純金積立 - 不信の時代に初心者でも気軽にできる金投資

中野貴利人
監修中野貴利人 ネットピコ代表
2019/02/02 更新

純金積立 - 不信の時代に初心者でも気軽にできる金投資

  1. 純金積立の基本データ
  2. 初心者や忙しい人に最適な金投資
  3. 12個ある純金積立のメリット
  4. 5個ある純金積立のデメリット
  5. 純金積立会社の手数料を比較
  6. 金価格は投機と為替レートで動く
  7. 純金積立の体験談や口コミ

純金積立の基本データ

総合 3.8
評価
収入投資額の-50~500%
時間1年~
特徴
スキマ
深夜OK
土日有利
期間限定
初心者
スキル
資格有利
趣味併用
週末起業
元手0円

価格帯A評価毎月1,000円~(2019年1月時点)
収益性B評価長期保有で値上がり期待
安全性A評価積み立てでリスク軽減

点数の付け方について

初心者や忙しい人に最適な金投資

初心者や忙しい人に最適な金投資

価格の動きが読めないから毎日買う

貴金属投資とは刻々と価格が変動する金融商品です。価格変動の要因は多岐にわたり、買い時と売り時を個人が判別することは容易ではありません。株式投資と同じく何度も上下運動を繰り返します。

この価格変動に付いていくことはプロの仕事であり、初心者が金の延べ棒などを一括購入することはリスクが大きすぎるわけです。そこで考案された金投資が、毎日一定額を買い続ける積み立て型「純金積立」です。

純金積立はドルコスト平均法を採用しており、金価格が安い日には多い量、金価格が高い日には少ない量を買えるようなっています。日々の価格変動リスクを小さくしながら、平均購入単価を割安にしてくれる仕組みです。

紙切れにならない安心感で人気

純金積立とは月3,000円や月1万円といった一定額で、純金を購入し続ける資産運用です。毎月指定した金額が口座から自動引き落としされて、積み立てに回されます。たまに積み立て額を確認する程度で手間がかかりません。

純金に投資するメリットは多々あります。人気の投資である株は企業が倒産することで価値がゼロになりますし、FXも不況やインフレで為替レートが急落するリスクを含んでいますが、金価格は違います。

純金は太古から希少性が認められていて、人々を魅了してきました。現在でも宝飾品や電子機器としての需要が高く、決して紙切れになることはありません。物質的な役割が金価格を支えています。

需要と供給の関係で上昇しやすい

2019年1月時点では世界中に流通している純金は「約17万トン=競技用プール3杯分」であり、地下から採掘できる残りの純金も「6万~7万トン=競技用プール1杯分」のみです。

その残りも採掘しにくい場所に存在するため、産出コストが割高になり、それが販売価格に上乗せされます。また、純金は代替品がなく、ダイヤモンドのような人工的な偽物を作ることもできません。

つまり、年を追うごとに希少性が増していきます。その結果、需要と供給の関係で今後も金価格は緩やかに上昇するとされています。その純金に毎日少しずつ分散投資していく資産運用が純金積立です。

金利0.01%の定期預金は無意味

メガバンクの定期預金の金利は2019年1月時点で0.01%です。これは100万円を100年預けたとしても、複利計算で10,050円にしか利息が付きません。つまり、ほぼ意味がないわけです。

一方、金価格は2000年に「1g=1,064円」の底値を付け、2005年は1,619円、2010年は3,477円、2015年は4,564円と徐々に上昇しています。2018年1月時点では5,171円でした。

純金積立はマネックス証券楽天証券SBI証券などで気軽に申し込めます。ネット証券なら申し込み後にすぐに始めずに様子見でも構いませんし、一時休止や中途解約もスマホ上で簡単に申請できます。

主人公
主人公
需要が変わらなくても供給は細るから、価格が上がりやすいのか。
貧乏神
貧乏神
あとは株のように紙切れにならないから、底堅い動きをするだぬ。

12個ある純金積立のメリット

  1. 月々1,000~3,000円といったわずかな金額で始められます。
  2. 少ない金額で投資ができるため、分散投資の1つにできます。
  3. 最初に金額を設定すれば、あとは自動的に積み立てられます。
  4. ドルコスト平均法で購入するため、価格変動リスクが抑えられます。
  5. 現在の金価格に関わらず、継続することで利益が得やすいです。
  6. 金地金などとは違い、保管料を支払わなくて済みます。
  7. 世界規模の経済危機や有事が発生すると、価格が上昇しやすいです。
  8. 純金積立は株や債券のように紙くずになる心配がありません。
  9. 円建てで購入しているため、円安で価値が上がりやすいです。
  10. 純金積立を運営する会社が倒産しても、資産が保護されます。
  11. 積み立てが満期を迎えた場合、直接金地金に交換できます。
  12. 5年以上保有すると、利益に対する税金が50%に下がります。

