新卒がプログラマーの副業で20万円獲得!完全初心者でも稼ぐステップを解説
IT業界は常に人材不足に陥っており、企業は人材確保に苦戦しています。その一方で副業でも受注可の案件が多々あり、年齢、性別、学歴問わず、新卒やフリーランスも活躍できる市場が広がリを見せています。
経済産業省の2019年3月時点の「IT人材需給に関する調査」によると、2018年のIT人材の不足数は22万人。2019年は26万人、2020年は30万人、2021年は31万人と、向上的な人材不足が予測されており、2030年には最大79万人に達します。
そのため、本業がプログラマーやエンジニアの人はもちろん、これからIT人材を目指す人にとっても、副業にプログラミングを選ぶことは、スキルとキャリアを積み上げる機会に恵まれます。今回はその先駆者であるたかひろ.devさんに、プログラミングの副業で稼ぐコツを解説してもらいました。
20代 男性
プログラマー歴5年
大阪在住の現役エンジニア。大学時代から副業を始め、新卒でエンジニアになり、20万円の副業案件を獲得する。未経験からエンジニアになりたい人向けのえんじにゃーブログや、X(twitter)アカウント@memorandumrailなどで情報発信中。
- プログラミングで稼ぐとはどういうこと?
- 副業で時給3000円を超えることもある!
- プログラミングの副業に必要なスキル
- プログラミング習得におすすめの学習方法
- 副業を始める第1歩は何をする?
- 月収20万円の副業プログラマーのまとめ
プログラミングで稼ぐとはどういうこと?
こんにちは。現役エンジニアのたかひろ.devです。本記事では「完全初心者がプログラミング副業で稼ぐために、何から始めてどのように稼ぐか」について、ステップバイステップで解説します。
プログラミングで副業をする方法には、ウェブサイトを構築する、スマホアプリを制作する、ウェブデザインを修正するなど、いろいろな種類があります。
こうした「制作したいこと」や「修正したいこと」を代わりに請け負って、対価を得ることが一般的です。現在はIT、デジタル、ウェブを重視する企業が格段に増えており、副業のニーズも高まっています。
副業で時給3000円を超えることもある!
プログラミングは数ある副業の中でも、時給が高い仕事の1つです。例えば、副業で人気のライターやデザイナーは、経験者でも時給換算で1000円を切ることもめずらしくありません。
一方でプログラミングはできる人が少ないため、仕事によっては時給3000円を超えることも十分にあります。
プログラミングをまったく知らない人にとっては、ものすごく精神的なハードルが高いように思えますが、逆にこの「なんだかわからなくて難しそう」という情報の非対称性(売り手が専門知識を持ち、買い手がそれを知らない状態)があるからこそ、副業で稼ぎやすいというわけです。
実際にプログラミングを知っている売り手からすると、わずか10分で終わる作業に対して、買い手は3000円や4000円を支払ってくれることもあります。
これは騙しているわけではなく、案件の発注者からすると1時間以上をかけてもできないような内容であり、それだけの価値があるということです。そのため、いかにクライアントの要望に対応できるか、それ相応のスキルがあることが、プログラミングで稼ぐための大きなポイントになります。
プログラミングの副業に必要なスキル
プログラミング言語は何十種類もありますが、私がプログラミングの副業で稼いだスキルは、以下の通りです。
- HTML
- CSS
- jQuery
- WordPress(PHP)
初心者には理解が難しいため、1つずつ解説していきます。HTMLは「文章の構造を指定する技術」です。文字をタグで囲って、タイトル、見出し、段落、強調、箇条書きのようにパーツに分けて、文章一つひとつに構造的な意味を持たせます。
CSSは「色やサイズを装飾する技術」です。文字に色を付ける、段落に余白を設ける、画像のサイズを変えるなど、デザインを自由に設定する役割があります。このHTMLとCSSは厳密にはプログラミング言語ではありませんが、プログラミングの副業では使用頻度は高いです。
jQueryは「動きを実現する技術」です。スライドショーを見せたり、画像をふわっと表示させるアニメーションを付けられます。本来、このような動きはJavaScriptで実現しますが、jQueryにはJavaScriptを簡単に使用できるメリットがあります。
WordPress(PHP)は「ブログを作るためのシステム」です。世界のウェブサイトの30%以上(2019年8月時点)がこのWordPressで作られています。そのため、WordPressのカスタマイズする案件も多くあり、WordPressで使用されている言語のPHPを習得することも、副業で稼ぐために効率的な方法です。
プログラミング習得におすすめの学習方法
初めてプログラミングをする人は、プログラマーに対してどちらかというとネガティブなイメージを持つと思います。
「常にパソコンの黒い画面に向き合っている」
