格は20倍になった

仮想通貨の最大のメリットは「高い収益が見込めること」です。仮想通貨の価値は不安定ながら変動率が大きく、1時間で10%以上増減することもあります。さらに1年間で10倍や100倍になった仮想通貨もあります。

例えば、ビットコインは2017年1月に「1BTC=113,675円」でしたが、10月は482,487円、11月は710,736円、12月は1,120,939円となり、2017年12月8日に年初の20倍である2,350,517円という最高値を付けました。

ビットコインは2016年1月に「1BTC=50,981円」だったため、仮にビットコインを2016年1月に100万円分買っていると、2年間で4,610万円になっている計算です。

ビットコインが誕生した2010年からはその価値が約30万倍になっていることもあり、次のビットコインを探しては早めに購入しておき、価格が上がるまで寝かせる方法が主流になりました。

わずか2カ月で61%減に急落

2017年1~12月はアルトコインも価格が上昇し続けました。イーサリアムは100倍、リップルは342倍、ライトコインは46倍、ネムは289倍、ダッシュは91倍、モナコインは400倍に高騰しています。

仮想通貨は24時間売買可能、1回の取引にかかる時間も数分、スマホでいつでも取引できるため、一般的な会社員がイーサリアムやリップルを買って、1億円以上を手に入れた例も多々確認できました。

しかし、このように短期間で高い収益が見込める例は非常にレアであり、仮想通貨はリスクも高い投資であることも世間に広がります。

これは何十倍にも価格が上昇した仮想通貨が急落したためです。例えば、2017年12月8日に2,350,517円だったビットコインは、2018年1月8日に17%減の1,940,026円、2月8日に61%減の898,181円になりました。

この原因は仮想通貨の相場が実需よりもアクシデントで動いているからです。2017年1月26日にはcoincheckという仮想通貨取引所からネム(ライトコインの一種)が580億円分も盗難されました。

本件は仮想通貨の脆弱性が問題ではなく、coincheckのセキュリティが相当甘かったことに起因しますが、いずれにしても仮想通貨のリスクが露呈された格好となり、すべての仮想通貨の価格が暴落しました。

今までもあったアクシデント

過去にもアクシデントは多々発生しています。2010年に中東で誕生したディールコインは、価値が急騰すると煽られながら、結局は非公開となり、どの通貨にも換金することができずに消滅してしまいました。

マイナーな仮想通貨には価格が何百倍にもなる夢がありますが、現状では詐欺まがいが増えています。知名度の低い仮想通貨や換金できない仮想通貨には手を出さないなどの自衛が必要です。

2014年にはマウントゴックスという取引所から115億円相当がハッキングされて、その後倒産しました。顧客が預けていたビットコインは返還されずに、2018年2月時点でも経営者と債権者との間で公判が続いています。

取引所が倒産すると、預けてある仮想通貨の返金は難しくなります。仮想通貨取引所には銀行のようなペイオフがなく、政府も補償してくれません。ただし、このリスクは資金力と実績のある取引所を選ぶことで回避できます。

また、仮想通貨は現金より盗難されやすい点も注意です。実際に不正ログインによって仮想通貨が勝手に送金される被害が跡を絶ちません。仮想通貨は匿名性が高く、犯人を捕まえることも困難です。

そのため、ログインIDとパスワードはオリジナルかつ複雑にして、2段階認証も必ず設定しましょう。基本的には2段階認証をしていると、ログインされる可能性は極端に低くなります。

仮想通貨は元本保証ではなく、確実な副収入にもなりません。価格変動が大きくてハイリターンが望めることは、逆に大きな損失を出すハイリスクの可能性もあります。ちなみに専門家でも仮想通貨の価格予測は難しいです。

主人公
主人公
今から買っても上がるかな。
貧乏神
貧乏神
それはわからないが、仮想通貨そのものはなくならない技術だぬ。

上昇が期待される仮想通貨一覧

上昇が期待される仮想通貨一覧

1

イーサリアム

世界に存在する仮想通貨のうち、ビットコインに次いで時価総額が多い仮想通貨がイーサリアム(ETH)です。2018年8月時点の時価総額は約4兆2,800億円、全仮想通貨の時価総額26兆円の1/6を占めています。