純金積立以外にはプラチナ積立や銀積立がありますが、特徴がかなり異なります。純金は価格変動が少なくローリスク・ローリターン、プラチナと銀は価格変動が大きくハイリスク・ハイリターンになります。

つまり、純金は金融リスクと経済リスクに強い資産です。そのため、株式投資やFXをしている人が分散投資のために購入したり、定期預金は金利が低すぎるために代替品として純金積立を始める人が多いです。

逆にプラチナは産出量が純金の5%未満であるため、希少価値は高くても価格変動幅が大きいです。また、産出国は南アフリカとロシア、用途は工業製品に偏っているため、世界的な好不況でも価格が上下します。

5個ある純金積立のデメリット

  1. 購入手数料や年会費など、売買額の1~5%のコストが発生します。
  2. 世界的な好景気が続くと、価格が下がりやすいです。
  3. 円建てで購入しているため、円高による為替リスクがあります。
  4. 配当や優待、利息は一切発生しません。
  5. 売却時の金価格が平均積立額よりも低く、損をすることもあります。

毎月貯まる純金は純金積立会社がきちんと管理しています。ただし、各社で手数料に5倍以上の差があり、長期運用だからこそ低コストな純金積立会社を選びたいです。

純金積立会社の手数料を比較

主要9社を比較した次の表にある「年間合計」は、月3,000円を積み立てたときにかかる1年間の費用を表しています。各社で料金体系が異なるため、年間合計で比較するとわかりやすいです。

年間合計=(月額手数料×12カ月)+年会費

年間合計の安さではネット証券3社が上位を独占しています。いずれも総合ネット証券であるため、株や投資信託などすべての資産を一括管理できますし、手続きがオンラインで完結できるなどの使いやすさが決め手です。

社名年間合計月額手数料年会費
SBI証券 777円購入額×2.16%無料
マネックス証券 972円購入額×2.7%無料
楽天証券 972円購入額×2.7%無料
田中貴金属工業 1,260円3,000~9,000円は3.5%無料
三菱マテリアル 1,764円1,000円ごとに25円864円
徳力本店 1,980円1,000円ごとに25円1,080円
岡藤商事 3,240円無料3,240円※1
石福金属興業 3,672円1カ月ごとに216円1,080円
岡安商事 4,140円購入額×2.5%3,240円

情報取得日 2019年1月時点

マネックス証券は2018年のオリコン顧客満足度ランキングで「提供情報」で第1位、過去の日経ビジネスでも「アフターサービスランキング」で第1位を獲得しました。総合的に業界平均を上回るスペックです。

マネックス証券

楽天証券は東証1部上場の楽天グループで分析ツールや取引のしやすさに定評があります。口座開設ではポイントが貰えたり、キャンペーンも豊富、貯まったポイントは楽天で使えます。

楽天証券

SBI証券は2018年のオリコン顧客満足度ランキングのネット証券部門で第1位でした。取扱商品と資金管理が評価されており、純金積立では手数料が業界最安水準です。

SBI証券

※1 2年目以降は2,160円

金価格は投機と為替レートで動く

金価格は投機と為替レートで動く

株価や為替レート、不動産価格など、あらゆる金融商品の価格は、買いと売りが何度も発生することで、波のように上下運動をしながら推移します。そのため、価格が上昇する年もあれば、下落する年もあることが一般的です。

ただ、金価格においては、2000~2017年の17年間で上昇した年が15回もあり、下落した年はわずか2回でした。

純金は宝飾品や工業製品による需要が安定的でありながら、コスト高や埋蔵量の影響で供給が一定ではありません。そのため、金価格は長期的に上がりやすい環境が整っていたことは確かです。

しかし、上昇幅が大きすぎます。2000~2017年で価格は4.51倍、特に2009~2010年は「1g=2,951円」が3,477円になり、年利17.8%に達しました。ここまで上昇した理由は投機と為替レートにあります。

2001年にアメリカ同時多発テロ、2008年にリーマンショック、2010年にギリシャショックが起こり、株価や為替レートは乱高下をします。その結果、リスクを嫌った機関投資家が純金に資産を移して、金価格を買い支えました。

つまり、世界経済が不安定なほど、安全資産の純金に投機マネーが流れるわけです。さらに金ETFや金投資信託のように現物がなくても、純金を売買できる金融商品が一般化したことで、純金は一層買われやすくなりました。

次に為替レートの影響もあります。ドル建ての金価格が「1oz=10万円」※2のとき、米ドル/円が「1ドル=100円」なら「1oz=10万円」ですが、米ドル/円が「1ドル=150円」なら「1oz=15万円」になります。

わかりやすい例では2014~2015年にドル建ての「1oz=1,266ドル」が1,159ドルに下がりました。一方、円建ては「1g=4,340円」が4,564円に上がっています。これは為替レートが「1ドル=106円」から122円になったからです。