「自分は頭も良くないしハードルが高い」
「何からすればいいか、まったくわからない」
ただ、プログラミングのレッスンについては、すでに数十種類の学習方法が普及しており、学習のしやすさも格段に下がっている印象です。その中でも最も挫折しにくい学習のステップについて解説していきます。
Progateでプログラミングを学ぶ
プログラミングを最初に学ぶ上で、1番最も効率の良い学習方法はProgateというサービスを使ってプログラミング学習を始めることです。
Progateとは、学習教材に沿ってコードを書いていくスタイルのオンライン学習のプラットフォームです。
完全初心者がプログラミングを学ぼうとすると「何から始めればいいかわからない、始めてもエラーで思い通りにならない、ゴールが見えなくて挫折する」などが大きな障壁となりやすく、とにかく独学はハードルが高いです。
その点、Progateでは「コードを写しながら学習できる」や「エラー箇所が明確である」といった、初心者が挫折しにくいようできているため、まずはProgateでHTML、CSS、jQuery、PHPを受講していきましょう。
ちなみにProgateのレッスンはHTML、CSS、JavaScript、jQuery、PHPなど、2020年1月時点で14講座があります。それらは基礎部分までは無料会員で受講できて、それ以上の実践レベルでは有料会員になる必要があります。初心者にとっては無料会員で十分であるため、1冊2000円程度する参考書と比較してもお得です。
ドットインストールで環境を学ぶ
続いて、ドットインストールというプログラミング動画サイトを通して、Progateで学んだ内容を自分のパソコン上でできるようにしていきましょう。
ドットインストールもIT、デジタル、ウェブ系の学習サービスです。400以上のレッスンを動画で視聴できます。Progateに加えて、ドットインストールを利用する理由は、プログラミング言語以外も学べるからです。
プログラミングでは「プログラミングが動く環境を構築するスキル」や「ウェブシステムを公開するためにドメインやサーバーを設定するスキル」が求められます。
ただ、Progateにはこのような知識を身につける講座がありません。そこでドットインストールで関連知識を補うことで、オリジナルのウェブサイトを作って、公開するためのスキルが一通り学べることができるようになります。
Udemyで実践的なウェブサイトを作る
次に世界的に有名なUdemyというオンライン学習のプラットフォームサイトで、実践に近いウェブサイト制作をしていきましょう。
Udemyでは、世界中の講師たちが質の高い講座を低価格で提供してくれているため、Progateやドットインストールと比較しても、より実践に近いスキルやデザインの学習ができます。
今までProgateやドットインストールで学んだ知識について、実践では「このように使う」ことがイメージできれば、副業でプログラミングを請け負うスキルは、着実に身についてきています。
自分でウェブサイトを作ってみる
最後のステップとしては自力でウェブサイトを作ってみることです。自分でゼロからウェブサイトを作ることでスキル向上はもちろん、副業に欠かせないポートフォリオ(自分の実績を1つにまとめた作品集)を作る狙いがあります。
副業として仕事を取る際には、不特定多数の人が競合となり、1つの案件に殺到します。その中で他の人との競争に勝つためには「魅力的な提案をしている、実績がある、信頼感がある」と思ってもらうことです。その要素を満たすためにも、ポートフォリオを作ることは非常に効果的です。
ポートフォリオの内容としては、Udemyの講座で学んだレベルのサイトを自分で作ってみることで構いません。それが難しければ、企業のサイトやサービスのデザインを参考にしながら、オリジナルサイトを構築することも1つの手段です。
副業を始める第1歩は何をする?
副業を始める第1歩はどのように仕事を獲得するかについて、私は「クラウドソーシングサービスを使って、実績を積み上げていく」ことをおすすめしています。
クラウドソーシングとは「仕事を依頼したい人」「仕事を請け負いたい人」をつなげるマッチングシステムのことです。大手ではクラウドワークス、ココナラ、ランサーズなどがありますが、とりあえずこの3つを登録しておきましょう。
クラウドソーシングサービスの単価は正直安めですが、案件は獲得しやすいです。そのため、これから副業を始める人にはおすすめです。まずはクラウドソーシングサービスから仕事をこなしていって、「本当にプログラミングの副業で稼げた!」という経験をしていただければと思います。
月収20万円の副業プログラマーのまとめ
ここまで「新卒がプログラミング副業で20万円獲得」というテーマで、ステップバイステップでするべきことを紹介してきました。
プログラミングの副業で稼ぐことが簡単とは思いません。しかしながら、高時給を狙えることもまた事実であるため、挑戦する価値はあります。
それでは、たかひろ.devでした。