ブログで最高月収20万円!会社に囚われない人生を手に入れた元会社員の記録

中野貴利人
監修者中野貴利人
株式会社ネットピコ 代表
2023/10/01 更新本ページはプロモーションを含みます

ブログで最高月収20万円!会社に囚われない人生を手に入れた元会社員の記録

会社の仕事のストレスで、心身ともに大きく疲弊した小太りさん。そこで始めたのが「ブログアフィリエイト」でした。徐々に収益を伸ばしていき、本業とは別に月20万円ほどの副収入を得るまでになります。現在はブログを続けながら、フリーのライター・編集者としても活動。好きな仕事をして45万円ほどの月収をあげています。

途中で挫折してしまう人も多いアフィリエイトですが、小太りさんはなぜ稼げるようになったのでしょう。そこには「なるほど!」な秘訣がありました。

ブログアフィリエイトで脱社畜
プロ
独立
副業
2019/10/17
小太りさん
28歳 男性 神奈川県
ブログアフィリエイト歴5年

新卒入社したテレビ局の仕事が激務過ぎ、2年で退社。フリーでブログアフィリエイトを開始。2017年にウェブ系のベンチャー企業に入社し、ブログも副業で続ける。副業の最高月収が月20万円を突破し、2019年独立。現在はブロガー兼、フリーのライター・編集者として活動。

小太りさんのブログ「コブログ」

  1. なぜブログアフィリを始めたのか?
  2. 会社員とブロガーの副業を両立
  3. 副業ブロガーのタイムテーブル
  4. ブログアフィリエイトのやり方
  5. 記事の書く時のポイント
  6. ブログで収益を出すための秘訣
  7. ブログアフィリのメリット・デメリット

なぜブログアフィリを始めたのか?

ブログアフィリエイトで稼ぐ小太りさん

小太りさんが「自分で稼ぐ力」を身につける大きなきっかけとなったのが、新卒で入社したテレビ局の仕事でした。

「スポンサーや広告代理店にCM枠を販売する営業職だったのですが、営業がうまくいかず、仕事は全く楽しくありませんでした。仕事がハードなだけでなく、毎日のように接待飲みがあり、ボロボロになるまで飲んでいました。徐々に神経をすり減らしていき、会社がイヤで日曜の夜に一睡もできないなんてことも‥‥。まさに地獄の日々でしたね」

ストレスにより、体重は今より15kgもプラスだったと言います。「小太り」という名前もそこからきているとか。

テレビ局時代の小太りさん

そして就職から2年が経った頃、ついにテレビ局を退職。

「テレビ局は給料が良く、社会的地位も高いので、会社の人からは『こんなにいい会社を辞めるなんて頭がおかしい』とも言われましたが、今思うと本当に辞めてよかったです」

とはいえ、次の仕事のあては特になく、東京から高知の実家に戻った小太りさん。そこで始めたのがブログアフィリエイトでした。

「ブロガーのイケダハヤトさんに憧れ、『自分もブログで人生を変えるぞ!』みたいな感じでした。ブログアフィリエイトのやり方は、地元のブロガーのオフ会で知り合った方に教わりました。お金は発生せず完全にご厚意だったので、本当にありがたかったです」

小太りさんが作成し運営しているコブログがこちらです。

小太りさんのブログ「コブログ」

こうしてフリーのブロガーとして活動を開始した小太りさん。ブログの収益は少しずつ伸びていき、1年ほどで月10万円ほどに。ここで小太りさんに次なる転機が訪れます。

フリーのブロガーとして活動を開始した小太りさん

「それなりに稼げてはいましたが、停滞や限界も感じていました。このまま人と触れることの少ない実家でのフリーランスをしていたら、これ以上のスキルアップは難しいだろうなと。そこで環境を変えようと思ったんです」

会社員とブロガーの副業を両立

そこで応募したのが、千葉県にあるウェブ系ベンチャー企業の求人でした。

「わりと自由な勤務スタイルの会社で、自分は会社員としての仕事とブロガーの副業を両立させかったので、週4日勤務というスタイルにしてもらいました」

こうして2017年、小太りさんの第2の会社員生活がスタート。週4日はウェブ系ベンチャーの社員としてウェブサイトの運営や、会社が運営するコワーキングスペースの管理業務などに就き、それ以外の時間で副業をするという日々でした。

週4日はウェブ系ベンチャー企業の社員として勤務する

ブログの収益はその後さらに伸びていき、約1年後には月収20万円に到達。

「会社の給料と副収入を足してテレビ局時代の給料を超えたことで、『辞めたら後悔するぞ』という呪いのような言葉からようやく解放されました。しかもテレビ局時代と違い『ノーストレスで、自分の力で稼いだお金も含まれている』状態だったので、当時と状況は大違いでした」

そして2019年6月、小太りさんはさらなるステップアップを行います。会社から独立し、フリーランスとなったのでした。

「兼業生活を2年ほどやったので、また新たな環境でやってみたいというのが主な理由です。特にいろいろな人と仕事をしたいというのが大きいですね。それと『もうフリーランスとしてやっていけるのでは?』というちょっとした自信ができたので、それを試してみたい気持ちもありました」

