60代におすすめの副業15選!老後資金を貯めて定年退職後も続けられる
自宅の不用品で稼ぐ副業3選
不用品を売る
若い世代は物を持たない暮らしが流行っていますし、お金の若者離れで持つこともできません。その点、シニア世代は物を持つ時代に生きて、若い世代より裕福であったことは「不用品を売る」副業では有利です。
着なくなったブランド物の洋服もリメイクで需要がありますし、デザインが古いアクセサリやジュエリも素材にも価値があります。急須、切手、万年筆など、何でも構いません。
誰が欲しいかはわからなくても、スマホアプリに出品すれば、不特定多数の人が見込み客になり、最低300円以上で売れることがあります。
不用品を売る手順は簡単です。メルカリやヤフオク!などに会員登録し、売りたいものを撮影、商品情報を書き込むことで販売がスタートします。商品の発送も郵便局に持ち込むことで、すぐに手続きが完了します。
遊休資産を貸す
使っていない部屋、駐車場、物置き、車などを貸し出す副業です。例えば、自宅にある空きスペースを物置きとして貸し出せるMonooQなど、各方面に専門アプリがあります。そこに会員登録して、不動産や商品を掲載します。
商品ではベビーベッド、高級バッグ、高級時計、電動工具など、高価で一時的にしか使用しないものが人気です。
また、遊休資産を貸す行為はいわゆるシェアリングエコノミーです。副業としては体力の消耗がなく、人間関係から来るストレスとも無縁であるため、特にシニア層から注目されています。
手作り品を売る
不用品に限らず、自分で作った手作り品を売ることもできます。バッグやポーチ、洋服、インテリア雑貨、家具など、手芸の腕が生かせる副業です。完成した商品はminneとCreemaなどの手作り専門のフリマアプリで販売できます。
フリマアプリを利用する理由は、手作り品を必要とするお客さまが集まっていること、ルールが整備されているために入金などの買い手とのトラブルがほとんどないことです。
人にアドバイスをする副業2選
人に教える
自分の特技である「着付け、編み物、パソコン、料理、英語」などを、自宅の1室で実演しながら、そのスキルをわかりやすく教える副業です。生徒のあらゆる質問に答える知識がないとできないため、専門性が輝きます。
メリットは「①特技を生かせて楽しい、②アルバイトよりも報酬が高い、③自宅など近所でできる」ことです。デメリットは生徒を集めるまで時間がかかり、知人に紹介してもらうなど工夫が必要なことです。
ただ、今は講座の活動内容をブログにアップしたり、スキルのコツをブログで解説することが認知度アップにつながります。また、ストアカやタイムチケットなど、講師と生徒をスマホでマッチングするシステムも整っています。
相談に乗る
空き時間を利用して、会社や生活、結婚、離婚、介護、相続など、人の悩みを聴く副業です。人生経験が浅い人には務まらないため、シニアの人のほうにアドバンテージがあります。
タイムチケットやココナラに会員登録して、そこで相談を受けられる分野をアピールすることで、相談相手が見つかります。特に専門的な職務履歴やプロフェッショナル、資格保有者はニーズが高いです。
動植物を育てる副業1選
メダカ、カブトムシの幼虫、多肉植物など、動植物を育てて、ヤフオク!などのスマホアプリでの売る副業です。ただし、どんな動植物でも利益が出るわけではないため、購入者や愛好家が多い動植物を選びます。
環境適応能力が高い、繁殖力が高い、小さくて配送しやすいと、自宅の一角で飼えて、養殖するほど利益が出る仕組みが完成します。また、上級者は配合を工夫して、レアな品種に育て上げることで、高値で売り出しています。
在宅で文章を書く副業3選
体験談を書く
今までの人生60年の中で世間一般よりも詳しい知識を持っている人は多いです。それは本業の会社で培った業務内容、旅行や病気の経験、趣味で極めたコツなどといろいろありますが、知識は情報源となり誰かの役に立ちます。
