【漫画】第6話「おすすめしない副業とは?コンビニ店員では時給や将来性が物足りない」
「本気で稼ぐには‥‥」
「需要と供給で変わる」
「おっさんにはムリ!」
「全部やっちゃえば?」
時給が低すぎる副業はおすすめしない
2024年10月時点でもコンビニやファミレスでは人手不足が続いていますが、時給は高くても1300円程度で止まっています。この理由は東南アジア系の留学生が応募して、需要と供給がマッチしたためです。
ただし、留学生などのアルバイト要員が極端に集まらなくても、時給2000円や3000円には上がりません。大抵の店舗では時給1500円を上回ると、営業利益が赤字になるからです。
コンビニというビジネスモデルでは人件費の上限が決まっていて、人材不足になると店長が長時間労働で穴埋めしたり、営業時間を短縮して売上を減らすしかないです。単なる需要と供給のみでは賃金は上昇しません。
その上、ファミレス店員は全員が同じようにこなせる業務内容のため、報酬に差が生まれず、低賃金に抑えられています。あなたがコンビニ店員を副業に選んだ途端、平均で時給950~1200円、最大で時給1300円程度しか獲得できないことが決まっているわけです。
そのため、副業で稼ぎたいならスキルやキャリアを生かした職種がおすすめです。例えば、プログラマーや動画編集者などはスキルを駆使した副業であり、時給換算で2000円以上になります。
みんなが平等には稼げませんが、実力がある一部の人たちが平均を上回る副収入を得ています。極端な例ではFXは20%の人が稼いで、80%の人が損をしています。ブロガーや転売ビジネスもノウハウがある人のみが稼いでいます。
ちなみに本業と副業の決定的な違いは失敗が何度もできることです。安定した本業の給与があるなら、副業こそ今の自分の限界を突破するつもりで、新しいことに挑戦できるでしょう。
将来性が乏しい副業はおすすめしない
副業は好きな仕事をしたほうが続きます。実際に若い子たちと一緒に働いて、それが楽しさや刺激に変わり、コンビニやファミレス店員の副業を続ける社会人には何人も出会いました。時給1000円で5時間を8日間こなすと月4万円の収入です。
時給1000円×5時間×8日間=月4万円
副業者の中にはコンビニやファミレスのアルバイトを20年続けて、副収入を一切使わずに1000万円以上を貯めた強者もいます。これはこれで素晴らしい成果であり、まったく問題はありません。
ただ、将来性や生産性には疑問が残ります。私たちが今後30~40年と働き続ける中で、コンビニ店員を副業に選んでも、スキルやキャリアは育まれず、空いた時間をお金に換えるだけの作業を繰り返すことになります。
つまり、あなたの1時間あたりの報酬単価を増やしたいなら、コンビニやファミレスで副業する行為はもったいないわけです。
これから将来を見据えるなら、収入以外の目的を副業に取り入れたほうが、長期的には総収入が増えます。例えば「スキル、キャリア、人脈、将来性、達成感、社会貢献」を目的にすると、その副業経験はあなたの武器です。
この武器があることで時給1000円が時給2000円や3000円と上がっていき、1時間あたりの報酬単価が増えていきます。