つまり、長期的には需給バランスで緩やかに上昇する金価格ですが、投機筋による買いが集まったり、為替レートが円安に振れると一気に上昇します。逆に投機筋が売りを仕掛けたり、円高が続くと、伸び悩むデメリットもあります。

※2 1ozは28.3495gで計算

純金積立の体験談や口コミ

資産価値は年々上がっている
2017/03/07
50代 男性
純金積立歴13年

2004年に「1g=1,500円」で買いましたが、2008年に3,000円を超えました。その後、金融不安の煽りから2,500円前後まで下がりながらも、2011年から4,000円台が定着、2017年は少しずつ上がりながら4,000円台半ば~後半を維持しています。

このように上昇傾向を推移し続ける金価格ですが、反動で急落することもなく、順調に価値が上がっている状態です。私の資産も投資額の2.5倍以上に増えました。

ドルコスト平均法でお得に買える
2016/05/15
40代 男性
純金積立歴11年

純金積立会社は金価格が高いときには少なく、安いときには多く購入するドルコスト平均法を採用しています。個人が一括で購入するよりも、1gあたりの購入単価が割安になりやすく、価格変動リスクを軽減できるシステムです。

個人的には2005年からスタートして、資産は倍以上に増えました。今まで貯金できなかった私も、自動引き落としであれば毎月少しずつ積み上がっていきます。貯金では何も増えない低金利国の日本において、純金ほど安定した資産運用はないです。

純金積立は「投資+貯金」の感覚
2017/06/01
30代 女性
純金積立歴5年

私は今、純金積立を5年以上続けています。以前から投資に興味があったのですが、株式投資やFXで損をしている友人が多く、手が出せませんでした。そこで投資と貯金の間である純金積立を始めました。

純金積立の存在を知ったきっかけは「純金積立コツコツ、プラチナ積立コツコツ」というCMを見たことがきっかけです。

銃金積立は「毎月自動的に一定額の積み立てられる、毎月の積立額は少額でもOK、純金は無料で業者が保管してくれる」といった都合が良い条件が重なっています。

私は将来のための投資として純金積立をやっているので、今後も10年、20年と続けていくつもりです。金価格の動向もちゃんとウォッチしておき、今後も金価格が上がる傾向にあるような場合は、スポット購入で追加投資をすることも視野に入れていこうと考えています。

純金は有事やインフレに強い
2015/11/18
40代 男性
純金積立歴8年

私は分散投資の1つとして、毎月純金積立に投資しています。戦争やテロなどの有事では、純金は安全資産と捉えられているために、価格が上昇しやすく、株やFXのリスクヘッジになります。

また、金価格はインフレ率に連動しやすいため、インフレに強いこともメリットです。インフレでは相対的に紙幣の価値が下がるため、現金のみの資産運用に金投資を混ぜることは有効な対策となります。

楽天証券はポイントで得をする
2015/06/01
40代 女性
純金積立歴2年

月1万円での年間コストを比較すると、大手地金商が3,672円、大手鉱山会社が3,864円でしたが、楽天証券は3,240円でした。しかも、楽天証券では口座開設に楽天ポイントが貯まったり、あらゆる投資でポイントが貯まるお得さがあります。

また、スマホで純金の数量や平均買付単価、過去6カ月の積立状況の履歴が確認できて、使い勝手に優れています。何かわからないことがあっても、コールセンターが丁寧に説明してくれました。

月1,000円始められる純金積立がベスト
2014/11/30
30代 男性
純金積立歴3年

金投資にはゴールドバーや金貨がメジャーです。ただし、ゴールドバーは5gから購入できますが、500g未満の純金は加工料が加算されて割高です。逆に500g以上になると数百万単位で資金が必要になってしまいますし、盗難リスクなどの対策に別途コストがかかります。

そこで定期預金のように毎月コツコツ増やしていく純金積立がおすすめです。純金積立は月1,000円単位で購入できることから、初心者でも無理なく続けられます。

経営状態に疑問が残る会社が多すぎる
2015/06/09
40代 男性
純金積立歴1年

最初に三貴商事で純金積立を始めましたが、2009年に光陽ファイナンシャルトレードに事業譲渡されました。2011年には社名がKOYO証券に変わるなど、運営元に安定感が欠けていることが不安になり、私は純金積立はやめました。

他の純金積立会社も同様で、ドットコモディティは2014年7月に楽天証券に事業継承しています。エース交易はエボリューションジャパンに変わったあとに2014年9月にサービスを終了しました。

また、三菱商事や住友金属鉱山などの大手も田中貴金属工業に吸収されており、長期運用の純金積立で移り変わりが激しいことはかなりのマイナスポイントになります。

初心者も安心できる純金積立会社

マネックス証券
マネックス証券
楽天証券

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著作・制作など

中野貴利人
監修・執筆・編集
株式会社ネットピコ代表/フクポン編集長/副業プランナー。新卒で副業開始、26歳で法人化、11期目。副業関連の著書4冊。2児の父。過去の取材や講演はメディア掲載履歴で紹介。