【漫画】第59話「英語を使う副業とは?得意の英語力を副収入に変える10職種」
「英語を使って月5万円」
仕事で英語を使う会社員はもちろん、仕事で英語を使わず、スキルが埋もれてしまっている人も、その英語力を副業で活かさない手はありません。
英語を使う副業では英会話講師、翻訳者、ツアーガイドが有名ですが、その種類は幅広く、単価や分野も多岐にわたります。そこで英語を使った人気の副業を10種類紹介します。
- 英語を教える副業① 英会話講師
- 英語を教える副業② 英語の家庭教師
- 英語を教える副業③ 英語の塾講師
- 英語を話す副業① ベビーシッター
- 英語を話す副業② ツアーガイド
- 英語を話す副業③ コールセンター
- 英語を在宅で使う副業① 英文ライター
- 英語を在宅で使う副業② 英語の情報販売
- 英語を在宅で使う副業③ 英文添削
- 英語を在宅で使う副業④ 翻訳者
英語を教える副業① 英会話講師
会話をメインに英語を教える仕事です。この分野ではネイティブが人気に思われがちですが、「外国人に慣れていない、外国に行ったことがない、勉強を始めたばかり」という初心者は、日本人講師のほうが安心して取り組めるという声が多く、日本人講師の支持も厚いです。
英会話講師では子供向け英会話教室をフランチャイズで開業したり、大手英会話スクールに所属することが一般的ですが、副業ではマッチングサービスの利用、もしくはオンライン講師がおすすめです。
- 子供向け英会話教室
- 大手英会話スクール
- マッチングサービス
- オンライン英会話
オンライン講師では在宅勤務ができます。365日24時間、自由にシフトが組めるため、時間や場所に縛られず柔軟に働けることがメリットです。所属するオンライン講師のスクールによっては、研修などのサポートも受けられます。
- 特別な資格がなくても始められる
- 英語に触れ続けることでスキルを維持できる
- 継続的な生徒の確保ができないと収入は不安定
- 英語力以外にもコミュニケーション能力が必須
英語を教える副業② 英語の家庭教師
英語の家庭教師では、読み書き中心の英語教育や資格取得を目的に指導します。受験対策やTOEIC対策で利用する生徒が多く、学生だけではなく社会人もターゲットです。
英会話だけではなく、単語力や文法を指導できる知識が必要であり、学歴や資格が優遇される傾向があります。成績アップや試験合格など結果が求められることも特徴です。
時給は1500~3000円が相場で、生徒の学年が上がるに連れて、教える内容も高度になり、報酬単価がアップします。
学生に対しては自宅訪問型の家庭教師が一般的であり、その場合は例えば、スマートレーダーといったマッチングサービスを利用すると、個人契約で勤務地や勤務時間などの細かい条件が調整しやすくなります。
一方、副業では在宅でできるオンライン家庭教師が便利です。時給は訪問型より若干安いですが、移動時間が浪費せず、シフトが組みやすいメリットがあります。
- マッチングサービスによる自宅訪問型の家庭教師
- オンライン家庭教師
オンライン家庭教師の例では、クラウドソーシング大手のココナラに生徒やその保護者からの案件が集まっています。また、独自の指導ツールがあるNettyやeゼミくんは初心者でも始めやすいです。習い事サービスのカフェトークでは、オンラインで受験英語対策の家庭教師の募集もあります。
- 一般的なアルバイトより時給が高め
- オンライン家庭教師では在宅できる
- 資格や学歴がないと生徒が集まりにくい
- 未経験者では高校生以上は難しい
英語を教える副業③ 英語の塾講師
塾講師では家庭教師と違って、複数の生徒に向けて講義をします。その際は「人前でわかりやすく話す、授業計画を立てる、複数の生徒に目を配る」など、英語とは別に教師のスキルが必要です。一方で個別指導の塾では、家庭教師のような形で教えることができます。
英語の塾講師の報酬は1コマ単位であり、時給1500~2000円程度が相場です。英語に特化した講師のため、非常勤で対応している塾も多く、都市部ではかなりの需要があります。
ただし、時間帯は学校が終わる平日の夕方~夜間であり、平日にフルタイム勤務する本業の人は、スケジュールを合わせることが難しい副業です。
- 学歴があれば優遇される
- 人前で話すスキルや指導力などが身に付く
- シフトは固定で自分の都合で変更できない
- 予習、雑務、保護者対応など、授業以外で時間を取られる
英語を話す副業① ベビーシッター
共働き世帯などを中心にベビーシッターやキッズシッターの利用者が増加しており、その中でもピアノ、幼児教育、アートといった教育もできるベビーシッターは注目を集めています。特に2020年の小学校英語必修化を見据えて、英語を教えられるシッターは人気です。
キッズラインのようなベビーシッターのマッチングサービスを使えば、個人でも簡単にベビーシッターを始められます。無料の研修も付いており、未経験者でも始めやすい環境が整っていることがポイントです。
平均時給は1300~1800円であり、シッターする内容や対応できる日時は自分で自由に決められます。
- 保育士や幼稚園教諭などの資格を活かせる
- 英語は付加価値のため、成果はあまり求められない
- 利用者の自宅まで出向く必要がある
- 幼児を預かるという大きな責任が伴う
英語を話す副業② ツアーガイド