現在はブログアフィリエイトの仕事を継続しながら、フリーのライター・編集者としても活動。フリーになって4カ月ほど(2019年10月時点)ですが、すでに45万円前後の月収を得ていると言います。

「フリーになってみて、めちゃくちゃ快適だなというのが率直な感想です。好きな人たちと好きな仕事ができ、時間の融通も利き、独立してよかったなと」

好きな人たちと好きな仕事ができる

副業ブロガーのタイムテーブル

それにしても副業時代、会社の仕事とブログ仕事を並行してやるのは、かなり大変だったのではないでしょうか?小太りさんの副業時代のおおよそのタイムテーブルを聞きました。

「ウェブ系ベンチャー企業の仕事は週4日で、就業時間は9~18時。残業はありませんでした。副業は就業後に毎日2時間ほどやっていました。週3日ある休みの日も、2日くらいは副業の作業をしましたが、そちらはだいたい9~14時くらいまででしたね。残りの時間はオフとしてゆっくり過ごしていました」

感覚的には本業と副業でかなりカツカツだったのでしょうか。それともそれなりにゆとりがあったのでしょうか。

「ブログは1度記事を書いてしまえば、後々それが勝手に収益を生むというビジネスモデルなので、初期に大量の記事を書き終えたあとは、カツカツという感じではありませんでしたね。ただ、あまりにブログに関わる時間が少ないと収入も落ちていくので、一定以上はコミットするようにしていました」

ブログアフィリエイトのやり方

では、実際にブログアフィリエイトで収益を上げるには、どんな作業をすればいいのでしょう。小太りさんに、大まかな流れを話してもらいました。

1

ドメインを取得する

まずはブログの立ち上げです。それにはサーバーと契約し、ドメインを取得する必要があります。とはいえ、金額的にも技術的にも決してハードルは高くありません。

「費用はサーバー代が月1000円ほど、ドメイン代が年間1000円ほどなので、副業としてはかなり支出は少ないですね。赤字リスクもないに等しいです」

「ブログを立ち上げて実際に稼ぐまでのやり方については、いい解説サイトがいろいろあります。特におすすめなのが、ヒトデブログひつじアフィリエイトという有名サイトです。どちらも初心者向けに超丁寧に書かれているので、これを見ながらやればそう難しいことはないでしょう」

ヒトデブログ

ひつじアフィリエイト

2

ブログサービスを決める

続いて、どのブログサービスを使うかを決めます。ブログサービスにはアメーバブログやFC2ブログなどいろいろありますが、ブログアフィリエイトをやるのであればはてなブログWordPressを選んでおけば間違いないと言います。

はてなブログ

WordPress

大まかにいうと、はてなブログはとにかく簡単に始めたい人向け、一方のWordPressは多少手間がかかってもデザインや仕様にこだわりたい人向けです。

「自分も最初は設定が簡単なうえに無料で始められるはてなブログを使っていました。ただ1年ほど経った頃にいろいろ考えた末、優秀なデザインテンプレートがあり、カスタマイズの自由度が高いWordPressに移行しました」

3

ASPに登録する

さらにはブログ収益の窓口となる「ASP」に登録します。ASPとは「広告を出したい企業」と「広告を記事に貼り付けたいブロガー」を繋ぐ広告代理店のようなものです。

「ブログアフィリエイトのビジネスモデルはたくさんありますが、僕がやっているのはブロガーがASPから広告を選んで記事に貼り付け、記事内の広告がクリックされて商品が買われることでブロガーに報酬が入る『成果報酬型』です。ASPには最大手のA8.netをはじめ、アクセストレードなど何社かあるので、複数登録しておきましょう」

A8.net

アクセストレード

こうして準備ができたら、いよいよ記事をどんどん書いていきます。

記事の書く時のポイント

チェック1

記事数は100本以上を書く

まず気になるのが、記事は何本くらい書けばいいかです。

「ある程度の本数がないと、サイト自体がGoogleから評価されず、検索上位に上がりません。そこで僕がまず目指したのが『100本』です。実際、何カ月もかけて100本ほど書いた頃に、まとまった収入が発生し出しました。記事は1本2000文字ほどで、それを1~1.5時間ほどで書いています」

チェック2

自分の得意なことをテーマにする

また、テーマ選びもポイントだと言います。

「自分の得意なことや情熱を持って書けるものをテーマにするのが1番です。『儲かりそうだから』とよく知らないジャンルを選ぶと、調べる手間も多くかかり、続けるのが難しくなります。でもよく知るジャンルであれば、すでにインプットがたくさんある状態なので、続けるのがラクです」

こうしてまずは100本書くことで、書く力のベースができあがり、サイト自体の地力も積み上がってきます。その後はより収益を伸ばす方向性に舵を切るのがいいようです。

チェック3

収益を考えたテーマを選ぶ

「100記事書いた後は、記事の内容をASPの商材を紹介する方向に切り替えるといいです。例えば今までキャリアについての記事を書いていたなら、転職サイトのアフィリエイトを貼り、そこに誘導するような記事を書くとかです」