イーサリアムの特徴の1つがスマートコントラクトです。スマートコントラクトでは全取引履歴を改ざんできない形式で記録するため、銀行や役所などの第三者機関をはさまずに、自動的に送金や契約が処理できます。

結果、手数料が格安で済むことから、すでに国連WFPやマイクロソフトが使っており、三菱UFJ銀行やトヨタは研究開発に出資しています。ちなみにイーサリアムとイーサリアム・クラシックは別の通貨です。

2

リップル

リップル(XRP)は2004年に研究開発がスタートした海外送金システムのプラットフォームです。今までの海外送金ではそれぞれの国の通貨に両替するなど、さまざまな処理が必要であり、即時送金ができませんでした。

しかし、リップルのネットワーク上では、スムーズに外国為替が直接取引できるシステムが構築されており、両替手数料が不要で送金手数料も安く、送金までに時間もかかりません。

すでに100社以上の金融機関がリップルと提携しており、日本ではSBIホールディングスがシステム構築を進めて、ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行などが参加しています。

3

ビットコイン・キャッシュ

ビットコインからハードフォーク(仕様変更による分裂)した仮想通貨です。ビットコインは取引量が増えて、取引スピードの低下や処理能力に問題も出てきたため、ビットコイン・キャッシュ(BCH)が作られました。

基本仕様はビットコインと同様ですが、ブロックサイズ(送信できるデータの容量)が1Mから8Mバイトへ拡張され、セキュリティも強化されています。

4

ライトコイン

ライトコイン(LTC)は元Googleのエンジニアが開発しました。ビットコインをシステムのベースにしながら、承認時間が1/4程度に短縮されるなど、決済・送金を軸に開発されています。

発行の上限は8,400万LTCとビットコインに比べて多く、仮想通貨の時価総額でも常に上位に定着しています。ただし、2018年8月時点の時価総額はビットコインの3%程度であり、今後の普及が期待されます。

5

ネオ

ネオ(NEO)は仮想通貨の売買が活発な中国圏でリリースされました。中国版は独自の技術で成り立っていますが、機能的にはスマートコントラクトなど、イーサリアムに似ています。

6

ネム

ビットコインは最初の仮想通貨であるため、知名度と発行枚数は世界第1位を維持し続けています。しかし、そのスペックは高性能ではなく、例えば、処理能力は1秒間に14件とかなり遅いです。

そこでネム(XEM)は新しいブロックチェーンの技術を使って、処理能力を1秒間に3,000件以上にまで向上させました。

7

モナコイン

日本初の仮想通貨がモナーコイン(MONA)です。2ちゃんねる上でリリースされていますが、ブロックを生成するスピードはトップクラスであり、発行枚数や脆弱性も強固です。

ファンは日本限定ではありながら、ウェブ上の寄付などに気軽に使っていることから、長期的な上昇が期待できるアルトコインです。

主人公
主人公
他にも注目の仮想通貨はある?
貧乏神
貧乏神
2018年10月時点ではEOS、ZCash、Stellarあたりだぬ。
次のページ

スポンサードリンク

本サイトでは専門性と倫理観に裏付けられた情報を掲載するように努めておりますが、内容の一部に誤りがあるなどのご指摘はお問い合わせより随時承っております。
公開日公開日 2018.02.01
更新日更新日 2018.11.22

著作・制作など

中野貴利人
監修・原作・執筆・編集
株式会社ネットピコ代表/フクポン編集長/副業プランナー。新卒で副業開始、26歳で法人化、11期目。副業関連の著書4冊。2児の父。過去の取材や講演はメディア掲載履歴で紹介。
イブキミノ
イブキミノ
作画
30歳オーバーにして、脱サラしたイラストレーター兼漫画家。丸っこいものに囲まれて暮らすのが夢です。