私たちはそれらを脳内に溜め込まず、ブログにアウトプットしましょう。人に見られるようになって、広告を貼ることで定期的な収入源となります。目安としては閲覧数1000回あたり1000円程度です。
感想を述べる
商品に対する感想には価値があります。企業はその商品が買われた理由や売れない理由を集めて、商品改良のヒントを探しているからです。私たちもレビューやアンケートを提供することでお小遣いが得られます。
アンケート会社や調査会社などに登録して、商品の感想や意見を述べることで100円以上、座談会への参加であれば数千円が貰えます。テレビ局はTV番組、出版社は雑誌、研究機関は食品のモニターを募集しています。
また、読書の感想や書評も世間に必要とされています。例えば、ブクペに本の概要をまとめて投稿すると、その本を読みたい人が集まって、閲覧数が増えることで500円単位で謝礼が貰えます。
読書感想文を代行してほしい人もたくさんいます。クラウドワークス、ココナラ、タイムチケットなどに「読書感想文を書きます」と登録することで、読書感想文を書いてほしい人から発注が来ることがあります。
文章を書く
専門職ではなくても文章を書くことで収入が貰えます。特に今は紙面ではなくウェブ上の記事が書けるウェブライターが必要とされており、発注者と受注者をマッチングするクラウドソーシングで仕事を請け負えます。
効率的に多数のクライアントと多数のユーザーがつながるために、クリエイティブな副業がしやすくなりました。クラウドソーシングではクラウドワークス、bizseek、ココナラなどが大手で安心感があります。
ちなみにデザイナー、プログラマ、動画クリエイターを始め、家具製作やおもちゃ制作でも、クライアントやお客さまをクラウドソーシングで探すことができるため、60代もクラウドソーシングをぜひ活用していきたいです。
クラウドソーシングは成果報酬型の仕事であり、寝る前の30分やお風呂を沸かす間の10分間、電車で移動する30分間など、細切れのスキマ時間を有効活用できます。アルバイト系の副業と違って、時間のロスが少ないです。
人の手助けをする副業3選
育児を手伝う
キッズラインやimom(アイマム)といったスマホアプリに会員登録をすることで、育児をしてほしい人が見つかり、その人の自宅でベビーシッタをする副業です。時給は1300~1800円程度が受け取れます。
もしくは各自治体の社会福祉協議会が運営する「ファミサポ」という子育て支援活動に登録をして、講習会を受けることで、保育園の送迎をしたり、自宅で子供を預かる支援ができます。こちらは時給950~1000円程度です。
代わりに作業する
例えば、お墓参り代行ではお墓参りできない人の代わりに、墓石を磨き、掃除、献花をします。作業後にお墓の様子を撮影して、依頼者に報告すると完了です。報酬は1回5000~8000円、お盆やお彼岸の時期に依頼が増えます。
このような誰かの代わりに作業をする仕事は副業のイメージがしやすく、大抵は手間のかかる作業のために「ありがとう」と感謝されることでやりがいも得られます。
シルバー人材センターに登録する
シルバー人材派遣センターの仕事は多岐にわたります。清掃、包装、皿洗い、チラシ配り、農作業などが一般的であり、庭木の剪定、大工、ペンキ塗り、家事手伝い、家庭教師、翻訳などのスキル系の仕事もあります。
街中でよく見かける仕事では自転車置き場の整理、小学校周りの草刈り、粗大ごみの回収、公園の砂場の清掃、電気料金の検針などです。
ただし、シルバー人材センターは公益社団法人の会員になり、雇用契約ではなく請負契約で働くため、最低賃金が適用されません。
アルバイトと同じ仕事内容や炎天下の業務でも時給600円止まりだったりします。賃金ではないために年金が減額されることがないメリットもありますが、時給が低いことは以前から社会問題として扱われています。
現在はスマホアプリによる仕事のマッチングができるようになったこともあり、副業としてはシルバー人材センターをおすすめはしていません。
月5万円稼ぐ定番の副業3選