「その際は無理やり商品を買わせるのではなく、本当に読者の役に立ってもらうために勧めるというスタンスが重要になります。必然的に、自分が実際に使っているものやよく知るものを商材に選んだ方が、リアルで役に立つ記事になりやすいです」

リアルで役に立つ記事を意識する

チェック4

書いた記事を分析する

そしてもう1つ日常的に行いたいのが、すでに書いた記事を分析し、カスタマイズする作業です。

「例えばその記事に想定したキーワードを、実際にGoogleで検索してみます。そして上位に表示されている記事を見て、何が評価されて上位に表示されているかを分析する。そして、それを自分の記事にも取り入れます。

Googleでキーワードを検索する

例えば自分が狙っているキーワードではたくさんの商品を紹介することが大事なようだから、自分の記事ももっと紹介する商品を増やそう、とかです。

また100記事も書くと、中には検索上位に上がる記事も出てくるので、それでどうマネタイズするかを考えます。例えば、記事と関連深いアフィリエイト商材を新たに貼り付けるとか、人気がある記事テーマに特化したブログを新たに立ち上げるなどです」

ちなみに小太りさんは現在、前出のコブログ以外にももう1つアフィリエイトブログを運営し、その2サイトにより月収10万円前後を得ていると言います。

ブログで収益を出すための秘訣

そんな小太りさんに、ブログアフィリエイトで稼ぐコツを聞きました。

「やっぱり、たくさん書くことにつきると思います。それには『朝、出社前に必ず1本書く』とか『毎晩1本書いてから風呂に入る』などと習慣化するのが1つのコツです」

「また、何を書くかで悩むのが1番つらいので、僕はまず月に何本書くかを決め、企画案をすべて挙げてから、あとはそれに沿って淡々と書いていくだけという形にしています。要は、考えることと書くことを切り離し、それぞれをまとめてやってしまう。ただ書くだけであれば、けっこうラクなので」

淡々と書くことを習慣化する

そしてもう1つ、小太りさんから重要なポイントが挙がりました。それは「ブログアフィリエイトは、副業でやった方が心が折れにくい」ということです。

「フリーでやっていると孤独を感じることが少なくありません。またアフィリエイトはGoogleの検索アルゴリズムの変更で突発的に収益が下がることもあるので、けっこうメンタルを強く保つ必要があります。だからこそ、軌道に乗るまでは『副業』でやるのがベストなんじゃないかなと」

「副業であれば、なかなか収益が出なくても、たとえ突発的に収益が下がっても、会社の給料があるのでそこまで追い込まれません。また会社員をしていると、ビジネスに関する重要なスキルをいろいろ高められます。そう考えると、週4で会社員をしながら副業していたあの2年間は、キャリア的にとても大きかったのかなと思います」

ブログアフィリのメリット・デメリット

メリットは不労所得に近いところ

最後にブログアフィリエイトのメリット、デメリットをそれぞれ挙げてもらいました。

「メリットはなんといっても、ブログを書いてさえしまえば、あとはブログが勝手に稼いでくれるところですね。軌道に乗れば、月に数時間の作業で数十万円を稼ぐことも可能。記事のメンテナンスなどもありますが、不労所得に近いかもしれません」

逆にデメリットはやはり、突発的なGoogleの仕様変更だと言います。

「Googleの検索アルゴリズムの変更という、自分ではコントロールできない要因で、収益が大きく下がることがある。自然災害の脅威に常にさらされているような感じですね」

では、ブログアフィリエイトをやって特に良かったことは?

「自分で稼ぐ力がついたことです。副業時代にブログで月20万円を稼いだとき、『あ、このまま会社を辞めても生活できるんだな』と感慨深かったのを覚えています。おかげで会社に依存しなくてよくなり、仕事に対するメンタルの負担がかなり減りました。

やってよかったことといえば、こんなこともありました。たまたま入ったロックバーで、ふと隣の人を見たら、スマホで僕の記事を読んでいたんです。すぐに『それ、僕が書いたんです!』と話しかけ、意気投合して一緒に飲みました(笑)。自分の記事を読んでくれている人が目の前にいるというのは、書き手としてすごく嬉しかったですね」

そんな小太りさんは、今後のキャリアについてこんなふうに考えています。

「ゆるく生きていきたいというか、自分の幸福をより追求していきたいなと思っています。例えば今なら、ブログアフィリエイトという収入のベースがあることを活かし、メディアでの執筆や編集など自分のやりたい仕事にどんどんトライしていくとか。そうやって自分が本当にやりたいことばかりで生計を立てられるようにしていきたいんですよね」

取材・文 / 田嶋章博

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自由にはたらく 副業アイデア事典
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著作・制作

中野貴利人
株式会社ネットピコ 代表
本業はベンチャー企業のマーケター。副業は26歳で法人化し現在16期目。5冊目の著書「自由にはたらく 副業アイデア事典」を上梓。メディア掲載実績は日経、読売、朝日新聞など150回以上。2児の父。

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