外国人観光客を相手に英語で現地のガイドをします。英語でのツアーガイドは以前は「全国通訳士」という国家資格が必要でしたが、2018年1月の法改正で無資格の個人でも仕事ができるようになりました。
RootTripやVoyaginのような個人でツアーガイドができる仲介サービスも登場し、副業でツアーガイドの仕事をする人も増加しています。
個人のツアーガイドでは、金額、時間、目的地など、すべて自分で考えてツアー内容を作成します。英語以外に案内する観光地に関する知識、相手の文化や歴史的な背景への理解も必要です。
- 外国人とじかに交流するため、英語のコミュニケーション力が高まる
- 依頼ベースの仕事のため、コンスタントな収入は難しい
- ガイドする相手の国に関する勉強が必要になる
英語を話す副業③ コールセンター
一般企業の海外コールセンターや外国人向けカスタマーサポート、ホテルでの電話受付業務があります。対面ではなく、相手の表情が見えない分、ヒアリング力が重要です。言い回しにも配慮するなどの丁寧さが求められます。
留学や駐在経験者など、生の英語に触れた経験のある人におすすめの副業です。例えば、KDDIのコールセンター求人であるエボジョブではフルタイム以外のコールセンター業務を見つかります。
数は少ないものの一般的なアルバイト情報サービス、クラウドワークスやランサーズのようなクラウドソーシングサービスにも案件があります。
- 一般的なコールセンター業務より時給が高い
- クレームもある
- ネイティブ以外の「なまりのある英語」に苦慮することもある
英語を在宅で使う副業① 英文ライター
海外向けメディアや雑誌に英語の記事を寄稿します。執筆する内容はさまざまで、外国人観光客向けのハウツー、商品紹介、海外ニュースサイト、語学勉強系のサイトなどがあります。
翻訳とは違って自分のオリジナリティを出して表現するため、例えば「旅行が好き」や「経済に詳しい」といった、自分の得意分野を活かせることがメリットです。対象の読者に読ませるための文章力、海外の生活習慣や文化への理解といった国際感覚も必要になります。
- パソコンさえあれば好きな時間に仕事ができる
- 一般的なライターに比べると案件が少ない
- 同じような表現にしない文章力や語彙力が必要である
英語を在宅で使う副業② 英語の情報販売
直接英語を使うわけではありませんが、自分の英語の知識や経験を1つのコンテンツにまとめ上げて、副収入を得る方法もあります。
例えば「英語学習に役立つ知識」や「英会話が上達する勉強法」をブログで発信したり、「格安で英語圏に留学する方法」や「アメリカに永住するために必要な知識」を解説するなど、実体験に基づく情報は誰かが必要としています。
そのやり方は主に以下の4つです。
あなたに継続して発信できる英語に関する情報があれば、noteのように記事を投稿して、一部分を有料で公開できるサービス、もしくは個人でブログを開設して、広告収入を得る方法がおすすめです。
英語の情報が大衆的ではなく、ピンポイントの濃いノウハウならココナラやタイムチケットといったコンテンツ販売サービスの利用が適しています。発音やわかりやすさを追求するなら、YouTubeにチャンネルを開設して、動画から広告収入を得る方法がベストです。
- 自分の都合やペースでできる
- 制作物を作るまで時間がかかる
- 収入の予測が立たない
英語を在宅で使う副業③ 英文添削
大手通信教育やIDIYのような英語添削サービスの講師になって、生徒の作成した英文を添削します。ビジネス向けのサービスでは社会人経験5年以上、TOIEC900点以上など高いスキルが必要になります。
子供の教育向けではそこまでのレベルは求められませんが、少なくとも大学卒業程度の学歴、もしくは資格がないと難しいです。
他人の記述した英文の文法やスペルの間違い、表現は適切さなどをチェックしていくため、細かい作業が好きで集中力のある人に向いています。単純に添削するのみでなく、添えてある質問文に回答したり、アドバイスやよりスマートな文章をコメントするなど、英語力の問われる副業です。
- スキマ時間に自分のペースで仕事ができる
- 翻訳より専門性が低いために始めやすい
- 他人の文章を校正することは自分で文章を書くより時間がかかる
- 実際に仕事を受けると、短い納期で締め切りが厳しいことがある
英語を在宅で使う副業④ 翻訳者
翻訳の仕事は文芸作品、製品マニュアル、契約書、各種資料、メディア、医療や科学の論文など実に多岐にわたります。
原文の意図を忠実に伝えながら、適切な表現や単語を選択するセンスと高度な英語力が不可欠です。医療やITなど専門性の高い分野では、英語だけでなく業種における専門知識も求められます。
また、英語から日本語に翻訳する作業をイメージしますが、日本語から英語に翻訳する仕事も多いです。こちらのほうが難度が高い分、報酬も上がります
副業で翻訳の仕事をするなら、まずはクラウドワークスやランサーズのようなクラウドソーシングの利用がおすすめです。海外メディアや商品説明の翻訳といった比較的簡単な仕事が多く、初心者から経験を積んでいけます。単価は1文字10円程度が相場です。
- 対人関係に煩わされず、自分のペースで進められる
- クラウドソーシングの普及で簡単な仕事も増えている
- 翻訳ツールの登場で簡単な仕事は単価が下落傾向にある
- 成果報酬のため、時間がかかると割りに合わない仕事になる