株に投資する
60代の投資は20代とは異なります。結婚、出産、教育費、マイカー、マイホームというライフイベントのゴールが見えてくる、もしくはゴールした世代です。残りは住宅ローンの完済や親の介護であり、余剰資金を投資に回せます。
次のステージでは自らの老後資金を年金に依存するのではなく、投資から得た収入で暮らしていく準備をしてみましょう。投資を1つの副業として捉えて、勉強することから始めると、安定的な第2の年金が得られます。
アルバイトをする
2004年の最低賃金は北海道の638円や沖縄の606円など、全国的に600円台がほとんどで、トップは東京の時給711円でした。
しかし、近年は人手不足で時給が上昇しています。2024年10月時点では最低賃金でも高知や沖縄の952円、東京は1163円、神奈川は1162円、大阪は1114円です。平均時給1055円であり、都市部では一般的に時給1150円、深夜は1400円以上、多少技術がいる仕事は時給1500~1800円は貰えます。
そのため、副業としてもアルバイトが選択肢の1つになりました。ただ、60代以上となると、消去法で肉体・運動系の副業は外れます。飲食業や配達業もハードワークであるために、体力的に厳しいです。
座っているタイプの接客業、活動範囲が限られる清掃業、体力が求められない警備員やビルメンテナンスなどの保守業務、梱包や配送などの軽作業などがおすすめです。
個人でプチ起業をする
現役会社員のときに起業をするため、一念発起で会社を辞めて、自己資金を投じたり、収入0円の時期が続くことは、年を取ったり家族がいるときほどリスクを許容できなくなります。同じ会社に一生勤めることが最も収入が高くなる時代においては、起業は割に合わないと感じるかもしれません。
しかし、60代から脱サラせずに副業でできるプチ起業が注目されています。小さく生んで大きく育てる前提で始めるため、資本金は100万円くらいで十分です。副業だからこそ月数百万円の稼ぎを目指すわけではなく、月5万円を目指して起業します。
起業セミナーでは60代の参加者も珍しくなく、今まで培ったスキルやノウハウで個人商社を始めたり、カフェオーナーから蕎麦屋まで店舗経営に参入するなど、事例は多々あります。プチ起業が成功した先には早期退職や退職後の年金の補填として、豊かな老後が待っています。
60代が副業を始めるメリット
生命保険文化センターの「平成28年度 生活保障に関する調査」によると、老後生活に対して「不安を感じる」と答えた人は85.7%もいました。ほとんどの人は老後の生活が不安であり、金銭的問題が主な原因です。
- 年金では資金が不十分である。
- 日常生活に支障が出そう。
- 自分の努力による準備では足りない。
- 退職金や企業年金では資金が不十分である。
- 仕事が確保できない。
- 配偶者に先立たれて経済的に苦しくなる。
- 貯蓄などの準備資金が目減りしていく。
- 子供からの援助が期待できない。
- 利息や配当収入が期待通りにならない
- 住居が確保できない。
お金が足りないときは基本的に働くしかありません。ただ、単なる副業では飲食業や清掃業のアルバイト、低賃金の内職などを連想しますが、これらは体力と気力を消耗するわりに見返りが乏しいため、おすすめできないです。
せっかく歳を重ねてきたのであれば、学生や若い世代が有利なアルバイトではなく、特技や経験を生かせるほうが最適です。現在はスマホで気軽に仕事が見つかるようになり、やる気さえあれば稼げる副業は多々あります。
例えば、家事で稼ぎたい主婦と家事をしてほしい人をスマホアプリで簡単にマッチングできるようになりました。趣味の釣りブログで広告収入を得たり、ハンドメイド販売でポーチを売ったりと、副業は多彩です。
アパート経営から輸入ビジネスまで、全国各地で副業セミナーが開かれていますが、そこでは60代の姿も多いです。なるべく初期費用をかけずにスタートして、趣味と実益を兼ねられるような楽しい副業を見つけましょう。